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第7章 思惑
第120話 民間薬と聖職者ヨハネス
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俺は中途半端なままだった民間薬の件を思い出した。
この世界には医学がない。
回復魔法で治らなければ、それで終わり。
しかも高額で、一般市民では手が出ない金額だ。
薬もなく治療を受けられずに、天命を全うすることが出来ない人も多い。
少しでも人々の役に立てばと、民間薬を販売したいと思っていた。
しかしそれをいきなり販売しても誰が信じるだろうか?
だからある人の力が必要だった。
俺は今、シャルエル教を尋ね客室で、大司教ヨハネスさんと向かい合っている。
どうも苦手だ、この人は。
「これはエリアス様。本日はどの様なご用件でしょうか」
「実は民間薬を販売したいのです」
「民間薬といいますと?」
あぁ、そうだ。
この世界には薬自体の概念がない。
「自然界にある多くの植物には、さまざまな病気や痛み、傷などの治療に役立つものがあります」
「ほう、初めて聞きました…」
「整腸、腹壊し、切り傷、虫さされ、かゆみ止め、腫物、喉の痛み、痔、風邪、喉痛、胃痛、腰痛、しもやけなどに効くものです」
「そんなにもですか?」
「かぜの薬や慢性肝炎の治療薬もあります」
「そ、それは病気が治せると言う事でしょうか?!」
「治せるところまで効果があるのかはわかりません。ですが辛さを緩和したり、病気で天命を全うできない人の役に立てればと思いまして」
「それで私にどうしてほしいのでしょうか?」
「シャルエル教で販売して頂けないでしょうか」
「我が教会で、でしょうか?」
「そうです。俺の商会で売り出しても信用してもらえるかわかりません。ですがシャルエル教で販売すれば信用してもらえますから」
「分かりました、そう致します。まずは信徒さん向けに販売してみましょう」
「ありがとうございます。それからお願いがまだあります」
「どんなことでしょうか?」
「ある程度、薬の効果が広がったら、薬の作り方を教本にして出してほしいのです」
「な、なんですと?!作り方を教えるというのですか?」
「その通りです」
「なぜでしょうか?その薬の効果が本当なら莫大な利益を生むのですぞ!!」
「薬はたくさんの人を救うためにある物です。それで儲けようとは思いません。庶民を対象に身近な薬草の利用法や日常の健康法などをまとめた薬の本を作り、簡単な言葉で書いて自分で薬を調合できるようにするのです。それをシャルエル教団でやってほしいのです」
「な、なんと崇高な、しかもこのアレン領のシャルエル教団を選んで頂けるとは…」
大司教ヨハネスさんは、感動で涙ぐんでいる。
「アレン領のシャルエル教団の手柄にしろ、ということですね。『愛し子』様!!」
そう言うと大司教ヨハネスさんは、俺に抱き着こうと飛びかかってきた。
やっ、やめろ~この油ギトギト、オヤジ~!!
〈〈〈〈〈 パンッ!! 〉〉〉〉〉
し、しまった、思わずハリセンで叩いてしまった…。
「な、私はいったい、どうしたのだ?」
ヨハネスさんは辺りを見回す。
よ、良かった、正気に戻った。
「コホン、それから栄養剤も作ろうと思います」
「栄養剤でしょうか?」
「はい、そうです。肉体疲労時の栄養補給などを目的としたものです。疲れているけど休めない、そんな時に飲んで頑張る薬です」
「ほう~、そんな薬が…」
「それから滋養強壮剤です。これは少し高く吹っ掛けても、良いかもしれません」
「滋養強壮剤とは、どんな効果があるのでしょうか?」
「はい、体に必要な栄養に変え体の全身に届けることができます。結果、体の弱っているところを強くする働きがあり精力絶倫になります」
「精力絶倫?!」
「えぇ、ただ飲みづらいので小麦粉に混ぜ、砂糖を入れクッキーにします。夜のマムシクッキーとでもしましょうか」
うなぎだと商標的にまずいからね。
「夜のマ、マムシパイですか。良い名ですね」
マムシは胴が太く、体形は短い。太くて短いか…。やけにリアルな名だ。
「わかりました。夜のマムシパイは病気を治す薬ではないので、富裕層のお困りの男性に売りましょう」
それから話はどんどん進んだ。
数年後、アレン領シャルエル教の薬は、人々に受け入れられ有名になった。
往診用の薬箱を背負い、諸国をめぐる修道士達。
どの領も他の国にも足を延ばし、各家庭を回り人々に薬と笑顔を振りまく。
販売員は各地のニュースを運んでくるため、人々に大変喜ばれた。
夜のマムシパイは富裕層に高く取引された。
子供をたくさん作り、跡継ぎを欲しがっている家庭も多かったからだ。
