僕の神の手(独身アラサーが最強霊能力を開花、オカルトファンタジー.バトル.ラブコメ要素あり)

デジャヴ

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シーズン4

組長の娘

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藍原と京子は藍原の姉ユリを巻き込んだ事件の調査で歌舞伎町を訪れていた。

藍原と京子の霊しにより、ユリと共に事件に巻き込まれた塩乃木という女性が一条あやめの宗教団体の白真会の信者だと判明する。

風間の旧友、リキトとツバキ、ユリと塩乃木、その他2人が事件現場にいたというところまで解明した。

風間は心霊研究部から距離を置いている状態で藍原と京子で事件の調査は進められていた。

「おいナス藍原知り合いの刑事からリキトとツバキの情報が入ったから、うちに来れるか?」

「わかりました、ちょっとしたら家をでます。」

京子から連絡があり、藍原は研究部に向かった。研究部の最寄り駅は先輩の最寄り駅でもある、急に会社も辞めてしまって、連絡も取りづらい雰囲気の為、半年くらい会ってない。
青森から東京にきて2年間、あれだけ先輩と色々な出来事を乗り越えて来ただけに心の中に穴が開いたような気持ちだった。

「こんにちは」

「宜しい!久しぶりですね藍原くん」

「ナスよく来た、まぁ座れ」

ソファーに座ると京子が3枚の写真を出した。

このゴリラみたいな顔にタトューが入っているのがリキト、この派手な女がツバキ。

そしてこれが、村上ツグミ、看護師をしているそうだ。

「この人は何か関係があるんですか?」

「こいつの父親が黒真会と深く関係を持っている、村上組の組長だ。」

「娘さんは何か関係あるんですか?」

「10年くらい前に、鎌倉で暴走族の抗争事件があったようだ、その時このゴリラを退治したのが、このツグミだと現場にいたものの証言が残っているらしい。」

京子さんの話によると、ツグミが原因かは分からないが、その抗争のあとリキトとツバキは村上組に入ったようだ。
その2人が入ったことで村上組は現在神奈川、町田エリアと大規模な893グループへと発展していった。

鎌倉抗争で湘南エリアのゴーストというグループがそのエリアを統一したようだが、総長の失踪により、リキトとツバキが後釜となりまとめていたようだ。

その巨大な若者グループを村上組に取り入れた事により敵対していた組も従うしか道は残されていなかったようだ。

「いきなり、組やリキト、ツバキに接近するより、ツグミさんから接触した方がよいと思います」ドク

「〇〇病院に勤務してようだし、探す必要もないしな」京子

私と京子さんで後日ツグミさんに会いに行くことになった。

風間のもと恋人ツグミ、失踪したゴーストの総長が風間だと知らない、藍原と京子であった。
ツグミと会うことでどんな展開が待っていてのであろうか。。。


「ここが〇〇病院か。。。」京子

私と京子さんは村上ツグミさんの勤務している。病院を訪れていた。

かなり大きい総合病院だ。
ドクさんにツグミさんの退勤時間は調べてもらったので総合案内のロビーで終わる時間まで待つことにした。

「ナス、病院ってのは面白い霊体がいっぱいいるな(笑)」

「京子さん!不謹慎ですよ」

「お前もスイッチ入れて見てみろよ、かなり暇つぶしになるぞ。」

私は常にオン状態、みたくない時だけ舌打ちしてオフにできるけど知らぬ間にまたオンに戻ってしまう体質だ。

たしかに病院という事もあり、そこら中に霊体がいる。

「ナス来たぞ、声かけてこい」

「えっ私ですか?」

「お前の方が容姿的に警戒されにくい」

仕方なく村上ツグミに声をかけに藍原は向かっていった。

5分くらい立ち話をしている光景が続き2人は京子の元へ歩いてくる。

「こちらが京子さんです」藍原

「初めまして村上です」ツグミ

藍原と京子と比べ、落ち着いた風貌の綺麗な女性である。

ツグミの進めで近くにカフェがありるのでそちらに移動する事になった。

海岸線沿いの洒落たカフェに入った。

「あのぉお姉さんどこかで会った事ありますか?初めてって感じがしなくて」京子

「生まれも、育ちもここ湘南なのでもしかしたらすれ違ったとか、、ですかね💦」ツグミ

直接面識のなかった3人。まさか共通の男
風間を取り巻くトライアングルとは知らず話は進んでいく。

さっそく藍原はリキトとツバキの写真をテーブルに置きツグミに見せた。

「この人達に見覚えありますか?」藍原

ツグミは一呼吸起き話始めた。
13年前、鎌倉で暴走族の三つ巴の大決戦があった事、その決戦の舞台とは知らず、衣張山の山頂を恋人と訪れていた時、抗争に巻き込まれたことを2人に語った。

