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運命の番と出会う彼
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アドリーヌという少女は、誰がどう見ても神童である。何故ならば獣人の国の公爵令嬢である彼女には、前世の記憶というものがあった。知識チートフル活用な少女である。そして彼女のその記憶では、この世界に非常に酷似した設定の「運命の愛を知る」という人気小説があった。
お気に入りの小説の世界に転生した彼女。しかし彼女が転生したのはよりにもよって悪役令嬢。王太子で小説のヒーローであるルイ殿下の婚約者だ。ルイがヒロインである運命の番と出会えば捨てられるとアドリーヌはわかっていた。
一応番外編の別ルートで、ヒロインが運命の番であるルイより幼馴染の平凡な男の子との穏やかな恋を選ぶお話もあったにはあったが、さすがにそれは起こらないだろうとアドリーヌは思う。
だから、彼女は考えた。
ー…どうせ捨てられるなら、それも仕方がないと思えるほどの良い男に育ててから捨てられてやる!
彼女は後ろ向きに前向きだった。
そして作戦はスタートする。
彼女の七歳の誕生日。お祝いに訪れたルイに彼女は声をかける。
「ルイ殿下、ボードゲームをしましょう?」
「いいよ、望むところだ。神童と謳われる君のお手並み拝見といこうか」
「うふふ、よろしくお願いしますわ」
ルイとボードゲームに興じるアドリーヌ。物腰柔らかな王子様だが実はプライドの高いルイは、腹のなかでは自分が勝つものだと信じて疑っていなかった。しかしルイは所詮は子供。前世で大学生の時にサークル活動でボードゲーム部に所属していた歴戦の猛者のアドリーヌには勝ち目はない。
「…つ、強い」
「ふふ。私、ボードゲームは得意ですの」
今まで大人達にいつも手加減をされて、自分の実力で勝てたと勘違いをして天狗になっていたルイ。ぎゅっと拳を握り、ぐっと涙を堪えて再戦を申し込む。
「もう一戦お願いできるかな」
「ええ、もちろんですわ」
しかし何度挑もうとアドリーヌに勝てない。プライドが傷ついたルイはそれでも帰る時間まで粘った。しかしそれでも一度も勝てなかった。そしてルイはその悔しさからとうとう瞳をうるうるとさせつつも、今度またお相手しておくれと優しく微笑んで余裕があるよう装って帰っていった。
その後一ヶ月が経つと、ルイがアドリーヌの元へ遊びに来た。
「さあ、再戦を挑ませてもらうよ」
「受けて立ちますわ」
再戦を挑んできたルイは、ボードゲームの腕を明らかにあげていた。知識チートに頼るアドリーヌすら目を見張るレベルである。結果アドリーヌが完敗した。
が、それはアドリーヌの作戦通り。ルイを良い男に育てるため、プライドを刺激して色々な才能を伸ばしてやろうという作戦なのだ。
そこでアドリーヌは頑張ったルイを褒めちぎった。
「腕を上げましたわね、さすがルイ殿下!」
「ふふ、それほどでもないよ」
「ルイ殿下はとてもかっこいいですわ!私感服致しました!では次はフェンシングで勝負ですわ!」
「もちろんいいとも」
プライドの高いルイはフェンシングでは負けまいと思っていたが、所詮は子供。前世で高校生の時フェンシング部に所属していたチートなアドリーヌには勝てない。
今まで天才だと持て囃されて、自分はフェンシングの天才なのだと自覚していたルイはぐっと拳を握る。
「も、もう一回だ!」
「もちろんですわ」
しかし何度挑もうとアドリーヌの勝ち。プライドが傷ついたルイはそれでもギリギリまで粘る。しかし帰る時間までずっとアドリーヌの圧勝だった。瞳を潤ませるルイは、それでもアドリーヌに優しく微笑んで帰って行った。
その後一ヶ月が経つと、ルイがアドリーヌの元へ遊びに来た。
「アドリーヌ、フェンシングでお手合わせ願えるかな」
「もちろんですわ」
ルイはフェンシングの腕をかなり上げていた。アドリーヌはルイに負けた。完敗である。
しかしルイを育てるのが目的のため、メキメキと実力を上げるルイにご満悦なアドリーヌである。
そんなこんなであの手この手でルイの色んな分野のプライドをへし折ってへし折ってへし折りまくり、ルイの色んな分野の実力を伸ばしまくるアドリーヌ。
何度プライドを折られても歯を食いしばって食らいついてくるルイ。
その攻防は十五歳…物語が始まる年齢まで続いた。
それまでの間に、お互いがお互いに不思議な愛情と信頼を寄せるようになったのだが…残念ながらアドリーヌは、ヒロインが現れたら捨てられるという思い込みを捨てられずにいた。
そして運命の日。
アドリーヌはルイとヒロインであるマリアが出会うその日、体調不良を訴えて自室にこもった。
ルイのことを好きになってはいけないと思っていたのに、いつのまにか好きになってしまっていた。
これからルイがマリアに惹かれていくのが悲しい。
「…ルイ」
名前を呼んで、ベッドで丸まる。
ぽつりと呟いた好きという言葉は、空気に溶けた。
「…君は」
「貴方は…」
ルイとマリアは運命の出会いを果たす。
獣人同士、運命の番である二人は困惑する。
お互いに運命の番の芳しい香りを感じたからだ。
しかし、二人とも固まって動かない。
そして、マリアが突然ルイに頭を下げた。
「申し訳ございません!あなた様を運命の番だと認識致しましたが、私には幼馴染の恋人がいるんです!」
そのマリアの言葉にルイはぎょっとしたが、そのあと穏やかに笑った。
「君もか。僕も婚約者を愛しているから浮気する気は無いんだ。お互い運命の番ではあるが、気にしないようにしよう」
「…!ありがとうございます!」
こうしてマリアとルイは、それぞれ運命の番の香りの誘惑に打ち勝って自分の本当に愛おしい人を選ぶことに決めたのだった。
運命の番と別れたあと、ルイはアドリーヌの元へ出向いた。
愛おしい人の顔が見たくなったのだ。
しかしアドリーヌはそれを、婚約解消の話のためだと思い込む。
「やあ、アドリーヌ…あれ、具合が悪いの?顔色が良くないよ」
「ルイ殿下…いえ、ちょっと考え事に熱中してしまいましたの」
「何か悩みかな?」
「ええ、その…ルイ殿下は運命の番と出会われたのですよね」
「どうしてそれを知って…いや、それよりなにか誤解してない?」
誤解と聞いてアドリーヌは首をかしげる。
「…誤解ですの?」
「僕は君との婚約を解消する気はないよ」
「えっと…私を側妃にするということですか?」
「まさか!そうじゃなくて、運命の番とは出会ったけどお互いに好きな人がいるからそのままサヨナラしたんだよ」
「…え!?」
まさかの番外編ルートに驚くアドリーヌ。
そんなアドリーヌにルイは拗ねた表情を見せる。
「やっぱり運命の番を選ぶと思っていたんだ。僕は君をこんなにも愛しているのに、信じてもらえないなんて悲しいよ」
「あ…ごめんなさい、ルイ殿下!…でも、ふふ。嬉しいですわ、ありがとうございます。私、とても幸せですわ」
アドリーヌの安心した柔らかな表情に、ルイは思わず見惚れる。そんなルイに首をかしげるアドリーヌに、ルイは我慢ができずアドリーヌを強く抱きしめた。
結局ヒロインであるマリアは幼馴染の恋人と思いをさらに強め、平凡で穏やかな最高のカップルとなった。
そしてルイとアドリーヌは天才と鬼才のチートなカップルとなり、国の頂点に君臨することとなった。
アドリーヌの育てたルイはそれはもう素晴らしい国王となり、妃となったアドリーヌを大層愛した。
ルイとアドリーヌのもとで国は栄え、ルイとアドリーヌは子宝にも恵まれた。
栄えた国で、マリアと幼馴染も子沢山の家庭を築いて幸せに暮らしている。
「まさかこんなハッピーエンドになるとは思いませんでしたわ」
「アドリーヌ?どうかしたの?」
「いえ、なんでもありませんわ!愛しております、ルイ様」
「ふふ、僕も愛しているよ。僕だけの愛おしい妃よ」
アドリーヌに優しく口付けるルイ。
アドリーヌはそんなルイにぎゅっと抱きついた。
お気に入りの小説の世界に転生した彼女。しかし彼女が転生したのはよりにもよって悪役令嬢。王太子で小説のヒーローであるルイ殿下の婚約者だ。ルイがヒロインである運命の番と出会えば捨てられるとアドリーヌはわかっていた。
一応番外編の別ルートで、ヒロインが運命の番であるルイより幼馴染の平凡な男の子との穏やかな恋を選ぶお話もあったにはあったが、さすがにそれは起こらないだろうとアドリーヌは思う。
だから、彼女は考えた。
ー…どうせ捨てられるなら、それも仕方がないと思えるほどの良い男に育ててから捨てられてやる!
