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お嬢さん、ストーキングは良くないですよ(前話の続き)
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「そこのお嬢さん」
「は、はぃいいいい!?」
「隠れているのはわかってますよ、出ていらっしゃい」
「ご、ごめんなさいー!!!」
この世界で一番大きな大陸、エウローパ大陸。
その中でも最も栄えた大国、ラダマンテュス。
そのラダマンテュスの王太子リアムの側に常に仕えるのは、リアムの乳兄弟クレマン。
…彼は今、ストーカー被害に遭っている。
「…で、今度はなんです?〝姫様〟」
クレマンの仕える王太子リアム。
彼には同腹の兄弟、腹違いの兄弟が合わせて五人ほどいる。
聖王となった同腹の弟クロード、同腹の妹ローズ、聖女となった腹違いの妹ジュリエット、同腹の妹ソフィア、腹違いの妹アンナ。
リアムは特に兄弟に差別なく、平等に愛しているのだが…それはともかくとして。
その末の姫、アンナはクレマンを城の中で度々ストーキングしていた。
「あの、その、えっと…クレマン様があんまりにもかっこいいからつい…」
「姫様、私などを様などとつけて呼んではいけません」
「だってクレマン様は、リアム兄様の乳兄弟で腹心の部下でしょう?私にとってはクレマン様はすごい人だもの」
「…それと、ストーキングは良くないですよ」
「それは…ごめんなさい…」
アンナは末の姫だけあって、特に過保護にされていたので世間知らずの箱入り姫。
そんなアンナだが、ある日を境にクレマンのストーカーと化してしまった。
そのある日とは、アンナが十八歳の誕生日を迎えた歳の春…王太子リアムとその妃であるアンジェルが初の子宝に恵まれた日のこと。
その日はお祝いムード一色で、みんなで王太子の子を祝福していた。
クレマンももちろんその誕生を寿いでいたのだが…ふとした瞬間、切なそうな表情を浮かべたのだ。
アンナはその表情が、忘れられなかった。
その切なそうな横顔に、恋をしてしまったのだ。
元々、あの兄の乳兄弟兼腹心の部下として慕ってはいたのだが…それが恋心に変わってしまった。
だが、アンナはそれを口には出さない。
かっこいいとは言っても、好きとは言えない。
第二妃の子とはいえ末の子だからと甘やかされて、恋愛結婚をしてもいいとまだ婚約者も定められていないアンナ。
でも、だけど。
クレマンとの身分差は自覚していた。
だから、この恋は告げられない。
だから、せめて今だけはこの目にその姿を焼き付けよう。
そう、思っていた。
「アンナ様」
「アンジェル義姉様!どうしたの?」
「ちょっとお話しましょうか」
「え、はい」
アンナはそんなある日、アンジェルに話しかけられて二人きりのお茶会をすることにした。
「それでね、アンナ様」
「はい」
「クレマンのことなのですけど」
「………やっぱり、しつこすぎましたか?」
「あ、苦情が来ているとかではないんですよ」
良かった、とホッと息を吐いたアンナにアンジェルは言った。
「もしかして、アンナ様はクレマンが好きなのですか?」
「………何故それを!?」
「見ていればわかります。わかっていないのはクレマン本人くらいのものですよ」
アンナは愕然とする。
隠していたつもりだったのに!
