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塾講師 大地(19歳)の場合
邪魔をしなければ何をしてもいい
しおりを挟む「今日から入った、大地先生だ。みんな仲良くするんだぞ」大樹さんがそう言うと、二十人程度の男子生徒は一斉にこっちを向いた。
よろしくお願いします。と礼儀正しい声が返ってきて、みんな浅く頭を下げてくれた。服装がだらしないわりに、しっかりした子たちだと安心した。
今日はとりあえず後ろの方で見ていてください、と男の子たちの座る机の間を抜けていく。学校の勉強机と同じものだ。すれ違いざまにみんな僕の顔を覗いてくる。
すると、股間に急に刺激が走った。突然のことに甲高い声が漏れてしまった。
「ヒャッ」と驚くと笑い声がドッと鳴った。下を見ると右側から手が伸びて僕の股間を握っている。犯人を見ると坊主頭の野球部だ。
「でっけえ」と野球部の少年は大声で言うと、教室の中がまた盛り上がった。さすが、男子だけの塾は、こういったノリかと僕はその手を掴んで引きはがした。
野球部の坊主の子だ。細身であどけない顔をしているのに、こういうことにもう興味があるのか、と思った。
「君のはどうなの?」と冗談めかして聞いたら「後で見せてあげる」と右手を口に当てて、小声で言ってきた。
「初日なんだから、手加減しろよ」と大樹さんの声が背中越しに飛んできた。手加減しろとはどういうことなんだろう、と僕は思った。
大樹さんの授業は分かりやすい。それに進学生向けの塾じゃないから中学の勉強の基礎的なことを教えている。
これなら僕でも大丈夫そうだ、と少し安心できた。
大樹さんが授業を進める中、廊下側後ろの方に座る生徒が二人、こそこそと話をしている。うるさくなったら注意してやろう、と僕は机の間を歩いて回ってみた。学校の先生みたいに。
この塾はみんな胸元に名札を付けている。下の名前と歳が書いてある。生徒数は意外に多いのだろうか。
癖っ毛でフワッとやわらかそうな髪の丸っこい目をしているのは、【ハルト14】
ストレート髪が目のあたりまで伸びていて、真ん中よりは右側でラフな分け目スタイルの鼻の右横にほくろのある子が【ミナト14】の名札を付けている。
二人の隣を歩いて、静かにしなよと無言の圧をかけて教室の後ろに戻った。すると二人は静かに黙ってくれた。他の生徒にも目を配っていると、またその二人の方からコソコソと音がし始めた。
ハルトとミナトは靴下と靴だけを身に着けてそれ以外の衣服を着ていなかった。しかも二人とも真面目にまっすぐ前を見ていながら手はお互いの肌色の棒を触りあっていた。
僕は訳が分からなく、でも授業の邪魔はいけないと、大樹さんにジェスチャーで二人の方を指さして伝えようとした。少しすると大樹さんは僕に気が付いて目が合うと、分かったような顔をしてOKと、手でジャスチャーをしてきた。
何がオーケーなのか分からない。僕はまた二人の方を見た。あ互いに触りあっていたのが、今はミナトがハルトの棒を一方的に刺激している。ハルトは顔を真っ赤にして息荒くしている。
僕は気が付くと、それから目を離せないでいた。ミナトのしごく手が速くなってハルトは教室の天井を見ながらビクビクっと痙攣した。そして肩で息を切らしながら机に突っ伏している。
それでも授業は、なにも無かったかのように続いている。これで終わりかと思うと、ミナトは僕の方を見て、ニコッと笑った。見ていたのが気づかれたのか、僕は目をそらした。
何も見ていませんよと、反対側を見ながら少ししてから視線を戻した。すると色白で程よい肉好きのお腹と白い足がピンっと僕の方を向いていた。
自分の肌より少し黒ずんだ棒を僕に向けて自慰をしている。
しかも、ハルトから出てきた白い液体をローション代わりに自分の棒をいじくりまわしている。顔は真っ赤に、ミナトは自慰をしながら僕を見てニコッと笑った。そして口パクで何かを言ってきた。六回、パクパクと口が動いた。
み て く だ さ い
そう言っている気がした。僕は14歳の中学生に自慰行為を見せられている。
塾のアルバイトに来たはずなのに、状況つかめなかった。頭の中がグルングルンしている間にミナトは射精をした。白い液体を自分の手で受け止めた。
その手をミナトが僕に向けてきた。
僕は怖くなって教室を出た。ドクドクドクドクと心臓音が耳元でドラミングしている。