彼女は後ろ向きに前向きだった。
そして作戦はスタートする。
彼女の七歳の誕生日。お祝いに訪れたルイに彼女は声をかける。
「ルイ殿下、ボードゲームをしましょう?」
「いいよ、望むところだ。神童と謳われる君のお手並み拝見といこうか」
「うふふ、よろしくお願いしますわ」
ルイとボードゲームに興じるアドリーヌ。物腰柔らかな王子様だが実はプライドの高いルイは、腹のなかでは自分が勝つものだと信じて疑っていなかった。しかしルイは所詮は子供。前世で大学生の時にサークル活動でボードゲーム部に所属していた歴戦の猛者のアドリーヌには勝ち目はない。
「…つ、強い」
「ふふ。私、ボードゲームは得意ですの」
今まで大人達にいつも手加減をされて、自分の実力で勝てたと勘違いをして天狗になっていたルイ。ぎゅっと拳を握り、ぐっと涙を堪えて再戦を申し込む。
「もう一戦お願いできるかな」
「ええ、もちろんですわ」
しかし何度挑もうとアドリーヌに勝てない。プライドが傷ついたルイはそれでも帰る時間まで粘った。しかしそれでも一度も勝てなかった。そしてルイはその悔しさからとうとう瞳をうるうるとさせつつも、今度またお相手しておくれと優しく微笑んで余裕があるよう装って帰っていった。
その後一ヶ月が経つと、ルイがアドリーヌの元へ遊びに来た。
「さあ、再戦を挑ませてもらうよ」
「受けて立ちますわ」
再戦を挑んできたルイは、ボードゲームの腕を明らかにあげていた。知識チートに頼るアドリーヌすら目を見張るレベルである。結果アドリーヌが完敗した。
が、それはアドリーヌの作戦通り。ルイを良い男に育てるため、プライドを刺激して色々な才能を伸ばしてやろうという作戦なのだ。
そこでアドリーヌは頑張ったルイを褒めちぎった。
「腕を上げましたわね、さすがルイ殿下!」
「ふふ、それほどでもないよ」
「ルイ殿下はとてもかっこいいですわ!私感服致しました!では次はフェンシングで勝負ですわ!」
「もちろんいいとも」
プライドの高いルイはフェンシングでは負けまいと思っていたが、所詮は子供。前世で高校生の時フェンシング部に所属していたチートなアドリーヌには勝てない。
今まで天才だと持て囃されて、自分はフェンシングの天才なのだと自覚していたルイはぐっと拳を握る。
「も、もう一回だ!」
「もちろんですわ」
しかし何度挑もうとアドリーヌの勝ち。プライドが傷ついたルイはそれでもギリギリまで粘る。しかし帰る時間までずっとアドリーヌの圧勝だった。瞳を潤ませるルイは、それでもアドリーヌに優しく微笑んで帰って行った。
その後一ヶ月が経つと、ルイがアドリーヌの元へ遊びに来た。
「アドリーヌ、フェンシングでお手合わせ願えるかな」
「もちろんですわ」
ルイはフェンシングの腕をかなり上げていた。アドリーヌはルイに負けた。完敗である。
しかしルイを育てるのが目的のため、メキメキと実力を上げるルイにご満悦なアドリーヌである。
そんなこんなであの手この手でルイの色んな分野のプライドをへし折ってへし折ってへし折りまくり、ルイの色んな分野の実力を伸ばしまくるアドリーヌ。
何度プライドを折られても歯を食いしばって食らいついてくるルイ。
その攻防は十五歳…物語が始まる年齢まで続いた。
それまでの間に、お互いがお互いに不思議な愛情と信頼を寄せるようになったのだが…残念ながらアドリーヌは、ヒロインが現れたら捨てられるという思い込みを捨てられずにいた。
そして運命の日。
