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明るい朝2
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定刻より数分遅れてやって来た幌馬車に乗り込む。田舎馬車なので、座席があるわけでもなく、少し砂っぽい荷台に直接座りこむ。セブさんは躊躇いなく俺の横に腰を下ろしたが、こんな高貴な雰囲気の人をこんな地べた同然の場所に座らせるのはとても申し訳なく思う。
「セブさんはここに来る時もこの乗り合い馬車を使ったんですか?」
「いや。職場の同僚が個人所有している魔獣で送ってくれた」
「まっ…獣を保有できるなんて凄い方と親しいんですね」
驚きで大きくなった声を、理性で押し止める。魔獣を飼い慣らすには、卵か幼体で捕獲する必要があり、且つ、そこから手をかけて育てても人の手に慣れない事も多いと聞く。だから飼育されている成体魔獣は、王都に家を買えてしまうくらいに非常に高額なのだそうだ。
かつて、魔女は魔獣を飼い慣らすものと言われていたが、正確には魔女の秘術の真髄が「心を操ること」にあるだけで、魔獣を飼い慣らすことは必ずしも魔女が望むことではない。
「つい先日までは魔獣飼いなど随分と酔狂な趣味だと思っていた。よりによって魔法吸いの個体で、万が一暴走すれば制圧も難儀だ。だが、それが王都からここまで大人二人を乗せ半日で駆けるのだから、危機管理さえ上手くいけば何とも有用なものだと認識を改めた」
「王都から!それは大変優秀ですね。それに半日も走ってくれるなんてとてもいい子です。きっと聡明な顔をしているのでしょうね。ひと目見てみたいです」
魔獣は怖いばかりだと思っていたが、そんな賢い個体もいるなんて驚きだ。そんな賢い子の存在を知ったら他の魔獣への見方まで変わりそうだ。
「君が私と共に王都に来てくれるのであれば、かの魔獣に会えるよう同僚に頼んでみよう」
「ふふ。王都まで旅行出来たらとても楽しそうですが、わたしの本職はカゴ編みと調味料作りなんです。わたしの稼ぎではたぶん王都まで行けたとしても、帰りの旅費までは手が回らないでしょう」
「ハバト、違う。必要なのは片道だけだし、行きの旅費も私が出す。私は、君を専属に」
「あれま。もしかしてハバトかい?」
セブさんの低い声を遮って、俺たちより後に乗り込んでいた婦人がよく通る声で話しかけてきた。
「ミラルダさん、おはようございます。今日はどちらまで行くんですか?」
恰幅の良い体を揺らして幌馬車の荷台に乗り込んだミラルダさんは、快活な表情を浮かべながら俺の横にどすんと座った。
「今日はカガリナの支店の様子見をして、そのままナッタルに帰るんだ。あんたの新作の魚醤なかなか売れてるよ。なんでクサミが少ないのに旨味が強いのか不思議だね。あたしも最近お気に入りさ。また近々納品しておくれ」
「わあ、嬉しいです。詳細は秘密ですが、使ってる魚から違うんです。次は少し多めに作ってみますね」
ミラルダさんは、生前ばあばとよく気が合い仲が良かったことが縁で、俺の作った手編みカゴと調味料を買い取ってくれている大店の遣り手婦人だ。元々商家の生まれだったのは旦那さんの方らしいのだが、旦那さんが事務をこなし、ミラルダさんが店を取り仕切るようになってから支店が増えたらしい。
「あんたがあの陰気な羽織り着てないなんて珍しいね。もしかして、そちらのお兄さんとデートにでも行くのかい?」
ニヤニヤと含み笑いしたミラルダさんが、俺ではなく、その横で片膝に頬杖をついて俺を見つめていたセブさんを前のめりで覗き込む。セブさんは急に話を振られたにも関わらず、とてもにこやかに「そうだ」と軽いノリで答える。
「私の為にローブを脱いでくれたんだ。私たちもカガリナに向かう。デートに向いた店を知っていれば教えて欲しい」
