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予言の力ってなんだ。
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「予言の力っていうのはなんのことだ。
詳しく話してくれ」
とヴァルター先輩は言った。
「えっとですね、
先輩はオレが『ステータス画面』っていうのが見える、
っていうのは覚えてますよね?」
「ああ、もちろん」
「その派生みたいなものっぽいんですけど、
オレの左上に、本みたいなのが浮いてみえるようになったんですよ」
とオレはその本を指差しながら言った。
先輩はそのあたりを訝しげに注視したが、
「俺には何も見えないし、感じないな」
と言った。
「やっぱりそうですよね。
オレにしか見えないやつですよね。
で、
その本に触ると『ステータス画面』みたいなやつがでてきて、
そこには『ミッション』って書かれているんですよ。
で、
どこどこに行って、誰々に会おう
って書いてあって、
今日、その場所に行ったり通ったりすると、
ほんとにその人物に会ったんですよ」
「その人物っていうのは誰だったんだ?」
「前に言っていた、
『ステータス画面』
っていうのが見えている人物だけですね」
「ということは、
アルベルトやレグルスにも会ったということか?
会話はしたのか?」
「レグルス先輩はオレが転びそうになったところをたまたま支えてもらっただけなので、
会話という会話はしていないですね。
アルベルト先輩は食堂で話しかけられました。
まさか話しかけられるなんて思っていなかったからびっくりしましたよ!」
「そうか・・・
レグルスはともかく、アルベルトは俺達の関係に気付いて探りをいれてきたかもしれないな・・・」
あ、そういうこと!?
自分の大事な友達にふさわしい相手か確認してやる、的な?
お前は私の友にふさわしくない!とか言われちゃったらどうしよう。
「まあただの野次馬根性だろうが」
先輩、オレの考えていることわかるんですか・・・涙
てか野次馬根性。アルベルト先輩って一体。
「とりあえず、
その『ミッション』とやらに書かれたことが現実に起きたということか。
それは・・・偶然とは片付けられない人数だし、予言の力かもしれない」
「でしょ?
急にこんなことになっちゃって、オレちょっと怖くて」
すると先輩はオレの隣に座って、背中に手をまわした。
そして反対の手でオレの髪の毛をなでながら言った。
「クラウスが不安なときに、俺に頼ってくれてうれしい。
隣にいられてよかった」
「ほんと、先輩がいなかったらオレのメンタルはどうなっていたか!
ありがとうございます、先輩」
オレたちの間に、ほわっと暖かい空気が流れた。
そして再び先輩が険しい顔をして言った。
「とりあえず、
これから起きそうな予言についてはもう書かれていないんだよね?」
「そうですね、もう書かれていたことは全部起きちゃいました」
「じゃあそちらは様子見することにして、
今まで放置してきたけど
『ステータス画面』
について、俺以外の他の人物のものも調べてみないか?」
「そうですね、正直、よく見てみたことはないので」
「でもこのことはまだ二人だけの秘密にしたい。
アルベルトやレグルスにもまだ黙っていたいんだが、いいか?」
「ああ、それはかまいませんが。
じゃあとりあえず、ラルフ先輩とエリアス先輩の『ステータス画面』を見に行きましょう!
鍛練場にいるらしいし」
「なるほど、
さっきの予言にでてきたやつだな。
じゃあ行くか」
そしてオレ達は鍛練場に向かった。
二人は剣の鍛錬をしているところのようだった。
鍛練の邪魔をしないように少し離れたところからこっそりと見ていたが、
多分ヴァルター先輩が認識阻害の魔法をかけているのだろう、
二人がこちらの気配に気づくことはなかった。
「言っておくが、認識阻害の魔法は誰にでも有効なわけではないからな。
アルベルト、レグルス、ジークハルトあたりにはきかない。
あいつらは魔力が強すぎるからな」
と以前先輩が言ってたっけ。
そしてオレは『ステータス画面』を声に出して読んでいく。
「攻略対象
ラルフ=ゲーゲンバウアー
ゲーゲンバウアー家の次男
兄はレグルス
雷、風、水魔法が使える
ジークハルトと幼馴染で、ジークハルトに劣等感を持っている
幼少期は魔法の修行ばかりしてきたが、実は剣の天才
誰にも言えない将来の夢がある」
へー!
ラルフ先輩はレグルス先輩の弟なんだ!
ジークハルトに劣等感って!初めて知った!
誰にも言えない夢ってなんだよ!気になるじゃん!
と思っていたら、
先輩も
「へぇ・・・ジークハルトのことをねぇ・・・」
と同じような反応をしていた。
「えっと、次は、
攻略対象
エリアス=ザイデル
火、土、風魔法が使える
誰とでも仲良くなれる、社交的な性格
まわりからも頼りにされている
実はエリアス=ザイデルというのは偽名で
真の正体は不明・・・
え、ちょっとまってください、
エリアス先輩って偽名なんですか!?
