そして君と出会った春が終わる

虫とるず

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一話

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多分これは夢だ。
僕はたくさんの桜が飛び散る様子を見ながら、その光景の荘厳さに身動きができず呆然としている。近くには広い池があり、そこにはいろんな色をした鯉が優雅に泳ぎ、
水鳥が水面で立ってまるでダンスをしているみたいに羽を広げている。桜を見る人もいれば、池の周りで鯉に餌を与えたり、水鳥の写真を撮ったりする人がいて、皆程よく笑顔に満ちている。
こんな不甲斐ない僕には似合わないところに居るわけがない。
それに僕のすぐ隣には友人が一人いて、一緒に桜を見ているのだ。
今まで友人なんて一人もできなかった僕には一緒に何かするという概念自体薄まっており、ましてや桜を見るなんてロマンチックなことするわけがない。
だけど僕は楽しそうにしていた。それは桜や池の景観に感動しているのではなく、またどこか別の部分に思いを浸している。ありえない。といえば優しいかもしれないが、きつく言えば気持ちが悪い。似合わない。僕がこんな気持ちになる事はまずないのだ。
そんな資格、ないと思っている。
僕は小学五年生の時母を殺した。殺したと言っても、包丁で身体中を射したとか、後ろからこっそり忍ばせて縄で首を絞めたとか、毒殺だとか、そんな典型的な殺し方ではない。
僕は何もせずにして母を殺してしまったのだ。
母は自殺だった。原因は精神的な病みとストレス。そしてその原因となった存在が僕なのだ。
僕はその頃学校でいじめにあっていた。クラス全体からのもので、誰も助けようとする人はいなかった。担任の先生も僕に向かって耳元で嫌なことを言ったり、先生の特別特権で並より成績のいい僕の評価を最低ランクに改竄したり、法に齎す様々な事をされてきた。毎日のように痣を作って帰ってきては、全身泥だらけ、ランドセルは切り刻まれ、ボロボロの状態で帰ってくることも多々あった。
僕はそれに耐えることができたが、母が怒り狂って学校や、自分のクラスの生徒の親に電話した。しかしそれが仇となって母の形は崩れていった。
母はいじめっ子の親たちの悪巧みで、会社を辞めさされ、親の中に弁護士がいたせいで、犯罪人としてでっち上げられ、借金も作ることになった。
母はそれに耐え切れず警察や、弁護士を付け、対抗したが、母自身も、僕の事で怒り狂い様々な暴動を犯した事で思うように進まなかった。借金も作り、周りからは白い目で見られ、もうどうすることもできなくなった母は毎日アルコールに溺れていった。
そして僕は母の勧めで学校をやめ、家事の手伝いをしたり、母が始めた内職を手伝ったりして日々を生活していくようになった。時折見る母の涙を流している姿が心に痛く感じ、僕も泣いてしまうことも多々あった。
それから僕と母は引っ越し、別の学校に通うことになった。
母もまた別の会社に就くことができ、借金も残りわずかとなり、母の涙を見る日々も少なくなってきた頃、転校して一ヶ月くらいが経ち僕はまたいじめにあった。それは以前にましてひどく、家の窓を割り中を荒らしては、排泄物を投げ入れ、それが治ったと思うと、次は家の前にゴミが大量に捨てられてあったり、家の壁に落書きがされてあったり、治る事はなかった。
母はまたブチ切れ、平日の昼間に校長室に入って、暴力沙汰を犯してしまった。
それが原因で会社を辞めさされ、校長の怪我がかなり酷いものであり、慰謝料を請求され、借金が倍増した。
そんなことがありとうとう母は僕にまで暴力をするようになった。「お前のせいだ」「お前がいなけりゃこんな事には」「この疫病神」など、母は毎日暴言を吐いた。
疫病神。確かにそうだった。原因はすべて僕にあった。何もかも悪いのは僕で、いじめられたのも自分のせいで、借金を作ったのも、母が変わってしまったのも全部全部全部僕のせいだった。
だから僕は自分は生きてはいけない、こんな綺麗な青い青空の下で歩いてはいけないと思うようになり、自ら命を絶とうとして、またいつものように顔中に痣を作り、衣服ボロボロで帰ってきて、包丁を取るためにキッチンに行った。だけど僕はできなかった。
目の前には母が包丁で手首を切って死んでいた。
母は僕がしようとしていた事を先に行い、死んだのだ。
次は自分がこうなる、そう思いながら母が使い終えた包丁を手にした時、突如身体中が恐怖に陥り、嘔吐した。母の死様があまりにも現実離れして、すべてを吸い込まれそうになり、今から僕もこうなるのか、という恐怖心が反芻し、手に持っていた筈の包丁が床に落ち、同時に自身も崩れ、身を縮ませて泣いた。
結局僕は自殺をすることができなかった。
それが自身の不甲斐なさを痛感し、僕はこれまでの自分を改竄し陰に潜むように生きるようになった。
それからというもの僕は祖母の所に行き、三度目の転校でようやくいじめの無い毎日を送ることができた。相変わらず友人はできなかったが。
後もう少し、ほんの少し母の決断が遅まっていたら死ぬ事はなかったのでは無いか。僕は今の毎日にまた悔やんだ。