「あらあら。随分とキレイなお兄さんだこと。王都の方で人気の騎士様みたいじゃないか。デートならうちの系列商会が出してるワーバロンってレストランも使っておくれ。甘味と果実酒に力を入れてるんだ。ハバトは甘いもの好きだろ」
森の中で一人暮らししていると普段なかなか食べないが、甘味の類は何でも大好きだ。ミラルダさんに大きく頷く。
「それはいいことを聞いた。ハバト、昼食はそこで食べようか」
楽しそうなセブさんが、流れるように俺の手を握る。恋人のふりは、魔女の仕事の依頼主ということを隠す為だろう。セブさんの呪いを無闇矢鱈バラすようなことは言えない。不整脈になりそうな心臓に気づかぬふりをして、黙ってこの距離感を受け入れる。
「引っ込み思案なハバトがこんないい男捕まえてくるなんてびっくりだけど嬉しいわ。小さな頃からまともに顔も見せずにシーラ婆さまの後ろに隠れてばかりだったのに。あの頃は気味の悪い程赤い髪で、男の子みたいだったのにいつの間にかこんな可愛らしく」
「婦人。思い出話も結構だが、私たちはデートの途中だ。ハバトと二人きりにしてくれるか」
「あら。私としたことが、とんだ邪魔者だったね。カガリナまでの道中は一緒だ。何かあれば声をかけておくれね」
セブさんの耳に優しい声と美貌の笑顔のおかげか、邪魔者扱いされたにも関わらずミランダさんはそれはもうにこやかに身を引いて、荷馬車の対角にいた従業員と思われる男女の元に戻っていった。
狭い馬車内は、囁くような話し声と、車輪が荒れた道を進む騒がしい音、無遠慮な振動で満たされている。
同じ馬車内にミラルダさんたちがいる以上、繋いだ手をすぐさま離すわけにもいかず、恥ずかしさに手汗が滲む。
「セブさん、田舎馬車は慣れませんよね。揺れも大きいし床も固いし、つらくないですか?」
「気遣いは不要だ。辺境に行く仕事も多い。もっと状態の悪い道を行かされることもままあるし、石だらけの道端で野営することもある。ハバトこそ久々の馬車なのだろう。気分は悪くないか?私に寄りかかってもらって構わない」
「セブさんは優しいですね」
姿形がキレイな人は心もキレイなのだな、と感嘆の息をついた俺を、セブさんは小さく笑った。笑い声さえ流麗だ。
「そんなことはない。冷たい男だと揶揄されてばかりだ」
「それは、とても不思議ですね。わたしはセブさんより優しい人を知りません」
「人間、下心があれば優しくもなる。この村の人間は君に邪な関心を持っていないようだ。それはある意味では善良なのだろう」
下心、それは魔女の秘術を利用したいということだろう。秘術の一端を知る俺が不当に搾取されないのは、ばあばが生前うまくやっていたおかげだ。ばあばは決して安請け合いはしなかったし、秘術を悪用しようとするものには容赦のない制裁をしてきたそうだ。魔女に多くを求めると、多くを失う。それを村の人たちはよくわかっていて、ばあばにも俺にも、ただの村外れに住む変わり者の老婆とその孫として接した。
「村の人は魔女が厄介なものだとよく知っています。だから魔女を優遇も冷遇もしません。それに、わたしはばあばと違って魔女ではないので、利用価値はあまりありませんし」
もし、セブさんが魔女の秘術を利用し、何か成したいと考えたとしても、俺に手伝えることは非常に少ないだろう。
そろそろと、繋がれた手を引き抜こうとするが、それに気づいたセブさんにより強く握り込まれてしまった。
「君の魅力は秘術の有無によらない」
「…申し訳ないですが、おだてても治療薬の効能が高くなったりはしませんよ」
何の利益にもならない俺は突き離されてしまうかな、と恐る恐る隣の綺羅びやかな青年を仰ぎ見るが、変わらずそこにはきらきらした笑みがあって少し戸惑う。
「私はハバトが魔女の秘術を持たなくとも、君と親しくなりたいのだ。意味をわかってくれるか?」
そんなこと言われたことがなくて、どうしたらいいのかわからない。心臓がどきどきして、顔が熱くて、目眩すら覚える。きっとセブさんが眩し過ぎるせいだ。
「…えっと、わかりません」
