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恋愛編② ウェントブルック領
セシル、伯爵子息にガルルッ
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テキパキと怪我人を運んでいく。俺じゃなくて屈強な騎士さんたちがね。俺は薬師さんと協力して痛み止めの効能がある薬草を潰して薬湯づくり中です。
シャーロットちゃんまで、こんな危ない森に来てしまったので、馬車に飛び乗り一目散に帰りたいのは山々だが、本人が怪我人の手当てにヤル気を出しているため、パパは娘の行動を止められないのです。シクシク。
マリーもディーンも慌ただしく怪我人たちの間を行ったり来たり。そして聞こえる森からの打撃音と馬の嘶き。ひいっ。
「セシルさん。こちらの薬湯をあちちらへ」
「うわっ! は、はいぃぃ」
手渡されたお盆を両手でしっかりと持って寝ている人の体を踏まないよう慎重に歩き進む。ひょいひょいと鮮やかに避けて移動しているディーンが妬ましい。給与減給してやる。
無事に看護役のシスターに薬湯を渡し、ふうっと安堵の息を吐くと、森から「アオーンッ」と狼の遠吠えが聞こえてきた! これはもしや、リヒトの勝利の雄叫びでは?
「終わったか?」
バササッと派手な音を立ててテントの幕を捲り、ひょっこりと顔を出す俺の目に、外で魔獣を警戒していた騎士たちが狼の咆哮に誘われ森へと視線を向けたまま立ち尽くしているのが映る。誰も何も話さず、この戦いが終わったことを見極めようとしているのだ。
しばらく固唾を飲んで見守っていると、木の葉が揺れ茂みが動き、一人の騎士が転がりこむ勢いで出てきた。
「と……討伐完了! 馬の魔獣の討伐が……終わったぞーっ!」
その叫びに呼応する騎士たちの雄叫びはリヒトのかわいらしい咆哮とは違い、地響きがするようだ。何事かと医療用テントからポコポコと人が出てきては、魔獣討伐の報告を受け、安心したのかその場にへたり込む人もいれば、静かに涙を流す人もいた。
「お……お父様?」
「ああ、魔獣討伐……終わったみたいだ」
その原因も目論見もなにもわからないままではあるが、とりあえず厄介な馬の魔獣は全滅。あとはルーカスたちが無事に戻ってくるのを待つだけだ。あ、いやいや、ルーカスじゃなくてリヒトね、リヒト。俺はリヒトが戻ってくるのを待っているんだ!
伝達にきた騎士のあと、チラホラと騎士たちが森から出てくる。鎧に傷がついていたり、一人では歩けなくて肩を借りてヨロヨロとしていたり。たぶん、倒した魔獣の運搬の要員としてこちらに待機していた騎士たちが森へと入っていくのも見えた。
医療用テントにいた医師や薬師たちが、騎士へと小走りに駆け寄り傷の具合を診ていく。シスターとシャーロットちゃんが水の入った桶を持っていった。
「セシル様。ルーカス殿です」
ディーンの指差す場所には、リヒトを抱っこしていつもの無表情で歩いてくるルーカスの姿が。なんだよ、なんだよ……ばかやろう。怪我はしていないか? 無茶なことはしていないか? 無事だったのかは……。くっそう、目から汗が出てくるぜ。
ゴシゴシと袖で目を擦っていると、ルーカスが俺に気がついて破顔した。
「セシル!」
ばかやろう、血が付いた顔で笑うじゃねぇ。サイコパスみたいで怖いだろうがっ。
はわわわっ、こりゃたいへんだ。
ルーカスとリヒトが無事に戻ってきて、リヒトはこれでもかっと撫でまわしてやったが、ルーカスとうっかり接触するとなにをされるかわからんので、よくやったと褒めておいた。俺って優しい。
そして、援軍として森に入って魔獣を追いかけていた隣領地の伯爵子息たちも、無事に発見はできたが……ほぼ怪我人。骨折者が多いけど、約一名重傷で、それがよりもよって伯爵子息のテレンスくん。他の仲間は騎士たちに肩を借りたりおんぶされたりして戻ってきたけど、彼だけは怪我が酷いので担架もどきで運ばれてきた。