「それでアンナ様、国王陛下と王妃殿下はクレマン様に降嫁させてもいいとお考えのようですが」
「え、でも」
「クレマン様は伯爵家の次男で、爵位は継がないから無理とお考えですか?」
「は、はい」
「国王陛下と王妃殿下は、クレマン様に王家直轄領だった土地を与えて叙爵させることをお考えです」
アンナは驚きに目を見開く。
「え!?」
「アンナ様、レディーにあるまじきお顔になっていますよ」
「あ、ごめんなさいアンジェル義姉様…」
「クレマンはそれで伯爵になることができます。誰も反対する者はいません」
「ど、どうして…?」
戸惑うアンナにアンジェルは微笑む。
「一つは、アンナ様をみんなが愛しているから。アンナ様に幸せになってほしいからです」
「…でも」
「もう一つは、みんながクレマンにも幸せになってほしいから」
「え」
「アンナ様が降嫁すれば、クレマンは伯爵になれる。それに、ここまで自分を愛してくれる女性と結婚できるのは素敵なこと…と、みんなは感じています」
どうでしょう?と微笑むアンジェルに、アンナはしばらく迷った後決死の覚悟で言った。
「クレマン様にはそのお話は?」
「近々するつもりです」
「その前に、私からクレマン様にプロポーズをしてもいいですか?」
「え」
「断られたらクレマン様のことは諦めます。でももし受けてもらえたら…そのプランで」
アンジェルはなるほどと頷く。
「では、国王陛下と王妃殿下にもそう伝えておきますね」
「はい…!」
そしてアンナは、急いでクレマンのところへ走った。
「クレマン様!」
「姫様?そんなに慌ててどうし…」
「好きです!結婚してください!」
城にアンナの大声が響いた。
クレマンはあまりのことにポカンとしてフリーズした。
それにも構わず、アンナはまだ叫ぶ。
「ある日、クレマン様の憂い顔に恋をしました!それから、クレマン様をずっと見てきて…気遣い上手なところも、優しいところも、怒ると意外と怖いところも、全部好きになりました!私をクレマン様のお嫁さんにしてください!」
「…えっと、姫様」
フリーズからやっと立ち直ったクレマンは言った。
「私に降嫁していただくのは些か私の身分が…」
「あ、クレマン。妹が降嫁するなら叙爵して王家直轄領をくれてやると父上が言ってたぞ」
「はい!?」
横にいたリアムからの援護射撃。
クレマンは開いた口が塞がらない。
「…」
「…」
「…えっと、姫様。姫様の本気は伝わりました」
「は、はい」
「好いてくださったのはとても嬉しいですよ、姫様」
クレマンの言葉に、ドキドキするアンナ。
「しかし姫様。私は姫様が降嫁してくださっても、姫様に様々な苦労をさせるかもしれません。それでもよろしいのですか?」
「も、もちろんです!」
「なにより…姫様が好いてくださったのは嬉しいですが、私はまだ姫様に恋をしていません。これから好きになると言う確証もありません。もちろん、降嫁していただくならば全力で愛する努力はしますが…絶対恋をするとは誓えません。なにより私は心にとある恋心を秘めています…それでもよろしいので?」
知っている。
おそらくクレマンはアンジェルが好きなのだろうと、日々のストーキングの中で知っていた。
でも。
「それでも、クレマン様が嫌じゃないなら結婚したいです!」
「…その言い方は些か狡いですね。ですが…それならわかりました」
「!」
「〝僕〟のお嫁さんに来てください、姫」
クレマンの言葉にアンナは泣いて頷く。
「はい…!」
こうして、アンナはクレマンに降嫁することが決まった。
それからというもの、クレマンとアンナは少しずつ距離を縮めてきた。
二人きりでお茶会をしたり、プレゼントを贈り合ったり、デートをしたり。
