ショタっ子大好きな私が公爵令嬢に生まれ変わったので、ショタっ子の楽園のような孤児院を設立します。…え、淑女の中の淑女?だれが?

下菊みこと

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おやつの時間です。

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ショタっ子達とおやつの時間。

「リア様、僕のお菓子を少し差し上げます」

「リト、ありがとう。でも、貴方が食べてくれる方が私は嬉しいわ。貴方の幸せこそが私の喜びだもの」

「…リア様!」

何故かキラキラした目で私を見つめるリト。私はショタっ子のおやつの時間という素晴らしいシチュエーションを邪魔したくないだけなのだけど、なんでそんな目で見つめられるんだろう。

「じゃあ、じゃあ、その分美味しくいただきますね!」

「ええ。ありがとう、リト」

本当に幸せそうにお菓子を食べるリト。紅茶も美味しそうに飲む。可愛い。天使。尊い。

「はは、リア様は本当に俺たちが好きだな!」

「ええ、テッド。当たり前でしょう?こんなに愛おしい存在は他にいないわ」

何を当たり前のことを言っているんだろう。新手の愛情確認?なにそれ美味しい。

「ミー!こっち見てみろ」

「な、なに?ティザー」

「よーく俺の手を見てろよ?」

「うん」

「…じゃん!お菓子が増えたぜ!」

「わあ!すごい、どうやったの?」

キラキラと目を輝かせるミー。可愛い。

「はは、企業秘密だ!みんなに一枚ずつあるぜ!あ、もちろん悪くはなってないから安心して食べてくれ!ガードにはさっきのお詫びにもう一枚追加だ!」

「あ、ありがとう…」

「ありがとうな!」

「ありがとう」

「…ふん。貰っておいてやる」

「ありがとう、ティザー」

「ティザー君、ありがとうございます」

「お菓子は有り難く頂戴するけど、このくらいでリア様の関心を引けると思うなよ!」

みんななんて可愛い…。これだからおやつの時間は最高だ。

「ふふ、本当にリト君はリア様が大好きですね」

「当たり前です!」

「あらまあ。嬉しいわ、ありがとう」

ショタっ子に好かれるとは、お小遣いを全投資する甲斐があるというもの。

「リア様がこうして毎日子供達に会いに来てくださって本当にありがたいです。子供達もこうして喜んでいますし」

「いえいえ、私はただ、みんなが好きで会いに来ているだけですから」

「リア様。これからもずっと一緒にいてくださいね?」

「もちろんよ、リト」

こうして、このチャイルドパラダイスでショタっ子達とずっと一緒にいること、それこそが私の喜びなのだから。

「ふふ。リア様、大好きです!」

「俺もリア様が大好きだぜ!」

「俺も俺も!」

「ぼ、僕もです…!」

「僕もですよ」

「…、お、俺も」

「まあ!うふふ」

こうして今日も、私は幸せです!
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