そんな不甲斐ない僕が隣にいる異性と手をつないで桜を見ているなどありえないし、そんな事はあってはいけないものだ、ただの幻想に過ぎないと、これは夢だと断言できる。だけどどうしてこんな夢を見るのであろうか。僕は心のどこかでそういう当たり前に皆が思うような事を、いつか、こんな僕でも訪れる日が来るのだろうかと願い信じているのかもしれない。
母を殺した僕がそんな事を思うのはいけないことだけど。
でもそれは初めて感じた、言いにくいけど素敵な思いだった。




目が覚めると、春の日差しがカーテンの間を通って瞳に照らした。僕は目を細めて手で日差しを妨げながら起き上がり、アラームを設定してあった時計を見る。
既に時刻は十時を回っており、僕は飛び上がって早々と着替え、パンを一枚いつもより短めにトースターに入れ、好みの苺ジャムをつけて口に咥える。食べながら準備をしていると、苺ジャムがバイト服に落ち、慌てて水で濡らしたタオルで擦る。縦に青と白の縞模様の柄の服は、まさしくコンビニのバイト服だと思わせ、そんなものに赤色のジャムがつくと目立って、確実に気づかれてしまう。
今からバイト先に行っても確実に遅刻は決定しており、しかもシミのついたバイト服で行くのも、どうにも行く気になれず、仕方なく電話して休もうと決断した。今まで休まず半年は行っていたのにとうとう休んでしまう事は、まるで皆勤を目指していたが卒業する残り一ヶ月前に敢え無く休んでしまった時の様な辛さが感じられるが、逆に僕は今まで頑張ってきたのだから今日は特別に休もうと楽観的に考えて、どうにか辛さを凌いだ。
しかし休んでしまうと、いつも一日の大半をバイトで終わってしまうので、ゆとりが出来た今日の一日をどう過ごそうかと、悩む。取り敢えずここ最近片付けていなかった部屋を掃除しようと思い、洗面所に行き顔を洗い歯を磨いた後、散らかったゴミや物を捨て片付ける作業を開始した。
去年から祖母の家を出て、一人暮らしを始めた僕の小さな部屋は、意外にもあまり汚れておらず、シンクには洗っていない食器やらが大量にあるかと思えば全くなく、散らかってはいるが足の踏みどころが無いまではいかない。
僕は安堵しながら掃除をしていると、自分の部屋をあまり見ていないことに気づく。バイトで疲れ、部屋を気にする事はなかったのだ。だとすれば僕はほぼ無意識で部屋をある程度の状態にはしていたということになり、かすかに沸いた自信をそっと胸の中に押し込む。
ある程度の部屋が綺麗になると、次は床拭きに入る。これはバイトでも結構やらされており、短時間で終わった。
時刻を見るとちょうど昼だったので冷蔵庫を開け、昼食を作ろうとするが見事に中はスッカラカンでその瞬間腹の虫が鳴り、溜息をついた。仕方なく出たくない外に出ようと、準備をして重いマンションのドアを開けると、嫌な陽射しが顔を照らしてきて、顔を顰めてしまうが、春のひと風が気持ちよく、いつもより快く外に出ることができた。
春初の今日は、気温が十九度と丁度良く、雲ひとつない晴れで外出日和だった。そのおかげかいつもより少し離れたスーパーに行きお惣菜やら、しばらく買い物しないためにカップ麺を大量に購入した。カゴいっぱいに詰めたカップ麺に不思議そうに見てくる人もいるが、気にもせずにレジに行くと、店員も目を見開いて驚愕した風だった。
彼女は二十歳位でまだ働いて間もない動作で大量のカップ麺を袋に詰め、僕のことを心配してか、呟いた。
「こ、この近くの川沿いに、たくさんの桜が咲いていて観光客も押し寄せてくるスポットがあるのですが、お客様も見に行ってはどうでしょうか」
彼女は僕とは一切目を合わさず、淡々とカップ麺を袋に詰め、震える様な声で話すので、少し困った。
もしここで僕が「どうしてそんなことを今?」なんて言えば彼女は泣きながら謝りそうだ。しかし多分心配心で、桜を見れば心の闇も晴れるかもしれませんよと伝えたいのだろう。人に心配される事はなかなか無いことで、感じたことの無い思いを抱き、彼女の心配心に応えようと桜を見に行こうと思い、礼を言う。
「…ああ、ありがとう」
囁く様にそう言うと彼女はようやく僕の目を見た。その表情は喜びだった。
「良かったです、とても綺麗なのでビックリすると思います」
僕はこくりと頷きお金を支払った。
そして両手にカップ麺が入った袋を二袋持ち、スーパーを後にした。大量出費で春の風が心地いいものに感じなくなったが、彼女が言った通りに川沿いの桜の木々を見に行った。
本当にスーパーのすぐ近くで、調べなくても着くことができた。
