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目が覚めると、私は彼氏に縛られていた
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「あ、起きた起きた。おはよう。目覚めはどうだ? え? ああ。すまんな急に縛ったりして」
「あんまり強く動くなよ~。アザとかは出来てほしくないからなぁ」
「じゃあ解いてくれって? そいつぁお前の回答次第だなぁ?」
「さ~って、これはなんでしょう!?」
「そう! お前のスマホさ! 指紋認証も寝ている間に突破済みぃ! ダメだぜぇ? ちゃんと番号ロックにしなきゃこうやってすーぐロックなんか外せるんだからさぁ。ま、番号ロックにしたところで、たかが知れてるけどな♪」
「ん? いやいや、プライベートを覗きたい訳じゃなかったんだよ。俺だって本当はお前の自由意思を尊重したい。でもなぁ、俺の知らん男と二人っきりで歩いてるところ見ちゃうとなぁ? お前を信じられなくなっちゃったのよ」
「もう気になって気になって仕方なかったんだぜ? まさかお前が俺のことを裏切るわけがないって。きっと何かの偶然が重なっただけだろうとか、実は弟とかだったりしたんだろうとか、色々いいわけを考えて、目をさらしたんだけどさ」
「まさか、もう1度見るとは思わないじゃん?」
「もうめっちゃ楽しそうに会話もしちゃってさ、2人っきりで居酒屋まで行ってさあ、もうラインを超えてるだろ?」
「だから、証拠を掴むことにした。安心しろ? その体には何も傷をつけたりはしない。社会的地位も保証しよう! だからこのスマホを使ってやることは……俺の受けた裏切りの傷と、同じだけの心の傷をお前にも与えることだ!」
「つーことで、本題だ。この男は、誰? 随分と楽しそうなトーク履歴が残ってるじゃないか。お互い誕生日も祝いあってるようだし、何こいつ?」
「……は? 弟? いやいやだから、そんなんで誤魔化せると思うなっての。大体苗字からして違うじゃねぇか。……え? 結婚して奥さんの苗字を貰ってるって……いや、いやいやいや。じゃあ最近会ってるのは何? 親の誕生日プレゼントを一緒に選んでた? 居酒屋は帰りに寄っただけで別にそんな飲んでないって……マジで言ってんの?」
「あーもう。じゃあここ数日の悩みは何だったんだよ全くさぁ。あーうん。解くよ。ごめんな? 変な勘違いでめちゃくちゃなことしちまった」
「怪我はないか? はぁもう自分が嫌になってくるよ本当に。こう、お前のことになると、お前に対してでさえ、こんなに抑えが効かなくなる自分が怖いよ」
「そう! もうこれは俺にはどうしようもないんだよ! だからさ―――」
―――気を付けろよ?
「さて、腹減っただろ? 何か食うか? 今日は俺が奢るよ! なんなら俺が作っても良い! いや! それが良いな! 俺が作ろう! 俺が作ったものをお前が食うなんて、こんなに心躍ることはない!」
「何を作ろうかな? 何を―――入れようかな?」
「あんまり強く動くなよ~。アザとかは出来てほしくないからなぁ」
「じゃあ解いてくれって? そいつぁお前の回答次第だなぁ?」
「さ~って、これはなんでしょう!?」
「そう! お前のスマホさ! 指紋認証も寝ている間に突破済みぃ! ダメだぜぇ? ちゃんと番号ロックにしなきゃこうやってすーぐロックなんか外せるんだからさぁ。ま、番号ロックにしたところで、たかが知れてるけどな♪」
「ん? いやいや、プライベートを覗きたい訳じゃなかったんだよ。俺だって本当はお前の自由意思を尊重したい。でもなぁ、俺の知らん男と二人っきりで歩いてるところ見ちゃうとなぁ? お前を信じられなくなっちゃったのよ」
「もう気になって気になって仕方なかったんだぜ? まさかお前が俺のことを裏切るわけがないって。きっと何かの偶然が重なっただけだろうとか、実は弟とかだったりしたんだろうとか、色々いいわけを考えて、目をさらしたんだけどさ」
「まさか、もう1度見るとは思わないじゃん?」
「もうめっちゃ楽しそうに会話もしちゃってさ、2人っきりで居酒屋まで行ってさあ、もうラインを超えてるだろ?」
「だから、証拠を掴むことにした。安心しろ? その体には何も傷をつけたりはしない。社会的地位も保証しよう! だからこのスマホを使ってやることは……俺の受けた裏切りの傷と、同じだけの心の傷をお前にも与えることだ!」
「つーことで、本題だ。この男は、誰? 随分と楽しそうなトーク履歴が残ってるじゃないか。お互い誕生日も祝いあってるようだし、何こいつ?」
「……は? 弟? いやいやだから、そんなんで誤魔化せると思うなっての。大体苗字からして違うじゃねぇか。……え? 結婚して奥さんの苗字を貰ってるって……いや、いやいやいや。じゃあ最近会ってるのは何? 親の誕生日プレゼントを一緒に選んでた? 居酒屋は帰りに寄っただけで別にそんな飲んでないって……マジで言ってんの?」
「あーもう。じゃあここ数日の悩みは何だったんだよ全くさぁ。あーうん。解くよ。ごめんな? 変な勘違いでめちゃくちゃなことしちまった」
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「そう! もうこれは俺にはどうしようもないんだよ! だからさ―――」
―――気を付けろよ?
「さて、腹減っただろ? 何か食うか? 今日は俺が奢るよ! なんなら俺が作っても良い! いや! それが良いな! 俺が作ろう! 俺が作ったものをお前が食うなんて、こんなに心躍ることはない!」
「何を作ろうかな? 何を―――入れようかな?」
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