……顔は青白く、全身打撲で左腕と左足は骨折……これ鎖骨もヤバいかも。顔も手も見えるところは血で汚れているテレンスくんの呼吸音は微かに聞こえる程度。彼の状況を見た医師と薬師は大慌てで治療を始めた。もちろん、重傷すぎてウェントブルック辺境伯の城まで運ぶこともできない。
いくら、自分の領地の潔白を証明するためとはいえ、息子が死んじゃったらハルフォード伯爵からウェントブルック辺境伯家は恨まれるかも。
「しっかりしてくださいませ!」
ところで、なんでシャーロットちゃんがテレンスくんの手を握って励ましているのかな? 緊急事態だからパパは目を瞑るけど、そうじゃなかったらぶっ飛ばすぞ、テレンス。
一仕事を終えて満足そうに鼻を鳴らすリヒトを抱っこして、俺はガルルルッとテレンスくんを睨んでいた。そこへ、騎士たちへ今後の指示を終えたルーカスが合流する。
「セシル。リヒトのおかげで馬の魔獣をおびき寄せ討伐することができた。礼をいう」
「俺はなにもしていない。礼ならリヒトに上等な肉の塊でも贈ってやってくれ」
生肉を食い千切るリヒトは見たくないから、オールポート家に戻ってからジャコモに美味しく焼いてもらおうかな。
「……テレンス。彼は助かるだろうか」
ルーカスが心配そうに目を細めテレンスくんを見つめ、ポロリと零した言葉に誰も答えることができない、それほど、彼の状態は悪いのだ。ただ、吐血はしていないし鎧とシャツを脱がされ晒された上半身には打撲のあとが少ないから、内臓へのダメージはないかも。薬師が消炎効果のある薬草と痛み止めの薬草をすり潰し湿布を作り、体中に貼っていく。折れたとところに添え木をあてるとテレンスくんは苦しそうに呻いた。
「大丈夫です。必ず治りますから、しっかり」
シャーロットちゃんはテレンスくんを励ましながら、血と泥で汚れた顔を丁寧に拭き清めていく。……シャーロットちゃん、テレンスくんはいま、上半身裸なんだけど……パパは許さないからね! あとはパパがやるから離れなさいっ。はーなーれーろーっ!
シャーロットちゃんまで、こんな危ない森に来てしまったので、馬車に飛び乗り一目散に帰りたいのは山々だが、本人が怪我人の手当てにヤル気を出しているため、パパは娘の行動を止められないのです。シクシク。
マリーもディーンも慌ただしく怪我人たちの間を行ったり来たり。そして聞こえる森からの打撃音と馬の嘶き。ひいっ。
「セシルさん。こちらの薬湯をあちちらへ」
「うわっ! は、はいぃぃ」
手渡されたお盆を両手でしっかりと持って寝ている人の体を踏まないよう慎重に歩き進む。ひょいひょいと鮮やかに避けて移動しているディーンが妬ましい。給与減給してやる。
無事に看護役のシスターに薬湯を渡し、ふうっと安堵の息を吐くと、森から「アオーンッ」と狼の遠吠えが聞こえてきた! これはもしや、リヒトの勝利の雄叫びでは?
「終わったか?」
バササッと派手な音を立ててテントの幕を捲り、ひょっこりと顔を出す俺の目に、外で魔獣を警戒していた騎士たちが狼の咆哮に誘われ森へと視線を向けたまま立ち尽くしているのが映る。誰も何も話さず、この戦いが終わったことを見極めようとしているのだ。
しばらく固唾を飲んで見守っていると、木の葉が揺れ茂みが動き、一人の騎士が転がりこむ勢いで出てきた。
「と……討伐完了! 馬の魔獣の討伐が……終わったぞーっ!」
その叫びに呼応する騎士たちの雄叫びはリヒトのかわいらしい咆哮とは違い、地響きがするようだ。何事かと医療用テントからポコポコと人が出てきては、魔獣討伐の報告を受け、安心したのかその場にへたり込む人もいれば、静かに涙を流す人もいた。
「お……お父様?」
「ああ、魔獣討伐……終わったみたいだ」
その原因も目論見もなにもわからないままではあるが、とりあえず厄介な馬の魔獣は全滅。あとはルーカスたちが無事に戻ってくるのを待つだけだ。あ、いやいや、ルーカスじゃなくてリヒトね、リヒト。俺はリヒトが戻ってくるのを待っているんだ!