「それは残念だ。一筋縄でいかないのも楽しいものだな」
眩しさに耐え切れず、話題を変えてしまおうと鞄から取り出した握り飯を「ご気分が悪くなければ、朝ご飯代わりにどうぞ」と俺の手の代わりに握らせると、セブさんは嬉しそうに「愛らしいので誤魔化されよう」と受け取ってくれた。ただ、その握り飯がお気に召したらしく、その後また一段と褒めそやされて辟易してしまった。
「セブさんはここに来る時もこの乗り合い馬車を使ったんですか?」
「いや。職場の同僚が個人所有している魔獣で送ってくれた」
「まっ…獣を保有できるなんて凄い方と親しいんですね」
驚きで大きくなった声を、理性で押し止める。魔獣を飼い慣らすには、卵か幼体で捕獲する必要があり、且つ、そこから手をかけて育てても人の手に慣れない事も多いと聞く。だから飼育されている成体魔獣は、王都に家を買えてしまうくらいに非常に高額なのだそうだ。
かつて、魔女は魔獣を飼い慣らすものと言われていたが、正確には魔女の秘術の真髄が「心を操ること」にあるだけで、魔獣を飼い慣らすことは必ずしも魔女が望むことではない。
「つい先日までは魔獣飼いなど随分と酔狂な趣味だと思っていた。よりによって魔法吸いの個体で、万が一暴走すれば制圧も難儀だ。だが、それが王都からここまで大人二人を乗せ半日で駆けるのだから、危機管理さえ上手くいけば何とも有用なものだと認識を改めた」
「王都から!それは大変優秀ですね。それに半日も走ってくれるなんてとてもいい子です。きっと聡明な顔をしているのでしょうね。ひと目見てみたいです」
魔獣は怖いばかりだと思っていたが、そんな賢い個体もいるなんて驚きだ。そんな賢い子の存在を知ったら他の魔獣への見方まで変わりそうだ。
「君が私と共に王都に来てくれるのであれば、かの魔獣に会えるよう同僚に頼んでみよう」
「ふふ。王都まで旅行出来たらとても楽しそうですが、わたしの本職はカゴ編みと調味料作りなんです。わたしの稼ぎではたぶん王都まで行けたとしても、帰りの旅費までは手が回らないでしょう」
「ハバト、違う。必要なのは片道だけだし、行きの旅費も私が出す。私は、君を専属に」
「あれま。もしかしてハバトかい?」
セブさんの低い声を遮って、俺たちより後に乗り込んでいた婦人がよく通る声で話しかけてきた。
「ミラルダさん、おはようございます。今日はどちらまで行くんですか?」
恰幅の良い体を揺らして幌馬車の荷台に乗り込んだミラルダさんは、快活な表情を浮かべながら俺の横にどすんと座った。
「今日はカガリナの支店の様子見をして、そのままナッタルに帰るんだ。あんたの新作の魚醤なかなか売れてるよ。なんでクサミが少ないのに旨味が強いのか不思議だね。あたしも最近お気に入りさ。また近々納品しておくれ」
「わあ、嬉しいです。詳細は秘密ですが、使ってる魚から違うんです。次は少し多めに作ってみますね」
ミラルダさんは、生前ばあばとよく気が合い仲が良かったことが縁で、俺の作った手編みカゴと調味料を買い取ってくれている大店の遣り手婦人だ。元々商家の生まれだったのは旦那さんの方らしいのだが、旦那さんが事務をこなし、ミラルダさんが店を取り仕切るようになってから支店が増えたらしい。
「あんたがあの陰気な羽織り着てないなんて珍しいね。もしかして、そちらのお兄さんとデートにでも行くのかい?」
ニヤニヤと含み笑いしたミラルダさんが、俺ではなく、その横で片膝に頬杖をついて俺を見つめていたセブさんを前のめりで覗き込む。セブさんは急に話を振られたにも関わらず、とてもにこやかに「そうだ」と軽いノリで答える。
「私の為にローブを脱いでくれたんだ。私たちもカガリナに向かう。デートに向いた店を知っていれば教えて欲しい」
「あらあら。随分とキレイなお兄さんだこと。王都の方で人気の騎士様みたいじゃないか。デートならうちの系列商会が出してるワーバロンってレストランも使っておくれ。甘味と果実酒に力を入れてるんだ。ハバトは甘いもの好きだろ」
