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2章:難易度★2クエスト編
21話:敬太の過去
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「俺は昔、この世界をクリアしたことがある。」
「、、、!?」
一同は考えもしてなかった答えに戸惑いを隠せない様子。
「あれは、俺が12歳の頃つまり、6年前の事だ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6年前
「う、、、っ!」
そう。俺はあの時、小さながら1人でクエスト難易度★6までいっていた。
だが
そう簡単にクリアはさせてくれはしなかった。
あの時。確か俺は、死神つまり奴らの襲撃を受けていた。
「俺1人じゃ到底勝てる相手じゃねぇ…!これじゃあ…これじゃあ俺の罪を被って刑務所に入った母さんの罪を晴らすことすらできねぇ、、、!」
あの時、俺は事故とはいえ、人を殺めた。
それを知った母さんは俺をかばい刑務所に入った。
だけど
まだ、この時は闇なんか抱えてもいなかったんだ。
「シネ、シネ、シネェ!!」
あいつらが襲いかかってきて、何もかも、全てが終わった、と思ったその時だった。
全身黒色で帽子を深く被った男が俺を助けてくれた。
言わなくても分かると思うがエッセルさんだ。
「シ、、、ネ、、、シ、、、」
そして
エッセルさんは俺を助ける為に、死神どもを一掃した。あれは一瞬だった。
確か、陽向と同じ魔法名だったはず、、、
だけど確実に言えるのは、エッセルさんの場合は徐々に消えていく。と言う次元の話じゃなかったんだ。
まるで奴らが弾け飛ぶかの様に、、、。
だが
エッセルさんは敵を倒したはずなのに
何故か顔が曇っていた。
「マズイ。君は今すぐ走って逃げろ!奴が来る。」
そうエッセルさんが言ってからほんの数秒後だった。
全身、邪悪なオーラに包まれた様な男が姿を現したのだ。
明らかに今までの奴らとは格が違う。
それだけは、幼き日の敬太にも理解はできた。
「久しぶりに、骨のある奴と戦えそうだぁ♪ところで、幹部を殺したのはお前か?」
「あぁ、俺だ。俺がこいつらを一掃した。」
「やってくれましたねぇ♪僕がやられた者たちの仇を打ちましょう♪」
現れた男は邪悪なオーラをまとっているが、何故か、陽気だった。
「お前が噂で聞く、死神どもの頭の『セーシェル』って奴だな?悪いがそこの子供だけは逃してもらいたい」
あの頃のエッセルさんでも、会ったことのない相手だった。
エッセルさんはまず俺を逃がそうとしてくれた。
だが。
「それはできねぇーな♪皆殺しだぁ♪」
「なんでだよ、、、!」
「なんでってぇ♪殺した方が楽しいからにきまってんだろぉ♪」
とてもじゃないが、話の通じる相手ではなかったんだ。
殺す殺す。口癖の様に言って来る。
あいつは死を軽く見すぎている。
その理由もすぐに、わかったが。
「狂ってやがる。この場を持って俺がお前を葬ってやる。エンタドル!!!」
俺を含めエッセルさんもこの魔法を唱えた時、誰もが『セーシェル』を倒したと思っていた。
だが、
世界はそんなに甘くなかった。
奴の魔法は反射魔法だったんだ。
「ぐあああああああ!!」
奴に向け放った魔法はそのままエッセルさんに向け返ってきて、当たってしまったんだ。
しかも
その魔法の効果が当たった部位を消し去るというもの。
エッセルさんの右腕が消えた。
「ハハハハハ♪」
「、、、!?」
一同は考えもしてなかった答えに戸惑いを隠せない様子。
「あれは、俺が12歳の頃つまり、6年前の事だ。」
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6年前
「う、、、っ!」
そう。俺はあの時、小さながら1人でクエスト難易度★6までいっていた。
だが
そう簡単にクリアはさせてくれはしなかった。
あの時。確か俺は、死神つまり奴らの襲撃を受けていた。
「俺1人じゃ到底勝てる相手じゃねぇ…!これじゃあ…これじゃあ俺の罪を被って刑務所に入った母さんの罪を晴らすことすらできねぇ、、、!」
あの時、俺は事故とはいえ、人を殺めた。
それを知った母さんは俺をかばい刑務所に入った。
だけど
まだ、この時は闇なんか抱えてもいなかったんだ。
「シネ、シネ、シネェ!!」
あいつらが襲いかかってきて、何もかも、全てが終わった、と思ったその時だった。
全身黒色で帽子を深く被った男が俺を助けてくれた。
言わなくても分かると思うがエッセルさんだ。
「シ、、、ネ、、、シ、、、」
そして
エッセルさんは俺を助ける為に、死神どもを一掃した。あれは一瞬だった。
確か、陽向と同じ魔法名だったはず、、、
だけど確実に言えるのは、エッセルさんの場合は徐々に消えていく。と言う次元の話じゃなかったんだ。
まるで奴らが弾け飛ぶかの様に、、、。
だが
エッセルさんは敵を倒したはずなのに
何故か顔が曇っていた。
「マズイ。君は今すぐ走って逃げろ!奴が来る。」
そうエッセルさんが言ってからほんの数秒後だった。
全身、邪悪なオーラに包まれた様な男が姿を現したのだ。
明らかに今までの奴らとは格が違う。
それだけは、幼き日の敬太にも理解はできた。
「久しぶりに、骨のある奴と戦えそうだぁ♪ところで、幹部を殺したのはお前か?」
「あぁ、俺だ。俺がこいつらを一掃した。」
「やってくれましたねぇ♪僕がやられた者たちの仇を打ちましょう♪」
現れた男は邪悪なオーラをまとっているが、何故か、陽気だった。
「お前が噂で聞く、死神どもの頭の『セーシェル』って奴だな?悪いがそこの子供だけは逃してもらいたい」
あの頃のエッセルさんでも、会ったことのない相手だった。
エッセルさんはまず俺を逃がそうとしてくれた。
だが。
「それはできねぇーな♪皆殺しだぁ♪」
「なんでだよ、、、!」
「なんでってぇ♪殺した方が楽しいからにきまってんだろぉ♪」
とてもじゃないが、話の通じる相手ではなかったんだ。
殺す殺す。口癖の様に言って来る。
あいつは死を軽く見すぎている。
その理由もすぐに、わかったが。
「狂ってやがる。この場を持って俺がお前を葬ってやる。エンタドル!!!」
俺を含めエッセルさんもこの魔法を唱えた時、誰もが『セーシェル』を倒したと思っていた。
だが、
世界はそんなに甘くなかった。
奴の魔法は反射魔法だったんだ。
「ぐあああああああ!!」
奴に向け放った魔法はそのままエッセルさんに向け返ってきて、当たってしまったんだ。
しかも
その魔法の効果が当たった部位を消し去るというもの。
エッセルさんの右腕が消えた。
「ハハハハハ♪」
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