52 / 58
6章 済度
6
しおりを挟む
○月 ●日
私の伴侶となる御方は私が生まれる前から決まっているのだという。来年には、その御方と夫婦になるわけだけれど、まだ実感はない。
それは伴侶となる御方のことをよく知らないからだろう。
月読八雲様。私の夫となる御方の名前だ。明日はその八雲様と顔合わせをすることになっている。
御母様も兄様も、月宮を日々支えて下さる呪い師様に警備の方々、お手伝いさん達ですら、私が八雲様の元に嫁ぐことを不憫に思っているようだ。
それとなく理由を問うてみると、八雲様は幼少時に罹った病の後遺症で、ひどく醜いお姿をしているからだという。
それがどうしたというのだろう。私など、生まれついての片端者。右の目を持たずに生まれてきた私だ。他者の外見に兎や角言う権利はない。だから私は八雲様がどのような外見をされていても構わない。
もし、ただ一つ希望が叶うのならば、お優しい御方であれば嬉しいと思う。
でも、意地悪な御方だったら……。その時は泣いてしまうかもしれない。
○月 ●日
僕との縁談はなかったことにして下さって構いません。開口一番に八雲様はそう仰られた。私への配慮のようであった。
八雲様は御自身の外見を気にされていたようだけれど、私は少しも気にならない。
確かに後遺症であるという半身の爛れは見ているだけでお労しいと思う。だからこそ私は、この御方の支えになりたいと思った。
けれども、思いを伝えても八雲様は愁い顔のままだった。私が無理をしている。家の為に耐えている。そのように感じられたのかもしれない。
なんてお優しい御方だろう。この御方の妻になれるならば、私は必ず幸せになれると確信した。だから私は本当の自分をお見せすることに決めた。
八雲様は少し驚いた顔をなさったけれど、すぐに優しく微笑まれ、私の思いを受け止めて下さった。
その時の笑顔が忘れられない。そして思い出すと身体中が熱くなって、拍動が大きく速くなってしまう。
○月 ●日
八雲様は御両親から良く思われていないらしい。あの離れ家で軟禁状態にあるのもその為のようだ。幼い頃より離れ家で独りで過ごしてきたという。
どれだけ寂しい思いをしてきたことだろう。考えると切なくなって胸が締め付けられた。
でもこれからは違う。私が傍にいる。そうすることで少しでも八雲様の孤独感が和らげば、こんなに嬉しいことはない。
離れ家を訊ねると八雲様はいつも温かく私を迎えてくれる。その優しい眼差しで見つめられると恥ずかしくて溶けそうになってしまう。でも、言葉に出来ないほどの幸福感に包まれる。
だからだろう、去り際はいつも寂しくて、時に涙が溢れそうになることもある。ずっと八雲様と一緒にいたい。離れたくない。
だけど我儘を言ったら罰が当たってしまうことだろう。私は月宮の御屋敷に帰っても、家族や月宮を支えてくださる方々がいる。なのに八雲様はあの離れ家で独りきり。夜はどのような御気持ちで過ごされているのだろうか。
それでも正式な夫婦になれば、この切ない気持ちから解放される。それまでの辛抱だ。
○月 ●日
八雲様と一緒にいると時間が経つのがとても早く感じる。ついつい長居をしてしまい、気づけば空が茜色に染め上げられていた。
急いで月宮の御屋敷に帰ったけれど、そのことで兄様から叱られてしまった。
いくら許嫁だからとて、嫁入り前の娘が頻繁に男の部屋に通うのも感心しない、とも仰られた。
薄々感じてはいたが、どうも兄様は八雲様にあまり良い感情を抱いておられないようだ。
私のことをとても大切にしてくれる兄様。私にはいつも優しいお顔で接してくださる。なのに、私が八雲様の事をお話ししようとすると、どこか不機嫌になりひどく冷たい瞳をなさる。それがとても悲しい。
○月 ●日
御父様が亡くなられた。
長らく病と闘っていらした御父様の亡骸は、目を背けたくなる程に痩せ細っておられた。それでも、その死に顔は安らかであった。それだけが救いだ。否、死化粧を施された後だからそう見えたのかもしれない。
私と八雲様の婚儀を目前にしてということが悔やまれる。御父様に花嫁姿を御覧になっていただきたかった。
止めよう。今は婚儀のことよりも御父様の為に喪に服すことに集中しなければ。
