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皇太子殿下が何故か私に色々質問されます
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「ところでエレナ。君ってどういうドレスが好きなの?」
「え、ドレスですか?えっと…落ち着いたデザインで、けれど女性らしいふんわりとした雰囲気の可愛らしいドレスとかでしょうか?」
「ああ、絶対似合うよね。色は僕の瞳の色にするとして…装飾品は?どういうのがいいとかある?」
急に話題が変わった上質問責めです。クリス様はどうなさったのでしょうか?
「…あー、なるほど。そういうことですのね」
「とうとう勝負に出るおつもりですねぇ?応援しますぅ」
「応援ありがとう。それで?装飾品の好みは?」
「ええっと…あんまりゴテゴテ着飾り過ぎると逆にちんちくりんになってしまいますから…」
「ちんちくりんって…そんなことないと思うよ?」
「ふふ、エレナ様ったらぁ」
「もう、私は美しく着飾られたエレナ様を是非見たいですわ!どんなのが好きなんですの?」
「ええっと…その…では…シンプルで上品な、主張の控えめなものとか…ですかね?」
クリス様が一瞬思案するような表情を見せる。
「…うん。たしかにそういうものの方がエレナの美しさを引き立たせるかな。わかった」
わかってどうするのでしょうか?
「まあダンスシューズはこちらでそれに合わせて作るとして…あと、この髪型が一番好きとかある?」
「ポニーテールかこうして下ろしているのが一番落ち着きます」
「んーと。どうしようかなー。でも踊るならポニーテールか」
「エレナ様のポニーテール、素敵でしょうねぇ」
「絶対可愛いですわ!見たいですわ!」
「ならポニーテールで決定だね」
「あの…なんのお話なのでしょうか?」
思わず聞いてしまいます。
「まあ、今は気にしないで」
「後でのお楽しみですわ!」
「でも、嫌だったら断っていいんですからねぇ?」
「そんなこと言わないでよ!嫌がられたらショックで倒れるよ!」
「ですから断られないように頑張ってくださいねぇ」
「頑張るよ当たり前だろ!」
話の流れが読めませんが、まあ楽しそうなので良いですよね。うん。
「え、ドレスですか?えっと…落ち着いたデザインで、けれど女性らしいふんわりとした雰囲気の可愛らしいドレスとかでしょうか?」
「ああ、絶対似合うよね。色は僕の瞳の色にするとして…装飾品は?どういうのがいいとかある?」
急に話題が変わった上質問責めです。クリス様はどうなさったのでしょうか?
「…あー、なるほど。そういうことですのね」
「とうとう勝負に出るおつもりですねぇ?応援しますぅ」
「応援ありがとう。それで?装飾品の好みは?」
「ええっと…あんまりゴテゴテ着飾り過ぎると逆にちんちくりんになってしまいますから…」
「ちんちくりんって…そんなことないと思うよ?」
「ふふ、エレナ様ったらぁ」
「もう、私は美しく着飾られたエレナ様を是非見たいですわ!どんなのが好きなんですの?」
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クリス様が一瞬思案するような表情を見せる。
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わかってどうするのでしょうか?
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「そんなこと言わないでよ!嫌がられたらショックで倒れるよ!」
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