その辺のハンドメイド作家が異世界では大賢者になる話。

風呂桶之水源餅

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ー本編ーその辺のハンドメイド作家が異世界では大賢者になる話。

第71話 女の子はデリケート。

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てな訳で蛟ちゃんの神パワーで急な体調変化(女の子限定的な…)になってしまった盗賊ちゃんの看病をしている…。
結構頭痛持ちゆえに、普段からボルタレンやロキソニンなどの鎮痛薬を常備していてよかった…。

ちなみに余った奴は我が城の医局の人に渡して成分分析からの増産を依頼しておいた。
今後も必要になる事は多々ありそうだしな…。

「普段のお腹冷やす服は良くないからあったかくしておこうな?」
「ん…ありがと…。なぁ、ご主人様。
前から疑問だったんだが…こんなに優しくて素敵な大人の男なのに…モテなかったのか?」
「あははは…。まぁ、モテなかったねぇ…。
仕事ができるわけでもないし、お金持ちでもないし、見た目もこんなに駄肉ついてるし…
良くも悪くも優しくて頼れる人…位だったんだと思うよ。恋の相手としては、誰も見てくれてなかったと思う。
そんなもんだよ。
優しいからって別にモテたりする事はないよ。」

そう、俺はモテた事なんてない。
最初の彼女も結果的には体目当てだ。

俺に彼女が居ないと確信したから告ってきたとは聞いた。
逆に、普段は彼女が居そうだからそこまで深くは接してこなかったとも言っていた。

学生の頃は逆に酷い皮膚病とかガリガリの見た目も相まって気持ち悪いゾンビみたいだったのもあって女子に虐められてたし。

そういうの全部変えたくて、長い休みが取れた時に皮膚病の入院治療を行った。
その間に健康的な太り方もしたのだが、そっから下っ腹が出る状態まで太ったのである。

まぁ、虐めてきてた女子を見返したくて皮膚病治して、服や髪もお金かけて良い所で整えるようにして、カラオケとかも良い声で歌えるように色々と歌いまくって、そしてハンドメイドの趣味を極めて今に至る。

が、それが全部整った後も通算6年くらいはモテる事は無かったのだ。
まぁ、ヲタクなのもあったのかもだが。

「お前にはそんなに、俺が魅力的に写ってるのか?」
「ん…。当たり前だろ?側にいてくれると嬉しくて、声を聞くと落ち着いて、触れられると癒されて、ずっとずっと一緒に居たくなる。
そういう風に思えるようにしたのは他の誰でもないご主人様なんだから…。
ご主人様が、オレを女の子にしてくれたんだよ。」

キュッと腕を握られる。
ほんと可愛らしいなこの子は…。
俺が守られる側なのは色々と辛いけど…。

そして、オレを女の子に…ねぇ…。
色々な意味で色々と意味が深い…。

「そこまで言ってもらうと俺も嬉しいな。
俺は結構自分に自信ない人だからな…。」
「そんなにか?」
「そんなにだよ…。実際ほんと俺はモテた事なんてないからな…。
今が異常なんだよ俺からしたら。
この世界に来てから色々とおかしいんだよ…。
異世界人って言うだけで興味本位もあって好かれてるのだとしたら…とか考えると尚のことね…。」
「まぁ、惚れる要素は色々とあるよ。
凄く優しくて、割と誰にでも思いやりを持って接してる所とか、他にもいろんな魅力があるよ?
作るアクセサリーは可愛いしな。」

色々とか…。そして、見た目には触れてきてない辺り盗賊ちゃんも優しいな…。

「逆に、自分に自信無さすぎだろう…。
誰にでも優しくてカッコよくて、その上こう言うの作るセンスがあってってなったら割と誰でも惚れちまうぞ…普通は…。
むしろ、それで惚れられたことないって言うなら、ご主人様の世界の女は男を見る目がないか夢を見過ぎってやつだと思うぞ。」
「ぶっちゃけ俺もそう思った時期はありました。
それでもな…。本当、モテたことないんだよ…。
後輩思いの優しい先輩…。誰にでも優しい頼れる上司…。そんな事くらいしか言われた事ないぞ…。」

本当にな…。モテるかどうかは最終的にはその人次第だろうけど…。
見た目が最低限良かったとしても、それだけでモテる人と意外とモテない人が居るからな…。

「まぁ、俺のモテない自慢に触れるのはこの程度にして体の調子は大丈夫か?」
「あぁ…実はそれなんだがな……。
奴隷紋って…腹部の痛みを快楽に変える効果とかもあるらしいんだよ…。」
「………。そうか……。じゃ、俺はこの部屋から離れておくよ…。」
「わぁぁあっ!待ってくれご主人様!色々な意味で色々とヤバイんだよ!要するにだな…、ものすっごくムラムラするんだ…。」
「よし、ギルマスちゃんを呼びつけて良い加減にその奴隷紋を解除してもらうとしよう!」

ガシッとうでを掴まれる。

「だめだ!これは俺とご主人様が結ばれてるって言う愛の証みたいなもんだからなくしちゃダメなの~!」
「それよりもっと良いやつあげるから!例えば指輪とかそう言うの!」
「それは魅力的過ぎるけど、オレにしかないコレが一番大事なんだ~っ!コレがあるからこそ、オレはご主人様のものって安心できるんだよ~!」

あまり口には出さないけど、捨てられたりする事に物凄く不安を感じる人生を送ってるからな…。
そう言うのが怖いから尚の事、こう言うつながりを大切にしたいのかな…?

