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本編
XI:いわゆる僕の正体で
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「俺の名前は・・」
俺は少しためらってしまう。
ここでエリカに名前を告げていいものか。仮に、告げて、なぜ今まで名前を隠してたかを教えてると俺の元から去って行きそうで怖かった。
「どうしたの?」
「いや、ごめん・・言うね。」
「お・・俺の名前は、『藤谷 健』って言うんだ・・」
「まさるって言うんだ・・。いい名前じゃん!」
俺は素直に嬉しかった。
生まれてこのかた褒められたことなんて指で数えられるくらいしか無いからだ。
しかも、名前を褒められたのは初めてで、かなり恥ずかしい。
「でも、なんで名前を隠してたの?」
「俺には、大きなトラウマがあるんだ。」
「トラウマ・・?」
俺はエリカに全てを話す決意を決めた。
「俺の周りでは、小さい頃から不幸なことばかり起こっていた。あまりにもたくさん起きるから、友達のお母さんたちからも避けられ、友達すら俺の前から居なくなった。一人ぼっちになった俺の前に一匹の犬が現れた。暇さえあれば空き地に行って一緒にその犬と遊んでいたんだ。だけど、ある日突然死んでいた。死亡原因はチョコレートだと、後々になって分かった。俺は犬にチョコレートをあげてしまったんだ。自分だけ美味しい思いはしたくなかったから・・っと思ったんだよ。それが、逆効果だったみたい。そうしてとうとう俺の前には誰も居なくなったし俺に誰も寄ってこなくなった。そして、落ち込んで家に帰ってテレビを見ていたら、一本の電話がかかってきた。それは、父さんが死んだ、と言う電話だったんだ。父さんは俺にとって唯一の味方だった。いつ、どんな時、何があっても俺を慰めてくれた。そんな父さんが死んだんだ。事故死だったようだ。俺が不幸の原因だと、みんなから言われて、避けられてることを知り、一人一人、俺の友達の家を回ってる最中にトラックで、はねられたらしい。それを聞いた母さんは俺を厄病神扱いし始めた。そうして俺は家族すら失った。俺は、俺は・・そんな自分が憎かったし、そんな自分の名前が嫌いだった。だから今までずっと隠してたんだ・・。」
少し間を置いてエリカは口を開いた。
「健は厄病神なんかじゃ無いよ。」
「え?」
「こうやってまさると会えたのは何かの縁だと思うし、現に私は死んでないし・・・・とにかく!私は健と出会えて幸せだよ!守りたいものが出来たんだよ!今まで殺しの為だけに使ってきたこの有り余る程の力を君を守ることに使えて良かったよ」
俺は嬉しかった。死ぬほど嬉しかった。
長いようで短かった人生の中で、俺の過去を受け止めてくれた人なんて1人もいなかったし、俺と出会えて幸せなんて言ってくれた人なんて他にいただろうか、いや、絶対にいなかった。
「エリカ・・ありがとう・・」
「え、私お礼言われるようなことしてないよ!?」
俺の目には嬉しさのあまり涙が浮かんできた。
俺はその涙をぬぐいエリカに質問すること決意する。
「エリカ、俺も質問していいか・・?」
「え、いいよ?」
「なんでエリカは殺人をやめたの?」
「私は・・・・」
俺は少しためらってしまう。
ここでエリカに名前を告げていいものか。仮に、告げて、なぜ今まで名前を隠してたかを教えてると俺の元から去って行きそうで怖かった。
「どうしたの?」
「いや、ごめん・・言うね。」
「お・・俺の名前は、『藤谷 健』って言うんだ・・」
「まさるって言うんだ・・。いい名前じゃん!」
俺は素直に嬉しかった。
生まれてこのかた褒められたことなんて指で数えられるくらいしか無いからだ。
しかも、名前を褒められたのは初めてで、かなり恥ずかしい。
「でも、なんで名前を隠してたの?」
「俺には、大きなトラウマがあるんだ。」
「トラウマ・・?」
俺はエリカに全てを話す決意を決めた。
「俺の周りでは、小さい頃から不幸なことばかり起こっていた。あまりにもたくさん起きるから、友達のお母さんたちからも避けられ、友達すら俺の前から居なくなった。一人ぼっちになった俺の前に一匹の犬が現れた。暇さえあれば空き地に行って一緒にその犬と遊んでいたんだ。だけど、ある日突然死んでいた。死亡原因はチョコレートだと、後々になって分かった。俺は犬にチョコレートをあげてしまったんだ。自分だけ美味しい思いはしたくなかったから・・っと思ったんだよ。それが、逆効果だったみたい。そうしてとうとう俺の前には誰も居なくなったし俺に誰も寄ってこなくなった。そして、落ち込んで家に帰ってテレビを見ていたら、一本の電話がかかってきた。それは、父さんが死んだ、と言う電話だったんだ。父さんは俺にとって唯一の味方だった。いつ、どんな時、何があっても俺を慰めてくれた。そんな父さんが死んだんだ。事故死だったようだ。俺が不幸の原因だと、みんなから言われて、避けられてることを知り、一人一人、俺の友達の家を回ってる最中にトラックで、はねられたらしい。それを聞いた母さんは俺を厄病神扱いし始めた。そうして俺は家族すら失った。俺は、俺は・・そんな自分が憎かったし、そんな自分の名前が嫌いだった。だから今までずっと隠してたんだ・・。」
少し間を置いてエリカは口を開いた。
「健は厄病神なんかじゃ無いよ。」
「え?」
「こうやってまさると会えたのは何かの縁だと思うし、現に私は死んでないし・・・・とにかく!私は健と出会えて幸せだよ!守りたいものが出来たんだよ!今まで殺しの為だけに使ってきたこの有り余る程の力を君を守ることに使えて良かったよ」
俺は嬉しかった。死ぬほど嬉しかった。
長いようで短かった人生の中で、俺の過去を受け止めてくれた人なんて1人もいなかったし、俺と出会えて幸せなんて言ってくれた人なんて他にいただろうか、いや、絶対にいなかった。
「エリカ・・ありがとう・・」
「え、私お礼言われるようなことしてないよ!?」
俺の目には嬉しさのあまり涙が浮かんできた。
俺はその涙をぬぐいエリカに質問すること決意する。
「エリカ、俺も質問していいか・・?」
「え、いいよ?」
「なんでエリカは殺人をやめたの?」
「私は・・・・」
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