それにしても、御父様の遺言により予定通り定められた日にて婚儀を行えとのことだけれど、本当に良いのだろうか。皆、悲しみに沈む中で私だけが幸せを手にしようとするなど……。
そのように思う一方で、私は八雲様の事を強く求めている。逢いたい。傍にいたい。そればかりだ。
正直な所、御父様が遺言を残してくださって安堵したのも事実だ。そうでなければ、婚儀を延期することになっていただろうから。
実父より許嫁に心が傾くとは。私の中にこんなにも利己的な感情が秘められていたなんて思いもしなかった。
○月 ●日
父の死を悼む事を疎かにし、自分の事ばかり考え浮わついていたからなのか。罰が当たったのかもしれない。
天は私から八雲様を取り上げてしまわれた。
八雲様は神隠しに遭われ、いなくなられたという。
否、きっと何かの間違いだ。喪に服す身ではあるが、月読家の離れ家へと赴くと、そこにいらっしゃるはずの八雲様はおられなかった。
八雲様の御両親にお訊ねしたら、見ての通り息子はいなくなったと素っ気なく返されてしまった。
八雲様は神隠しに遭われ、いなくなられた。その事実を受け入れてしまった瞬間、目の前の全てのものが闇に閉ざされた。
どうして……。涙が止まらない。
○月 ●日
八雲様の夢を見た。あの優しい眼差しが微笑みが、私の中に巣食う闇を払い温かな光で満たしてくれた。
目覚めると、ひどく悲しくて残酷な夢だということに気がついた。八雲様はもういないから。
あのまま目覚めたくなかった。そうすれば、夢の中でいつまでもあの人と一緒にいられたのに。
体に力が入らない。当然かもしれない。あの日から食事が喉を通らずにいる。
それでも涙は枯れることはないのだろうか。今日も泣き明かして一日が終わった。明日もきっと泣き明かして終わる。
兄様どうして……。
私達は兄妹だというのに。
あのような行為、許されていいはずがありません。
私を娶る為に、八雲様も御父様も兄様が……。
△▼△
日付のない記事は短く、その文字は震えるようにひどく乱れていた。
いや日記というより、前半は兄に向けた言葉のようだった。
そしてそこに差し掛かかるなり、過去視は始まった。
部屋の隅にうずくまるようにして、女性が両手で顔を覆って泣いている。
──沙雪さんだ。この様子から察するに、八雲さんがいなくなってしまった後のようだ。
部屋の戸が開いた。
入室したのは、彼女の兄である月宮伊吹。
『沙雪……』
月宮伊吹は沙雪さんの元に屈み込むと、労るように彼女の頭をそっと撫で、そして抱きしめた。
沙雪さんは兄の胸にすがり、一層激しく泣きだした。
『もう泣くな。お前には俺がついている。そう……、これからは兄ではなく夫としてお前を守っていく』
途端に、沙雪さんは弾かれるようにして月宮伊吹の腕の中から逃れた。
兄を見上げるその表情は、驚愕。そして、恐れにも似た色が滲んでいる。
『な……何を仰るのですか……?』
月宮伊吹は沙雪さんを強引に抱き寄せると、彼女の唇に自身の唇を重ねた。
『いやッ!』
沙雪さんは兄を突き飛ばし、怯えた顔で後ずさる。
『俺はお前を愛している。それは、妹としてではない』
突然の告白。
沙雪さんの表情は歪み、そのまま強張った。
月宮伊吹は慈しむように、その手を沙雪さんの左頬へと持っていくが、彼女はそれを振り払った。パシッと乾いた音が小さく響く。
私の伴侶となる御方は私が生まれる前から決まっているのだという。来年には、その御方と夫婦になるわけだけれど、まだ実感はない。
それは伴侶となる御方のことをよく知らないからだろう。
月読八雲様。私の夫となる御方の名前だ。明日はその八雲様と顔合わせをすることになっている。
御母様も兄様も、月宮を日々支えて下さる呪い師様に警備の方々、お手伝いさん達ですら、私が八雲様の元に嫁ぐことを不憫に思っているようだ。
それとなく理由を問うてみると、八雲様は幼少時に罹った病の後遺症で、ひどく醜いお姿をしているからだという。
それがどうしたというのだろう。私など、生まれついての片端者。右の目を持たずに生まれてきた私だ。他者の外見に兎や角言う権利はない。だから私は八雲様がどのような外見をされていても構わない。
