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182:修行開始
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エルフの国に来てから一週間余り、のんびりと街を散策したり書庫でエルフの国にしかない本を堪能したりと充実した毎日を過ごして、そろそろ本格的に動かないと怠けそうになりそうだなぁと思い出した頃に師匠による修行が始まった。
師匠曰く、
「お前は基礎体力が弱い。確かに身体強化の魔法を覚えれば手っ取り早いし、普通に体を鍛えるより強いだろう。けどいつでもどんな時にでも魔法が使える状況だとは限らない。ダンジョン何かは特にそうだ。辿り着いた階層がもし魔法が使えないフィールドだったらどうする?」
「.....あ~…...まず私には無理ですね!」
魔法が使えないフィールドなんて無理ゲーでしょ。まずクリア出来る気がしないわ。
「だから当分の間は基礎体力を向上させる為の訓練をしてもらう。取り敢えずはこの庭を身体強化を使わずに10周だな」
「10周!?」
しれっと師匠は簡単に言うがこの庭かなりひろいんですけど??え、身体強化なしでしたら死んじゃうのでは?
「最初はゆっくりで構わない。どうせ今まで身体強化の魔法に頼っていたのはわかってるからな。急に走れと言っても無理だろう?走るのがキツくなったら歩いても構わない。けれど足だけは止めるなよ」
「.....ええ~…...最初から飛ばし過ぎると最後まで持ちませんよ?」
「.....お前な、自分で言うな....そもそも修行なんだから多少辛いのは仕方がないだろう?だから俺も譲歩して走るのが無理なら歩いても良いって言ってるんだ....歩くだけでも基礎体力は向上するからな」
うーん.....確かにそうなんだけどぉ.....
「.....わかりました。私自身が師匠の弟子になるのを決めたんですからやります」
基礎体力がないのは私自身でも理解している事ではあるんだし....今後の事を考えたら鍛えて損はないだろう。
そうしてランニングを始めて最初は調子良くスイスイと走れて居たが徐々に息が乱れ始める。元々日本で生きていた頃も体を動かすことは好きだったのでよくランニングやジムに通ったりしてたけど流石にこの世界に来てからはそこまでしていなかった。まぁ日々の冒険者活動自体が日本で生きていた頃よりかなりハードな生活だったから運動不足とは言わないだろうけど。
それでも何とか10周を走り終えた頃には足がガクガク言っていた。ははは~。
「ししょ~.....走り終わりましたよ~」
「.....そのようだな。無理かと思ってたのに意外と体力はあるんだなぁ.....」
師匠も感心したようにへたりこんでる私の顔を覗き込んでくる。
.....それは失礼では?
「若いですから!」
「.....子供に若さを強調されたら俺達には何も言えなくなるぞ」
「師匠もまだまだ若いです。見た目は」
ハイエルフだもんねー。見た目は若くても年齢聞いたら凄い歳に.....。いや、人の年齢の数え方と同等に見るから駄目なんだよね。
「見た目は.....って、俺は人の年齢で言えばまだまだ若手なんだぞ?」
「でも人より永く生きる分知識量や体力ははるかに多いですよね?」
「......まぁな」
その点は人から見たら羨ましい事だよね。まぁ仲良くなった人が自分より先に死んでしまうのは辛いかもしれないけど。
長寿故の悩みかな。
師匠曰く、
「お前は基礎体力が弱い。確かに身体強化の魔法を覚えれば手っ取り早いし、普通に体を鍛えるより強いだろう。けどいつでもどんな時にでも魔法が使える状況だとは限らない。ダンジョン何かは特にそうだ。辿り着いた階層がもし魔法が使えないフィールドだったらどうする?」
「.....あ~…...まず私には無理ですね!」
魔法が使えないフィールドなんて無理ゲーでしょ。まずクリア出来る気がしないわ。
「だから当分の間は基礎体力を向上させる為の訓練をしてもらう。取り敢えずはこの庭を身体強化を使わずに10周だな」
「10周!?」
しれっと師匠は簡単に言うがこの庭かなりひろいんですけど??え、身体強化なしでしたら死んじゃうのでは?
「最初はゆっくりで構わない。どうせ今まで身体強化の魔法に頼っていたのはわかってるからな。急に走れと言っても無理だろう?走るのがキツくなったら歩いても構わない。けれど足だけは止めるなよ」
「.....ええ~…...最初から飛ばし過ぎると最後まで持ちませんよ?」
「.....お前な、自分で言うな....そもそも修行なんだから多少辛いのは仕方がないだろう?だから俺も譲歩して走るのが無理なら歩いても良いって言ってるんだ....歩くだけでも基礎体力は向上するからな」
うーん.....確かにそうなんだけどぉ.....
「.....わかりました。私自身が師匠の弟子になるのを決めたんですからやります」
基礎体力がないのは私自身でも理解している事ではあるんだし....今後の事を考えたら鍛えて損はないだろう。
そうしてランニングを始めて最初は調子良くスイスイと走れて居たが徐々に息が乱れ始める。元々日本で生きていた頃も体を動かすことは好きだったのでよくランニングやジムに通ったりしてたけど流石にこの世界に来てからはそこまでしていなかった。まぁ日々の冒険者活動自体が日本で生きていた頃よりかなりハードな生活だったから運動不足とは言わないだろうけど。
それでも何とか10周を走り終えた頃には足がガクガク言っていた。ははは~。
「ししょ~.....走り終わりましたよ~」
「.....そのようだな。無理かと思ってたのに意外と体力はあるんだなぁ.....」
師匠も感心したようにへたりこんでる私の顔を覗き込んでくる。
.....それは失礼では?
「若いですから!」
「.....子供に若さを強調されたら俺達には何も言えなくなるぞ」
「師匠もまだまだ若いです。見た目は」
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「見た目は.....って、俺は人の年齢で言えばまだまだ若手なんだぞ?」
「でも人より永く生きる分知識量や体力ははるかに多いですよね?」
「......まぁな」
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