そんな中で、クレマンはアンナを少しずつ意識し出し、結婚式の当日となった今日…アンナの花嫁姿を見て、小さな恋心が芽生えてしまった。
「その、クレマン様…私のこと、ちょっとはイイなと思っていただけましたか?」
「…はい、アンナ様。お美しいそのお姿に、恋をしてしまったかもしれません」
「!!!」
クレマンはアンナの頬にキスをする。
「!?」
「さあ、本番では唇にキスをしますから覚悟してくださいね。では…本番に、向かいましょうか」
「…は、はい!」
こうして報われない恋を抱えていたクレマンは、愛し愛される恋をやっと手に入れた。
そしてアンナも、その恋心がやっと報われた。
めでたしめでたしで、この物語は幕を閉じたのだった。
「は、はぃいいいい!?」
「隠れているのはわかってますよ、出ていらっしゃい」
「ご、ごめんなさいー!!!」
この世界で一番大きな大陸、エウローパ大陸。
その中でも最も栄えた大国、ラダマンテュス。
そのラダマンテュスの王太子リアムの側に常に仕えるのは、リアムの乳兄弟クレマン。
…彼は今、ストーカー被害に遭っている。
「…で、今度はなんです?〝姫様〟」
クレマンの仕える王太子リアム。
彼には同腹の兄弟、腹違いの兄弟が合わせて五人ほどいる。
聖王となった同腹の弟クロード、同腹の妹ローズ、聖女となった腹違いの妹ジュリエット、同腹の妹ソフィア、腹違いの妹アンナ。
リアムは特に兄弟に差別なく、平等に愛しているのだが…それはともかくとして。
その末の姫、アンナはクレマンを城の中で度々ストーキングしていた。
「あの、その、えっと…クレマン様があんまりにもかっこいいからつい…」
「姫様、私などを様などとつけて呼んではいけません」
「だってクレマン様は、リアム兄様の乳兄弟で腹心の部下でしょう?私にとってはクレマン様はすごい人だもの」
「…それと、ストーキングは良くないですよ」
「それは…ごめんなさい…」
アンナは末の姫だけあって、特に過保護にされていたので世間知らずの箱入り姫。
そんなアンナだが、ある日を境にクレマンのストーカーと化してしまった。
そのある日とは、アンナが十八歳の誕生日を迎えた歳の春…王太子リアムとその妃であるアンジェルが初の子宝に恵まれた日のこと。
その日はお祝いムード一色で、みんなで王太子の子を祝福していた。
クレマンももちろんその誕生を寿いでいたのだが…ふとした瞬間、切なそうな表情を浮かべたのだ。
アンナはその表情が、忘れられなかった。
その切なそうな横顔に、恋をしてしまったのだ。
元々、あの兄の乳兄弟兼腹心の部下として慕ってはいたのだが…それが恋心に変わってしまった。
だが、アンナはそれを口には出さない。
かっこいいとは言っても、好きとは言えない。
第二妃の子とはいえ末の子だからと甘やかされて、恋愛結婚をしてもいいとまだ婚約者も定められていないアンナ。
でも、だけど。
クレマンとの身分差は自覚していた。
だから、この恋は告げられない。
だから、せめて今だけはこの目にその姿を焼き付けよう。
そう、思っていた。
「アンナ様」
「アンジェル義姉様!どうしたの?」
「ちょっとお話しましょうか」
「え、はい」
アンナはそんなある日、アンジェルに話しかけられて二人きりのお茶会をすることにした。
「それでね、アンナ様」
「はい」
「クレマンのことなのですけど」
「………やっぱり、しつこすぎましたか?」
「あ、苦情が来ているとかではないんですよ」
良かった、とホッと息を吐いたアンナにアンジェルは言った。
「もしかして、アンナ様はクレマンが好きなのですか?」
「………何故それを!?」
「見ていればわかります。わかっていないのはクレマン本人くらいのものですよ」
アンナは愕然とする。
隠していたつもりだったのに!
「それでアンナ様、国王陛下と王妃殿下はクレマン様に降嫁させてもいいとお考えのようですが」
「え、でも」
「クレマン様は伯爵家の次男で、爵位は継がないから無理とお考えですか?」
「は、はい」
「国王陛下と王妃殿下は、クレマン様に王家直轄領だった土地を与えて叙爵させることをお考えです」
アンナは驚きに目を見開く。
「え!?」
「アンナ様、レディーにあるまじきお顔になっていますよ」
「あ、ごめんなさいアンジェル義姉様…」
「クレマンはそれで伯爵になることができます。誰も反対する者はいません」
「ど、どうして…?」
戸惑うアンナにアンジェルは微笑む。
「一つは、アンナ様をみんなが愛しているから。アンナ様に幸せになってほしいからです」
「…でも」
「もう一つは、みんながクレマンにも幸せになってほしいから」
「え」
「アンナ様が降嫁すれば、クレマンは伯爵になれる。それに、ここまで自分を愛してくれる女性と結婚できるのは素敵なこと…と、みんなは感じています」
どうでしょう?と微笑むアンジェルに、アンナはしばらく迷った後決死の覚悟で言った。
「クレマン様にはそのお話は?」
「近々するつもりです」
「その前に、私からクレマン様にプロポーズをしてもいいですか?」
「え」
「断られたらクレマン様のことは諦めます。でももし受けてもらえたら…そのプランで」
アンジェルはなるほどと頷く。
「では、国王陛下と王妃殿下にもそう伝えておきますね」
「はい…!」
そしてアンナは、急いでクレマンのところへ走った。
「クレマン様!」
「姫様?そんなに慌ててどうし…」
「好きです!結婚してください!」
城にアンナの大声が響いた。
クレマンはあまりのことにポカンとしてフリーズした。
それにも構わず、アンナはまだ叫ぶ。
「ある日、クレマン様の憂い顔に恋をしました!それから、クレマン様をずっと見てきて…気遣い上手なところも、優しいところも、怒ると意外と怖いところも、全部好きになりました!私をクレマン様のお嫁さんにしてください!」
「…えっと、姫様」
フリーズからやっと立ち直ったクレマンは言った。
「私に降嫁していただくのは些か私の身分が…」
「あ、クレマン。妹が降嫁するなら叙爵して王家直轄領をくれてやると父上が言ってたぞ」
「はい!?」
横にいたリアムからの援護射撃。
クレマンは開いた口が塞がらない。
「…」
「…」
「…えっと、姫様。姫様の本気は伝わりました」
「は、はい」
「好いてくださったのはとても嬉しいですよ、姫様」
クレマンの言葉に、ドキドキするアンナ。
「しかし姫様。私は姫様が降嫁してくださっても、姫様に様々な苦労をさせるかもしれません。それでもよろしいのですか?」
「も、もちろんです!」
「なにより…姫様が好いてくださったのは嬉しいですが、私はまだ姫様に恋をしていません。これから好きになると言う確証もありません。もちろん、降嫁していただくならば全力で愛する努力はしますが…絶対恋をするとは誓えません。なにより私は心にとある恋心を秘めています…それでもよろしいので?」
知っている。
おそらくクレマンはアンジェルが好きなのだろうと、日々のストーキングの中で知っていた。
でも。
「それでも、クレマン様が嫌じゃないなら結婚したいです!」
「…その言い方は些か狡いですね。ですが…それならわかりました」
「!」
「〝僕〟のお嫁さんに来てください、姫」
クレマンの言葉にアンナは泣いて頷く。
「はい…!」
こうして、アンナはクレマンに降嫁することが決まった。
それからというもの、クレマンとアンナは少しずつ距離を縮めてきた。
二人きりでお茶会をしたり、プレゼントを贈り合ったり、デートをしたり。
そんな中で、クレマンはアンナを少しずつ意識し出し、結婚式の当日となった今日…アンナの花嫁姿を見て、小さな恋心が芽生えてしまった。
「その、クレマン様…私のこと、ちょっとはイイなと思っていただけましたか?」
「…はい、アンナ様。お美しいそのお姿に、恋をしてしまったかもしれません」
「!!!」
クレマンはアンナの頬にキスをする。
「!?」
「さあ、本番では唇にキスをしますから覚悟してくださいね。では…本番に、向かいましょうか」
「…は、はい!」
こうして報われない恋を抱えていたクレマンは、愛し愛される恋をやっと手に入れた。
そしてアンナも、その恋心がやっと報われた。
めでたしめでたしで、この物語は幕を閉じたのだった。
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