もし、ただ一つ希望が叶うのならば、お優しい御方であれば嬉しいと思う。
でも、意地悪な御方だったら……。その時は泣いてしまうかもしれない。
○月 ●日
僕との縁談はなかったことにして下さって構いません。開口一番に八雲様はそう仰られた。私への配慮のようであった。
八雲様は御自身の外見を気にされていたようだけれど、私は少しも気にならない。
確かに後遺症であるという半身の爛れは見ているだけでお労しいと思う。だからこそ私は、この御方の支えになりたいと思った。
けれども、思いを伝えても八雲様は愁い顔のままだった。私が無理をしている。家の為に耐えている。そのように感じられたのかもしれない。
なんてお優しい御方だろう。この御方の妻になれるならば、私は必ず幸せになれると確信した。だから私は本当の自分をお見せすることに決めた。
八雲様は少し驚いた顔をなさったけれど、すぐに優しく微笑まれ、私の思いを受け止めて下さった。
その時の笑顔が忘れられない。そして思い出すと身体中が熱くなって、拍動が大きく速くなってしまう。
○月 ●日
八雲様は御両親から良く思われていないらしい。あの離れ家で軟禁状態にあるのもその為のようだ。幼い頃より離れ家で独りで過ごしてきたという。
どれだけ寂しい思いをしてきたことだろう。考えると切なくなって胸が締め付けられた。
でもこれからは違う。私が傍にいる。そうすることで少しでも八雲様の孤独感が和らげば、こんなに嬉しいことはない。
離れ家を訊ねると八雲様はいつも温かく私を迎えてくれる。その優しい眼差しで見つめられると恥ずかしくて溶けそうになってしまう。でも、言葉に出来ないほどの幸福感に包まれる。
だからだろう、去り際はいつも寂しくて、時に涙が溢れそうになることもある。ずっと八雲様と一緒にいたい。離れたくない。
だけど我儘を言ったら罰が当たってしまうことだろう。私は月宮の御屋敷に帰っても、家族や月宮を支えてくださる方々がいる。なのに八雲様はあの離れ家で独りきり。夜はどのような御気持ちで過ごされているのだろうか。
それでも正式な夫婦になれば、この切ない気持ちから解放される。それまでの辛抱だ。
○月 ●日
八雲様と一緒にいると時間が経つのがとても早く感じる。ついつい長居をしてしまい、気づけば空が茜色に染め上げられていた。
急いで月宮の御屋敷に帰ったけれど、そのことで兄様から叱られてしまった。
いくら許嫁だからとて、嫁入り前の娘が頻繁に男の部屋に通うのも感心しない、とも仰られた。
薄々感じてはいたが、どうも兄様は八雲様にあまり良い感情を抱いておられないようだ。
私のことをとても大切にしてくれる兄様。私にはいつも優しいお顔で接してくださる。なのに、私が八雲様の事をお話ししようとすると、どこか不機嫌になりひどく冷たい瞳をなさる。それがとても悲しい。
○月 ●日
御父様が亡くなられた。
長らく病と闘っていらした御父様の亡骸は、目を背けたくなる程に痩せ細っておられた。それでも、その死に顔は安らかであった。それだけが救いだ。否、死化粧を施された後だからそう見えたのかもしれない。
私と八雲様の婚儀を目前にしてということが悔やまれる。御父様に花嫁姿を御覧になっていただきたかった。
止めよう。今は婚儀のことよりも御父様の為に喪に服すことに集中しなければ。
それにしても、御父様の遺言により予定通り定められた日にて婚儀を行えとのことだけれど、本当に良いのだろうか。皆、悲しみに沈む中で私だけが幸せを手にしようとするなど……。
そのように思う一方で、私は八雲様の事を強く求めている。逢いたい。傍にいたい。そればかりだ。
正直な所、御父様が遺言を残してくださって安堵したのも事実だ。そうでなければ、婚儀を延期することになっていただろうから。
実父より許嫁に心が傾くとは。私の中にこんなにも利己的な感情が秘められていたなんて思いもしなかった。
○月 ●日
父の死を悼む事を疎かにし、自分の事ばかり考え浮わついていたからなのか。罰が当たったのかもしれない。
天は私から八雲様を取り上げてしまわれた。
八雲様は神隠しに遭われ、いなくなられたという。