いくら男子だけのノリとは言えやりすぎだ。
心を落ち着かせようと歩きながら息を大きく吸った。
よろしくお願いします。と礼儀正しい声が返ってきて、みんな浅く頭を下げてくれた。服装がだらしないわりに、しっかりした子たちだと安心した。
今日はとりあえず後ろの方で見ていてください、と男の子たちの座る机の間を抜けていく。学校の勉強机と同じものだ。すれ違いざまにみんな僕の顔を覗いてくる。
すると、股間に急に刺激が走った。突然のことに甲高い声が漏れてしまった。
「ヒャッ」と驚くと笑い声がドッと鳴った。下を見ると右側から手が伸びて僕の股間を握っている。犯人を見ると坊主頭の野球部だ。
「でっけえ」と野球部の少年は大声で言うと、教室の中がまた盛り上がった。さすが、男子だけの塾は、こういったノリかと僕はその手を掴んで引きはがした。
野球部の坊主の子だ。細身であどけない顔をしているのに、こういうことにもう興味があるのか、と思った。
「君のはどうなの?」と冗談めかして聞いたら「後で見せてあげる」と右手を口に当てて、小声で言ってきた。
「初日なんだから、手加減しろよ」と大樹さんの声が背中越しに飛んできた。手加減しろとはどういうことなんだろう、と僕は思った。
大樹さんの授業は分かりやすい。それに進学生向けの塾じゃないから中学の勉強の基礎的なことを教えている。
これなら僕でも大丈夫そうだ、と少し安心できた。
大樹さんが授業を進める中、廊下側後ろの方に座る生徒が二人、こそこそと話をしている。うるさくなったら注意してやろう、と僕は机の間を歩いて回ってみた。学校の先生みたいに。
この塾はみんな胸元に名札を付けている。下の名前と歳が書いてある。生徒数は意外に多いのだろうか。
癖っ毛でフワッとやわらかそうな髪の丸っこい目をしているのは、【ハルト14】
ストレート髪が目のあたりまで伸びていて、真ん中よりは右側でラフな分け目スタイルの鼻の右横にほくろのある子が【ミナト14】の名札を付けている。
二人の隣を歩いて、静かにしなよと無言の圧をかけて教室の後ろに戻った。すると二人は静かに黙ってくれた。他の生徒にも目を配っていると、またその二人の方からコソコソと音がし始めた。
ハルトとミナトは靴下と靴だけを身に着けてそれ以外の衣服を着ていなかった。しかも二人とも真面目にまっすぐ前を見ていながら手はお互いの肌色の棒を触りあっていた。
僕は訳が分からなく、でも授業の邪魔はいけないと、大樹さんにジェスチャーで二人の方を指さして伝えようとした。少しすると大樹さんは僕に気が付いて目が合うと、分かったような顔をしてOKと、手でジャスチャーをしてきた。
何がオーケーなのか分からない。僕はまた二人の方を見た。あ互いに触りあっていたのが、今はミナトがハルトの棒を一方的に刺激している。ハルトは顔を真っ赤にして息荒くしている。
僕は気が付くと、それから目を離せないでいた。ミナトのしごく手が速くなってハルトは教室の天井を見ながらビクビクっと痙攣した。そして肩で息を切らしながら机に突っ伏している。
それでも授業は、なにも無かったかのように続いている。これで終わりかと思うと、ミナトは僕の方を見て、ニコッと笑った。見ていたのが気づかれたのか、僕は目をそらした。
何も見ていませんよと、反対側を見ながら少ししてから視線を戻した。すると色白で程よい肉好きのお腹と白い足がピンっと僕の方を向いていた。
自分の肌より少し黒ずんだ棒を僕に向けて自慰をしている。
しかも、ハルトから出てきた白い液体をローション代わりに自分の棒をいじくりまわしている。顔は真っ赤に、ミナトは自慰をしながら僕を見てニコッと笑った。そして口パクで何かを言ってきた。六回、パクパクと口が動いた。
み て く だ さ い
そう言っている気がした。僕は14歳の中学生に自慰行為を見せられている。
塾のアルバイトに来たはずなのに、状況つかめなかった。頭の中がグルングルンしている間にミナトは射精をした。白い液体を自分の手で受け止めた。
その手をミナトが僕に向けてきた。
僕は怖くなって教室を出た。ドクドクドクドクと心臓音が耳元でドラミングしている。
いくら男子だけのノリとは言えやりすぎだ。
心を落ち着かせようと歩きながら息を大きく吸った。
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