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呪界団地編 シーズン2

18話

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ジレンマと琴美は若者たちから情報を集めていた。

「予想通りピエロからメールがきた」

若者の一人がジレンマと琴美にそう言った。

「どんな内容なんだい?差支えなければ教えてくれないかな」

「この前、空き地に荷物を運んだんだけど、そこで人を待ってくれって」

「今回私はパス、行くならあんたらで行きなよ」

「マジで5人で行くようにってピエロからの指示なんだからさぁ頼むよ」

グループの1人が行けないと言ってるようで揉めていた。

「はぃ はぃ はーぃ 私行きます‼️」
グループの中に琴美が割って入った。

「マジで‼️よかったぁ」

「琴美ちゃん、大丈夫かい?」

「マスターがちゃんとモニタリングしてしていれば問題ないよ」
琴美がジレンマに耳打ちをする。

「おっさん、この子ちょっと借りていくね」
そう言って琴美を含め5人は広場を後にした。

広場から15分くらい歩いて路地裏を入っていく。その路地裏をしばらく歩くと、ビルの隙間にフェンスに囲まれた空き地があった。

正方形に近い空き地で車が20台くらい止めれるスペースだ。

フェンス越しに見えるのは1メート四方の箱が中心部に置いてある。
若者の1人がフェンスにあるダイヤルロック式の鍵を開けて中に入る。

「運んだ時は6個あったけど1個しかのこってないな」

「あの箱をここに運んだんですか?」
琴美が問うと男性がこう答えた。

「港から車でここまで運んで1人5万だぜ、運んだ時は6個だったけどね」

そういって男性は箱の上にのり胡座をかいた。

5人はとりあえず、ピエロの指示に従い、人を待つのであった。
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