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もうひとつの悲劇
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時間は終わることなく過ぎていく。今がいったい何日の何時なのかわからない。ここへ来て、幾日過ぎたのかもわからなかった。外は明るいので、夜でないことは確かだ。
蒼依はベッドの足元にもたれかかり、窓の外をぼんやり眺めた。
望月の屋敷は明るい光の中で見ると、美しく落ち着い佇まいだった。母が使っていたというこの部屋も洗面設備が整い快適な上、温かみがある。
だが、そんなものは何の助けにもならない。
屋敷に来て以来、蒼依は部屋に鍵を掛けて閉じこもり、襲いくる絶望と闘い続けていた。
時折、燃え立つ嫉妬に身を焦がし、その一方で嫉妬する権利さえなかったのだと血まで凍る。
彼は一度として、蒼依のものだったことはなかった。彼の見せた愛情はまやかしで、甘いささやきのひとつひとつがただの台詞だった。
なまじ期待を抱いたばっかりに、胸のつぶれる喪失感をたっぷり味わうはめになった。のしかかる虚しさが大きすぎて立ち上がれない。いっそのこと憎めたら強い女になれるのに、晃聖の教えた愛がそれをはばんでいた。
蒼依は無力感に襲われ、横たわった。もう何も考えたくない。
静かな空間に、ひかえ目なノックが鳴った。
「お嬢さま。お食事をお持ちしました」家政婦の声に続き、しつこいノックが食べろと催促している。
この年老いた家政婦は、何かと蒼依を気づかってくれる。ここに来て以来、まともに食事を取らない彼女を心配して、ドアの前を離れられないようだ。
蒼依は、なんとか声を振り絞った。
「ありがとうございます。そこに置いておいてもらったら、あとで食べます」
ためらいがちな足音が遠ざかり、部屋は再び静寂に包まれた。
部屋の温度は調整されているはずなのに、妙に肌寒い。
そろそろちゃんと食事を取らなくちゃ。ちょっと休んだら、食べよう。あとちょっとだけ……。
誰かが激しくドアを叩いている。ドアノブがガチャガチャ鳴り、責めるようにノックが鳴り響く。
松田さん、あとで食べるから、置いておいて。
いつの間にか眠っていた蒼依は声を出すのもおっくうで、頭の中で家政婦に訴えた。
「蒼依!いるんだろ?ドアを開けろ!」
兄さん?
「真崎さんが待ってるんだ。家に帰るぞ」
嘘だ。彼が待っているわけがない。
執拗な声から逃れようと、ますます身体を丸め耳をふさいだ。
「真崎さんはおまえを裏切ってない。おまえが聞いたことは全部、作り話だ。はめられたんだよ」
兄の怒鳴り声に、蒼依はハッと目を開けた。
はめられた?ふたりして嘘ついたってこと?信じるのが怖かった。またがっかりしたくない。
しかし未練たらしい心が一縷の希望にすがりつき、絶望の淵から頭をもたげた。遠く輝く希望が、体力の萎えた身体に気力を注ぎ込み、蒼依はじゅうたんから重い体を持ちあげた。
その間も蒼太は怒鳴り続けている。
「彼はこの三日間、アパートのドアに張りついてる。おまえに会いたくて、離れられずにいるんだ。
普通、あそこまでするか?おい!聞いてるのか?開けろ!」
蒼依はヨロヨロと立ちあがった。身体がふらつく。
三日間ほとんど食べ物を口にしていない身体は、エネルギーを失いめまいがした。
それでも蒼依は、力を振り絞ってドアに近づいた。
確かめたかった。可能性を残したまま、晃聖を諦めることはどうしてもできない。
蒼太はようやく姿を現した蒼依の様子に言葉を失った。
妹は幽霊のようにやつれ、なんとか立っている。父を待っていた母を見ているかのようだ。
「それって、本当?」すがりつかんばかりに彼を見上げ、訊いてきた。
「マジだ。覚悟しとけよ。あれは相当臭うぞ。百年の恋も醒めるかもしれない」
蒼依が笑みらしきものを浮かべた。
その顔に、ほんの少し安堵する。
