悪役令嬢が王太子に掛けられた魅了の呪いを解いて、そのせいで幼児化した結果

下菊みこと

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なでなで

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シャルが元の姿に戻ってからも、週一度のシャルとの交流を続けたいと申し出た。

許可を得たので、今日もシャルのところへ行く。

「ヴァレール様!」

「シャル!」

もう駆け寄ってくることはないが、僕を見つけてすぐちょこちょことそばに寄ってくるのは変わらない。

そんなシャルの頭を撫でる。

「ひゃっ…」

「ああごめんね、つい可愛くて…嫌だった?」

「い、いいいいい嫌じゃないですぅ!もっとしてくださいっ」

自ら頭を差し出すシャル。

可愛すぎる。

「ふふ、シャルは可愛いね」

「…えへへ」

なでなですれば満足気に笑う。

そんなところも愛おしい。

「あ、ヴァレール様!お茶の準備が出来ていますよ!そろそろ参りましょう!」

「そうだね」

シャルの手を取ってエスコートする。

そんな僕にシャルはもう片方の手で頬を押さえてにやにやしていて、とてもとても可愛らしい。

そしてお茶の席に着き、シャルのとっておきのお茶をまたご馳走になる。

今度はこの間のものと違うらしく、花のような香りを感じた。

「このお茶も美味しいね」

「お口に合って良かったです!こちらのお菓子も美味しいんですの」

ぜひ、と進めるシャルにいたずら心が湧いた。

「シャル、あーん」

「え?」

「この間、シャルもしてくれただろう?」

「あ、あぅ…あーん」

手ずからお菓子を与えるというのもなかなか良いものだと知った。

可愛らしい反応を見られるのはとてもいい。

「美味しいかい?」

「お、美味しいです…」

「ふふ、よかった。ん、本当に美味しいね」

ありがとう、と言ってまたシャルの頭を撫でる。

それを受けてまた照れるシャルも可愛らしかった。
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