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178:異界人
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ウェズンさんの古代エルフ語の翻訳の手伝いに関してはこれからの修行の兼ね合いもあるだろうから師匠に確認してからの話になるので、取り敢えずはその話は一旦置いておく事になった。
「あの、初代の御当主様の日記を読んだんですけど....そこに異世界からの客人が居たってあったんです。異世界からの客人ってよくある事なんですか?」
私は気になっていた事を思いきって聞いてみる事にした。もし希な事で王公貴族に囲われたりするならば私は自分の素性を一生隠す必要になるかもしれないし。シャーロットさんはたまたま運良くエルフの国で師匠のご先祖様に保護されたから良かったものの、私がこの世界で生きて行く上で同じように自由に生きていけるかわからない。
.....まぁそうなったら全力で逃げる気満々だけどね!
女神様は自由に生きて良いと言った。なら、この世界で私には自由に生きる権利があって誰にも縛る権利はない筈だ。
「ああ、あの日記を読んだんだね.....そうだね。そこまで頻繁にある事ではないけど無くはないね。だが大抵は人の国に現れる事が多くてエルフの国では少ないね。異世界からの客人は異界人と呼ばれて人の国では大抵が王公貴族達が保護してその異界の知識の恩恵を受けているみたいだが」
ああ、やっぱりか。
「まさかそれは監禁みたいな感じで外に出られないとかですか?」
「いやいや、そんな事はないよ。少なくともエルフの国では生活が保証されているし、国を出るのも入るのも自由になっているよ。ただ人の国での待遇は正直余り良いとは言えないね。異界人の知識は有用な物が多いと言われているからそれを利用しようと言う国が人の国に多いのは確かだよ」
「.....そうなんですね」
ん~……やっぱり人の国での異世界人の扱いはそんなものかぁ.....
「ちなみにエルフの国では異界人がこの世界で独り立ち出来るように教育から生活支援まで至れり尽くせりだね。初代当主が異界人のシャーロットを保護していたのもその一環だよ」
「エルフの国では人の国のように異界人の知識は有用じゃないんですか?」
この世界にはない知識だってある筈。
「....確かに有用な知識を持つ異界人もいるだろうけど、それ以前に異界人は女神の愛し子とこの世界では伝えられているんだよ」
んんん??女神の愛し子?
「だからその女神の愛し子である異界人を王公貴族が無理矢理囲い込むなんて本来は許されない事なんだ。けれどこの世界に来たばかりの異界人にはそんな事は教えて貰わないとわからないだろう?人の国の王公貴族達はあえて言わずに囲い込むんだよねぇ....異界人がその事を知った時点で既に婚姻等で縛られた後だからどうしようもないんだ」
アダラさんが困ったような、呆れたような表情を見せた。
ん~……まさかのこの世界での異世界人の扱いが女神の愛し子とは予想だにしてなかったわ。確かに言われて見れば読んでたラノベでもそんな立ち位置多かったよね!と思い出すけどまさか自分がその立場になった時に自分の事を愛し子なんて思わないよね。どれだけ自意識過剰なんだと思うわ!
「だからこそエルフの国では始めにこの世界の常識を勉強して貰ってから異界人がどんな生活を望むかを選択して貰ってるんだよ。勿論人の国での生活を望む場合は必ず異界人である事は隠すように教えてね」
「じゃあシャーロットさんはエルフの国で保護されて良かったんですね」
そして私も最初に向かった先が要塞都市ミルトンで助かった。下手に王都にでも転生してたらヤバかったのかもしれないからね。
......あれ?でも私の場合は記憶はあるけど姿形はこの世界の基準で作られてる筈だから異世界人だとはわからない筈?シャーロットさん達他の人は違ったのかな?
「あの、初代の御当主様の日記を読んだんですけど....そこに異世界からの客人が居たってあったんです。異世界からの客人ってよくある事なんですか?」
私は気になっていた事を思いきって聞いてみる事にした。もし希な事で王公貴族に囲われたりするならば私は自分の素性を一生隠す必要になるかもしれないし。シャーロットさんはたまたま運良くエルフの国で師匠のご先祖様に保護されたから良かったものの、私がこの世界で生きて行く上で同じように自由に生きていけるかわからない。
.....まぁそうなったら全力で逃げる気満々だけどね!
女神様は自由に生きて良いと言った。なら、この世界で私には自由に生きる権利があって誰にも縛る権利はない筈だ。
「ああ、あの日記を読んだんだね.....そうだね。そこまで頻繁にある事ではないけど無くはないね。だが大抵は人の国に現れる事が多くてエルフの国では少ないね。異世界からの客人は異界人と呼ばれて人の国では大抵が王公貴族達が保護してその異界の知識の恩恵を受けているみたいだが」
ああ、やっぱりか。
「まさかそれは監禁みたいな感じで外に出られないとかですか?」
「いやいや、そんな事はないよ。少なくともエルフの国では生活が保証されているし、国を出るのも入るのも自由になっているよ。ただ人の国での待遇は正直余り良いとは言えないね。異界人の知識は有用な物が多いと言われているからそれを利用しようと言う国が人の国に多いのは確かだよ」
「.....そうなんですね」
ん~……やっぱり人の国での異世界人の扱いはそんなものかぁ.....
「ちなみにエルフの国では異界人がこの世界で独り立ち出来るように教育から生活支援まで至れり尽くせりだね。初代当主が異界人のシャーロットを保護していたのもその一環だよ」
「エルフの国では人の国のように異界人の知識は有用じゃないんですか?」
この世界にはない知識だってある筈。
「....確かに有用な知識を持つ異界人もいるだろうけど、それ以前に異界人は女神の愛し子とこの世界では伝えられているんだよ」
んんん??女神の愛し子?
「だからその女神の愛し子である異界人を王公貴族が無理矢理囲い込むなんて本来は許されない事なんだ。けれどこの世界に来たばかりの異界人にはそんな事は教えて貰わないとわからないだろう?人の国の王公貴族達はあえて言わずに囲い込むんだよねぇ....異界人がその事を知った時点で既に婚姻等で縛られた後だからどうしようもないんだ」
アダラさんが困ったような、呆れたような表情を見せた。
ん~……まさかのこの世界での異世界人の扱いが女神の愛し子とは予想だにしてなかったわ。確かに言われて見れば読んでたラノベでもそんな立ち位置多かったよね!と思い出すけどまさか自分がその立場になった時に自分の事を愛し子なんて思わないよね。どれだけ自意識過剰なんだと思うわ!
「だからこそエルフの国では始めにこの世界の常識を勉強して貰ってから異界人がどんな生活を望むかを選択して貰ってるんだよ。勿論人の国での生活を望む場合は必ず異界人である事は隠すように教えてね」
「じゃあシャーロットさんはエルフの国で保護されて良かったんですね」
そして私も最初に向かった先が要塞都市ミルトンで助かった。下手に王都にでも転生してたらヤバかったのかもしれないからね。
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