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陰謀編 領地経営④
その頃、従者たちは……?
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ほんの一瞬のことだった。
ディーンが主人の滴る汗を拭くために、馬車へとタオルを取りに行き振り返ると、そこにはもう主人の姿はなかった。果樹の影で見えない? それともフラフラとそこら辺を歩きだしている?
ドックンドックンと嫌な予感に心臓がうるさく脈打つ。暑さとは別の汗が額から顎へと伝う。震える足を叱咤して一歩ずつ踏み出す。歩いて、小走りになって、ダッと走り出して辿り着いた木陰の空き地には、誰もいなかった。ちょこんと主人が座っていた切り株はあるのに……ディーンが守るべき主人の姿は消えていた。
「セシル様ーっ!」
辺りを見回してもその姿は見えず、ガサガサと四方へ茂みをかき分け見渡してもいない……。ゴクリと唾を飲み込んでディーンはある方へ顔を向け叫んだ。
「ブランドンー。来てくれー、ブランドン!」
喉が裂けよとばかりに叫ぶと、カッカッと馬の蹄の音が麦畑に響く。東リグーリとの境に建てる騎士の詰所の確認に行っていたブランドンが走らせる馬だ。
「ディーン殿、いかがした?」
グッと手綱を引いて馬の前足が宙を駆け、ブランドンの乗っている馬がディーンの前で止まる。いつもの彼らしくない取り乱した姿にブランドンの胸にも嫌な予感がよぎる。サッと周りを見渡し、自分の主人が大切にしている方の姿が見えないことに頭をガンッと殴られたような衝撃を受けた。
「ディーン殿。セシル様はどうしましたか?」
馬から飛び降りてディーンの両肩を掴み問い詰めると、ディーンの震えた唇からセシルの不在を告げられる。
「……ほんの一瞬、目を離した隙にいなくなったのです。どこにも……どこにも姿が見えないのです! ブランドン殿、ど……どうしたら……」
「姿が見えない? あの方のことです。もしかして果樹の奥に気になるものでも見つけたのかも……」
セシルの従者であるディーンを落ち着けるために発した言葉ではあったが、セシルであれば従者も付けずに一人でフラフラと歩き回ることは容易に想像できた。今度もそうかもしれない。いや……それはないだろう。ブランドンは自分の考えに小さく頭を振って否定した。知らない土地で、従者であるディーンも置いて一人で行動するだろうか? あの方は無防備だけど自分の立場もわからない無責任な方ではない。
では……どこへ行ったのか?
「あの……、どうかしましたか?」
オールポート伯爵一行を案内していた南リグーリの村長が顔を蒼褪め、恐る恐る声をかけてきた。ブランドンは自分を追い駆けてきた騎士を二手に分け指示を飛ばす。南リグーリの村長には、ディーンがセシル様を見なかったかどうか確認していた。
「へ? 伯爵様ですか? いいえ、いいえ。そのぅ……あちらで果樹の手入れをしていた者が急に倒れまして……。あのぅ、どうやら誰かに首をこう、殴られて気を失ったみたいです……。そ、それで……」
もしかしたら不審な者がウロついているかも……と、南リグーリの村長は被っていた麦わら帽子をギュッと両手で絞るように握って言った。
「仕組まれてたか……」
ブランドンの呟きにディーンは怪訝な顔をした。ブランドンは詰所の建築予定地を確認し、すぐ護衛の任に戻るつもりだった。セシルの専属護衛が怠慢で不在ないま、自分が守らなければとちゃんと意識していた。しかし……建築予定地では思わぬトラブルに巻き込まれたのだ。
「南リグーリの住民だという女性にあれこれと細かく聞かれ、相手をしているうちに時間がどんどんと過ぎていきました」
騎士は紳士でもある。か弱い女性の不安な気持ちを振り払って移動することは躊躇われた。ならば、部下を残して自分だけセシルの元へ戻ればよかったのだが……その女性にがっちりと腕を掴まれていた。
「せめて、部下だけでもと思っても、その女性がその度に腕を掴んだり抱き着いてきたりして……どうにも身動きができなかったのです」
そして、セシルの不在を知り部下にその女性の確保を命じたが……もう既にどこにもいなかった。ただの村の女性とは思えない。その姿が騎士が探してもどこにもいないのだから。
「念のため、村長にその女がここの住人かどうか、確認をとります」
「……もしかして、セシル様から人を遠ざけようと?」
ディーンの予想にブランドンはコクリと頷いた。ふーっと沈痛な顔で息を吐き、主人が座っていた切り株へと歩くディーンは何かを見つけた。
「……ブランドン殿。これは……足跡では?」
ディーンが指さす場所には、二つの足跡。ひとつは大きさから主人のものだろう。主人の履いていたロングブーツ、なぜか主人は長靴と言っていたが、その特徴的な踵がはっきりと残っていた。もう一つ、主人より大きい足跡。
「こちらに続いてます……」
「待ちなさい。オールポート伯爵ほどの人物を白昼堂々と攫う人間が、わざわざ足跡を残すなんて下手を打ちますか? これは罠では?」
ジッと二つの足跡を見つめる二人。
「あっ……」
ディーンはその足跡、しかも主人を攫ったと思われる足跡に見覚えがあった。その足跡に見受けられる特徴は……。
「オールポート騎士団?」
いつも主人を守っている騎士たちが履いている、支給されたロングブーツの足跡だった。見間違うはずはない。そのロングブーツは領都クレモナの靴職人が、主人は知らない模様が特別に底に入れ込んである。そう……クレモナのあらゆる店で重宝されている、白豚の姿が。
ディーンが主人の滴る汗を拭くために、馬車へとタオルを取りに行き振り返ると、そこにはもう主人の姿はなかった。果樹の影で見えない? それともフラフラとそこら辺を歩きだしている?