否、きっと何かの間違いだ。喪に服す身ではあるが、月読家の離れ家へと赴くと、そこにいらっしゃるはずの八雲様はおられなかった。
八雲様の御両親にお訊ねしたら、見ての通り息子はいなくなったと素っ気なく返されてしまった。
八雲様は神隠しに遭われ、いなくなられた。その事実を受け入れてしまった瞬間、目の前の全てのものが闇に閉ざされた。
どうして……。涙が止まらない。
○月 ●日
八雲様の夢を見た。あの優しい眼差しが微笑みが、私の中に巣食う闇を払い温かな光で満たしてくれた。
目覚めると、ひどく悲しくて残酷な夢だということに気がついた。八雲様はもういないから。
あのまま目覚めたくなかった。そうすれば、夢の中でいつまでもあの人と一緒にいられたのに。
体に力が入らない。当然かもしれない。あの日から食事が喉を通らずにいる。
それでも涙は枯れることはないのだろうか。今日も泣き明かして一日が終わった。明日もきっと泣き明かして終わる。
兄様どうして……。
私達は兄妹だというのに。
あのような行為、許されていいはずがありません。
私を娶る為に、八雲様も御父様も兄様が……。
△▼△
日付のない記事は短く、その文字は震えるようにひどく乱れていた。
いや日記というより、前半は兄に向けた言葉のようだった。
そしてそこに差し掛かかるなり、過去視は始まった。
部屋の隅にうずくまるようにして、女性が両手で顔を覆って泣いている。
──沙雪さんだ。この様子から察するに、八雲さんがいなくなってしまった後のようだ。
部屋の戸が開いた。
入室したのは、彼女の兄である月宮伊吹。
『沙雪……』
月宮伊吹は沙雪さんの元に屈み込むと、労るように彼女の頭をそっと撫で、そして抱きしめた。
沙雪さんは兄の胸にすがり、一層激しく泣きだした。
『もう泣くな。お前には俺がついている。そう……、これからは兄ではなく夫としてお前を守っていく』
途端に、沙雪さんは弾かれるようにして月宮伊吹の腕の中から逃れた。
兄を見上げるその表情は、驚愕。そして、恐れにも似た色が滲んでいる。
『な……何を仰るのですか……?』
月宮伊吹は沙雪さんを強引に抱き寄せると、彼女の唇に自身の唇を重ねた。
『いやッ!』
沙雪さんは兄を突き飛ばし、怯えた顔で後ずさる。
『俺はお前を愛している。それは、妹としてではない』
突然の告白。
沙雪さんの表情は歪み、そのまま強張った。
月宮伊吹は慈しむように、その手を沙雪さんの左頬へと持っていくが、彼女はそれを振り払った。パシッと乾いた音が小さく響く。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
【完結】百怪
アンミン
ホラー
【PV数100万突破】
第9回ネット小説大賞、一次選考通過、
第11回ネット小説大賞、一次選考通過、
マンガBANG×エイベックス・ピクチャーズ
第一回WEB小説大賞一次選考通過作品です。
百物語系のお話。
怖くない話の短編がメインです。
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
高遠の翁の物語
本広 昌
歴史・時代
時は戦国、信州諏方郡を支配する諏方惣領家が敵に滅ぼされた。
伊那郡高遠の主、諏方頼継は惣領家家族のうち、齢十一歳の姫君を、ひょんなことから保護できた。
頼継は豪傑でもなければ知将でもない。その辺の凡将だろう。
それでも若き姫を守りながら、滅びた惣領家の再興を叶えるため、死に物狂いで強大な敵に立ち向かっていく歴史物語。
王国の女王即位を巡るレイラとカンナの双子王女姉妹バトル
ヒロワークス
ファンタジー
豊かな大国アピル国の国王は、自らの跡継ぎに悩んでいた。長男がおらず、2人の双子姉妹しかいないからだ。
しかも、その双子姉妹レイラとカンナは、2人とも王妃の美貌を引き継ぎ、学問にも武術にも優れている。
甲乙つけがたい実力を持つ2人に、国王は、相談してどちらが女王になるか決めるよう命じる。
2人の相談は決裂し、体を使った激しいバトルで決着を図ろうとするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる