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第二章

No.27 休む間も無く

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マドズの予想は当たっていた。
シールドの外に群がっていた兵士達は、ぽかんと口を開けた何とも間抜けな顔をして固まっている。

操りの糸は、やはりあの大蜘蛛達の仕業であったらしい。

シールドが解かれると同時に、一目散にカレンが走って来た。クラド、カトレナと少数の兵士達も、カレンに続いてマドズ達へと駆け寄る。
その後ろで、仲間の姿を見て安堵したのか意識を失うギル、そしてそれを支えるシャリーデアとブロウィの姿が見えた。



「ああ、リリィ!!」

「大丈夫、疲れて眠っているだけだ。」


リリィを見て青ざめるカレンに、シンが静かに言った。
だが強く握ったリリィの右手は、まるで死人の様に冷たい。カレンの目は涙で揺れた。


「ほ、本当...?身体が凄く冷たい...」

「ヒーリスを使ったからだ。心配いらないさ。」

「そう。リリィの心配はいらないよ、カレン。それよりギルは大丈夫なの?」


話し込むマドズとクラド、カトレナの向こう側で、シャリーデアに治癒を施されるギルの姿が見えた。
リリィよりもずっと顔色が悪く、苦しそうに肩で息をしている。

シャリーデアが他の兵士達に何か指示を出し、やがて数人のヒーリス所持兵がギルの治癒に加わった。あちらは心配しないで大丈夫、とはとても言えそうに無い。


「これだけ力を使ったらね...でも命に別状は無いよ。回復には時間がかかるだろうけど。」


シンとゾーイの肩に手を置きながらクラドが言った。
どうやら話は終わったようだ。カトレナはアランへ連絡を、他の兵士達はギル達がいる方へと報告をしに走って行く。

そしてレイドールの兵士が他の兵士達に連絡を取り、数人で林の方へと走って行った。どうやらゾーイが倒したあの大蜘蛛の死体を回収しに行ったらしい。


そんな慌ただしい中で、レイドールの兵士に担がれて建物の中へと消えて行ったギルを見つめながら、マドズがポツリと呟いた。


「...あの様子じゃあ、ギルに任せるのは結局無理だったようだな?あの餓鬼、出来る出来ると言っておきながら中途半端に終わっちまいやがって。」


カレンはその言葉にムッとした。
確かにマドズ達の助けが無ければ、全ての者達を解放する事は出来なかったであろう。だがそれでも、ギルがいなければ被害は凄まじいものになっていたはず。

そんな言い方は無いのではないか。



「まあ、そうだね。半数が限度だった。最後の方は意識朦朧としていたし、もう能力も底をついていた。それでも本当によく頑張ったよ、彼は。」


カレンの気持ちを察してか、クラドが優しい声で言った。その目は(満足顔の)カレンを見ている。
クラドのその言葉に、マドズもまあ、そうだな。と肩を上げて微笑した。



「皆、聞け。」


カトレナの声。
すぐさま全員が注目した。
リーダー、アランからの伝達だ。


「クラド、マドズ、シンとゾーイは会議室へ行け。カレンは他のガーディアン、セルビリアと共に待機だ。」


了解、と短く返事をするクラド、マドズと裏腹に、シンとゾーイは顔を見合わせた。
会議室。アランに守られ、四国の首領達が集まっている部屋だ。

大蜘蛛の事等、詳細を報告するのだろうが、まさか下っ端の自分まで呼ばれるとは思っていなかった。
そんなシンの顔がゾーイの目に入った。


「じゃあ、リリィは...?」


カレンの不安気な声。
リリィに起きる気配は無い。身体も一向に温まる気配は無く、冷たいままだ。


「その役立たずは私が医療室に持って行く。」


そう言ったカトレナの声色は、リリィの身体と同じ程に冷たかった。

しゅんとするカレンの肩を軽く叩き、クラドが建物へと歩き出した。それにマドズ、ゾーイが続く。シンもカトレナへリリィを預け、ゾーイの後に続いた。











ーーーーーーーーーーーーーーーーー












死体が転がり至る所に血が飛び散った通路。
そこを通るシンの表情は暗かった。それは周りの惨状を見ての顔色ではない。
リリィへ向けた“役立たず”というカトレナの言葉がずっと頭の中を駆け巡っているのだ。


リリィを人質に取られ動けないでいた自分に向けるなら未だしも、結果的に大蜘蛛を倒したのはリリィだった。

ギルに対してのマドズの言葉もそうだったが、あの言い方にはシンも少し腹が立った。



「あの言い方はちょっと酷いですよね。」


一瞬、無意識に思っていた事が口に出てしまったのかと思った。が、そう言ったのは隣を歩くゾーイだった。
シンが横目でゾーイを見ると、ゾーイも横目でシンを見て微笑んだ。


「ん?...あ~、カトレナの?」


前を進むマドズが、こちらを見ずに言った。


「そう、そうです。」

「あの女が酷いのはいつもの事だろう。」

「うん、まあ、確かにそうですね。」

「何言ってやがる、俺はいつもあの数倍酷い扱いを受けてるぞ?」


その言葉に二人は少し笑った。




「...君達に言っておく事がある。」


不意に、先頭にいるクラドが言った。
シンとゾーイは足を止めようとしたが、クラドは立ち止まらない。足早に通路を進みながら静かに続けた。


「今回で気付いたと思うけど、俺達ガーディアンは他の国のナーチャーよりもずっと能力が高い。」

「先に言ってしまって調子に乗られるのは困るからね、言わなかったけど。」


その言葉にシンとゾーイは顔を見合わせた。
ゾーイやギル、カレンは特殊なナーチャーである為感じにくいが、シンとリリィはその事を充分感じていた。

その他の基礎的な身体能力、五感等は経験に基づくものだ。それは到底敵わないが、能力の質だけで言うとクラドの言う通り。
他国の(首領の護衛につく様な精鋭中の精鋭以外の)ナーチャー達は、新米の自分達とほぼ同じかそれ以下だ。


そしてクラドやマドズ達は桁外れなのだろう。
二人は静かに頷いた。


「そう、そこは自信を持って良い。何故かセルビナ国出身のナーチャーは皆能力が高いみたいなんだ、不思議な事にね。」

「俺やカトレナは他国出身だが、セルビナに来てから能力の質が急激に高まった。それでもクラドやシャリーデアには敵わないがな。」


リーダーはまた別だが。と、マドズが続いた。


「そして君達に言っておかなきゃいけない事っていうのが...」


そう言って、クラドは階段の踊り場で立ち止まり、シンとゾーイの方を向いた。


「俺達に失敗は許されないという事だよ。」

「えっ?」


真剣そのものの眼差しで言われたその言葉。
思わずシンとゾーイは眉を顰めた。


「うーん、言い方が悪かったかな。要するにね...」


固まる二人から視線を外し、クラドは考えるように頭をかきながら再度歩き出した。


「セルビナの様な小さな国がレイドールや他の国と同盟を結べたのは、強力なナーチャーの存在が大きい。まあ、リーダーの存在が一番だけど、その次にね。...まあ要するに、俺達ガーディアンはセルビナ国の“売り”なんだよ。」

「その俺達が期待されている能力を発揮出来ず、それが続けば。どうなると思う?きっと同盟は解約、それだけじゃない。他と手を組めば、それはそれで脅威と見なされ排除される恐れもある。」

「わかるね?俺達ガーディアンは常に貢献し、結果を残さなければいけないんだ。君達はまだ新米だし、今回は初任務だったのに本当に頑張ってくれたと思っているよ。でもすぐに甘く見てもらえ無くなる。」

「今の内からそのプレッシャーに慣れる様に教育してくれようとしていたんだよ、きっと。カトレナもマドズも、ね。」


「そう、全く持ってその通りだ。」


マドズが明らかに感情のこもっていない声色で大きく言った。(ゾーイは自分のすぐ横から小さな舌打ちが聞こえた様な気がしたが、空耳という事にした。)

六階に着いた。

シンの呻き声がクラドの耳に入った。
無理もない、ゾーイが引き起こした惨状はそっくりそのまま残っていた。

何も無いかの様に進むクラド、ほーう、と感心の声をあげるマドズ、少し罰の悪そうな表情のゾーイ、そしてそんなゾーイとミイラ化した死体達を交互に見るシン。

四人は重苦しい扉の前に立った。
中にはアランや、グランスが居る。
シンは気を持ち直し、背筋を伸ばした。


クラドはノックしようとしたが、勝手に扉は開いた。現れたのはアラン。
クラドとマドズを見て頷き、それから少し眉を顰めて鋭く目を光らせながら、シンとゾーイを見た。


「入れ。」


低く唸るような声でそう言われ、クラドとマドズが部屋に入った。続いてシンとゾーイが入る。
入る前はあんなに真っ直ぐに伸びていたシンの背中は、今や見たことも無い程に猫背だった。


「やあ、よくやったな。流石だ。」


そう言って短く拍手をしたのはナルダ国首領、クレガ。その横でティナンタート国首領ベルも頷くが、その顔は険しいものだ。

クラド達四人はテーブルの前に横に並んだ。
アランが端にいるゾーイの横を通り過ぎ(何か耳打ちをしたような音が隣にいるシンに聞こえた。)奥にいるグランスの後ろに立った。

そしてグランスの横には、左腕を失ったリャンカ。ヒーリス所持兵の治癒により痛みは無くなったのもあって、その表情はベルと違い穏やかだ。


「ガーディアンのカトレナから手短に聞いた。林の中に大蜘蛛が複数居り、そいつらが引き起こしていた事だと?」


リャンカが言った。
表情は穏やかだが、声色は厳しい。
クラドが頷き、隣にいるマドズに目線をやった。


「その通りです。私の横にいるゾーイだけが気配に気付き、少人数で向かいました。全部で六匹、その中の一匹の死体をレイドール兵が回収しました。」

「ふむ...」


マドズの言葉に、リャンカは考える様な表情をした後、隣にいるレイドール兵を見た。


「解剖しておりますが、詳しい事はまだ。」

「そうか。」


「その大蜘蛛はどの様な?」


ベルが言った。一生取れないのではないかと思う程の皺を眉間に寄せている。

マドズがまた、と思ったが、マドズは隣にいるシンを足で軽く突ついた。
シンはかなり動揺したが、すぐに震える声で答えた。


「赤く大きな蜘蛛です。組織的な動きをし、糸を吐きます。それに触れてしまうと、兵士達と同じように操られてしまう。」

「成る程。得体は知れんがラギスのペットだろうな。だが、どうやって侵入した?警備は完璧だったはずだ。」

「大きさを変えられるのかもな。まあ、そこはいくら知恵を絞ったところでわからん。」


また全員黙ってしまった。
事態は一応収まったが、結局訳がわからないままだ。シンが居心地悪そうに身体をモゾモゾ動かした。


「ゾーイ君、その気配は今は感じられないのだね?」


沈黙を破り、そう言ったのはクレガ。
全員の視線がゾーイに行った。


「はい、感じられません。」

「確かだね?もっと気を...」

「大丈夫ですよ。もっと僕を信用して下さい。」


そう言って片手をプラプラと振るゾーイ。
相手が国のトップであろうがブロウィであろうが変わらない対応に、他の三人はヒヤヒヤした。

が、クレガは上機嫌に笑った。


「グランスの息子、ゾーイ。将来有望だな。君は確かあれだね、戦争の時に...」


そう言って、一言も喋らないグランスの方を見た。
グランスは一瞬アランを見ようと首を動かしたが、思い留まって微笑し、答えた。


「そう、アランとキキが連れて来た子だよ。」

「何...?」


思わず、といった声をクラドがあげた。
マスクの下には、きっと驚嘆に目を見開いている顔があるのだろう。マドズはそこまで驚いていない様だったが、その隣にいるシンは驚きのあまり勢い良くゾーイを見た。


「君達の実の子供かね?」

「まさか。」


ベルの問いに、アランが鼻を鳴らして言った。



「...話を元に戻そうか。」


大きく咳払いをし、グランスが言った。
その言葉に全員そうだった、と座り直した。



「とりあえず、ファルアロンは我々を裏切っていないことが分かった。ラギスに操られている。他のように、きっと国全体がな。放っておくわけにはいかない。」

「では、救出を?」

「次期首領のヘルシェアの子供も成人しており、すぐに父親の後を継げる。ファルアロン国はまだ終わらん。ミジュラの能力も我々に必要なものだ。」


リャンカの言葉に、否定の声は上がらなかった。
クレガ、ベル、グランスが大きく頷く。


「では、細かく決めて行こう。」


リャンカがそう言って手を叩いた。


「こちらの警備も強力に固めなければいけない。多くの兵士達を送るわけには行かん。よってより精鋭の十数の兵士で向かう方がいい。」

「今回の大蜘蛛がきっとファルアロン国にわんさかいると思われる、よってゾーイ君、気配を感じられる君は必須人物だ。そして封印の彼も。名前はギルだったかな?」

「では、ガーディアンからはその二人と、ディスターのクラド、マドズ、シン。ヒーリスはカトレナとリアム、ララを送ろう。」


クラドとマドズが頷き、シンもワンテンポ遅れて頷いた。自分の名前があがるとは思っていなかった。


「出来るだけヒーリス所持兵を送った方がいいな。攻撃よりも守りだ。封印の彼は能力の限界値を突破して今医療室にいる。彼が回復し次第、向かうという事でいいかな?」

「そうだな、その頃には大蜘蛛の解剖も終わっているだろう。レイドールの潜水艦で向かえばいい。地上からは自分の足になるが、ナーチャーなら車に乗っているようなものだ。」


「クラド君、君が指揮を取れ。」

「わかりました。」


クラドが深々とお辞儀した。


「では、選抜された兵士達はレイドールへ留まり、それ以外の兵士達は首領と共に国へ戻るとしよう。」

「そうだな。国が心配だ。」

「クラド、頼んだよ。」


グランスが静かに言った。
クラドはまた深々とお辞儀して見せた。

シンは流れについて行けず呆然としていた。
今回のこの混沌とした戦場が初任務。そして次の任務がファルアロン国を敵国から奪還。最初からこんなに重要な任務に就くとは思ってもみなかった。

シンの首は自然とゾーイの方へ向いた。


「シン、」


自分にしか聞こえない程の小さな声。


「頑張ろうね。」


きっとゾーイはいつも通り笑っていた。











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