11 / 23
お仕事
しおりを挟む
私、岩瀬姫乃は大手のゲーム会社、ルルセラで働いている。それは当主である祖父の命令だった。社会勉強をしてきなさい、との命令だった。私はそれに素直に従い、コネで採用されてルルセラで働き出した。だが、思いの外働くということは楽しいものだと知ってしまった。忙しいが、やり甲斐がある。ついでに言うと、ルルセラの社長は私の婚約者で、恋愛契約を結んでいる人。
さて、そんなわけで今日からまた出勤である。顔を洗って、スーツを着込んで、君尋さんが作ってくれる朝食を食べる。美味しい。
「君尋さん!すごく美味しいです!」
「はは、そう言って貰えると嬉しいな」
そして私達は君尋さんに朝作ってもらったお弁当を持って、それぞれ勤務先に向かう。君尋さんは本社勤務、私は支社配属なのだ。
「おはようございます!」
「おはよう」
「おはよ!」
「おはよー」
会社の皆様は私の素性を知らないのに、私と仲良くしてくださってなにかと面倒を見てくださいます。アットホームな職場なのです。
「んじゃあー、姫乃ちゃん、これ任せていい?」
「はい、頑張ります!」
資料の山を片付けて整理して、書類仕事を出来る限り最大限の速さで片付ける。岩瀬の家で厳しい教育を受けた成果である。これに関しては岩瀬の家に感謝だ。岩瀬の家に不満が一つもないかと言われると、まあ、あるんですけど。
「さっすが姫乃ちゃん!仕事が早いなぁ」
課長が褒めてくださいました。お役に立てて嬉しいです。
「悪いんだけど、他の職員に回すはずだった仕事も頼んじゃっていい?」
「私がお役に立てるなら、ぜひ!」
人の役に立てるのも、それを喜ばれるのも、感謝されて褒められるのも好き。だから私は、まだまだ頑張れる。ただ、会社の方針で残業や家への持ち込みは禁止されているので定時で帰るようにある程度時間は気にしないといけないけれど。
「いやぁ、姫乃ちゃんが来てくれたから他の職員の負担が減ったよー。本当にありがとうね」
「そう言っていただけると嬉しいです。もっと頑張って会社に貢献できるように頑張ります!」
ああ、やっぱり仕事って楽しいなぁ。君尋さんに、結婚してからでも、少しでもここで働かせてもらえるように頼んでみよう。君尋さんはそんなに悪い人じゃないみたいだから、もしかしたら快く受け入れてくれるかもしれない。
そう思って帰ってから君尋さんに確認したところ、OKを貰えた。嬉しい。
「姫乃がうちで働いていると聞いて、調べさせたら君かなり優秀なようじゃないか。断る理由がない」
そんなに手放しで褒められると照れてしまいます。
「君尋さん…ありがとうこざいます」
「どういたしまして」
こうして私は、結婚後もしばらくは支社で働けることになったのでした。
さて、そんなわけで今日からまた出勤である。顔を洗って、スーツを着込んで、君尋さんが作ってくれる朝食を食べる。美味しい。
「君尋さん!すごく美味しいです!」
「はは、そう言って貰えると嬉しいな」
そして私達は君尋さんに朝作ってもらったお弁当を持って、それぞれ勤務先に向かう。君尋さんは本社勤務、私は支社配属なのだ。
「おはようございます!」
「おはよう」
「おはよ!」
「おはよー」
会社の皆様は私の素性を知らないのに、私と仲良くしてくださってなにかと面倒を見てくださいます。アットホームな職場なのです。
「んじゃあー、姫乃ちゃん、これ任せていい?」
「はい、頑張ります!」
資料の山を片付けて整理して、書類仕事を出来る限り最大限の速さで片付ける。岩瀬の家で厳しい教育を受けた成果である。これに関しては岩瀬の家に感謝だ。岩瀬の家に不満が一つもないかと言われると、まあ、あるんですけど。
「さっすが姫乃ちゃん!仕事が早いなぁ」
課長が褒めてくださいました。お役に立てて嬉しいです。
「悪いんだけど、他の職員に回すはずだった仕事も頼んじゃっていい?」
「私がお役に立てるなら、ぜひ!」
人の役に立てるのも、それを喜ばれるのも、感謝されて褒められるのも好き。だから私は、まだまだ頑張れる。ただ、会社の方針で残業や家への持ち込みは禁止されているので定時で帰るようにある程度時間は気にしないといけないけれど。
「いやぁ、姫乃ちゃんが来てくれたから他の職員の負担が減ったよー。本当にありがとうね」
「そう言っていただけると嬉しいです。もっと頑張って会社に貢献できるように頑張ります!」
ああ、やっぱり仕事って楽しいなぁ。君尋さんに、結婚してからでも、少しでもここで働かせてもらえるように頼んでみよう。君尋さんはそんなに悪い人じゃないみたいだから、もしかしたら快く受け入れてくれるかもしれない。
そう思って帰ってから君尋さんに確認したところ、OKを貰えた。嬉しい。
「姫乃がうちで働いていると聞いて、調べさせたら君かなり優秀なようじゃないか。断る理由がない」
そんなに手放しで褒められると照れてしまいます。
「君尋さん…ありがとうこざいます」
「どういたしまして」
こうして私は、結婚後もしばらくは支社で働けることになったのでした。
10
あなたにおすすめの小説
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる