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第1章
第一話
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これは二年前。俺が中学二年生の頃の話だ。
ただ、彼女は誰に対しても優しく接していた。どうでも良いやつに対しても、彼女は愛想よくしていた。
だから俺は勘違いしたのだ。
性格のせいか友達が一人もおらず、クラスの奴からは、俺の尖った髪がニワトリみたいだと「コッケ」というあだ名で呼ばれていた。これは、滑稽をも意味しており、良いあだ名ではなかった。
しかし、そんな俺に対してでも彼女は優しく接してくれたのだ。
時には廊下を行き交う際にあざとく手を振ってくれたり、時には何気なく消しゴムを拾ってくれたり、時には帰り際に「じゃあね」と声をかけてくれたりした。
だから俺は彼女に惚れてしまったのだ。
そして、いてもたってもいなくなり俺は思いを告げた。
息が詰まりそうな思いだったのを今でも気持ちの悪い位覚えている。
「どうして??どうしてそんなことを言うの?私とあなたを同類みたいに思わないで」
__同類みたいに思わないで。
なんども、何度も反芻した。
彼女は俺の事など、眼中にもなかった。むしろ、やはり周りと同じように、俺という存在に嫌悪感を抱いていた。しかし、自身のプライドが許さず俺という存在にも同等の対応をするという心決めがあったのだ。
ただそれだけだったのだ。
俺は勝手に勘違いして、底のない沼へとズブズブと沈んでいったのだ。
だから、それ以降、俺という存在はどうしようもない人間へと変わった。
ただ、彼女は誰に対しても優しく接していた。どうでも良いやつに対しても、彼女は愛想よくしていた。
だから俺は勘違いしたのだ。
性格のせいか友達が一人もおらず、クラスの奴からは、俺の尖った髪がニワトリみたいだと「コッケ」というあだ名で呼ばれていた。これは、滑稽をも意味しており、良いあだ名ではなかった。
しかし、そんな俺に対してでも彼女は優しく接してくれたのだ。
時には廊下を行き交う際にあざとく手を振ってくれたり、時には何気なく消しゴムを拾ってくれたり、時には帰り際に「じゃあね」と声をかけてくれたりした。
だから俺は彼女に惚れてしまったのだ。
そして、いてもたってもいなくなり俺は思いを告げた。
息が詰まりそうな思いだったのを今でも気持ちの悪い位覚えている。
「どうして??どうしてそんなことを言うの?私とあなたを同類みたいに思わないで」
__同類みたいに思わないで。
なんども、何度も反芻した。
彼女は俺の事など、眼中にもなかった。むしろ、やはり周りと同じように、俺という存在に嫌悪感を抱いていた。しかし、自身のプライドが許さず俺という存在にも同等の対応をするという心決めがあったのだ。
ただそれだけだったのだ。
俺は勝手に勘違いして、底のない沼へとズブズブと沈んでいったのだ。
だから、それ以降、俺という存在はどうしようもない人間へと変わった。
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