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黒幕のとかげの尻尾切り
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「あーあ、結局失敗しちゃった」
「そうじゃのう…」
「これじゃあ僕もお前のことをとやかくは言えないなぁ」
「妾も大口を叩いた手前恥ずかしいのぅ」
「兄さん…姐さん…」
落ち込む少年と少女。
青年はそんな二人になんと声をかけたものかと悩む。
しかし次の瞬間には少年も少女も気にしてない様子でパッと笑顔になる。
「まあ、次じゃな!」
「そうそう、切り替えていこう、姉さん!」
「兄さんも姐さんも立ち直り早すぎ…」
呆れ返る青年を気にもせずはしゃぐ少年と少女。
「まあ、それはいいのだがな」
「フェラン様」
主人の言葉に瞬時に気持ちを切り替える三人。
「ああ、そう畏まらなくともいい。だが…そうだな。今回使った村人たちはどうするのだ?」
「どうせ近々毒杯を与えられるそうですし、わざわざ消す必要もないかと」
「だが、口を滑らせたらどうするのだ」
「そんなことが起きないように、記憶を消してあります」
「それだけか?」
甘いな、と顔に書いてあるフェランを見て、少女は続けた。
「もし、マインドコントロール時の記憶を無理に思い出しても細工があるので大丈夫です」
「細工?」
「その記憶を人に伝えようと考えた時点で、自害するよう命じてあります」
「はは、それはまた」
ご機嫌になる主人に胸をなで下ろす少女。
少年は続けた。
「ですが…あの娘、異常なほどの豪運ですね。普通なら作戦のうちのどこかで命を落としていたはずなのに」
「そうだな。それはある」
「あ!そう、それで俺思ったんですけど」
「ん?」
青年は手を挙げて話し始める。
「あの娘、獣人の子孫であると言われてるじゃないですか」
「そうだな」
「獣人は神に近いと言われているでしょう?」
「ふむ」
「何か関係があるのでは?」
青年の言葉に少女は続けた。
「うむ。死ぬほど命を燃やしてまで、何度も何度も計画を頓挫させてくれたのはその力故じゃろ」
「幼くなって燃費を抑えたり、獣人化して心身を強化したりしてるんだろうね」
「ならば、幼く獣人化している今がチャンスか」
フェランの言葉に青年は頷く。
「これ以上はさすがにもう無茶できないはずですから」
「よし、当面はあの娘を出来る限り早急に対処することを目標にする。世界を変えるのはその後だ」
「はい!」
「承知しました」
「全力を尽くします!」
そして少年はフェランに紙を捧げた。
「ところでさっそく次の計画なのですが、こんなのはいかがでしょうか」
「…ふむ。うん、良いだろう。今度こそ慎重にな」
「かしこまりました!」
こうしてまた、シャルロットに影が差した。
「そうじゃのう…」
「これじゃあ僕もお前のことをとやかくは言えないなぁ」
「妾も大口を叩いた手前恥ずかしいのぅ」
「兄さん…姐さん…」
落ち込む少年と少女。
青年はそんな二人になんと声をかけたものかと悩む。
しかし次の瞬間には少年も少女も気にしてない様子でパッと笑顔になる。
「まあ、次じゃな!」
「そうそう、切り替えていこう、姉さん!」
「兄さんも姐さんも立ち直り早すぎ…」
呆れ返る青年を気にもせずはしゃぐ少年と少女。
「まあ、それはいいのだがな」
「フェラン様」
主人の言葉に瞬時に気持ちを切り替える三人。
「ああ、そう畏まらなくともいい。だが…そうだな。今回使った村人たちはどうするのだ?」
「どうせ近々毒杯を与えられるそうですし、わざわざ消す必要もないかと」
「だが、口を滑らせたらどうするのだ」
「そんなことが起きないように、記憶を消してあります」
「それだけか?」
甘いな、と顔に書いてあるフェランを見て、少女は続けた。
「もし、マインドコントロール時の記憶を無理に思い出しても細工があるので大丈夫です」
「細工?」
「その記憶を人に伝えようと考えた時点で、自害するよう命じてあります」
「はは、それはまた」
ご機嫌になる主人に胸をなで下ろす少女。
少年は続けた。
「ですが…あの娘、異常なほどの豪運ですね。普通なら作戦のうちのどこかで命を落としていたはずなのに」
「そうだな。それはある」
「あ!そう、それで俺思ったんですけど」
「ん?」
青年は手を挙げて話し始める。
「あの娘、獣人の子孫であると言われてるじゃないですか」
「そうだな」
「獣人は神に近いと言われているでしょう?」
「ふむ」
「何か関係があるのでは?」
青年の言葉に少女は続けた。
「うむ。死ぬほど命を燃やしてまで、何度も何度も計画を頓挫させてくれたのはその力故じゃろ」
「幼くなって燃費を抑えたり、獣人化して心身を強化したりしてるんだろうね」
「ならば、幼く獣人化している今がチャンスか」
フェランの言葉に青年は頷く。
「これ以上はさすがにもう無茶できないはずですから」
「よし、当面はあの娘を出来る限り早急に対処することを目標にする。世界を変えるのはその後だ」
「はい!」
「承知しました」
「全力を尽くします!」
そして少年はフェランに紙を捧げた。
「ところでさっそく次の計画なのですが、こんなのはいかがでしょうか」
「…ふむ。うん、良いだろう。今度こそ慎重にな」
「かしこまりました!」
こうしてまた、シャルロットに影が差した。
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