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第3章 関係の変化
第4話 ツキイチ会の余韻 ユウキ(受け)視点
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※エロなし
月曜の朝はダルいものだが、今日は一段とダルい
体もダルいが、金曜から土曜に「ツキイチ会」でヤラれまくった腰は
昨日一日だけでは復活しなかった
(まぁ、昨日は昨日で4時間くらいピアノの練習もしたし、あんまり休めてないんだけどね…)
正直、昨日は一日中寝ていたいくらいだったけど、そうもいってられない
コンクールの予備予選に送っていた動画が運よく通過していて、3ヶ月後には予選出場になっている
本当は一日中練習したいくらいだけど、敢えて音大ではなく一般の大学に進学した俺には
レポート提出だのも大量に投下されてくる
何より昨日は、腰が死んでいた
ピアノのベンチ椅子は、長時間練習したいからという理由で、座面がふかふかの最高級のものを購入してもらっていたが
それでもケツに当たる部分が痛い
というか、弾く時の重心移動も、激しく犯されたアナルを再び攻撃してくる
────ピアニストと、ゲイのネコって、相性悪いんじゃね?
そんなアホみたいなことを考えながら、昨日は多くの時間をベットで過ごし、タブレット片手にレポートを作るという作業に追われた
あ~~あ…
性的問題と指揮者とバイオリニストの両親への反発心もあって選んだ道だけど、実際やってみると結構ハード
先生からは、そこそこのコンクールで結果を出して国内でのコンサート活動を始めた方が勉強になるって言われてる
……親の七光りなんて言われないように
アサヒくんみたいに、王道に音大に進んで海外の音楽院へ進学なんて方が楽だったかもしれないと今になって後悔することもあるけど
日本の音大に進むなら、両親と一緒にヨーロッパに渡って向こうの音楽院に入れって言われちゃったし…
将来を考えるなら、それも良かったんだけど…
同じ先生に習う門下生たちにも、なんて恵まれた環境!って言われたけど…
無理なんだよ
俺の性欲が絶対に無理だ……
「ツキイチ会」無しに、俺の性欲をどうやって発散させればよいのか
正直、「ツキイチ会」が解散になったら、俺はどうやって生きていけばいいのか恐怖感すら覚える
あいつらとのセックスで、アサヒくんとのこともフッきれたとこもある
もちろんアサヒくんのことは嫌いにはなれないしさ、ピアニストとしては憧れの存在でもあるけどさ…
それでも、彼氏としては付き合えないんだろうな~~って
そんでもって、その理由は、俺の性的嗜好が大きいんだろうな~~って…
月1回、思いっきりセックスしまくるこのサイクルは、性欲も精神も安定させるドラッグのようなもの
「トウマが2人きりでもメスイキ」なんて言ってたけど
それが叶うのあれば、俺も生きていけるかもしれない…って
どんだけ性欲ヤバいの…
というか、いつまでこの性欲続くの……
こんな生きづらいなら、もう枯れてくれた方が人生上手くいくってもんだよな…
大学のカフェでスケジュールが映るタブレットを眺めていると、隣のイスにドスンと座るオトコがいる
「腰、大丈夫か?」
ニヤリと笑うヨシユキは、一昨日の「ツキイチ会」で俺を犯るだけ犯して、犯り逃げのようにバイトに向かったヤツだ
「大丈夫じゃない」
横目でチラリと見ると、嬉しそうにタブレットを覗いてくる
「おい!勝手にのぞくなよ!!」
「え~なんだよ、エロ動画でも見てるワケ?俺にも見せろよ~~~」
「バカか!」
こいつはホントに…
これで成績はトップクラスだってんだから、世の中どうなってるんだか…
「なんだよ、3ヶ月後じゃん…フライト予定?
……3週間も?海外??」
「もう!勝手に見て!!なに内容把握してんだよッ!!
ほら、一限目そろそろ始まるから教室行くぞ」
月曜の朝はダルいものだが、今日は一段とダルい
体もダルいが、金曜から土曜に「ツキイチ会」でヤラれまくった腰は
昨日一日だけでは復活しなかった
(まぁ、昨日は昨日で4時間くらいピアノの練習もしたし、あんまり休めてないんだけどね…)
正直、昨日は一日中寝ていたいくらいだったけど、そうもいってられない
コンクールの予備予選に送っていた動画が運よく通過していて、3ヶ月後には予選出場になっている
本当は一日中練習したいくらいだけど、敢えて音大ではなく一般の大学に進学した俺には
レポート提出だのも大量に投下されてくる
何より昨日は、腰が死んでいた
ピアノのベンチ椅子は、長時間練習したいからという理由で、座面がふかふかの最高級のものを購入してもらっていたが
それでもケツに当たる部分が痛い
というか、弾く時の重心移動も、激しく犯されたアナルを再び攻撃してくる
────ピアニストと、ゲイのネコって、相性悪いんじゃね?
そんなアホみたいなことを考えながら、昨日は多くの時間をベットで過ごし、タブレット片手にレポートを作るという作業に追われた
あ~~あ…
性的問題と指揮者とバイオリニストの両親への反発心もあって選んだ道だけど、実際やってみると結構ハード
先生からは、そこそこのコンクールで結果を出して国内でのコンサート活動を始めた方が勉強になるって言われてる
……親の七光りなんて言われないように
アサヒくんみたいに、王道に音大に進んで海外の音楽院へ進学なんて方が楽だったかもしれないと今になって後悔することもあるけど
日本の音大に進むなら、両親と一緒にヨーロッパに渡って向こうの音楽院に入れって言われちゃったし…
将来を考えるなら、それも良かったんだけど…
同じ先生に習う門下生たちにも、なんて恵まれた環境!って言われたけど…
無理なんだよ
俺の性欲が絶対に無理だ……
「ツキイチ会」無しに、俺の性欲をどうやって発散させればよいのか
正直、「ツキイチ会」が解散になったら、俺はどうやって生きていけばいいのか恐怖感すら覚える
あいつらとのセックスで、アサヒくんとのこともフッきれたとこもある
もちろんアサヒくんのことは嫌いにはなれないしさ、ピアニストとしては憧れの存在でもあるけどさ…
それでも、彼氏としては付き合えないんだろうな~~って
そんでもって、その理由は、俺の性的嗜好が大きいんだろうな~~って…
月1回、思いっきりセックスしまくるこのサイクルは、性欲も精神も安定させるドラッグのようなもの
「トウマが2人きりでもメスイキ」なんて言ってたけど
それが叶うのあれば、俺も生きていけるかもしれない…って
どんだけ性欲ヤバいの…
というか、いつまでこの性欲続くの……
こんな生きづらいなら、もう枯れてくれた方が人生上手くいくってもんだよな…
大学のカフェでスケジュールが映るタブレットを眺めていると、隣のイスにドスンと座るオトコがいる
「腰、大丈夫か?」
ニヤリと笑うヨシユキは、一昨日の「ツキイチ会」で俺を犯るだけ犯して、犯り逃げのようにバイトに向かったヤツだ
「大丈夫じゃない」
横目でチラリと見ると、嬉しそうにタブレットを覗いてくる
「おい!勝手にのぞくなよ!!」
「え~なんだよ、エロ動画でも見てるワケ?俺にも見せろよ~~~」
「バカか!」
こいつはホントに…
これで成績はトップクラスだってんだから、世の中どうなってるんだか…
「なんだよ、3ヶ月後じゃん…フライト予定?
……3週間も?海外??」
「もう!勝手に見て!!なに内容把握してんだよッ!!
ほら、一限目そろそろ始まるから教室行くぞ」
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