ひねくれ師匠と偽りの恋人

紗雪ロカ@失格聖女コミカライズ

文字の大きさ
114 / 156
11-リビングデッド・ハート

114.少女、舐められる。

しおりを挟む
 それに出会ったのは、白い大地まであと数十分と迫った頃だった。

「鳥?」

 師匠の後ろから身体をググッと傾けると、前方の海上に真っ白で大きな鳥が複数見えた。円を描くように旋回しこちらをジッと見下ろしている。
 その数、さん、しぃ――五羽。
 はばたく度にキラキラとした結晶が翼から零れ落ちては海上に幻想的な光を落としていた。

「大丈夫だ、行ってくれ」

 少しためらったユキヒョウの首筋を優しく叩きオズワルドが促す。その優美なダンスの輪の下を通過しながらニチカは感嘆の声を上げた。

「綺麗、ホワイトローズに生息してる鳥?」
「何を呑気な事を、俺たちが招待されてなかったらこの時点で八つ裂きだぞ」
「えっ」

 不穏な発言にもう一度見上げる。
 鋭い鉤爪はギラリと光り、瞳孔のない目玉は氷で出来ているようだ。そこに生気は感じられず、一度気づいてしまえば規則正しすぎる動きは不気味な物に感じられた。

「警備兵ってこと?」
「雪と氷で出来た魔導人形だ」

 師匠はそちらを見ようともせず俯いたままだった。緊張しているのかその口調は固い。
 警戒網を通過し、しばらくその背中を見つめていたニチカはトンと額をつけた。

「……ごめんね」
「、何が」
「私の精霊探しにつき合わせちゃって」

 気が進む場所ではないのだろう。だが元の大陸で待っていてくれとも言えない。何せ警備の堅固さは今しがた目にした通りだ。師匠のツテがなければとても一人でなど入り込めないに違いない。
 ところがそれを聞いた彼は機嫌悪そうに否定した。

「何を馬鹿なことを。精霊探しも一つの理由ではあるが、それ以上に俺の個人的な用があるんだ。お前なんかついでだ、ついで」

 照れ隠しなのか本心なのかは知らないが、その言い方で少しだけ心が軽くなる。

「うん、ありがと」

 素直になることを決めた少女は、それを純粋な優しさから来る発言なのだと思うことにした。
 そうすれば師匠は決まり悪げに黙り込み、ぷいっと前方を向いてしまう。その頬が少しだけ赤くなっているのに気づき、笑いそうになる。

(やっぱり、優しいんだよね)

 今まで反発していたのが嘘のように受け入れられる。もっと早く素直になればよかった。そうしたら

(そした、ら?)

 どうなっていたと言うのだろう。
 埋めた心が土の下でもがいている。まだだ、まだ、あせってはいけない。

「(くるしい)」

 声を出さずに口だけを動かす。
 曇天の空からはひらりひらりと雪の花弁が落ち始めていた。

***

 降り始めた雪は少しずつ量を増し、ようやくホワイトローズの地へ足を付けた時には本降りになっていた。

「到着!」
「とんでもなく早いな。お前のおかげだ、お疲れさん」

 オズワルドがユキヒョウのアゴの下をなでてやると、少しだけ目を細めた機体はゴロゴロと喉を鳴らした。
 それにしても、とニチカは緊張したように振り返る。
 白く染まった港町はとても静かで、道行く人たちが興味深そうに、あるいは不審そうにこちらに視線を向けている。

 だがわざわざ立ち止まって声をかけてくるような物好きは居らず、どの人も足早に過ぎていく。その髪はみな一様に透き通るような銀髪で、服も白と青を基調にしたものが多いようだ。

 黒尽くめのオズワルドと、ブロニィ村でもらった赤いマントを羽織っている自分がひどく浮いているような気がして、少女は居心地の悪いものを感じた。

「みんな真っ白だね」
「よその血が一切入ってこないからな」

 その時、人波を抜け出してこちらに向かってくる影があった。
 小柄な少年だ。見たところ中学生くらいなのだが、詰襟の白い服を着ているところや、横に流した前髪が、何より眉間の間に刻んだ皺が神経質そうな印象を与える。
 手元の羊皮紙とこちらを見比べた後、少年は緑の瞳をまっすぐに向けてハキハキとしゃべりだした。