アドリーヌはルイとヒロインであるマリアが出会うその日、体調不良を訴えて自室にこもった。
ルイのことを好きになってはいけないと思っていたのに、いつのまにか好きになってしまっていた。
これからルイがマリアに惹かれていくのが悲しい。
「…ルイ」
名前を呼んで、ベッドで丸まる。
ぽつりと呟いた好きという言葉は、空気に溶けた。
「…君は」
「貴方は…」
ルイとマリアは運命の出会いを果たす。
獣人同士、運命の番である二人は困惑する。
お互いに運命の番の芳しい香りを感じたからだ。
しかし、二人とも固まって動かない。
そして、マリアが突然ルイに頭を下げた。
「申し訳ございません!あなた様を運命の番だと認識致しましたが、私には幼馴染の恋人がいるんです!」
そのマリアの言葉にルイはぎょっとしたが、そのあと穏やかに笑った。
「君もか。僕も婚約者を愛しているから浮気する気は無いんだ。お互い運命の番ではあるが、気にしないようにしよう」
「…!ありがとうございます!」
こうしてマリアとルイは、それぞれ運命の番の香りの誘惑に打ち勝って自分の本当に愛おしい人を選ぶことに決めたのだった。
運命の番と別れたあと、ルイはアドリーヌの元へ出向いた。
愛おしい人の顔が見たくなったのだ。
しかしアドリーヌはそれを、婚約解消の話のためだと思い込む。
「やあ、アドリーヌ…あれ、具合が悪いの?顔色が良くないよ」
「ルイ殿下…いえ、ちょっと考え事に熱中してしまいましたの」
「何か悩みかな?」
「ええ、その…ルイ殿下は運命の番と出会われたのですよね」
「どうしてそれを知って…いや、それよりなにか誤解してない?」
誤解と聞いてアドリーヌは首をかしげる。
「…誤解ですの?」
「僕は君との婚約を解消する気はないよ」
「えっと…私を側妃にするということですか?」
「まさか!そうじゃなくて、運命の番とは出会ったけどお互いに好きな人がいるからそのままサヨナラしたんだよ」
「…え!?」
まさかの番外編ルートに驚くアドリーヌ。
そんなアドリーヌにルイは拗ねた表情を見せる。
「やっぱり運命の番を選ぶと思っていたんだ。僕は君をこんなにも愛しているのに、信じてもらえないなんて悲しいよ」
「あ…ごめんなさい、ルイ殿下!…でも、ふふ。嬉しいですわ、ありがとうございます。私、とても幸せですわ」
アドリーヌの安心した柔らかな表情に、ルイは思わず見惚れる。そんなルイに首をかしげるアドリーヌに、ルイは我慢ができずアドリーヌを強く抱きしめた。
結局ヒロインであるマリアは幼馴染の恋人と思いをさらに強め、平凡で穏やかな最高のカップルとなった。
そしてルイとアドリーヌは天才と鬼才のチートなカップルとなり、国の頂点に君臨することとなった。
アドリーヌの育てたルイはそれはもう素晴らしい国王となり、妃となったアドリーヌを大層愛した。
ルイとアドリーヌのもとで国は栄え、ルイとアドリーヌは子宝にも恵まれた。
栄えた国で、マリアと幼馴染も子沢山の家庭を築いて幸せに暮らしている。
「まさかこんなハッピーエンドになるとは思いませんでしたわ」
「アドリーヌ?どうかしたの?」
「いえ、なんでもありませんわ!愛しております、ルイ様」
「ふふ、僕も愛しているよ。僕だけの愛おしい妃よ」
アドリーヌに優しく口付けるルイ。
アドリーヌはそんなルイにぎゅっと抱きついた。
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