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フラウ村 ~小麦畑と焼き立てパン~
第6話 小麦畑の村の異変
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魔人との戦争の時――。
セフィラは勇者グラストロやガルーと共に、人類側の重要戦力として最前線にいた。
敵軍にはモンスターを従える技術があって、戦線には多種多様なモンスターが投入されていた。
それゆえにセフィラは少しでも戦いを有利に進め、仲間たちを守れるようにと、モンスターの知識を頭に詰め込んだ。
終戦から一年経ち、少々戦いの勘は鈍って入るが、身につけた知識は失っていない。
それこそ普通の人と比べれば、セフィラは十分モンスターの話題が得意分野だと言えるだろう。
「アンデッドは死骸の肉や骨に邪悪な魔力が蓄積されることで生まれるモンスターで、体は脆く知能も低いですが、とにかく大量発生することが多くて厄介なんですよね。特に埋葬が済んでいない戦場の跡では、倒したはずのモンスターがアンデッドとなってよみがえることもあるので、本当にしっかり処理をしないと……」
セフィラは頭から引っ張り出した情報をつらつらと述べる。
それが結構長くなりそうな予感がしたので、ゴルドンは慌てて止めに入る。
「ほ、本当にモンスターをよく知っているんだね! それくらいで十分だよ……!」
「そうですか? まだいくつかエピソードが……」
「いえいえ、それだけ知っているのなら話は早い!」
ゴルドンはぶんぶんと首を横に振り、ちょっと強引に本題をねじ込んだ。
「このフラウ村には、数日前から夜になるとアンデッドが発生するようになってしまってね……。食べ物が豊富な村だから、モンスターが寄って来ることはよくあっても、アンデッドの発生は初めての経験でね。今まで人も家畜もモンスターも、丁重に葬ってきた。死体を放置なんてしていない。だから、アンデッド発生の原因がまったくわからないんだ」
セフィラは隣にいるガルーを撫でながら、ゴルドンの話を静かに聞く。
「村には戦力が少なく、敵の数は多い……。毎晩必死に戦って、何とかアンデッドが消える朝を迎えられてはいるけど、それもいつまで続けられるか……。もちろん、近隣の村や王都に人を送って救援を求めてはいるよ。でも、最も頼りになるはずの王国騎士団は、平民相手にはとにかく腰が重いからね……」
王国騎士団の名を聞いて、ガルーが「グルル……」と不満げにうなる。
戦争の時は頼れる存在だった騎士団も、今では国民からの評判も悪くなっている。
戦争が終わって明確な敵を失ってからは、内部での権力争いが盛んになっているという。
平和の代償、組織の腐敗……今では国民のために勤勉に働く騎士はまれだ。
(勇者様も騎士団の現状を嘆いていましたね……。全員が全員、悪い人ではないんですけど……)
セフィラたちが騎士団について考えている間も、ゴルドンは村の現状について話を続ける。
「今のままでは小麦畑の世話に手が回らない……。日が出ているうちは怪我人の治療と、襲撃に備えて建物を補強するだけで時間が尽きてしまう……。いったいどうすれば……!」
カタ、カタカタ、カタカタカタカタ…………。
家の外から乾いた木と木を打ち合わせたような音が響いてくる。
それも一方向からじゃなくて、前後左右あらゆる方向から聞こえてくる。
窓から見える空はすでに真っ暗、夕暮れから夜に変わっていた。
(このカタカタした音は……アンデッドたちの骨がぶつかり合う音!)
セフィラとガルー、もちろんゴルドンもアンデッドの襲来を察知する。
「来たか……! セフィラちゃんはガルーくんと家の中にいなさい。絶対に夜が明けるまで、外に出てはいけないよ」
そう言ってゴルドンは立ち上がる。
「ゴルドンさんも戦うんですか?」
「もちろんさ! 戦える人間が戦わなければ、明日の朝は迎えられない。ずっと小麦農家一筋、親のコネのおかげで徴兵された経験もないが……大人として、男として、村長として、村の人々を守るために戦わなければならない!」
力強く叫んだゴルドンの体は震えていた。
戦いを恐れながら、それでも人々を守るために外へ向かおうとする。
「……ゴルドンよ、そなたは外に出るな」
「えっ……!? だ、誰の声だ!?」
突然室内に響いた男の声……。
その声の主がわからないゴルドンは、きょろきょろと部屋中を見渡す。
「ガルー、いいんですか? 人の言葉をしゃべっちゃって」
「この男になら構わんと、私が判断した。ゴルドンよ……そなたは家に残り、子どもたちを安心させてやるのだ」
謎の声の主がガルーだと察したゴルドンの目が、飛び出そうなくらい見開かれる。
「犬がしゃべって……! いやまさか、ガルーというのは本物の……!?」
「察しがいいな。その通り! 我こそが神獣のガルーだっ! わけあって今はこのような愛らしい姿をしているが、正真正銘の神獣ガルーなのだ!」
今の小さな姿でも存在感を出そうと、ガルーはソファーの背もたれに乗ってピンと脚を伸ばす。
それに効果があったのかはわからないが、ゴルドンは「ははーっ!」と両ひざをついて頭を下げた。
「……自分からやっておいてすまんのだが、今はこんなことをやっている場合ではない。頭を上げるのだ、ゴルドン。我は今からセフィラと共に外へ出て、アンデッドを全滅させてくる」
「そ、そんなことが可能なのですか……!?」
「可能だ。それもほんのわずかな時間で決着はつく。だから、その間この家の者を誰一人として外に出すな。特に子どもたちは元気が有り余っているようだから、よーく見ておくのだ!」
「わかりました! どうかこの村をお救いください、神獣様……!」
セフィラとガルーがやることは決まった。
アンデッドを倒すため、共に応接室を飛び出す。
「ワンちゃん出てきたぁーーーーーーーーーっ!!」
子どもたちが応接室の扉の前でガルーを待ち構えていた!
すぐにガルーは捕まり、全身をなでなでされてしまう!
「うおおおっ!? もう少し待つのだ、子どもたちよ!」
ガルーは全力で叫ぶが、はしゃぐ子どもたちは言うことを聞かない。
「やーだー! お話が終わったら遊んでくれるって言ったじゃん! 嘘ついたらダメなんだよ~!」
「う、嘘をついているわけではない! 我々は今から外のアンデッドを退治しに行くのだ! お前たちを……この村の人々全員を守るためにな!」
「そうなの? ……あれ? なんでワンちゃんがしゃべってるの?」
子どもたちはハッとして、ガルーを撫でる手が止まる。
その隙をガルーは見逃さなかった。
「とにかく家の中でおとなしくしているのだ! 我らがすべて解決する! 行くぞ、セフィラ!」
「ふふっ、はーい!」
ガルーにとっては、アンデッドより子どもたちの方がよっぽど強敵だった。
セフィラは勇者グラストロやガルーと共に、人類側の重要戦力として最前線にいた。
敵軍にはモンスターを従える技術があって、戦線には多種多様なモンスターが投入されていた。
それゆえにセフィラは少しでも戦いを有利に進め、仲間たちを守れるようにと、モンスターの知識を頭に詰め込んだ。
終戦から一年経ち、少々戦いの勘は鈍って入るが、身につけた知識は失っていない。
それこそ普通の人と比べれば、セフィラは十分モンスターの話題が得意分野だと言えるだろう。
「アンデッドは死骸の肉や骨に邪悪な魔力が蓄積されることで生まれるモンスターで、体は脆く知能も低いですが、とにかく大量発生することが多くて厄介なんですよね。特に埋葬が済んでいない戦場の跡では、倒したはずのモンスターがアンデッドとなってよみがえることもあるので、本当にしっかり処理をしないと……」
セフィラは頭から引っ張り出した情報をつらつらと述べる。
それが結構長くなりそうな予感がしたので、ゴルドンは慌てて止めに入る。
「ほ、本当にモンスターをよく知っているんだね! それくらいで十分だよ……!」
「そうですか? まだいくつかエピソードが……」
「いえいえ、それだけ知っているのなら話は早い!」
ゴルドンはぶんぶんと首を横に振り、ちょっと強引に本題をねじ込んだ。
「このフラウ村には、数日前から夜になるとアンデッドが発生するようになってしまってね……。食べ物が豊富な村だから、モンスターが寄って来ることはよくあっても、アンデッドの発生は初めての経験でね。今まで人も家畜もモンスターも、丁重に葬ってきた。死体を放置なんてしていない。だから、アンデッド発生の原因がまったくわからないんだ」
セフィラは隣にいるガルーを撫でながら、ゴルドンの話を静かに聞く。
「村には戦力が少なく、敵の数は多い……。毎晩必死に戦って、何とかアンデッドが消える朝を迎えられてはいるけど、それもいつまで続けられるか……。もちろん、近隣の村や王都に人を送って救援を求めてはいるよ。でも、最も頼りになるはずの王国騎士団は、平民相手にはとにかく腰が重いからね……」
王国騎士団の名を聞いて、ガルーが「グルル……」と不満げにうなる。
戦争の時は頼れる存在だった騎士団も、今では国民からの評判も悪くなっている。
戦争が終わって明確な敵を失ってからは、内部での権力争いが盛んになっているという。
平和の代償、組織の腐敗……今では国民のために勤勉に働く騎士はまれだ。
(勇者様も騎士団の現状を嘆いていましたね……。全員が全員、悪い人ではないんですけど……)
セフィラたちが騎士団について考えている間も、ゴルドンは村の現状について話を続ける。
「今のままでは小麦畑の世話に手が回らない……。日が出ているうちは怪我人の治療と、襲撃に備えて建物を補強するだけで時間が尽きてしまう……。いったいどうすれば……!」
カタ、カタカタ、カタカタカタカタ…………。
家の外から乾いた木と木を打ち合わせたような音が響いてくる。
それも一方向からじゃなくて、前後左右あらゆる方向から聞こえてくる。
窓から見える空はすでに真っ暗、夕暮れから夜に変わっていた。
(このカタカタした音は……アンデッドたちの骨がぶつかり合う音!)
セフィラとガルー、もちろんゴルドンもアンデッドの襲来を察知する。
「来たか……! セフィラちゃんはガルーくんと家の中にいなさい。絶対に夜が明けるまで、外に出てはいけないよ」
そう言ってゴルドンは立ち上がる。
「ゴルドンさんも戦うんですか?」
「もちろんさ! 戦える人間が戦わなければ、明日の朝は迎えられない。ずっと小麦農家一筋、親のコネのおかげで徴兵された経験もないが……大人として、男として、村長として、村の人々を守るために戦わなければならない!」
力強く叫んだゴルドンの体は震えていた。
戦いを恐れながら、それでも人々を守るために外へ向かおうとする。
「……ゴルドンよ、そなたは外に出るな」
「えっ……!? だ、誰の声だ!?」
突然室内に響いた男の声……。
その声の主がわからないゴルドンは、きょろきょろと部屋中を見渡す。
「ガルー、いいんですか? 人の言葉をしゃべっちゃって」
「この男になら構わんと、私が判断した。ゴルドンよ……そなたは家に残り、子どもたちを安心させてやるのだ」
謎の声の主がガルーだと察したゴルドンの目が、飛び出そうなくらい見開かれる。
「犬がしゃべって……! いやまさか、ガルーというのは本物の……!?」
「察しがいいな。その通り! 我こそが神獣のガルーだっ! わけあって今はこのような愛らしい姿をしているが、正真正銘の神獣ガルーなのだ!」
今の小さな姿でも存在感を出そうと、ガルーはソファーの背もたれに乗ってピンと脚を伸ばす。
それに効果があったのかはわからないが、ゴルドンは「ははーっ!」と両ひざをついて頭を下げた。
「……自分からやっておいてすまんのだが、今はこんなことをやっている場合ではない。頭を上げるのだ、ゴルドン。我は今からセフィラと共に外へ出て、アンデッドを全滅させてくる」
「そ、そんなことが可能なのですか……!?」
「可能だ。それもほんのわずかな時間で決着はつく。だから、その間この家の者を誰一人として外に出すな。特に子どもたちは元気が有り余っているようだから、よーく見ておくのだ!」
「わかりました! どうかこの村をお救いください、神獣様……!」
セフィラとガルーがやることは決まった。
アンデッドを倒すため、共に応接室を飛び出す。
「ワンちゃん出てきたぁーーーーーーーーーっ!!」
子どもたちが応接室の扉の前でガルーを待ち構えていた!
すぐにガルーは捕まり、全身をなでなでされてしまう!
「うおおおっ!? もう少し待つのだ、子どもたちよ!」
ガルーは全力で叫ぶが、はしゃぐ子どもたちは言うことを聞かない。
「やーだー! お話が終わったら遊んでくれるって言ったじゃん! 嘘ついたらダメなんだよ~!」
「う、嘘をついているわけではない! 我々は今から外のアンデッドを退治しに行くのだ! お前たちを……この村の人々全員を守るためにな!」
「そうなの? ……あれ? なんでワンちゃんがしゃべってるの?」
子どもたちはハッとして、ガルーを撫でる手が止まる。
その隙をガルーは見逃さなかった。
「とにかく家の中でおとなしくしているのだ! 我らがすべて解決する! 行くぞ、セフィラ!」
「ふふっ、はーい!」
ガルーにとっては、アンデッドより子どもたちの方がよっぽど強敵だった。
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