「この男性が山頂に現れたところまで記憶があるんですが、そこから次の日まで記憶がなくて、気付いたら病院のベットに居たんです。」ツグミ

学生時代ツグミは家族とほとんど一緒にいる記憶がなかったようだ。しかし、その時だけは違かった。

病院で目覚めた時に父親がベットの横にいて私が目覚めるのをずっと手を握り見守っていたようだ。

「その時、父の本当の姿を知りました」

「893って事か?」京子

「そうです、父は警察から私の件で調書を受けていて私を襲った人たちを組みを上げて探し始めました、警察から私も話を伺ったのですが、私がこの男性に重い怪我をおわせたと言われ。。。自分でも何が何だか分からなくなってしまって。。。」

「そんな事を父は信じなく、私が被害者だという考えをまげる事なく、この2人を見つけ出しケジメという形で父の組みに入り今もその時の代償を含め償わせてるようです。」ツグミ

「でも姉さん喧嘩強そうには見えなからなぁ、姉さんがとっちめたってのは誰も信じないだろう」京子

「その山には誰と訪れていたんですか?その人なら信憑性のある証言がありそうですが。。。」藍原

「当時付き合っていた男性といました、クリスマスと誕生日が同じなのでお祝いしてくれていたんです。」ツグミ

「その人と連絡はとっているんですか?」

「あの事件のあと、彼は失踪してしまって。。。でも偶然13年ぶりに再会することができて連絡先は交換できたんですが、気まずい気持ちが強くその後は話せてないです。」ツグミ

「なんか、ロマンスだなぁ、運命の再会。。。」京子

「その再会した日に彼の古傷から出血があって、心配だから私の病院で診察するよう進めたんです、でも診察にもこないので、私嫌われているんです、きっと」ツグミ

ツグミは涙ぐみながらそういった。

「なんかすみません、私の思い出話とか恥ずかしい話ばかりで、藍原さんのお姉さんの話ですよね。」ツグミ

「そうなんです、今回は私の姉の事件の件なんです。」藍原

だいぶ話が逸れてしまったが、どうやらツバキとリキトはツグミの父親の組にいるのは間違いなさそうだ。

スレスレのところで共通の男性、風間に3人が思いを寄せるてることはお互い気付かれていない。当の本人は今、アキバのパラドックスで怪奇トラブルに取り組んでいた。

藍原はツグミに姉のユリが植物人間になってしまっていること、事件の現場にリキトとツバキがいた事を話した。

「その2人に直接事件のことを聞くのは危険かと思いまして、ツグミさんに会うことを選択したんです」藍原

「私もあの2人と直接話したことはないんです。父親を取り囲む世界が嫌で今は一人暮らししてますし、、、あっちなみにお姉さんの写真とかありますか?」ツグミ

藍原はスマホに入っているユリの画像をツグミに見せた。

「すみません、高校の時の画像です、今は25歳になります。」藍原

ツグミはスマホの画像をじっくりみながら、何かを思い出そうとしていた。

「確かではないのですが、父の還暦祝いの時に式場で見かけたような気がします。」

ツグミの記憶によると還暦パーティーには父親が東京に出店してるクラブのスタッフが参加していたようで若い女性が複数きていたようだ。
その中にユリに似ている女性が来ていたような記憶があるそうだ。

話を整理するとユリは村上組のクラブで勤務していた可能性が高い。その村上組にはリキトとツバキも組員である。現場でなくなっていた白真会の信者、塩乃木との関係はまだ不明だ。

「それと知っていたら教えてほしいください。宗教団体で白真会と黒真会、聞き覚えありますか?」藍原

「白真会は私の大学が白真会系の大学だったくらいかな、けどクラスメイトで仲良かった子が、白真会創設者の親族だった」ツグミ

私と京子さんは向き合いまさかという表情をお互いした。

「その人の名前って差し支えなけえれば教えてもらえますか?」藍原

「一条あやめさんです、私はあやめって呼んでいたけど」ツグミ

まさかの一条あやめとツグミがつながった。

「先日私たちあやめさんとお仕事を一緒にしたり、お付き合いあるんです」藍原

「本当ですが、大学依頼あってないけど元気かなぁ、私は看護師になってあやめは家業を継ぐとかいってから疎遠になってね」

「あやめさん、すごく言い方で姉の事件の件で、色々お世話になってます」藍原

藍原は、白真会と姉の事件の件をツグミに伝えた。

「何か奇遇ね、あやめには大学の時に虎の式神が宿ってる!なんて脅かされた事もあったし、なんか懐かしいなぁ」ツグミ

それを聞いて京子の顔が曇りだした。。。

「虎の式神?それは白虎か?」

「白虎だか何かは忘れたけど、あやめが真剣な顔で言ってくるからびっくりしちゃってね」ツグミ

「姉さんちょっと手を貸してくれ」京子

京子はツグミの手をとり、霊視を初めてしまった。


ツグミと、風間の関係を知っているのは、右腕に取り憑いていた式神白虎の祓い時にいた
ドクとアスカと中島。

今回の調査の時にドクはツグミと風間との関係を京子と藍原には伏せていた。

過去の話だし、色恋物語が捜査の妨げになると予測したからだ。

しかし、ツグミの何気ない一条あやめとの思い出話で虎の式神と言ったことで、京子の疑惑を匂わせてしまったのだ。。。

京子がツグミの手を取り霊視を始める。
苦悶の表情が続く。

藍原もスイッチを入れた。
目にしたものは、ツグミの後ろでもの凄い形相で京子を睨む、白虎の姿であった。

今にも京子の頭を丸呑みするくらい近づき威嚇する。

京子はツグミの手を離し霊視を取りやめた。

「姉さん率直に聞く、風間という男とどういった関係だ」

「風間って。。風間くんのこと?」

京子はスマホの画像をツグミに見せた。

「この素麺を鼻から出している男だ」

「京子さんもう少しマシのが。。。💦」

ツグミは思い詰めるように黙ってしまった。

「あなた達の言っている風間さんは先程話に出てきてた、昔の恋人です。」

遠からず3人が心寄せる男。
この中で京子だけが、全てのあらすじを理解した。
あの雪の日の胸騒ぎ、居てもたってもいられず、風間の霊気をだどりホワイトアウトする街の中を彷徨った日、風間とツグミが13年ぶりに再会した夜だったと。

そして、風間の腕に人生をどん底に落とす怪我をさせた張本人。それがツグミ。

「ご縁なのかもしれないですが、なんか複雑ですね」藍原

「京子さんと藍原さん、風間くんと知り合いなんですね。。。」
少し寂しげにツグミは問いかける。

「まぁ、ちょっとしたオカルトテイストな活動を。。。」
京子はすこ濁したつもりだったが、食いついちまった。

「オカルト?先程、京子さん私の手を取り何をしたんですか?」

藍原と京子は顔を合わせて覚悟を決めて話した。

「先程、京子さんはツグミさんを霊視しました。その際、背後に白虎の守護霊が見えました。」

「びゃっこ?」

「白銀の虎です、風間さんの話で繋がってしまったのですが、13年前の鎌倉での抗争で貴方は白虎の力を使い、リキトと風間さんに重症をおわせた。」

ネギ風間の奴は2年前まで、右腕が全く動かなくなり不便な性格をしてきた、あいつの事だ、姿を消したのはアンタに腕の事を知られないためだ。」

藍原も京子も事実を伝えるのは厳しいと思ったが、風間が背負ってきたもの、そして自分達の思いが背中を押してしまっていた。

「そんな。。。私何も知らないまま生きてきて。風間くん。。なんで」

ツグミは所構わず泣きだした。
心の準備もしてなく、突然あった2人から
過去の真実を告げられ、戸惑い、後悔、虚しさ、悲しみを受け入れなければならなくなったからだ。

3人無言の時間が流れた。
藍原が切り出した。

「当時先輩も先輩なりに考えた上での決断だったと思います。」

「ふざけた男だが、いい奴である事は間違いない、姉さんさっきは強く言いすぎて悪かった。」

「私も取り乱してごめんなさい、藍原さんのお姉さんの件は今後も協力させてください」

そういって京子と藍原はツグミと見送り、またカフェへ戻った。

「ツグミさんが、まさか先輩の元カノとはびっくりしました。。。」

「ライバルが増えちまったな。。。」

「京子さん今後はどうしますか?」

「お前の姉さんが働いていた所が鍵だな」

藍原は村上組という893の経営するお店についてNAOTOに聞くことにした。

あの事件の日に姉が働いていた
「クラブルージュ」という店だ。

ご愛読ありがとうございます。

お気に入りコメントも是非頂けたら励みになります。よろしくお願いします🌈



































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