「魔女シャルロッテさんの代理で来られたオズワルドさんとニチカさんですね?」
「そうだ」
「吹雪《ふぶき》と申します。当主、白魔《はくま》様の使いでお迎えに上がりました」

 吹雪と言うらしいその少年は、軽く頭を下げると踵を返して足早に歩き出した。

「それでは城へご案内いたします。着いてきて下さい」

 その後を追おうとすると、少年は思い出したように「あ」と小さく声をあげた。

「その旅客機は連れて行くことはできません、置いていくか、あちらの大陸へ返すかして頂けますか」

 どうしようと迷っていると、会話を聞いていたのだろうか、ユキヒョウはバサッと羽ばたいた。粉のような雪が舞い上がり、港にいた人たちがどよめく。

「あ、ありがとねーっ! ミームにもよろしく!」

 ユキヒョウはその言葉にうなずくように空中でくるっと一回転したかと思うと、すばらしいスピードで帰っていった。

「賢くていい子だったなぁ」
「おい、行くぞ」

 すでに歩き出している師匠たちの後を慌てて追う。先を歩きながら吹雪は淡々と説明をした。

「よろしいですか、本来ならば他の地の者をこの大陸に入れることは一切ありません。今回は特例ということで許可が下りたのです。くれぐれも勝手な行動は謹んで頂きますようお願いします」
「は、はーい」
「勝手に歩き回らない、余計な詮索をしない、不必要に住民に話しかけるのもご法度です。ご自分の立場をわきまえて下さい」

 まるで風紀委員のようにつらつらを禁則事項を挙げていく少年に、オズワルドは早くも口を変な風に歪ませていた。頼むから食ってかからないで下さいお願いします。

「街を出たところにクーガルーを停めてあります」
「クーガルー?」

 謎の単語に首を傾げるが、街を出たところでその生き物が足を踏みならしていた。
 ワラビーとダチョウを足して二で割って白い塗料をぶっかけたような、そんな不思議生物だ。黒い頭巾を被せられ目のところに穴が開いている。

 ホウェールやユキヒョウが飛行船ならば、こちらは陸上特化型と言ったところだろうか。たくましい脚で爆走してくれることだろう。……できれば穏やかだとありがたいのだが。

「よくしつけてありますので暴走する事はないと思います。ただ舐められないようにしてください」
「ベロっと?」
「……」
「……」
「…………あっ、見下されるの方ね! わ、判ってるわよ! 大丈夫大丈夫」
「うん、ダメだな」
「ダメですね」

***

 吹雪に助けてもらいながら、なんとかクーガルーの鞍にまたがる。
 よくしつけられているのは本当だった。そして舐めた相手を下に見るのも本当だった。

「ちょっ、ひあっ! 大人しくしてええええ!!!」

 まるで跳ね馬のようなクーガルーは、完璧なまでにニチカの事を見下していた。わざとお尻を跳ね上げて楽しんでいる。

「このぉぉ!」

 なんとか手綱を取ろうとするのだが、ますます楽しそうに反復横跳びなんぞ始めたりする。シェイクされて脳みそが溶けだしそうな気分だ。

 見かねた吹雪がたしなめて、ようやく乗っているクーガルーは大人しくなった。
 なった……ような気はするが、やっぱりガクガクしている。この、やめろ。

「だから舐められるなと言ったんだ、最初に会った時、先に目を逸らしただろう。それで下に見られたんだ」
「そ、そん、そんな、知るわけ、ないでしょ、さき、先に、言ってよ」

 横に並んだ師匠のクーガルーは大人しいもので、従順に乗り手の指示に従っている。交換してくれないかと言いかけたが、そちらのクーガルーと目が合いフッと笑われたような気がした。やめておこう。

