上 下
2 / 3

第2話「取り敢えずの街に着いた」

しおりを挟む
という訳で異世界転生に至るというわけだ。まだ納得の行かない所もあるのだが、天に唾を吐いた所で自分にかかってくるだけなのでやめておこう。取り敢えずは、装備品の確認をしておこう。ここは教えられた通りに。
「ステータスオープン」
エズワルド:男 Lv30 HP780 MP320 ATK 900 DEF 400 SPD 800 種族:人間 
能力:槍術 Lv7 雷魔法Lv5 武芸 Lv5 探知Lv6
そうそう、名前の表記が変わっているのはこの世界には漢字はなく異世界転生するなら名前を変えるべきだとラミュール言われて変えてみた、あと、名字は貴族以上が名乗れるもので平民として転生した俺には無い。まぁ、無くてもどうにかなるから気にしない気にしない。そしてあとはアイテムボックスの確認を。
アイテムボックスには1週間の食料と小刀と着替えと金だけか。まぁ、こんな程度なんだろうな。
==================
「一応食料と着替えと生活をする為に必要なお金を渡しておきます。」
「それと武器ですが、片手剣 両手剣 槍 斧 弓など色々ありますが何にしますか?」
「うん、それなら槍にしてくれないか?MMORPGでは槍を使って前衛職についていたからな。」
「分かりました、MMORPGなら私も何度が遊んだ事がありますので分かりますが今後の世界では言わないようにしてください、通じないので、それでは槍という事でこれを、あとこの槍ですが特に何かしらの能力がある訳ではありません、これからあなたの行く世界の槍の種類の中で少し良い物です。これ以上に良いものは転生後に探してください、なので勿論壊れます。なのでその時はまた別のを。」
==================
こういう理由で自分の能力の中に槍術があるわけで雷魔法があるのは自分と1番相性が良かった種類だから取得した。
まぁ、まだ練習でしか使った事はないが
あと能力だがまた追加で色々と覚えたり出来るらしいその習得方法は自分で探せとの事だが普通は3~5個 それなりの上級者になると10個以上はいけるらしいがそこまでの必要性は感じない。必要になったら覚えていけばいいだけの事だが。
取り敢えずはあそこに見える街を目指していこうか、すぐそこにあるが。こういう時はテンプレみたいにこういう言葉を言うべきなのだろうか。
「ここから、俺の冒険が始まる。」
言うべきだと思って言ってみたのだが中々に恥ずかしい物ではある。気にせずさっさと街に向かうとしようか。そうスタコラサッサとか 古臭いか。
まぁ、取り敢えずはスキルやアイテムボックスの確認も終わったので、街に入る門に向かうと長蛇の列が続いていた。恐らく入る前の検査が行われているのだろう、だが進むのは早いのでそんなに待たなくてはいいだろうが。ただ待っていても暇なので目の前にいた商人から林檎を買い、それを食いながら承認と話をしていたら俺の番が近づいてきた。この世界でも林檎は甘くて美味かった。そこは安心した。
そして俺の番が回ってきた。
門の前の兵士は2人 詰所に2人 計4人か。
「よし次だ、次は1人か。その身なりだと冒険者か一応身分を証明出来るものを見せてくれ。」
「わかった。ほら、ギルドカードだ。これで問題ないだろう。」
「エズワルド、Cランクの冒険者か。あぁ、問題は無い。大丈夫だ 通っていいぞ。よし、次だ。」

みんなは疑問に思っているだろう、なぜ異世界転生ばかりなのにギルドカードを持っているかをそれは...
==================
「一応、身分を証明しておく為に冒険者ギルドのギルドカードを渡しておきます。ランクも舐められない程度 中級者のCランクでいいですよね。あぁなぜ渡すかですって?それはいちいち門の前でグダグダしたくはないでしょう、その為に渡しておきます。」
==================
という理由でラミュールから渡されたわけで俺はCランクの冒険者を名乗る事ができる。という訳で俺は街に入る門を通った。
しおりを挟む

処理中です...