悪役王女に転生しました。でも、パパは何故か私を溺愛してきます。

下菊みこと

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生徒会です!

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ご機嫌よう。ジェンティーレ・プリンチペッサ・アポカリッセです。無事学園での初日も終えて、放課後です。リト、ネスト、ヴィドが私達のクラスまで来て、ビビさんとミミさんと一緒にお話しています。

「ティーレ王女殿下」

「アル王太子殿下」

アル王太子殿下が私達を訪ねてやってきました。生徒会のことでしょう。

「皆、お初にお目にかかる。俺は、プロフェツィーア王国の王太子、アルディートという」

「プロフェツィーアの栄光があらんことを。はじめまして、プロフェツィーア王太子殿下」

「どうもはじめまして。王太子殿下」

「プロフェツィーアの栄光があらんことを。は、はじめまして、王太子殿下」

「プロフェツィーアの栄光があらんことを」

「えっと…プロフェツィーアの栄光があらんことを!」

「そんなに緊張しないでくれ。今日はお願いがあって来たんだ」

にこにこと笑うアル王太子殿下。

「皆に生徒会に入って欲しくてな」

「生徒会…ですか」

「ああ。スピリト殿には是非副会長を務めてもらいたい」

「…わかりました、光栄です。ありがとうございます」

わあ、リトの貼り付けた笑顔に面倒くさいって書いてあるのが見えるよ。

「引き受けてくれるか、ありがとう。私のことはアルでいい。これからよろしく頼む」

「アル王太子殿下。光栄です。私のことは是非リトとお呼びください」

「ああ、リト。共に頑張ろう!」

固く握手をする二人。アル王太子殿下もなぁ。男尊女卑思考さえなければ普通にいい人なんだけどなぁ。いっそビビさんアル王太子殿下ルート行ってこの人の性格矯正してくれないかなぁ。でもそれで乙女ゲームの強制力が働いて私が断罪されるのは嫌だなぁ。

「パーヴィド殿、貴方には是非会計を任せたい」

「えっ、ぼ、僕ですか?」

「ああ。頼めるか?」

「…あ、は、はい。光栄です。あ、ありがとうございます」

「そうか!よかった!よろしく頼む!」

「は、はい、王太子殿下。よ、よろしくお願いします。」

固く握手をする二人。やっぱり基本的にはゲーム通りになるんだなぁ。

「オネスト殿。貴方には書記をお願いしたい」

「俺の字はそんなに綺麗じゃないですけど」

「いや、そんな謙遜を。貴方の字は事前調査で知っている。とても綺麗な字だった」

「…チッ」

今舌打ちした!?

「…じゃあ、ティーレ様が生徒会に入るなら」

丸投げしてきた!?

「そうか。それはよかった。ティーレ王女殿下は生徒会の庶務に任命することにしているんだ」

「…そうですか。なら、受けます」

渋々って感じがする…。ネスト、あからさま過ぎるよ。

「よろしく頼む」

「よろしくお願いします」

固く握手をする二人だけど、ネストは嫌そう。そんな顔しなくても…。

「ティーレ王女殿下、ミーテ嬢、ノービレ嬢。是非庶務として働いて欲しい」

「え!?」

「私達もですか?」

「ああ、ティーレ王女殿下のご希望でな」

二人がちらっとこちらをみてくる。ごめんね。

「そうなんです。二人とも、一緒に庶務やってくれる?」

「もちろんです!」

「喜んで!」

「よかった。ああ、もちろん安心して欲しい。庶務といっても難しい仕事はない。雑用係のようなものだ。貴女達女性でも出来るから、気を張らなくていい」

爆弾投入されました。さあ、ビビさん、ここで怒るなら王太子ルート入りますけど、どうします?

「なんですか!その言い方!まるで私達女性には生徒会の仕事が難しいみたいじゃないですか!」

お、言った。王太子ルート来ました?

「なんだ?何を怒っている?事実だろう?」

困惑しているアル王太子殿下。善意で言ってるだけだし、男尊女卑思考もそういう国に生まれて刷り込まれたものだもんね。うん。

「いいえ!女性にだって生徒会の仕事くらい出来ます!特に、ティーレ王女殿下はすっごく有能なことで有名なんですから!」

「え?」

困ったような表情でこちらをみてくるアル王太子殿下。なんかごめんなさい。

「こうなったら、絶対生徒会に入って見返してあげます!ね、ティーレ様!ミミさん!」

「そうね!バカにされるのは悔しいわ!」

「あはは。まあ、二人ともその辺でやめておきましょう。プロフェツィーアがそういう国なのは有名でしょう?」

「そういう国とは?」

アル王太子殿下が首を突っ込んできます。今はダメですって。

「プロフェツィーアは男尊女卑の国で有名なんです!」

「は?男尊女卑…?」

そんなまさかという顔のアル王太子殿下。

「でもいいです!私が、世間の広さを見せて差し上げます!」

お、言った。これは完全に王太子ルート入りました。

「…そ、そうか。よ、よろしく頼む…?」

困惑しきりのアル王太子殿下。頑張れ!ファイト!
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