真の正体は不明って・・・
これ、本当なんですかねぇ・・・
ここに書かれていることが真実という証拠はないですし」
とオレが言うと、
先輩は真剣に考え込んでいるようだった。
「どうやらこの『ステータス画面』というのは、
真実は書かれているが、
真実の全てが書かれているわけではなさそうだ。
ラルフに将来の夢があるというのは事実だろうが、
それが何かは書かれていないし、
エリアスは偽名というのは書かれているが、
正体は書かれていない。
ふむ、興味深いな」
と先輩は言った。
「じゃあ先輩は知ってるんですか?」
とオレが聞くと、
「ラルフの夢は知らないが、
エリアスの正体は知っている」
「え?正体って何なんですか?」
オレが目を輝かせて聞くと、
「そんな気軽に聞いてきて、後悔するぞ。
エリアスは本名は
エーレンフリート=シャルフェンブルク
この帝国の王太子殿下だ。
身分を隠して、お忍びでこの魔法騎士学院に通われている。
この事実を漏らしたら本当に命がないと思え」
といたずらっ子のような顔をして先輩が言った。
ちょっと待ってくださいよ、
そんな国家機密をさらっとオレに言わないでくださいよ、
さっそく後悔・・・
「先輩、オレのなんでも言っちゃうって性格、忘れたんですか!?」
「ふふ、このくらいのことでビビられては俺の隣は務まらない。
それに君は自分の思っていることはなんでも言ってしまうが、
言ってはいけないヒミツは守れるということはわかっている。」
そうだった、オレはこれまでも『ステータス画面』や先輩の検索魔法の秘密は
ちゃんと守ってきたんだった。
「とは言え、そんなお方だから不用意には近づかない方が賢明かもな」
はい、肝に銘じます。
あの二人には近寄らないでおこう・・・
「あ、そういえば、
『ステータス画面』
っていうのにも変化があったんですよね」
「どんな変化だ?」
「えっと、画面の下の方にハートが増えました。」
「ハート?」
「そうです。
ラルフ先輩とエリアス先輩のハートは1コの半分くらいなんですけど、
ヴァルター先輩のハートは15個くらい並んでますね。」
「これは何か意味があるのか・・・さっぱりわからないな」
「わからないっすね」
予言の力とステータス画面、
わかったようなわからないような、
なんかすっきりしないまま新学期初日が終わった。
詳しく話してくれ」
とヴァルター先輩は言った。
「えっとですね、
先輩はオレが『ステータス画面』っていうのが見える、
っていうのは覚えてますよね?」
「ああ、もちろん」
「その派生みたいなものっぽいんですけど、
オレの左上に、本みたいなのが浮いてみえるようになったんですよ」
とオレはその本を指差しながら言った。
先輩はそのあたりを訝しげに注視したが、
「俺には何も見えないし、感じないな」
と言った。
「やっぱりそうですよね。
オレにしか見えないやつですよね。
で、
その本に触ると『ステータス画面』みたいなやつがでてきて、
そこには『ミッション』って書かれているんですよ。
で、
どこどこに行って、誰々に会おう
って書いてあって、
今日、その場所に行ったり通ったりすると、
ほんとにその人物に会ったんですよ」
「その人物っていうのは誰だったんだ?」
「前に言っていた、
『ステータス画面』
っていうのが見えている人物だけですね」
「ということは、
アルベルトやレグルスにも会ったということか?
会話はしたのか?」
「レグルス先輩はオレが転びそうになったところをたまたま支えてもらっただけなので、
会話という会話はしていないですね。
アルベルト先輩は食堂で話しかけられました。
まさか話しかけられるなんて思っていなかったからびっくりしましたよ!」
「そうか・・・
レグルスはともかく、アルベルトは俺達の関係に気付いて探りをいれてきたかもしれないな・・・」
あ、そういうこと!?
自分の大事な友達にふさわしい相手か確認してやる、的な?
お前は私の友にふさわしくない!とか言われちゃったらどうしよう。
「まあただの野次馬根性だろうが」
先輩、オレの考えていることわかるんですか・・・涙
てか野次馬根性。アルベルト先輩って一体。
「とりあえず、
その『ミッション』とやらに書かれたことが現実に起きたということか。
それは・・・偶然とは片付けられない人数だし、予言の力かもしれない」
「でしょ?
急にこんなことになっちゃって、オレちょっと怖くて」
すると先輩はオレの隣に座って、背中に手をまわした。
そして反対の手でオレの髪の毛をなでながら言った。
「クラウスが不安なときに、俺に頼ってくれてうれしい。
隣にいられてよかった」
「ほんと、先輩がいなかったらオレのメンタルはどうなっていたか!