「帰るぞ」
蒼依が彼の腕を掴み、支えを求めてきた。長い廊下を渡り、幅広の階段を下りていく。
途中、蒼太を屋敷に入れてくれた家政婦と出くわした。彼女がいなかったら、未だ屋敷の外をうろついていただろう。
蒼太は目顔で彼女に感謝を示した。
家政婦が近づいてきて、ジュースの載ったトレイを差し出す。
蒼依が一気に飲み干した。気力を取り戻した身体が、エネルギーを必要としていたようだ。
「松田さん、短い間だったけどありがとう。私は家に帰ります。松田さんもお元気でね」
「お嬢さまも」年老いた家政婦が目尻を拭い、蒼依を見つめる。
「一途なところはお母さまそっくりですね。燈子さまもそうおっしゃって出ていかれて、二度と戻っていらっしゃいませんでした」
蒼依はうなずいた。同じく涙を堪えている。
「どうかお幸せに」
家政婦に別れを告げ玄関ホールまで来ると、蒼一郎が待ち構えていた。杖にすがってはいるものの、全身から怒りの炎を噴き上げている。
「許さんからな!」年老いた見かけからは想像もつかない厳しさで蒼一郎が言い放った。
「蒼依が来てないか訊いたよな?」祖父の剣幕に負けじと、蒼太も大声をあげた。
蒼一郎が孫をねめつける。
「おまえはここへの出入りを禁じたはずだ」
「妹を連れ去られて、俺が黙ってるわけないだろ!」同じ望月家の血を引くもの同士、同じ激しさで反撃する。
対峙したふたりは、かたき同士のようだ。怒りどころか、憎しみの火花が飛び交っている。
蒼依が祖父の心臓を心配して、彼の腕を揺すった。
「兄さん」
「わかってる」祖父から目を離すことなく、応える。
だが蒼太は、祖父の心臓病は孫を思い通りにするための方便ではないかと疑っていた。望月蒼一郎はそういう男だ。
晃聖から蒼依の行方を訊かれたときも、真っ先に思い浮かんだのは祖父だ。即座に電話を入れ確認したのに、この男は傲慢な言い種でとぼけやがった。
「蒼依を連れていくことは許さん!おまえひとりで帰るんだな」
相変わらずの上から目線で、未だに蒼依を思い通りにできると思っているようだ。
そうはさせてなるものか。蒼依の気が変わらぬよう、じじいの邪悪さを暴き出してやる。
「あんたが裏で手を回したことはわかっている」
「蒼依のためだ」蒼太の挑発にのり、蒼一郎がぬけぬけと言ってのけた。
目的のためなら、これからも何度でもやるのだろう。
自分勝手な言いぐさに、はらわたが煮えくり返った。
「会社のためだろうが!蒼依に婿取りでもして、後継者にでもするつもりか?」
図星だったのか、蒼一郎の顔が赤らんだ。
「あんなくだらない男と一緒になって、蒼依が幸せになれるわけがないだろう?燈子もそうだった。あれほど言ったのに、藤島についていったばかりにあの有り様だ」
我慢もここまでだ。止める妹を押しのけ、くすぶり続けたひと言をぶちまけた。
「おふくろを不幸にしたのは、あんただ!」
「なんだと!?」
「あんたが、おふくろを追いつめた!」蒼一郎が何か言いかけるのをさえぎって、まくし立てる。「なぜ、おふくろが死んだか知ってるのか?」
蒼依が腕を揺さぶったのも気づかなかった。
「おふくろはな、あんたが親父に無理やり書かせた離婚届けに絶望して、自殺した!」
蒼太以外のすべてが静止した。
これには、さすがの蒼一郎も青ざめている。
祖父がショックを受けようが、発作を起こしようが、知ったこっちゃない。再び繰り返された理不尽な仕打ちを考えると、腹の虫が治まらなかった。
「第一発見者は蒼依だ」静まり返った玄関ホールに、蒼太の激した声が響きわたる。「おふくろは離婚届を握り締めて、血の中に横たわっていたそうだ。その固い頭で想像してみろ。血まみれの娘の姿を。トラウマを抱えて、生きなければならなかった蒼依の気持ちを!」激しく断罪する。
「娘の人生を台無しにしておいて、まだ足りないか?孫を犠牲にしてでも、会社が大事か?」
「兄さん!」熱くなった頭に、蒼依の切迫した声が風穴を開けた。