 そのまま一行は灰色の森の中を進んでいく。木々の隙間から果てなく続く雪原が広がっていて、晴れてさえいればさぞ良い景色なのだろうと惜しむ。あいにく今日はうす暗い天気でどんよりとしていた。

 ふと、今さらながらあまり寒くないことに首を傾げる。自分の恰好はマントを羽織っているとは言え中央大陸の時そのままで、足などスカートからむき出しだ。
 なぜだろうと思っていると、クーガルーの体温がじんわりと暖かいことに気づいた。まるでホットカーペットにまたがっているようだ。

「なるほど、暖房付きなのね。それにこの国も思ったより寒くないし」
「ホワイトローズは極寒の地だと思ったか? 確かにもっと西に行けば凍えるような寒さだが、この辺りの地下には水脈が通ってる、その影響で地表の温度が少しだけ高いんだ。だから他の地域に比べて少しは暮らしやすい。人も集まる」
「その水脈って、温泉?」
「あぁ、そこらに深い穴でも開ければ噴き出すんじゃないか?」
「どのくらい?」
「俺の計算だと3000m」
「無茶言わないでよ」

 その言葉に少し前を行く吹雪がため息をついた。

「やめてくださいよ、数週間前に山の方でそれをやったバカが居まして、大騒ぎだったんですから」
「へぇ、じゃあ温泉できたんだ? 誰がそんなことを?」
「知りませんよ! 何の許可も出してないのに、夜更けにいきなりドーンですよ。慌てて行ってみたら誰も居ないしで」

 何が目的であんなところに穴あけたんだか、とブツブツ言う吹雪には悪いが、ニチカは心のメモにその情報を書き留めた。
 もしかしたら水の精霊が関係しているかもしれない。監視の目を盗んでなんとか行けないだろうか。……いや、温泉に入りたいというわけではない。ないったらない。

 そのまま進む事半刻。曲がりくねった木々の向こうに見えてきたのは、背景に溶け込みそうなほど白いそびえ立つ城だった。吹雪が振り返り到着したことを告げる。

「あちらが現当主、白魔様のお住まいです。お二方にはしばらくあそこに滞在して頂く事になります」

***

 恐ろしく高い、切り立った崖の中腹に穴が一つ開いていた。

 その中で丸くなる黒竜と白いフードをかぶった少年ファントムは惰眠をむさぼっていた。
 ところがピクッと何かを感じ取った少年は目をこすりながら上体を起こす。すぐに黒竜ヴァドニールも首をもたげ主人の様子を伺う。

「……最後の魔水晶が、破壊された」

 寝起きでぼやけた口調のまま、ファントムは状況を理解しようと意識を遠い北の地へ飛ばす。最後の魔水晶【傲慢】を落としたはずのホワイトローズへ。

 しばらく目を閉じていた少年は、ふいに口の端を歪ませたかと思うと再び黒竜の弾力のある背へと倒れ込む。心底楽しそうな声がその口から漏れ出した。

「あぁ、ふふ、そういうことか。まったくあの男、やってくれるよなぁ」

 どうやら魔水晶が破壊されたというのに、彼のお気に召す展開になったらしい。
 主人に絶対服従を誓っているヴァドニールは、ジッと次の言葉を待った。それに気づいたファントムは肩越しに振り返り、しなやかな指先を唇に当てる。

「まぁ聞いてよ。これがまた傑作でさぁ……」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

つまらない妃と呼ばれた日

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。 舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。 さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。 リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。 ――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜

しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」 公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。 死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」 目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。 「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」 隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。 そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……? 「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」 資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。

侯爵家の婚約者

やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。 7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。 その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。 カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。 家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。 だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。 17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。 そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。 全86話+番外編の予定

まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?

せいめ
恋愛
 政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。  喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。  そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。  その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。  閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。  でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。  家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。  その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。    まずは亡くなったはずの旦那様との話から。      ご都合主義です。  設定は緩いです。  誤字脱字申し訳ありません。  主人公の名前を途中から間違えていました。  アメリアです。すみません。    

処理中です...