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第二章

No.28 過去 《シャリーデア》

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いつかの会話。





「あの、シャリーデアさんって、元は一般人だと聞いたんですが...」


疲れ切った表情のリリィが、ソファに崩れ落ちながら疲れ切った声で言った。
身体は小刻みに震え、凍えている。


「ええ、そうですよ。それを誰に?」

「カトレナさんから...あ、ありがとうございます。」


シャリーデアから温かいココアを渡され、リリィは何とか笑顔を作って見せた。
コップを両手で持って行儀良く飲むリリィを見ながら、シャリーデアは向かいのソファに座った。


もうずっと前から空は黒い。真夜中だ。
カレンもギルもゾーイも、もう寝ただろう。シンはまだマドズと特訓を続けているらしい。
ガーディアンの先輩方は、まだ仕事中だ。

休憩室にはリリィとシャリーデアしかいない。


「戦争の前は何をしていたんですか?」

「家族で花屋を経営していました。」

「へえ...ピッタリですね。」

「そうですか?ありがとう。」


シャリーデアは相変わらず癒される笑顔をリリィに向けた。最近カトレナの顰めっ面ばかり見てきたリリィにとって、シャリーデアはまるで女神の様に思えた。

そして、興味を持った。
おしとやかで優しげなこの女性が、何故セルビリアのガーディアンに入ったのか。

リリィは何故、と口を開きかけたが、当時の戦争の事を聞くのは良い気分では無いだろう、と思い留まって口を閉ざした。

が、そんなリリィにシャリーデアは気付いていた。


「聞きたいですか?」

「えっ!あ、...はい。」


心底申し訳なさそうなリリィの表情。
シャリーデアはまた優しく微笑んだが、リリィにはそれがとても悲しげに見えた。


「...皆には内緒ですよ。」













ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー












いつかの記憶。






午後五時。オレンジ色の空の下、シャリーデアは両手に買い物カゴを持って人通りの少なくなった商店街を歩いていた。

予定よりも随分遅くなってしまった。
シャリーデアは時計を見て、早歩きした。

無意識に口角が上がる。
もう来ているだろうか。いや、来ていないかも。毎日来るわけでは無いのだから。
でも、来るとしたらいつもこのくらいの時間だ。

あまり期待してしまえば、そうで無かった時の落ち込みが大きくなる。あまり期待しない様に心掛けながら、シャリーデアは最後の角を曲がった。


いた。
シャリーデアは一瞬立ち止まったが、一度大きく深呼吸をし、やがてゆっくりと歩き出した。


「いらっしゃいませ。」


後ろから声をかける(震えたり裏返ったりしない様にかなり慎重に声を出した。)と、その人物は勢い良く振り向いた。


「びっくりしたぁ...気が付かなかったよ。」

「ふふ、驚かせてごめんなさいクラドさん。」


クラドと呼ばれた青年は困った様に笑いながら、うざったい青紫色の癖っ毛を視界から除けた。
その様子をシャリーデアは愛おしそうに(そうは見えないように)見た。

二人は笑い合ったが、やがてクラドの視線はシャリーデアの両手に持たれた買い物袋に向いた。


「買い物帰りかい?」

「ええ、隣町のお客様にお花を届けた後、少し寄ってたんです。」

「そうだったんだね。お疲れ様。」


そう言って笑いかけるクラド。
シャリーデアも同じく笑った。

風が二人の間を吹き抜ける。
ああ、駄目だ、会話が途切れた。

クラドの目線が店に置かれている花に向かう。ここは花屋で、クラドは花を買いに来た客なのだから当たり前だ。
でも、業務的では無い会話をシャリーデアは望んだ。

会話、話題、会話、話題。頭が真っ白だ。
そうだ、白と言えば。シャリーデアの目線はクラドの白い服に向いた。


「クラドさんは勤務中じゃないんですか?」

「ん?何で?」

「その服。見回り中でしょう?」


そう言ってクラドの服を指差した。
クラドは国の警備をしているセルビリアという組織の一員だ。今着ている上下白の服が、セルビリアの制服なのだ。

クラドは良くここ一帯をウロチョロしていた。見回り中なのかサボっているのか。よくブロウィという男に引き摺られている姿を見た。


「もしかして、またサボってるんですか?」

「失礼するなあ、“今日は”違うよ。」


笑うシャリーデアに、クラドがニヤリと笑みを浮かべながら答えた。


「今日は早上がりで、さっき終わった所さ。着替える前に寄ろうと思ってさ。」

「あら、それは失礼しました。ご予定が?」

「うん、今日は彼女の誕生日だからね。」


チクリ、と胸に何かが刺さった。
思いっきり嫌な顔をしてやりたかった。
が、そんなわけには行かない。シャリーデアは表情筋を盛大に動かして、盛大な笑顔を作って見せた。


「そうなんですか、おめでとうございます。」

「ありがとう。プレゼントはもう買ってあるんだけど、プラス花もあげたいなと思ってね。いつもここで買ってるから。」


選んでくれないかい?と、クラドが笑顔を向けた。
ええ、喜んで。と、シャリーデアの口が動いた。


いつもそうだ。いつも荒んだ気持ちで、いつもいつも自分が彼女へ贈る花を選んでいた。

「彼女は君に少し似ているんだ。だから花の趣味も一緒だと思って。」

いつもクラドはそう言った。
なんて拷問なのだろう。

「でしたら、私とも上手く行くかもしれませんね。」

いつもそう言いたかった。
が、とてもそんな事は言えなかった。


クラドは(シャリーデアは)結局、黄色い薔薇の花束を選んだ。


「すごく綺麗だね、薔薇といえば赤ってなりがちだけど、黄色もすごく良い。」

「どういたしまして。」

「いつもありがとう。それじゃあ。」


クラドが満面の笑みで手を振る。
シャリーデアも同じくそうした。
上機嫌なクラドの後ろ姿が小さくなり、そして角を曲がって消えてしまった。
その瞬間、シャリーデアの笑顔も消えた。


「...黄色い薔薇は“嫉妬”の意味。」


突然、背後から声が聞こえ、シャリーデアは振り向いた。
そこにはブロンドの長い髪をした女が、可笑しい様な呆れた様な顔をして立っていた。


「顔に似合わず嫌な女ね、全く。」

「ニ、ニーナさん!いつから...」

「少し前から。見回り中でね。」

「声かけて下さいよ、もう。」


ニーナと呼ばれた女。ニーナも、クラドと同じくセルビリアの制服に身を包んでいる。
ニーナは顔を真っ赤にしているシャリーデアに歩み寄りながら、呆れた様にため息を吐いた。


「余計な御世話かもしれないけど、当たって砕けた方がいいんじゃない?いつまでもあんな奴に想いを寄せていたら、恋人出来ないわよ?勿体無い。」

「そんな、いいんです、私は。」

「遠くから見ているだけで...って?自分が辛くなるだけよ、そんなの。見てるこっちが辛くなるわ。」


そう言ってニーナはシャリーデアの肩に手を置いた。
シャリーデアはニーナから、クラドが去っていった曲がり角へと視線を移した。

クラドが花を買いに来る度に、自分がとても嫌な女になって行く気がした。だがそれでも、想いを伝える事はこれから先も一生無いだろう。

シャリーデアはまたニーナの方を向いた。


「いいんです、ありがとうございます。私は本当に大丈夫ですし、あの人に迷惑かけたくないですから...」


そう言ってシャリーデアは微笑んだが、とても弱々しく今にも壊れてしまいそうなものだった。

ニーナはまた困った様にため息を吐いた。










  
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー












あの日の記憶。





隣町へ花を届けた帰り道。

シャリーデアはふと空を見上げ、そして思わず足を止めて息を呑んだ。

空が赤い。まるで血の様に赤い。
セルビリアの方角だ。自分の家の。
何を予想する事も無く、シャリーデアは走った。

近付けば近付く程、空は更に血に染まった。
銃声、人々の悲鳴。
何が起こっているのかはもう予想出来たが、そうだとは思いたくなかった。

そして、その惨状が視界に映った。

見た事も無い赤い軍服を着た者達。
見た事も無い武器。景色。

他国が攻め込んで来たのだ。

建物は炎に包まれ、銃声が鳴る度に誰かが倒れる。剣が振り下ろされる度に誰かが断末魔の叫びをあげる。

シャリーデアはそれでも立ち止まらずに走り続けた。


まだ家族が家にいる可能性は低いだろうが、それでも道中で見つからない限りは家に向かうしかない。

そう思っていた時、腕を掴まれた。
シャリーデアは勢い良く転んだ。
急いで顔をあげると、赤い軍服の男。左手でシャリーデアの腕を掴み、そして右手で剣を振り上げていた。

そしてそれが振り下ろされる。
シャリーデアは恐怖で声も出なかった。

が、その剣はシャリーデアに届かなかった。
音を立てて地面に落ち、そして男も横に倒れた。


「シャリーデア!!」


声がした方向を見ると、そこには血に塗れたブロウィの姿があった。両手で銃を構えている。間一髪で助けてくれた様だ。


「ブロウィさん、ああ、これは...」

「いいから逃げるんだ!!セルビリアが応戦しているが戦力に差があり過ぎる、このままじゃここ一帯は全滅だ!早く!!!」

「で、でもブロウィさん...」

「行け!!!」


有無を言わさぬブロウィの形相に、シャリーデアは立ち上がり、走った。涙で視界が揺れる。

こんな事は今まで無かった。存在すら知られているかも分からない、本当に小さな国なのに。
あんなにも平和だったのに。もう駄目だ。

曲がり角が見えた。
ここを曲がれば我が家だ。


そしてシャリーデアの希望は全て絶たれた。

家も花も、全て炎に焼かれていた。
すぐ近くに二つの塊が転がっている。すぐにその塊が父と、母だったモノなのだと気付いた。

シャリーデアは駆け寄る気にもならなかった。
それは両親では無い。ただの肉の塊だ。

シャリーデアはその場に座り込んでしまった。本当に絶望してしまえば、涙なんて出ないものなんだなと呑気に思った。

そしてやっと周りを見渡す事が出来た。
両親と同じ様に、肉の塊と化した人々が転がっている。

こちらに近付いて来る足音が聞こえても、立ち上がりもしなかった。自分も皆と同じ様に肉の塊になるんだろうと、そう思っただけだった。

が、兵士達の足音は一斉に途絶えた。



「おい、まただぞ!」

「覚醒者だ!!銃を構えろ!!!」


そんな言葉が聞こえた。
そして次に幾つもの銃声。


「駄目だ、ディスターに武器は...」

「おい、攻撃される隙を与えるな!」


次に、兵士達の悲鳴。
そして高熱。

一体何なんだろう。
シャリーデアはようやく振り向いた。

一瞬、男が炎に包まれているのかと思った。
が、それは違うとすぐに気付いた。

赤黒いオーラを身に纏っている。
そして距離を取って構えている数十の兵士達の半数が、何故か溶けて行っていた。

シャリーデアは興味を持ち、目を凝らした。
まさか。そう思ったが、そのオーラを纏っている男は良く知る人物だった。


「クラドさん!?」


その男はクラドだった。が、クラドでは無かった。
凄まじい怒りの表情。それを具現化した様な赤黒いオーラと高熱。

シャリーデアは吐き気がした。
クラドの持っている“モノ”に気付いたからだ。

それは“人”だった。男か女かもわからない。
大事そうに抱きかかえているが、それはクラドから発せられた熱によって溶け、皮も肉もドロドロになっていた。

クラドのオーラが意思を持つ様に動いた。
それは兵士達に向かい、そして襲った。
避け切れなかった数人が飲み込まれ、襲われた部位から溶け出して行く。先程も同じ様に攻撃したのだろう。

残った兵士達はまた銃弾を浴びせた。
が、クラドのオーラは銃弾さえ溶かす様だ。
シャリーデアはポカンと口を開けて、その様子をただ見ていた。



「よし、限界が来たぞ!」


その兵士の言葉に、シャリーデアはハッとした。
クラドの纏ったオーラが明らかに薄くなっている。

そしてクラドはその場に膝をついた。


「ク、クラドさん!」


シャリーデアは立ち上がった。
何も考えず、倒れ込むクラドへと駆け寄った。

触れたかったが、そうはしなかった。
まだオーラは完全には消えていない。
囲む兵士達も、オーラが完全に消えるのを待っているようで、銃を構えたまま撃っては来なかった。


「...シャリーデア?」

「クラドさん、大丈夫ですか!?」


クラドが息も絶え絶えに、掠れた声を出した。
とても苦しそうだ。オーラが体内にしまわれ、次は自分自身を溶かしているように思えた。


「マリー...くそ...どうして...」


マリー。彼女の名だ。
だがその彼女は完全に溶かされ、悪臭だけを残して消え去ってしまっている。
シャリーデアの視界は涙で覆われてはいるが、それでもクラドが泣いている事はわかった。

シャリーデアはどうしたら良いかわからなかった。 
兵士達に視線を向けると、いくつもの銃口がこちらを向いていた。
もうクラドのオーラも消える。そうなれば、何を考える間も無く殺されてしまうのだろう。



「...クラドさん、」


言おうと思った。今しか無いと。
慕っていましたと。死んでしまえば、もう一生伝える事など出来なくなるのだから。


「クラドさん、私...」

「シャリーデア、何してる、逃げろ。」

「でも...」

「君だけでも生き延びてくれよ。頼む。俺の分まで、マリーの分まで...」


ああ、駄目だ、言えない。

シャリーデアは口を閉ざした。
が、逃げもしなかった。

死にたくもなかったが、死なせたくもなかった。

自分を置いて、遠い世界でまた二人で仲良くするの?
二人共死んだって、今までと同じことでしょう?
ならば、二人で生き延びたい。

あんなに熱かったシャリーデアの身体は、氷のように冷たくなっていった。
それが何故なのか、自分が何をしたいのか何もわからないまま、シャリーデアは立ち上がった。

そしてそのまま、クラドの前に立った。


「シャリーデア、何を...」

「...クラドさん、私は嫌な女ですね。」


「心底自分が嫌になります。」



クラドのオーラが消え去った。


「突破した!今だ撃て!!」


耳を劈く、幾つもの銃声。
が、それは二人に届かなかった。

クラドは目を疑った。

自分達は何かに守られていた。
そしてそれをやってのけたのは、自分では無い。紛れも無くシャリーデアだ。


「あの女...!!」

「ヒーリスか!?くそ...」


兵士達の声も、遠く聞こえる。
シャリーデアが振り返り、クラドの肩に手を回して強引に身体を起こした。シャリーデアの身体はまるで死んでいるかの様に冷たく、高熱に蝕まれるクラドの身体には涼しく感じた。


「これは...!?」

「わかりません、でも、守ってくれます。」


それだけはわかります。そう呟き、シャリーデアは息を荒げながら歩き出した。



「クラドさん、死なせるなんて出来ません。」


「一緒に生き延びましょう。」


















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