蒼依は青くなって、震えている。
たちまち庇護本能があふれ、守るように腕をまわした。会社のことしか頭にない冷酷な男など、どうでもよかった。
「行こう」
蒼依はベッドの足元にもたれかかり、窓の外をぼんやり眺めた。
望月の屋敷は明るい光の中で見ると、美しく落ち着い佇まいだった。母が使っていたというこの部屋も洗面設備が整い快適な上、温かみがある。
だが、そんなものは何の助けにもならない。
屋敷に来て以来、蒼依は部屋に鍵を掛けて閉じこもり、襲いくる絶望と闘い続けていた。
時折、燃え立つ嫉妬に身を焦がし、その一方で嫉妬する権利さえなかったのだと血まで凍る。
彼は一度として、蒼依のものだったことはなかった。彼の見せた愛情はまやかしで、甘いささやきのひとつひとつがただの台詞だった。
なまじ期待を抱いたばっかりに、胸のつぶれる喪失感をたっぷり味わうはめになった。のしかかる虚しさが大きすぎて立ち上がれない。いっそのこと憎めたら強い女になれるのに、晃聖の教えた愛がそれをはばんでいた。
蒼依は無力感に襲われ、横たわった。もう何も考えたくない。
静かな空間に、ひかえ目なノックが鳴った。
「お嬢さま。お食事をお持ちしました」家政婦の声に続き、しつこいノックが食べろと催促している。
この年老いた家政婦は、何かと蒼依を気づかってくれる。ここに来て以来、まともに食事を取らない彼女を心配して、ドアの前を離れられないようだ。
蒼依は、なんとか声を振り絞った。
「ありがとうございます。そこに置いておいてもらったら、あとで食べます」
ためらいがちな足音が遠ざかり、部屋は再び静寂に包まれた。
部屋の温度は調整されているはずなのに、妙に肌寒い。
そろそろちゃんと食事を取らなくちゃ。ちょっと休んだら、食べよう。あとちょっとだけ……。
誰かが激しくドアを叩いている。ドアノブがガチャガチャ鳴り、責めるようにノックが鳴り響く。
松田さん、あとで食べるから、置いておいて。
いつの間にか眠っていた蒼依は声を出すのもおっくうで、頭の中で家政婦に訴えた。
「蒼依!いるんだろ?ドアを開けろ!」
兄さん?
「真崎さんが待ってるんだ。家に帰るぞ」
嘘だ。彼が待っているわけがない。
執拗な声から逃れようと、ますます身体を丸め耳をふさいだ。
「真崎さんはおまえを裏切ってない。おまえが聞いたことは全部、作り話だ。はめられたんだよ」
兄の怒鳴り声に、蒼依はハッと目を開けた。
はめられた?ふたりして嘘ついたってこと?信じるのが怖かった。またがっかりしたくない。
しかし未練たらしい心が一縷の希望にすがりつき、絶望の淵から頭をもたげた。遠く輝く希望が、体力の萎えた身体に気力を注ぎ込み、蒼依はじゅうたんから重い体を持ちあげた。
その間も蒼太は怒鳴り続けている。
「彼はこの三日間、アパートのドアに張りついてる。おまえに会いたくて、離れられずにいるんだ。
普通、あそこまでするか?おい!聞いてるのか?開けろ!」
蒼依はヨロヨロと立ちあがった。身体がふらつく。
三日間ほとんど食べ物を口にしていない身体は、エネルギーを失いめまいがした。
それでも蒼依は、力を振り絞ってドアに近づいた。
確かめたかった。可能性を残したまま、晃聖を諦めることはどうしてもできない。
蒼太はようやく姿を現した蒼依の様子に言葉を失った。
妹は幽霊のようにやつれ、なんとか立っている。父を待っていた母を見ているかのようだ。
「それって、本当?」すがりつかんばかりに彼を見上げ、訊いてきた。
「マジだ。覚悟しとけよ。あれは相当臭うぞ。百年の恋も醒めるかもしれない」
蒼依が笑みらしきものを浮かべた。
その顔に、ほんの少し安堵する。
「帰るぞ」
蒼依が彼の腕を掴み、支えを求めてきた。長い廊下を渡り、幅広の階段を下りていく。
途中、蒼太を屋敷に入れてくれた家政婦と出くわした。彼女がいなかったら、未だ屋敷の外をうろついていただろう。
蒼太は目顔で彼女に感謝を示した。
