11 / 23
第11話
しおりを挟む
バケトンネルで大輝達と別れた
真一と紗栄子は町で唯一のラブホの駐車場にセルシオを停めた。
エンジンがアイドリングを続ける。
「そう言う意味じゃないけど、仕方ないからここでちょっと休もう」
「そう言う意味って?」
俺は紗栄子の質問を無視してエンジンをきり車外にでて自動扉をくぐり中にはいった。
紗栄子も慌てながら真一の後をおう。
真一は慣れた手つきで部屋を選び先に進んだ。
「真ちゃん休むだけだよね?」
「あぁ休むだけだから心配すんな」
部屋に入ると紗栄子はソファーに座り真一はベットに倒れ込んだ。
夜通し、死体の問題を抱えながらいた2人にとって緊張の糸が途切れたのか、各々眠りに堕ちていった。
「真ちゃんお昼ご飯かってきたよ」
「もう昼か?」
夜明けにホテルにはいってから数時間が流れ
昼になっていた。
紗栄子はテーブルに買い出ししたものを並べて食事を始めた。
俺はシャワーを浴びに浴室へ向かう。
浴槽にお湯が溜まっていた、紗栄子も風呂に入ったのか。
俺は浴槽に体を沈ませ、体勢をずらして頭まで沈めた。
無音の世界、過去の人生も死体も忘れて、このまま底まで沈みたい気分だ。
浴室をでて鏡を見つめる、すこしやつれた顔。体を逸らしベットルームにいる紗栄子をみる。
食事も終わり、テレビを見ていた。
紗栄子が俺の視線に気付き俺を見て咄嗟にまたテレビに視線を戻す。
あぁ上半身とはいえ男の裸をみて
恥ずかしくなったのか。。
俺はベットに腰を下ろしタオルでガムシャラに髪を拭く。
「本日未明、一台の乗用車が〇〇岬から転落した事故がありました。乗用車の中からは男女が見つかっており身元の確認を急いでいるところです。」
俺と紗栄子はテレビのニュースをみて引き上げられていた車を見て呆然と立ち尽くす。
「真ちゃんこの車、大輝くんのじゃない、、、」
「あぁ、大輝の車にそっくりだ」
俺はスマホを取り出し大輝に連絡をするが
電源が入ってないという応答しかしない。
「事故だよね?だって心中とかありえないし」
「わかんねぇけど事件の可能性もある」
すると紗栄子のスマホが心臓を破るような音で鳴る。
「ママから電話だ。。」
紗栄子はゆっくりと受話ボタンを押す
「紗栄子どこにいるの?電話もしたしメールもしたのに折り返しもない」
「ごめんなさい。。。」
「昨日、警察がきて真一くんの事を聞かれたのよ、部屋のチャイムを鳴らしても家にいないし」
「ママちょっと忙しいから電話切るね」
紗栄子は終話ボタンを押した。
「真ちゃん昨日警察がうちに来て真ちゃんのこと聞いて来たって」
俺は一気に血の気が引き思考が停止した。
思い当たる節は凛のことしかない。
凛の死体は祠の中だし、警察が動くには早すぎる。なんだなんの件だ。
とにかく長居は危険だ移動した方がいい。
「紗栄子移動するぞ」
俺と紗栄子は急いで部屋を後にして
駐車場に向かう。
駐車場は怪しい動きはない、警察、大輝たちの死、凛の死、もう頭の中がぐちゃぐちゃだ。
紗栄子が何かに気付いたのかこう言った。
「真ちゃんトランクが半開きだよ」
紗栄子が言うように確かに半開きだ。
俺はトランクの中を締めようとするとリアバンパーあたりが赤いシミがある。手で拭うと乾き切っていないようなシミだ。
よく見ると赤い鮮血のように見える。
嫌な予感がし俺はゆっくりとトランクを開ける。
「真ちゃん?」
呆然と立ち尽くす俺の元に駆け寄る。
紗栄子はトランクの中を見て手の平で口を覆う。
「なんで真希さんがセルシオのトランクにいんだ」
トランクにはぐったりとした、真希が横たわっていた。