教会も豊かになり信徒さんも増えていく。
そのお金で人々に施しを与え、アレン領シャルエル教は愛され続ける。
そしていつしかアレン領シャルエル教は、大陸一の大教団になって行く。
大司教ヨハネスは人々のために尽くし、私利私欲に走ることを禁じていた。
修道士の販売員は、その富の山からやってくる。
いつしか彼らは富山の薬売りと呼ばれていた。
シャルエル教団は各領や国にあるが、有名なのがアレン領シャルエル教団だ。
アレン領の大司教ヨハネスは、多大な功績を残した大陸でも有名な人だ。
その功績により彼の死後も、シャルエル教はこの大陸で人々の信仰を得ている。
彼の書いたという薬の処方『東山集』には健康法も書いてあり、日々の食事が病気予防につながるという『医食同源』を奨励している。
薬と言う富の山を惜しげもなく、教本として低価格で販売し世に広めたのだ。
そして教本のことに触れると、『神の思し召し』と言い決して鼻にかけなかった。
それは営利目的ではなく人々のため、まさしく聖職者。
シャルエル教はこの大陸唯一の教団、時には王国の権力を上回る。
アレン領のシャルエル教と言えば、今や諸国からも一目置かれる存在となった。
なぜなら各国に薬売りを派遣し、各国の情勢に通じていたからだ。
だが旅をしながら薬を売り歩くことは、危険で大変困難なことであった。
それを見た人達から陰から、もう一つの名が付いた。
『忍』と。
大司教ヨハネスに言い寄る女性は多かった。
そして彼が望めば富と女は思うがままのはずだった。
しかし大司教ヨハネスは生涯、女性には目もくれず神に身を捧げ独身を貫いた。
潔白な彼は更に有名になった。
そして暇があれば女神ゼクシー像の前で祈りを捧げていたと言う。
あぁ、エリアス様。
It's BL。
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小ネタがしつこかったでしょうか?
読んで頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進みます。
この世界には医学がない。
回復魔法で治らなければ、それで終わり。
しかも高額で、一般市民では手が出ない金額だ。
薬もなく治療を受けられずに、天命を全うすることが出来ない人も多い。
少しでも人々の役に立てばと、民間薬を販売したいと思っていた。
しかしそれをいきなり販売しても誰が信じるだろうか?
だからある人の力が必要だった。
俺は今、シャルエル教を尋ね客室で、大司教ヨハネスさんと向かい合っている。
どうも苦手だ、この人は。
「これはエリアス様。本日はどの様なご用件でしょうか」
「実は民間薬を販売したいのです」
「民間薬といいますと?」
あぁ、そうだ。
この世界には薬自体の概念がない。
「自然界にある多くの植物には、さまざまな病気や痛み、傷などの治療に役立つものがあります」
「ほう、初めて聞きました…」
「整腸、腹壊し、切り傷、虫さされ、かゆみ止め、腫物、喉の痛み、痔、風邪、喉痛、胃痛、腰痛、しもやけなどに効くものです」
「そんなにもですか?」
「かぜの薬や慢性肝炎の治療薬もあります」
「そ、それは病気が治せると言う事でしょうか?!」
「治せるところまで効果があるのかはわかりません。ですが辛さを緩和したり、病気で天命を全うできない人の役に立てればと思いまして」
「それで私にどうしてほしいのでしょうか?」
「シャルエル教で販売して頂けないでしょうか」
「我が教会で、でしょうか?」
「そうです。俺の商会で売り出しても信用してもらえるかわかりません。ですがシャルエル教で販売すれば信用してもらえますから」
「分かりました、そう致します。まずは信徒さん向けに販売してみましょう」
「ありがとうございます。それからお願いがまだあります」
「どんなことでしょうか?」
「ある程度、薬の効果が広がったら、薬の作り方を教本にして出してほしいのです」
「な、なんですと?!作り方を教えるというのですか?」
「その通りです」
「なぜでしょうか?その薬の効果が本当なら莫大な利益を生むのですぞ!!」
「薬はたくさんの人を救うためにある物です。それで儲けようとは思いません。庶民を対象に身近な薬草の利用法や日常の健康法などをまとめた薬の本を作り、簡単な言葉で書いて自分で薬を調合できるようにするのです。それをシャルエル教団でやってほしいのです」
「な、なんと崇高な、しかもこのアレン領のシャルエル教団を選んで頂けるとは…」
大司教ヨハネスさんは、感動で涙ぐんでいる。
「アレン領のシャルエル教団の手柄にしろ、ということですね。『愛し子』様!!」
そう言うと大司教ヨハネスさんは、俺に抱き着こうと飛びかかってきた。
やっ、やめろ~この油ギトギト、オヤジ~!!