ドックンドックンと嫌な予感に心臓がうるさく脈打つ。暑さとは別の汗が額から顎へと伝う。震える足を叱咤して一歩ずつ踏み出す。歩いて、小走りになって、ダッと走り出して辿り着いた木陰の空き地には、誰もいなかった。ちょこんと主人が座っていた切り株はあるのに……ディーンが守るべき主人の姿は消えていた。
「セシル様ーっ!」
辺りを見回してもその姿は見えず、ガサガサと四方へ茂みをかき分け見渡してもいない……。ゴクリと唾を飲み込んでディーンはある方へ顔を向け叫んだ。
「ブランドンー。来てくれー、ブランドン!」
喉が裂けよとばかりに叫ぶと、カッカッと馬の蹄の音が麦畑に響く。東リグーリとの境に建てる騎士の詰所の確認に行っていたブランドンが走らせる馬だ。
「ディーン殿、いかがした?」
グッと手綱を引いて馬の前足が宙を駆け、ブランドンの乗っている馬がディーンの前で止まる。いつもの彼らしくない取り乱した姿にブランドンの胸にも嫌な予感がよぎる。サッと周りを見渡し、自分の主人が大切にしている方の姿が見えないことに頭をガンッと殴られたような衝撃を受けた。
「ディーン殿。セシル様はどうしましたか?」
馬から飛び降りてディーンの両肩を掴み問い詰めると、ディーンの震えた唇からセシルの不在を告げられる。
「……ほんの一瞬、目を離した隙にいなくなったのです。どこにも……どこにも姿が見えないのです! ブランドン殿、ど……どうしたら……」
「姿が見えない? あの方のことです。もしかして果樹の奥に気になるものでも見つけたのかも……」
セシルの従者であるディーンを落ち着けるために発した言葉ではあったが、セシルであれば従者も付けずに一人でフラフラと歩き回ることは容易に想像できた。今度もそうかもしれない。いや……それはないだろう。ブランドンは自分の考えに小さく頭を振って否定した。知らない土地で、従者であるディーンも置いて一人で行動するだろうか? あの方は無防備だけど自分の立場もわからない無責任な方ではない。
では……どこへ行ったのか?
「あの……、どうかしましたか?」
オールポート伯爵一行を案内していた南リグーリの村長が顔を蒼褪め、恐る恐る声をかけてきた。ブランドンは自分を追い駆けてきた騎士を二手に分け指示を飛ばす。南リグーリの村長には、ディーンがセシル様を見なかったかどうか確認していた。
「へ? 伯爵様ですか? いいえ、いいえ。そのぅ……あちらで果樹の手入れをしていた者が急に倒れまして……。あのぅ、どうやら誰かに首をこう、殴られて気を失ったみたいです……。そ、それで……」
もしかしたら不審な者がウロついているかも……と、南リグーリの村長は被っていた麦わら帽子をギュッと両手で絞るように握って言った。
「仕組まれてたか……」
ブランドンの呟きにディーンは怪訝な顔をした。ブランドンは詰所の建築予定地を確認し、すぐ護衛の任に戻るつもりだった。セシルの専属護衛が怠慢で不在ないま、自分が守らなければとちゃんと意識していた。しかし……建築予定地では思わぬトラブルに巻き込まれたのだ。
「南リグーリの住民だという女性にあれこれと細かく聞かれ、相手をしているうちに時間がどんどんと過ぎていきました」
騎士は紳士でもある。か弱い女性の不安な気持ちを振り払って移動することは躊躇われた。ならば、部下を残して自分だけセシルの元へ戻ればよかったのだが……その女性にがっちりと腕を掴まれていた。
「せめて、部下だけでもと思っても、その女性がその度に腕を掴んだり抱き着いてきたりして……どうにも身動きができなかったのです」
そして、セシルの不在を知り部下にその女性の確保を命じたが……もう既にどこにもいなかった。ただの村の女性とは思えない。その姿が騎士が探してもどこにもいないのだから。
「念のため、村長にその女がここの住人かどうか、確認をとります」
「……もしかして、セシル様から人を遠ざけようと?」
ディーンの予想にブランドンはコクリと頷いた。ふーっと沈痛な顔で息を吐き、主人が座っていた切り株へと歩くディーンは何かを見つけた。
「……ブランドン殿。これは……足跡では?」
ディーンが指さす場所には、二つの足跡。ひとつは大きさから主人のものだろう。主人の履いていたロングブーツ、なぜか主人は長靴と言っていたが、その特徴的な踵がはっきりと残っていた。もう一つ、主人より大きい足跡。
「こちらに続いてます……」
「待ちなさい。オールポート伯爵ほどの人物を白昼堂々と攫う人間が、わざわざ足跡を残すなんて下手を打ちますか? これは罠では?」
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「あっ……」
ディーンはその足跡、しかも主人を攫ったと思われる足跡に見覚えがあった。その足跡に見受けられる特徴は……。
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