「そんなのなくても盗賊ちゃんは俺の嫁だけどな。」
「そっか…。嫁か…。えへへ…。ご主人様の…嫁…。
で、でもまだ結婚してないぞっ!?」
「まぁ、そうなんだけどな…。俺の世界だと犯罪レベルだからな…。そう言う心の中の常識的なものが必死に邪魔をしてくるものでなかなか踏ん切りがつかなくてな…。
俺の世界では18歳以下の未成年に手を出すのは、互いに同意があろうと犯罪だ。
子作りなど以ての外だしな。」
「あと5年も待てって言うのか!?う~っ…。がんばりゅ…。」
「俺も…考え方変えられるように頑張る…。
本音を言えば、こんなに可愛くて魅力的でまだ幼い君の将来を、俺が全部もらって良いものかって…。」

ボカっと軽く腹パンされた。

「むしろ…、もらえよ…。それくらいオレはすきになっちゃったんだ!そこも含めて責任取れよ…。
ばか…。」
「いや、でも君はまだ若いんだし…、それこそ歳の近いもっといい男を探した方が…。」
「まだ言うか!なんでわかんないんだよ!ご主人様はオレが嫌いなのか!?」

う~っ!っと唸ってボロボロ涙を流す彼女…。
まずい…。言葉を誤ったか…?

「もういい!部屋から出て行ってくれ!」

背中を押されて部屋から追い出されてしまった。

「はぁ…。声が大きかったから途中から聞こえてたけど…。修羅場ってるねぇ…?」

魔女さんに苦笑いをされる。

「また言葉を…誤ったかな…。」
「ほんと、君はどれだけ自分に自信がないんだい?
それに、君を好きになった彼女の気持ちを考えてあげていたかい?
理屈じゃないんだよ。誰かを好きになった後は…。
身分違いの恋だろうが、同性愛だろうが、歳の差や寿命差のある恋愛や、異種族同士だろうが…好きになってしまったら、関係ないんだよ。
わかるかい?君は彼女の好きって気持ちを否定しちゃったんだ。そりゃ、怒るし泣くよね?」

魔女さんの顔が普段と違って怖い。
これは本気で怒ってるやつだ…。

「これには私じゃなくても怒るよ。
君なら惚れてる対象から、自分が抱いてる気持ちを否定されたら…どうおもう?」
「それは…すごく悲しい…。」
「そう言うことだよ。よくわかったかい?」
「うん…。」

はぁ…っとため息をつかれ肩をポンポン叩かれる。

「君は母子家庭が長かったからよく理解してると思うけど、女の子は月の物の時は感情の振れ幅も激しくなるからね。
怒りやすくなったり、悲しくなりやすくなったりもする。
それで間違って後悔しちゃう時もわりとある。
女ってめんどくさいだろう?
でも、それも含めて受け止めて受け入れて、考えてくれて優しくしてくれるそんないい男って言うのは、私の知る限りは君くらいのもんだよ。
君はそう言う男だって信じてるよ。
だから、がっかりさせないでおくれよ?
ひとまず…、今は時間をおこう。
下手に今謝っても余計こじらせるだろうしね。
でもどうだい?喧嘩してみると、また自分がどれだけ好きかってよくわかるものだろう?
これもまた、恋の醍醐味だよ。
喧嘩の規模が大きすぎた私の言えたものじゃないけどね。」

魔女さんはこう言う点も含めて大人のお姉さんって感じだ。
気づかないところを気づかせてくれるし、困った時はアドバイスをくれる…。
伊達に400年は生きていないな。

「そうそう。君がかつて経験した悩みは、今の私の悩み全くそのものだよ。
頼り甲斐が良過ぎると、今度は恋愛対象としては見てもらえなくなっちゃうものなのさ。
私も、本音を言えば頼られるよりも君の腕の中で眠る方が好きなんだけどなぁ~?
ふふっ、もっと私のことも夢中にさせてくれよ?賢者くんっ。」

