ショーウィンドウの彼女

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彼女には夜のような華はない。
いや、素質はあるのかも。
朝の太陽の光を吸い込んで虹を放つような、プリズムのような人だ。
昼間に懸命に働く彼女は、眩しくて僕は直視できない。

僕が夜に染まっているからだろうか。
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