ありがとうございます、先輩」
オレたちの間に、ほわっと暖かい空気が流れた。
そして再び先輩が険しい顔をして言った。
「とりあえず、
これから起きそうな予言についてはもう書かれていないんだよね?」
「そうですね、もう書かれていたことは全部起きちゃいました」
「じゃあそちらは様子見することにして、
今まで放置してきたけど
『ステータス画面』
について、俺以外の他の人物のものも調べてみないか?」
「そうですね、正直、よく見てみたことはないので」
「でもこのことはまだ二人だけの秘密にしたい。
アルベルトやレグルスにもまだ黙っていたいんだが、いいか?」
「ああ、それはかまいませんが。
じゃあとりあえず、ラルフ先輩とエリアス先輩の『ステータス画面』を見に行きましょう!
鍛練場にいるらしいし」
「なるほど、
さっきの予言にでてきたやつだな。
じゃあ行くか」
そしてオレ達は鍛練場に向かった。
二人は剣の鍛錬をしているところのようだった。
鍛練の邪魔をしないように少し離れたところからこっそりと見ていたが、
多分ヴァルター先輩が認識阻害の魔法をかけているのだろう、
二人がこちらの気配に気づくことはなかった。
「言っておくが、認識阻害の魔法は誰にでも有効なわけではないからな。
アルベルト、レグルス、ジークハルトあたりにはきかない。
あいつらは魔力が強すぎるからな」
と以前先輩が言ってたっけ。
そしてオレは『ステータス画面』を声に出して読んでいく。
「攻略対象
ラルフ=ゲーゲンバウアー
ゲーゲンバウアー家の次男
兄はレグルス
雷、風、水魔法が使える
ジークハルトと幼馴染で、ジークハルトに劣等感を持っている
幼少期は魔法の修行ばかりしてきたが、実は剣の天才
誰にも言えない将来の夢がある」
へー!
ラルフ先輩はレグルス先輩の弟なんだ!
ジークハルトに劣等感って!初めて知った!
誰にも言えない夢ってなんだよ!気になるじゃん!
と思っていたら、
先輩も
「へぇ・・・ジークハルトのことをねぇ・・・」
と同じような反応をしていた。
「えっと、次は、
攻略対象
エリアス=ザイデル
火、土、風魔法が使える
誰とでも仲良くなれる、社交的な性格
まわりからも頼りにされている
実はエリアス=ザイデルというのは偽名で
真の正体は不明・・・
え、ちょっとまってください、
エリアス先輩って偽名なんですか!?
真の正体は不明って・・・
これ、本当なんですかねぇ・・・
ここに書かれていることが真実という証拠はないですし」
とオレが言うと、
先輩は真剣に考え込んでいるようだった。
「どうやらこの『ステータス画面』というのは、
真実は書かれているが、
真実の全てが書かれているわけではなさそうだ。
ラルフに将来の夢があるというのは事実だろうが、
それが何かは書かれていないし、
エリアスは偽名というのは書かれているが、
正体は書かれていない。
ふむ、興味深いな」
と先輩は言った。
「じゃあ先輩は知ってるんですか?」
とオレが聞くと、
「ラルフの夢は知らないが、
エリアスの正体は知っている」
「え?正体って何なんですか?」
オレが目を輝かせて聞くと、
「そんな気軽に聞いてきて、後悔するぞ。
エリアスは本名は
エーレンフリート=シャルフェンブルク
この帝国の王太子殿下だ。
身分を隠して、お忍びでこの魔法騎士学院に通われている。
この事実を漏らしたら本当に命がないと思え」
といたずらっ子のような顔をして先輩が言った。
ちょっと待ってくださいよ、
そんな国家機密をさらっとオレに言わないでくださいよ、
さっそく後悔・・・
「先輩、オレのなんでも言っちゃうって性格、忘れたんですか!?」
「ふふ、このくらいのことでビビられては俺の隣は務まらない。
それに君は自分の思っていることはなんでも言ってしまうが、
言ってはいけないヒミツは守れるということはわかっている。」
そうだった、オレはこれまでも『ステータス画面』や先輩の検索魔法の秘密は
ちゃんと守ってきたんだった。
「とは言え、そんなお方だから不用意には近づかない方が賢明かもな」
はい、肝に銘じます。
あの二人には近寄らないでおこう・・・
「あ、そういえば、
『ステータス画面』
っていうのにも変化があったんですよね」
「どんな変化だ?」
「えっと、画面の下の方にハートが増えました。」
「ハート?」
「そうです。
ラルフ先輩とエリアス先輩のハートは1コの半分くらいなんですけど、
ヴァルター先輩のハートは15個くらい並んでますね。」
「これは何か意味があるのか・・・さっぱりわからないな」
「わからないっすね」
予言の力とステータス画面、
わかったようなわからないような、
なんかすっきりしないまま新学期初日が終わった。
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