そこには遠くから来た様な人、外国人なんかもいて賑わっていた。屋台も何件かあり、木々に提灯をぶら下げて、祭りの様だった。桜の木が川沿いに連なっていて、辺りは桜の花の雨が降り注ぎ幻想的で荘厳なものだった。いつの間にか春の風が気持ち良く感じる様に戻っており、大量出費したことなどとうにどこか遠くに飛んでいた。
「綺麗だ」
似合わずそんなことを呟いてしまうほどに綺麗な光景だった。もしかしたら夢に見たものより綺麗なのかもしれないと思い、同時に身震いし心臓が気持ち悪いくらいに拍動していることにも気づき、持っていた袋を地面に置き胸に手を当て、心臓の音を感じた。ドク、ドク、ドク、と太鼓の様に鳴り、もしかしたら僕の体の中には誰かが居て、心臓を叩いて音を鳴らしているのでは無いかと思った。それは僕が生きているということを実感させられる音で、目を瞑ってセンチメンタルになった。
変だな。僕は何をしているんだ。何を感じているんだ。何を思っているんだ。
不意に涙が出そうになったがどうにか堪えた。多分この光景は一生忘れることができないだろう。今までの人生でここまで美しいものを見たことがなかったし、この世界にこんな美しい光景が存在するなんて思ったこともなかった。
桜を見た瞬間僕の中に存在する白黒のパレットに新たな色が追加された。だけど、消えない思いはあった。それは、
僕はこの思いを感じる資格が無い、僕は母を殺したのだから影の中に閉じこもっていなければいけない。
ようやく我に帰った時には、帰ろうと袋を持ち家に向かって歩こうとした、その瞬間。誰かに、誰かが僕の名前を呼んだ。優しく、透き通った声で。
神原奏太かんばらそうた君」
僕は僕の名前を呼んだ人物の方を向いた。
そこにいたのは白いワンピースを着、少し茶色い肩まで伸びた髪が揺られ、手を後ろに組んでこちらを見ている姿があった。
最初僕は彼女が見えなかった。それは彼女がまるで桜と同化している様に見えたからだ。彼女は後ろで優雅に踊る桜に紛れている様だった。そう感じた。
すると彼女は突然僕に近づいて、言った。
「桜が綺麗ですね、今日も」
もしかしたら僕の知り合いか?と思うがありえない。どうすればいいかわからず無言で僕は彼女を見ることしかできない。
「春といえば桜ですよね」
何故だろうか。僕は今涙を出さない様に耐えている。どうして?彼女が美しいから?母親に少し似ているから?わからない。考えても考えても答えは出てこない。
「…あれ?どうしたんですか。泣きたいのなら泣けばいいのに」
また、涙が出そうになる。もう耐え切れず僕は一粒の涙を流してしまった。
運命、というものは唯のおとぎ話にすぎないと思っていた。だけどこれってまるで、そんな感じだ。わからないけど。でもわからなくても心は正直で。
僕は一瞬にして彼女に惹かれてしまった。
朝、パンの上に乗せていたジャムがバイト服に落ちてしまったことを理由にバイトを休んで、スーパーに行ってカップ麺を買いすぎて若い店員に心配されて桜の場所を教えてもらい、そこで彼女と出会って、多分、もしかしたら彼女と出会えたのは奇跡と奇跡が重なって、そして運命的に出会ったのかもしれない。
「君は…一体…__」
僕が言い切る前に彼女は先走った。
西宮成美にしみやなるみ、そして君は神原奏太」
「なんで僕の名前を…」
すると彼女は少し悩んで
「秘密です」
と唇に人差し指を立てて。
謎めいた表情で。本当に桜の様に、彼女が華やかで。だけど
「どういうこと…なんだ?」
何故僕に話しかけた。僕なんかに話しかけたんだ。どうしてこんなに僕の気持ちは揺らぐんだ。何が目的なんだ。分からない。分からない。
僕は心内で尋ねた。でも彼女は全て分かった様な表情で、またからかっている様なためしている様な口調で言った。
「それは桜に聞いてみてください。ほらこんなにたくさん咲いてますよ。去年はこんなに咲いてなかったのですが…今年は色々、思い悩む年なのですかねぇ」
僕は彼女の言葉が理解できず頭の上にはてなマークが浮かんでいた。
「なあ、からかいならよしてくれ。僕は、君は、僕に近づかない方がいい。理由は話したく無いが、僕に関わったらろくな事が起きないんだ。だから…」
僕から離れてくれ。
言葉には出せなかった。
理由は簡単だった。彼女と少しでも長くいたいから。
だけど、それは、してはならないこと。禁忌目録だ。
僕は顔を下に向けて拳を握りしめた。
すると彼女はまた一歩こちらに近づいて。
「私の事は成美、とそう呼んでくださいね」
そう言うと彼女は桜が散る様にどこかに消えていった。
僕は謎の余韻に浸り、呆然と桜が降り散る下で立っていた。

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