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第一章

No.14 ガーディアン

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「ギル君とゾーイ君の能力に関しては本当にわからない。あんなものは初めて見たからね。」


全員がギルとゾーイを見た。
ギルは困ったようにゾーイを見たが、ゾーイはただ笑顔を返すだけだった。ギルもつられて笑った。

そんな二人をブロウィは目を細めて見据えた。本人達よりもきっとブロウィの方がこの結果に驚いていた。

ブロウィは静かに口を開いた。


「我々は、ギルは他の能力を封印する能力。ゾーイは対象の生命を奪う能力だと推測している。」


そう言って手に持った資料をパラパラとめくる。そこに何が書かれているのかは、五人からは見えない。

その横でクラドが頷いた。
そして、ゾーイの方を見る。



「ゾーイ君はセルビナ出身ではないんだよね?」

「はい。そうです。」


ゾーイが行儀良く答えた。
(自分には見せたことの無いゾーイの丁寧さに、ブロウィは片眉を上げた。)


「ふーん、出身は不明と...。テスト時の動きは戦いに慣れている様子だった。争いの絶えない不安定な国だったのかな?」


その問いに、ゾーイは笑顔を返した。クラドもその笑顔を受けて、暫く間を置いてから同じように返した。

ああ、ブロウィの言っていた通り、この子は確かに自分と似ているな。クラドはそう思った。
はぐらかす時はとりあえず笑顔。クラドも昔からよく使うやり口だった。



「まあ、詳しくは聞かないよ。でももしかしたら、セルビナ国や隣国でディスターとヒーリスのナーチャーが何人も現れる様に、君の国には君と同じ種類のナーチャーが何人かいるのかもね。」

「確かに。ラギス国やその周辺では、セルビナ国では見られない特別なナーチャー達がいると聞く。ラギスだけではなく、海を越えた他の地でもな。」

「暗黒の時代の影響は世界各地で起こり始めているらしい。お前と同じナーチャーにも、今後出会うかもしれん。」


マドズ、カトレナが続いた。
その横で、シャリーデアが暗い目をしながらゆっくりと口を開いた。


「...あまり、他にもいるとは思いたくないですけどね。とても禍々しい、良くない力です。」

「あなたが心優しい人間で、正義の為にその能力を使って行く事を祈ります。」


そう言って、シャリーデアはゾーイに優しい笑顔を向けた。
ゾーイはまた行儀良く返事をし、輝く笑顔をシャリーデアに向けた。



「なんにせよ、ゾーイ君の能力は凄い戦力だ。まだ詳しくはわからないけど、近中遠距離全てに対応出来るし、ディスター以上に素早く勝負をつけられる。」


「 ...さて、お次はギル君だね。」


クラドの言葉と、ブロウィの資料をめくる音に、ギルは唇を閉めて背筋を伸ばした。



「能力を封印するナーチャーか。君はセルビナ国出身らしいけど、こんな力は見た事がないなあ。こういう場合は大抵がご先祖様から代々受け継がれていたりするんだ。」

「君には何か特別な血が流れているのかもしれないね。」



ギルは曖昧な声を出した。

そんな事を言われても、自分は孤児だ。死んだのか生きているのかわからないが、自分の親も同じ能力を持っていたのだろうか。

ギルは何も言わずに俯いた。


すると足音が聞こえ、ベッドの目の前に誰かの気配を感じた。
顔を上げると、そこにいたのは苛立ったような表情のカトレナ。ギルは思わず後ろに手をついた。



「で、私達の能力は封印されたままなのだが。餓鬼、このままでは困る。封印を解け。」

「ええっ!?」


ギルは困り果てて周りを見た。
ゾーイは笑い、カレンとリリィはカトレナの理不尽さに唖然としている。シンは考える様にじっとギルを見つめた。


「そんな無茶苦茶な...。まあでも、確かに困ってるんだよね。研究チームにも見てもらったけど、お手上げだったよ。このままじゃあ俺達、この服を着てる意味が無くなってしまう。」


自分の着ている黒いロングコートを見ながら、クラドが言った。

そうは言われても、ギルはどうしようもなかった。
あの時と同じ感覚で、と思っても、本当に皆殺しにされると思っていたあの時と、柔らかいベッドの上にいる今とでは全く状況も気持ちも異なる。

慌てふためくギル。更に苛立つカトレナ。それらを生暖かい目で見守る他。

すると黙っていたシンが、思いついたように口を開いた。



「覚醒の条件は命の危険...」


ボソリと呟いたその言葉は、全員に聞こえた。もちろんカトレナにも。


するとカトレナはウエストポーチからソード・レックを取り出した。
固まるギルの目の前で発動させる。
それは通常のソード・レックだ。


「通常のものに見えるだろうが、それは違う。これは私専用に作られたソード・レックだ。」


振り上げながら、カトレナが言った。


「ヒーリスのナーチャーは戦闘に不向きな者が多い。シャリーデアがそうだ。だが私は覚醒する以前から体術も剣術も、戦闘は得意だった。」

「このソード・レックは私がヒーリスを使うと、刀身が変わる。最前線で戦う時は通常仕様。仲間の防御に回る時はヒーリス仕様と使い分けが出来る物を作ってもらったんだ。」


ソード・レックを掲げた状態で、カトレナが淡々と言った。
ギルはもう、カトレナが何を言いたいのか理解していた。何も言わずにただ全力で首を横に振る。

カトレナはそんなギルを見て、冷淡な笑みを浮かべた。



「今からこれをお前目掛けて振り下ろす。ヒーリスを念じながらな。お前が封印を解けば、刀身は身体を通過し、お前の傷も他の者の傷も癒すだろう。」

「だが封印を解かなければ、お前もベッドも血に塗れる事になる。まあ、本部にいるんだ。絶命する前に助けてくれる。」


「ち、ちょっとカトレナ!それは危険すぎるわ。ギルは覚醒したばかりなのに、いきなり解けだなんてそんな...」


ニーナが我慢出来ず言った。カトレナの方へ行こうとしたが、ブロウィがそれを阻止した。

ギルは心底ブロウィ(と、シン)を恨んだ。



問答無用でカトレナはソード・レックを勢い良く振り下ろした。

ギルは目を閉じた。
やり方もわからないまま、無我夢中で自分に語りかけた。

もういいんだ。もう大丈夫。
だから封印を解くんだ。
じゃないと殺される!



いつまで経っても痛みは襲わない。
それどころか、身体を蝕んでいた痛みが消え去っていった。

ギルはそっと目を開けた。

そしてぎょっとした。カトレナが冷気を発する青色のオーラを纏っていたからだ。

それはソード・レックも同じだった。刀身は青白く光っている。

シン、リリィ、カレン、ゾーイが歓声をあげた。ギルは成功したようだ。


「全く、冷や冷やさせる。」

「よくやったね、ギル君。」


安堵のため息を吐くブロウィと、満面の笑みのクラド。ニーナはその場にへたり込んでいた。

ギルは弱々しく笑った。自分が白いオーラを纏っている事に、ギルだけが気付いていないようだった。そしてそのオーラはゆっくりと消えて行った。



「全員、確認だ。」


クラドが言った。
マドズ、シャリーデアが頷く。

三人とも意識を集中させた。
すると、クラドとマドズは赤色、シャリーデアはカトレナと同じ青色のオーラを纏った。

医療室に立ち込める冷気と熱気、凄まじいプレッシャーに、他の者達は身体を震わせた。


「戻ったね、良かった良かった。」

「餓鬼、良くやった...と言いたいところだが、さすがカトレナ。って感じだな。冷血女さんよ、え?」


ニヤニヤしながら、マドズがカトレナを見る。カトレナはそれを無視し、ギルに背を向けて元の位置に戻って行った。



「さあ、問題も解決した事だし、最後だね。」


気を取り直して、クラドが言った。
全員がカレンを見た。



「まず最初に言っておくけど、カレンちゃんはナーチャーとは少し違う。もっと特別な能力者だ。」


その言葉に、シン、リリィ、ギルの三人は首を傾げた。

クラドは三人の反応を見て、ああ、と小さく声を出すと、困ったようにカレンを見た。



「お友達には何も言ってないんだね、いいかい?言ってしまっても。」

「...はい、大丈夫です。」


消え入る様な声でそう言い、カレンは小さく頷いた。
クラドも頷くと、四人の方を向いた。



「カレンちゃんはトルタ町出身だ。」

「そして、彼女は予言者の娘だ。」



クラドの言葉の意味を暫く考えた後、三人は理解し、驚愕の目をカレンの方に向けた。

カレンは笑ってみせたが、その目は涙で揺れていた。リリィは心が痛んだ。


「予言者の事は皆知ってるね?」


クラドが静かに話した。


「戦争前まではセルビナの有名な占い師だったが、三年と数ヶ月前、ラギス国が他国と手を組み大きな戦争を企てていると予言し、世界的に名が広まった。」

「その予言はラギス国にとっては大きな痛手だった。結局戦争は始まったけど、手を打つのが早かったおかげで、ラギス国は一年程で大人しくなった。まあ、今でも裏で怪しい動きをしてるみたいだし、他の国とはドンパチやってるみたいだけど。」


そこで一旦切り、クラドはカレンに目をやった。
カレンは俯いており表情は見えないが、両手は微かに震えている。

クラドは次に言葉を繋げた。



「セルビナ国に攻め込んで来たのも、予言者を殺す為だと言われている。実際に予言者はあの戦争で命を落とした。」

「そしてセルビナ国の名は世界に知れ渡る。“平和で緑の豊かな小国”という印象から、“予言者の国、強力なナーチャーが数多く存在する国”といったものになった。」


「“龍の国”と呼ぶ人達もいます。」


シャリーデアが続いた。


「なんでも、攻め込まれたあの時、怒り狂って敵兵を襲う龍を見た者が何人かいるそうで。トルタに龍の銅像があるでしょう?故郷を荒らされ、眠っていた幻獣が現代に蘇ったと。」

「...まあ、それは幻だと思うけどね。」



五人とも何も言わなかった。
リリィがカレンの肩に手を置いた。

カレンは顔をあげてリリィを見た。
頬には涙が伝っている。


「だ、黙っててごめんなさい。」

「何言ってるの。そんな事どうだっていいのよ。でも、友達として、もっと早くにあなたの過去の苦しみを分かち合いたかったとは思うわ。」


リリィの言葉に、ギルが激しく頷いた。シンとゾーイは黙ってカレンを見つめているが、その表情は暖かいものだった。

カレンは少し落ち着いた様だ。
息を整え、ゆっくりと口を開いた。


「ママは私の存在を隠していたし、予言の前は占いの仕事で忙しくて、予言の後は怖そうな人達に連れられて何日も帰らなかったりしていたから、思い出もあんまり無いの。」

「...言わなかったのは、言ったところで注目されて期待されるだけでしょう?私は平凡中の平凡な人間だもの。ママのような特別な能力は持ってなかったから...」


「だが、それは間違いだったな。」


マドズがカレンの言葉を切った。
全員、マドズを見た。

マドズの表情は真剣そのものだった。



「お前は結局、ちゃんと母親譲りの能力を持っていた事が証明された。だが、言わなかったのは正解だお嬢ちゃん。」

「...マドズの言う通りだ。」


ブロウィが頷きながら言った。
五人を見つめ、厳しい表情を浮かべる。


「今回、攫われる役にカレンを選んだが、それは何と無くの選択ではない。実際に起こり得る事だからだ。」

「カレンはずば抜けて特別だ。ラギス国辺りに情報が回れば、きっとカレンを狙って来るだろう。」


リリィが無意識にカレンの手を強く握った。
シン、ギル、ゾーイはカレンを見た。各々、強い意思を持った目だ。
ブロウィはそれを見て微かに微笑んだ。



そんな中、シャリーデアが申し訳なさそうに言った。


「水を差して悪いのですが...母親譲りと言っても、カレンちゃんは予言していません。幻覚を扱ったようですが、幻覚のナーチャーは存在します。」


その横でカトレナが頷く。
マドズはクラドを見た。
クラドは少し考えた後、口を開いた。


「...ただの幻覚じゃない。あれは俺の記憶だ。カレンちゃん、君は俺の過去の記憶を覗き、トラウマを蘇らせて精神を壊しにかかった。」


ギルの背筋に冷や汗が伝った。
マドズとカトレナは眉をつり上げ、シャリーデアは恐ろしさに息を飲んだ。
ブロウィとニーナは互いに顔を見合わせ、表情を強張らせている。

カレンはクラドを見ていられなかった。
だがクラドは相変わらず優しい笑顔を向けた。



「大丈夫さ!そんな柔な精神していないよ。気にしないで、むしろその能力を誇るべきだ。こんな弱っちい優男風だけどね、一応セルビリアのガーディアン、副リーダーを任されている男だよ?」


「...クラド、その説明もしないと。」


掛け時計を見ながら、苛立ったようにカトレナが言った。もう随分と前からずっと苛立っている。
ギルはカトレナがそれを露わにする度に、ソード・レックが振り下ろされた気分になった。

カトレナの言葉に、そうだった、とクラドは手を叩き、嬉しそうな笑顔を五人に向けた。



「そう、一番の本題だね。」


腰掛けていたベッドから立ち上がり、クラドは言った。


「君達は今回のセルビリア合格者30名の中には選ばれていない。」


「えっ!!?」


五人が驚きに目を見開いた。
が、クラドは更に笑顔を作り、続けた。


「一般的なセルビリアの騎士ではない。君達はセルビリアの“ガーディアン”所属になる。」

「...俺達の後輩ってわけだ。」


マドズがニヤリと笑った。

二人の言っている意味がわからず、五人は首を傾げたまま固まった。
セルビリアはセルビリアだ。ガーディアンなど聞いたことが無い。

その心情を察し、ブロウィが口を開いた。


「知らないのが当たり前だ。セルビナの国民達にはガーディアンの存在を隠しているからな。」

「ガーディアンはナーチャーだけを集めた精鋭チームだ。クラド達を含め、現在ガーディアンは22名いる。今回新たにお前達を迎え入れ、27名となった。」


五人は顔を見合わせた。
思わぬ方向に話が進んで行っている。

だがそれが良い方向なのは間違い無い。ギルは嬉しさに笑顔を浮かべた。



「喜んでる場合じゃないぞ小僧。」


マドズが低い声で言った。
五人がマドズを見た。
マドズだけでは無く、ガーディアンの四人とブロウィ、ニーナも苦い顔をしていた。

マドズは全員の視線が集まったことを確認し、続けた。



「ガーディアンの主な任務内容は“汚れ”だ。セルビリアが平和主義を謳っている事は知ってるな?他国への攻撃、侵略はしない、国と平和の守護を目的としている。勢力のある軍隊ではない。」

「だがそれは“セルビナの国民”に謳っているのであって、“世界”に謳っているんじゃあ無い。」


未だにカレンとギルは意味がわかっていないらしい。シンとリリィは難しい表情を浮かべており、ゾーイはそんな四人を興味深く見据えている。


「そりゃあ、無関係な者をわざわざ攻撃したりはしないがな。襲ってくるとわかっている敵を、ただ待ってるわけが無いだろう。同盟国だって、ただ仲良くしましょうねって握手したんじゃない。」

「矛盾には俺達も気付いています。結局セルビリアは自分の国を守護する上で他国を傷付けている。同じことだ。」


「...そうだけど、そうじゃない。それは一般のセルビリアの話だからね。」


シンの言葉に、クラドがそう返した。
シンは眉を顰めて黙った。

クラドは静かに続けた。


「俺達の任務は“汚れ”だと言ったよね?そのセルビリアの謳い文句と全く反対の事を、裏でやっているんだよ。」

「レイドールやナルダ、その他同盟国とは、戦の際に戦力を貸す事を条件に同盟を結んだ。そしてその時戦場に向かうのはガーディアンだ。一般の騎士からも、能力の高い者達が向かったりするけどね。」


ブロウィや、ニーナも経験があるよ、とクラドが付け加え、五人は二人を見た。
ブロウィもニーナも、ただ黙ってクラドを見つめていた。



「その他にも、何かを企んでいるとわかった組織は、動く前に消しに行く。敵国のお偉いさんの暗殺を同盟国から依頼されれば、ガーディアンが受ける。」

「わかったかい?平和主義のセルビリアの裏の顔、それがガーディアンだ。」



もうギルは嬉しさに目を輝かせてなどいなかった。どんよりとした重い空気が医療室に漂う。

何も言わぬ五人を見て、シャリーデアが困ったような笑顔を作った。


「失望してしまいましたかね?ですが、私達がいなければセルビリアの掲げる平和を維持する事は出来ません。私達が汚れるおかげで、セルビナ国は綺麗なままで居られるのです。」


「力を持つ者は犠牲になる。」


カトレナが続いた。


「嫌なら辞退して一般のセルビリアになるがいい。内容が内容だ、選択権はある。辞退する場合も考え、これ以上詳しい事は今は言えない。」

「うん。それに、最初っからそんなハードな任務は回ってこない。ナーチャーだとしても基礎の強さがまだまだ足りないから、訓練も必要だ。セルビリアの志願者からガーディアンの見習いになる感じだね。」


カトレナの厳しい言葉とクラドの優しい言葉に、シンとリリィは惑わされていた。俯き、ひたすら黙り込む。

カレンとギルの心は決まっていた。
他の皆がやるなら、やる。だ。
そっと他の三人の表情を探っていた。

ゾーイはそんな四人を、変わらず興味深い目で見ている。ゾーイの心の内はわからなかったが、きっと自分と同じ気持ちなんだろうとギルは勝手に決めつけた。


クラドは待ったが、やがて五人とも今は何も言わないし、答えは出せないだろうと察した。

ブロウィとニーナを見た。
クラドの考えを読み取ったようで、二人とも同時に頷いた。



「...まあ、別に答えは明日でも構わないから、五人でしっかり考えてみてくれ。俺達は失礼するよ。シン君とリリィちゃんはこのまま医療室に泊まりだ。ヒーリスは外面は治癒出来ても、疲労感はどうにも出来ない。」

「あとの三人は医療室に留まるも良し、寮に帰るのも良し、好きにしてくれよ。」



それじゃあ。と、クラドが五人に順番に握手を求めた。五人ともそれに応えたが、心ここに在らずといった表情だった。(ゾーイはしっかりと笑顔で握手した。)

ガーディアンの四人、ニーナが医療室を後にする。

ブロウィは少しの間五人の顔を見つめた後、やっと医療室から出て行った。


それでも、五人とも何も言わなかった。
















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