家政婦が近づいてきて、ジュースの載ったトレイを差し出す。
蒼依が一気に飲み干した。気力を取り戻した身体が、エネルギーを必要としていたようだ。
「松田さん、短い間だったけどありがとう。私は家に帰ります。松田さんもお元気でね」
「お嬢さまも」年老いた家政婦が目尻を拭い、蒼依を見つめる。
「一途なところはお母さまそっくりですね。燈子さまもそうおっしゃって出ていかれて、二度と戻っていらっしゃいませんでした」
蒼依はうなずいた。同じく涙を堪えている。
「どうかお幸せに」
家政婦に別れを告げ玄関ホールまで来ると、蒼一郎が待ち構えていた。杖にすがってはいるものの、全身から怒りの炎を噴き上げている。
「許さんからな!」年老いた見かけからは想像もつかない厳しさで蒼一郎が言い放った。
「蒼依が来てないか訊いたよな?」祖父の剣幕に負けじと、蒼太も大声をあげた。
蒼一郎が孫をねめつける。
「おまえはここへの出入りを禁じたはずだ」
「妹を連れ去られて、俺が黙ってるわけないだろ!」同じ望月家の血を引くもの同士、同じ激しさで反撃する。
対峙したふたりは、かたき同士のようだ。怒りどころか、憎しみの火花が飛び交っている。
蒼依が祖父の心臓を心配して、彼の腕を揺すった。
「兄さん」
「わかってる」祖父から目を離すことなく、応える。
だが蒼太は、祖父の心臓病は孫を思い通りにするための方便ではないかと疑っていた。望月蒼一郎はそういう男だ。
晃聖から蒼依の行方を訊かれたときも、真っ先に思い浮かんだのは祖父だ。即座に電話を入れ確認したのに、この男は傲慢な言い種でとぼけやがった。
「蒼依を連れていくことは許さん!おまえひとりで帰るんだな」
相変わらずの上から目線で、未だに蒼依を思い通りにできると思っているようだ。
そうはさせてなるものか。蒼依の気が変わらぬよう、じじいの邪悪さを暴き出してやる。
「あんたが裏で手を回したことはわかっている」
「蒼依のためだ」蒼太の挑発にのり、蒼一郎がぬけぬけと言ってのけた。
目的のためなら、これからも何度でもやるのだろう。
自分勝手な言いぐさに、はらわたが煮えくり返った。
「会社のためだろうが!蒼依に婿取りでもして、後継者にでもするつもりか?」
図星だったのか、蒼一郎の顔が赤らんだ。
「あんなくだらない男と一緒になって、蒼依が幸せになれるわけがないだろう?燈子もそうだった。あれほど言ったのに、藤島についていったばかりにあの有り様だ」
我慢もここまでだ。止める妹を押しのけ、くすぶり続けたひと言をぶちまけた。
「おふくろを不幸にしたのは、あんただ!」
「なんだと!?」
「あんたが、おふくろを追いつめた!」蒼一郎が何か言いかけるのをさえぎって、まくし立てる。「なぜ、おふくろが死んだか知ってるのか?」
蒼依が腕を揺さぶったのも気づかなかった。
「おふくろはな、あんたが親父に無理やり書かせた離婚届けに絶望して、自殺した!」
蒼太以外のすべてが静止した。
これには、さすがの蒼一郎も青ざめている。
祖父がショックを受けようが、発作を起こしようが、知ったこっちゃない。再び繰り返された理不尽な仕打ちを考えると、腹の虫が治まらなかった。
「第一発見者は蒼依だ」静まり返った玄関ホールに、蒼太の激した声が響きわたる。「おふくろは離婚届を握り締めて、血の中に横たわっていたそうだ。その固い頭で想像してみろ。血まみれの娘の姿を。トラウマを抱えて、生きなければならなかった蒼依の気持ちを!」激しく断罪する。
「娘の人生を台無しにしておいて、まだ足りないか?孫を犠牲にしてでも、会社が大事か?」
「兄さん!」熱くなった頭に、蒼依の切迫した声が風穴を開けた。
蒼依は青くなって、震えている。
たちまち庇護本能があふれ、守るように腕をまわした。会社のことしか頭にない冷酷な男など、どうでもよかった。
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