伝達にきた騎士のあと、チラホラと騎士たちが森から出てくる。鎧に傷がついていたり、一人では歩けなくて肩を借りてヨロヨロとしていたり。たぶん、倒した魔獣の運搬の要員としてこちらに待機していた騎士たちが森へと入っていくのも見えた。
医療用テントにいた医師や薬師たちが、騎士へと小走りに駆け寄り傷の具合を診ていく。シスターとシャーロットちゃんが水の入った桶を持っていった。
「セシル様。ルーカス殿です」
ディーンの指差す場所には、リヒトを抱っこしていつもの無表情で歩いてくるルーカスの姿が。なんだよ、なんだよ……ばかやろう。怪我はしていないか? 無茶なことはしていないか? 無事だったのかは……。くっそう、目から汗が出てくるぜ。
ゴシゴシと袖で目を擦っていると、ルーカスが俺に気がついて破顔した。
「セシル!」
ばかやろう、血が付いた顔で笑うじゃねぇ。サイコパスみたいで怖いだろうがっ。
はわわわっ、こりゃたいへんだ。
ルーカスとリヒトが無事に戻ってきて、リヒトはこれでもかっと撫でまわしてやったが、ルーカスとうっかり接触するとなにをされるかわからんので、よくやったと褒めておいた。俺って優しい。
そして、援軍として森に入って魔獣を追いかけていた隣領地の伯爵子息たちも、無事に発見はできたが……ほぼ怪我人。骨折者が多いけど、約一名重傷で、それがよりもよって伯爵子息のテレンスくん。他の仲間は騎士たちに肩を借りたりおんぶされたりして戻ってきたけど、彼だけは怪我が酷いので担架もどきで運ばれてきた。
……顔は青白く、全身打撲で左腕と左足は骨折……これ鎖骨もヤバいかも。顔も手も見えるところは血で汚れているテレンスくんの呼吸音は微かに聞こえる程度。彼の状況を見た医師と薬師は大慌てで治療を始めた。もちろん、重傷すぎてウェントブルック辺境伯の城まで運ぶこともできない。
いくら、自分の領地の潔白を証明するためとはいえ、息子が死んじゃったらハルフォード伯爵からウェントブルック辺境伯家は恨まれるかも。
「しっかりしてくださいませ!」
ところで、なんでシャーロットちゃんがテレンスくんの手を握って励ましているのかな? 緊急事態だからパパは目を瞑るけど、そうじゃなかったらぶっ飛ばすぞ、テレンス。
一仕事を終えて満足そうに鼻を鳴らすリヒトを抱っこして、俺はガルルルッとテレンスくんを睨んでいた。そこへ、騎士たちへ今後の指示を終えたルーカスが合流する。
「セシル。リヒトのおかげで馬の魔獣をおびき寄せ討伐することができた。礼をいう」
「俺はなにもしていない。礼ならリヒトに上等な肉の塊でも贈ってやってくれ」
生肉を食い千切るリヒトは見たくないから、オールポート家に戻ってからジャコモに美味しく焼いてもらおうかな。
「……テレンス。彼は助かるだろうか」
ルーカスが心配そうに目を細めテレンスくんを見つめ、ポロリと零した言葉に誰も答えることができない、それほど、彼の状態は悪いのだ。ただ、吐血はしていないし鎧とシャツを脱がされ晒された上半身には打撲のあとが少ないから、内臓へのダメージはないかも。薬師が消炎効果のある薬草と痛み止めの薬草をすり潰し湿布を作り、体中に貼っていく。折れたとところに添え木をあてるとテレンスくんは苦しそうに呻いた。
「大丈夫です。必ず治りますから、しっかり」
シャーロットちゃんはテレンスくんを励ましながら、血と泥で汚れた顔を丁寧に拭き清めていく。……シャーロットちゃん、テレンスくんはいま、上半身裸なんだけど……パパは許さないからね! あとはパパがやるから離れなさいっ。はーなーれーろーっ!
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