上 下
3 / 6
0章:はじまりはじまりの章

大丈夫ヨ!あなたもワタシも頭おかしいからッ笑

しおりを挟む
リュート「俺を治してくれませんか?」

そらは逡巡した。
そもそもなんでこうなったんだったっけ?


……そうだ。はじめはあの言葉からだった。



「君はスターシードだね」
ふとおもしろそうに見えて立ち寄ったお店。
お店の名前は魔法本舗。
自称魔法使いのおじさんが店主だ。
(めっちゃキレイな黒髪スーパーロング😳)

そら「ぇ、なにそれ。ほしの…タネ?
なにそれ、おいしいの??辛いのはやだなぁ」

店主「柿のタネみたいに言うんじゃない笑笑
スターシード。地球を引き上げる役割を担って生まれた魂だよ。君たちの存在が地球を引き上げて、未来へと繋ぐんだよ。」

そら(うん??ちきゅうをひきあげる???
ぇ、なにその、あにめみたいなの。
…私がそんな大きなことできるわけない。)

そらは思ったことを口にする。

そら「あっは!!店長さんっ!!
そんなすごい人いるんですか??
けど、それは私じゃない。私がそんなアニメみたいな、ゲームみたいな存在なわけないじゃないですか」

店主はそらの言葉を一蹴するように尚も言い切った。

店主「いや、君は間違いなくスターシードだ。そしてクリスタルだ。レムリアにも由来がある。出身星はプロキオンだね。ライトランゲージもいずれ使いこなせるだろう。」

そら「ちょ、待ってw呪文かなんかです?😳」

店主「近い未来、君は勇者に出会うだろう。
その前に木蓮先生に教えてもらいなさい。行っておいで。」

そう言うと店主は何やら、ぶつぶつと言い始める。

店主「……木蓮先生。今から送ります。
さらだくーか、にくもくーか、びびでぃばびでぃぶー」

そう言うと空間が歪み始める。
そして、いつの間にか知らない場所、知らない女性が前に立っていた。

そら(ぇ、ヤバいやつっ!!私頭おかしくなった??ってか保育園のお迎えあるのに大丈夫?ってか、心の準備できてないのにぃぃぃっ!!!!!!)

女性「そらちゃん。ようこそッ!!私が木蓮ヨ」

そら「ぇ、ぁ、私頭おかしくなったんですか?」

木蓮「大丈夫ヨ!あなたもワタシも頭おかしいからッ笑」


…………あかんヤツや。ナンテコッタ。。。
しおりを挟む

処理中です...