〈〈〈〈〈 パンッ!! 〉〉〉〉〉
し、しまった、思わずハリセンで叩いてしまった…。
「な、私はいったい、どうしたのだ?」
ヨハネスさんは辺りを見回す。
よ、良かった、正気に戻った。
「コホン、それから栄養剤も作ろうと思います」
「栄養剤でしょうか?」
「はい、そうです。肉体疲労時の栄養補給などを目的としたものです。疲れているけど休めない、そんな時に飲んで頑張る薬です」
「ほう~、そんな薬が…」
「それから滋養強壮剤です。これは少し高く吹っ掛けても、良いかもしれません」
「滋養強壮剤とは、どんな効果があるのでしょうか?」
「はい、体に必要な栄養に変え体の全身に届けることができます。結果、体の弱っているところを強くする働きがあり精力絶倫になります」
「精力絶倫?!」
「えぇ、ただ飲みづらいので小麦粉に混ぜ、砂糖を入れクッキーにします。夜のマムシクッキーとでもしましょうか」
うなぎだと商標的にまずいからね。
「夜のマ、マムシパイですか。良い名ですね」
マムシは胴が太く、体形は短い。太くて短いか…。やけにリアルな名だ。
「わかりました。夜のマムシパイは病気を治す薬ではないので、富裕層のお困りの男性に売りましょう」
それから話はどんどん進んだ。
数年後、アレン領シャルエル教の薬は、人々に受け入れられ有名になった。
往診用の薬箱を背負い、諸国をめぐる修道士達。
どの領も他の国にも足を延ばし、各家庭を回り人々に薬と笑顔を振りまく。
販売員は各地のニュースを運んでくるため、人々に大変喜ばれた。
夜のマムシパイは富裕層に高く取引された。
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大司教ヨハネスは人々のために尽くし、私利私欲に走ることを禁じていた。
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いつしか彼らは富山の薬売りと呼ばれていた。
シャルエル教団は各領や国にあるが、有名なのがアレン領シャルエル教団だ。
アレン領の大司教ヨハネスは、多大な功績を残した大陸でも有名な人だ。
その功績により彼の死後も、シャルエル教はこの大陸で人々の信仰を得ている。
彼の書いたという薬の処方『東山集』には健康法も書いてあり、日々の食事が病気予防につながるという『医食同源』を奨励している。
薬と言う富の山を惜しげもなく、教本として低価格で販売し世に広めたのだ。
そして教本のことに触れると、『神の思し召し』と言い決して鼻にかけなかった。
それは営利目的ではなく人々のため、まさしく聖職者。
シャルエル教はこの大陸唯一の教団、時には王国の権力を上回る。
アレン領のシャルエル教と言えば、今や諸国からも一目置かれる存在となった。
なぜなら各国に薬売りを派遣し、各国の情勢に通じていたからだ。
だが旅をしながら薬を売り歩くことは、危険で大変困難なことであった。
それを見た人達から陰から、もう一つの名が付いた。
『忍』と。
大司教ヨハネスに言い寄る女性は多かった。
そして彼が望めば富と女は思うがままのはずだった。
しかし大司教ヨハネスは生涯、女性には目もくれず神に身を捧げ独身を貫いた。
潔白な彼は更に有名になった。
そして暇があれば女神ゼクシー像の前で祈りを捧げていたと言う。
あぁ、エリアス様。
It's BL。
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小ネタがしつこかったでしょうか?
読んで頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進みます。
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