ほっぺをツンっとすると、魔女さんはヒールで床を鳴らしながら何処かへと行ってしまった。

城にいるのもなんか気まずいな…。
せっかくだし街でもでるか…。

俺はバイクを走らせギルド周辺の露店街へと移動していた。
大してどこへ行くって言うあてもないんだけど…。
ひとまず、前回の石とかを売ってくれた店を覗いてみる。

「お?大賢者様じゃねぇか!良いもんありそうだったらまた買って行ってくれよ!」
「うん、ここは良いもの多いからね。
じっくり見させて貰うよ。」

石やロンデルなどをじっくりと見ていく。
実際、ここの商品はクオリティが高くて質も良いものが多い。

「そうだ…。何か薄い木材ってある?
コレ、薄い合板を張り合わせて作っているんだけど、どうせなら良い木材を使ってみたいなって思って。」
「ほう…。木材か…。うちには無いが材木屋の方でこの前、神樹の手入れの際に出た端材を売ってた筈だ。
そうやって小さいもの作るなら木片や端材でも十分良いもん作れんじゃないかい?」
「なるほど…。ちょっと覗いてみるよ。」

俺は、石屋のおっちゃんから紹介された材木屋を覗いてみる。
まぁ、当然ながらメインは家具用や建築用のしっかりした木材がメインだが、話してみると奥からかごいっぱいの神樹の端材を持ってきてくれた。

「どうだい噂の色男さん。使えそうかい?」
「おお…。コレはなかなか良い材木…。
コレ、もっと薄くスライス出来たりする?」
「まかしときなー。簡単さ。」

そう言って、奥から剣士のお姉さんが出てくる。

「この端材をさらに薄くスライスしてくんな。」
「わかった。」

材木屋のおっちゃんが剣士さんに一気に端材を投げるとスパパパパパパっと切る。

「まいど。これで良い?」
「はい、ありがとうございます。すごい剣技ですね…。」
「逆に貴方は、剣の腕は…イマイチそうだね…。
先日のお披露目会は私も見ていた。」
「そうなんです…。この通りわがままボディだしね…。」

視線が腹に注がれる。

「なるほど…。剣術指南ならいつでも付き合おう。」
「と言うか、冒険者の方がなぜ材木屋の材木カットを…?」
「ショーとして儲かるからな。冒険者だけで食っていこうと思っても結構大変なんだよ。
この島国は割と平和な方だからね。
今の冒険者の仕事は、ダンジョンに発生した強力な魔物化した野生動物やモンスターの討伐、食材となる野生動物や魔物の狩猟や採取、さまざまな研究に必要な資材や、貴重な鉱石などの採掘と運搬などが主な所だ。
最近はモンスターが出現する頻度も、君の活躍によりだいぶ減ってしまったからね。
今は冒険者と言うよりは狩人的な仕事の方が多いかもだよ。
ダンジョンマスターたる北の大地の幹部級が、アトラクションとしてダンジョンを管理してくれたりしたら割と面白いのかもだけど…。」

なるほど…。俺のせいで冒険者たちの暮らしがキツくなっていたのか…。
うーん、この辺はマオちゃんに相談しないとだな…。

「日銭を稼ぐ為にもこう言う仕事をしている冒険者達も居るのさ。君を恨んでいるわけではないけど、君が数日で変えた今のこの世界は一部の人にはやりづらい世界になりつつあるかもしれないね。とは言っても、人里から離れた山や洞窟にはまだまだモンスターや魔物化した野生動物は居るから完全に仕事をなくす事はないだろうけども。」
「この国の長として色々と考えないと行けませんね…。貴重なお話を聞かせてもらってありがとうございます。
知り合いの魔族の人たちにも相談してみます!」

俺は露店街を後にして、今度は商店街の方に出向いてみた。
一般人や貴族向けの店が主に立ち並ぶ商店街は高級志向の店も多い。
俺にはその価値がわからないものもあるが…お詫びとして何か甘いものでも買っていこう。

歩き回っているとプリンの専門店を見つけたので今日食べる用と保存用で4つ程買っていく。
帰ったら盗賊ちゃんに食べさせてあげて仲直りしよう。

俺はバイクを走らせ城に帰った。

城に帰り着くと何やら慌ただしい様子のオッサンズの姿が目に入る。

「どうしたんだ?なんか騒がしいけど…。」
「あぁ、ダンナ!それがだな…ボスが急に何も言わずに城を飛び出したっきり帰ってこねぇんだ。
てっきりダンナを追ってどっか行ったもんだと思ってたんだが…そもそも飛び出す時の様子もおかしかったし…。
帰りに見てないのかい?」
「いや…とくには…。つまり、家出したって事…?」
「そう言う事になるのかねぇ…。ダンナが城を出てから十数分後位に出て行ったから、そもそもそんなに遠くには行けてないと思うんだが…。」
「…。わかった。探してくるからこれ、冷やしておいて!」

俺は買ってきたプリンをおっさんに預け、バイクを走らせる。

くそ…どこに行ったんだ…。

せめて、事件とか事故とかに巻き込まれてないことを願うが…。
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