真一と紗栄子は町で唯一のラブホの駐車場にセルシオを停めた。
エンジンがアイドリングを続ける。
「そう言う意味じゃないけど、仕方ないからここでちょっと休もう」
「そう言う意味って?」
俺は紗栄子の質問を無視してエンジンをきり車外にでて自動扉をくぐり中にはいった。
紗栄子も慌てながら真一の後をおう。
真一は慣れた手つきで部屋を選び先に進んだ。
「真ちゃん休むだけだよね?」
「あぁ休むだけだから心配すんな」
部屋に入ると紗栄子はソファーに座り真一はベットに倒れ込んだ。
夜通し、死体の問題を抱えながらいた2人にとって緊張の糸が途切れたのか、各々眠りに堕ちていった。
「真ちゃんお昼ご飯かってきたよ」
「もう昼か?」
夜明けにホテルにはいってから数時間が流れ
昼になっていた。
紗栄子はテーブルに買い出ししたものを並べて食事を始めた。
俺はシャワーを浴びに浴室へ向かう。
浴槽にお湯が溜まっていた、紗栄子も風呂に入ったのか。
俺は浴槽に体を沈ませ、体勢をずらして頭まで沈めた。
無音の世界、過去の人生も死体も忘れて、このまま底まで沈みたい気分だ。
浴室をでて鏡を見つめる、すこしやつれた顔。体を逸らしベットルームにいる紗栄子をみる。
食事も終わり、テレビを見ていた。
紗栄子が俺の視線に気付き俺を見て咄嗟にまたテレビに視線を戻す。
あぁ上半身とはいえ男の裸をみて
恥ずかしくなったのか。。
俺はベットに腰を下ろしタオルでガムシャラに髪を拭く。
「本日未明、一台の乗用車が〇〇岬から転落した事故がありました。乗用車の中からは男女が見つかっており身元の確認を急いでいるところです。」
俺と紗栄子はテレビのニュースをみて引き上げられていた車を見て呆然と立ち尽くす。
「真ちゃんこの車、大輝くんのじゃない、、、」
「あぁ、大輝の車にそっくりだ」
俺はスマホを取り出し大輝に連絡をするが
電源が入ってないという応答しかしない。
「事故だよね?だって心中とかありえないし」
「わかんねぇけど事件の可能性もある」
すると紗栄子のスマホが心臓を破るような音で鳴る。
「ママから電話だ。。」
紗栄子はゆっくりと受話ボタンを押す
「紗栄子どこにいるの?電話もしたしメールもしたのに折り返しもない」
「ごめんなさい。。。」
「昨日、警察がきて真一くんの事を聞かれたのよ、部屋のチャイムを鳴らしても家にいないし」
「ママちょっと忙しいから電話切るね」
紗栄子は終話ボタンを押した。
「真ちゃん昨日警察がうちに来て真ちゃんのこと聞いて来たって」
俺は一気に血の気が引き思考が停止した。
思い当たる節は凛のことしかない。
凛の死体は祠の中だし、警察が動くには早すぎる。なんだなんの件だ。
とにかく長居は危険だ移動した方がいい。
「紗栄子移動するぞ」
俺と紗栄子は急いで部屋を後にして
駐車場に向かう。
駐車場は怪しい動きはない、警察、大輝たちの死、凛の死、もう頭の中がぐちゃぐちゃだ。
紗栄子が何かに気付いたのかこう言った。
「真ちゃんトランクが半開きだよ」
紗栄子が言うように確かに半開きだ。
俺はトランクの中を締めようとするとリアバンパーあたりが赤いシミがある。手で拭うと乾き切っていないようなシミだ。
よく見ると赤い鮮血のように見える。
嫌な予感がし俺はゆっくりとトランクを開ける。
「真ちゃん?」
呆然と立ち尽くす俺の元に駆け寄る。
紗栄子はトランクの中を見て手の平で口を覆う。
「なんで真希さんがセルシオのトランクにいんだ」
トランクにはぐったりとした、真希が横たわっていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる