上 下
2 / 26
本編

I:いわゆる天使の気まぐれで

しおりを挟む
「ここは・・?」

「よぉ!新入り!」

「ど、どうも・・あの、ここは・・?」

「お前、死んだんだろ?ここは死後の世界だぞ。お前・・自分死んだこと覚えてないのか?」

「あ、いえ・・」

あぁ、そうだ。俺はあの時・・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ゔっ、、、、!」

「や、ば、い・・はや、く。びょ、ういん、に、連絡しな、きゃ・・!!」

そう、俺はあの時、家で1人インフルエンザで苦しんでいた。
俺は、一人暮らしを始めたばっかりで金銭的に病院に行くのは辛く、自然治癒するだろうと、家で寝ていだんだ・・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しかし

熱は治るどころか、悪化し、41度に達し、気づけばここにいた。

つまり俺は、寝ているうちに死んだ。という事になる。

「はぁ、なんて死に方だ・・」

「まぁ、兄ちゃんあんちゃんに何があったかは分からないけど、お気の毒だな。そんな若いのに・・」

俺が、おじさんと死後の世界では何気ない?様な会話をしている時だった。

「きみぃ・・きみ、きみ!君!探したわよ!」

遠くの方から俺を呼びながら走ってくる人が来た。

「あの、どちら様で?」

「失礼ね、天使よ!私は天使!」

「天使・・ね。」

「なによ、不満そうにこっち見ないでよ!」

「まぁ、それはともあれ天使さんが僕に何の用ですか?」

「そうそう、君には今からRPGの世界に行ってもらう!若い君には、少しこの世界は退屈でしょ?!」

「あの、僕、ここでも良いんですけど」

「え、嘘?!私、契約書に書いちゃったからもう取り消せない!ごめんね・・」

この天使は遠回しに、俺にはRPGの世界に行くという選択肢しかない事を知らせに来た。

「あの、なぜ僕を選んだんですか?」

「ん?気まぐれよ!」

驚く事に、天使は気まぐれで死者を異世界に転送する事が出来るらしい

「成る程、、、。」


そんな事があり、僕はRPGの世界異世界で暮らす事になったのだった・・・・
しおりを挟む
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ブレインスマホ

SF / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

がらくた屋 ふしぎ堂のヒミツ

児童書・童話 / 完結 24h.ポイント:63pt お気に入り:16

紅葉色の異世界転生。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

処理中です...