森の中で一人暮らししていると普段なかなか食べないが、甘味の類は何でも大好きだ。ミラルダさんに大きく頷く。
「それはいいことを聞いた。ハバト、昼食はそこで食べようか」
楽しそうなセブさんが、流れるように俺の手を握る。恋人のふりは、魔女の仕事の依頼主ということを隠す為だろう。セブさんの呪いを無闇矢鱈バラすようなことは言えない。不整脈になりそうな心臓に気づかぬふりをして、黙ってこの距離感を受け入れる。
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「婦人。思い出話も結構だが、私たちはデートの途中だ。ハバトと二人きりにしてくれるか」
「あら。私としたことが、とんだ邪魔者だったね。カガリナまでの道中は一緒だ。何かあれば声をかけておくれね」
セブさんの耳に優しい声と美貌の笑顔のおかげか、邪魔者扱いされたにも関わらずミランダさんはそれはもうにこやかに身を引いて、荷馬車の対角にいた従業員と思われる男女の元に戻っていった。
狭い馬車内は、囁くような話し声と、車輪が荒れた道を進む騒がしい音、無遠慮な振動で満たされている。
同じ馬車内にミラルダさんたちがいる以上、繋いだ手をすぐさま離すわけにもいかず、恥ずかしさに手汗が滲む。
「セブさん、田舎馬車は慣れませんよね。揺れも大きいし床も固いし、つらくないですか?」
「気遣いは不要だ。辺境に行く仕事も多い。もっと状態の悪い道を行かされることもままあるし、石だらけの道端で野営することもある。ハバトこそ久々の馬車なのだろう。気分は悪くないか?私に寄りかかってもらって構わない」
「セブさんは優しいですね」
姿形がキレイな人は心もキレイなのだな、と感嘆の息をついた俺を、セブさんは小さく笑った。笑い声さえ流麗だ。
「そんなことはない。冷たい男だと揶揄されてばかりだ」
「それは、とても不思議ですね。わたしはセブさんより優しい人を知りません」
「人間、下心があれば優しくもなる。この村の人間は君に邪な関心を持っていないようだ。それはある意味では善良なのだろう」
下心、それは魔女の秘術を利用したいということだろう。秘術の一端を知る俺が不当に搾取されないのは、ばあばが生前うまくやっていたおかげだ。ばあばは決して安請け合いはしなかったし、秘術を悪用しようとするものには容赦のない制裁をしてきたそうだ。魔女に多くを求めると、多くを失う。それを村の人たちはよくわかっていて、ばあばにも俺にも、ただの村外れに住む変わり者の老婆とその孫として接した。
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もし、セブさんが魔女の秘術を利用し、何か成したいと考えたとしても、俺に手伝えることは非常に少ないだろう。
そろそろと、繋がれた手を引き抜こうとするが、それに気づいたセブさんにより強く握り込まれてしまった。
「君の魅力は秘術の有無によらない」
「…申し訳ないですが、おだてても治療薬の効能が高くなったりはしませんよ」
何の利益にもならない俺は突き離されてしまうかな、と恐る恐る隣の綺羅びやかな青年を仰ぎ見るが、変わらずそこにはきらきらした笑みがあって少し戸惑う。
「私はハバトが魔女の秘術を持たなくとも、君と親しくなりたいのだ。意味をわかってくれるか?」
そんなこと言われたことがなくて、どうしたらいいのかわからない。心臓がどきどきして、顔が熱くて、目眩すら覚える。きっとセブさんが眩し過ぎるせいだ。
「…えっと、わかりません」
「それは残念だ。一筋縄でいかないのも楽しいものだな」
眩しさに耐え切れず、話題を変えてしまおうと鞄から取り出した握り飯を「ご気分が悪くなければ、朝ご飯代わりにどうぞ」と俺の手の代わりに握らせると、セブさんは嬉しそうに「愛らしいので誤魔化されよう」と受け取ってくれた。ただ、その握り飯がお気に召したらしく、その後また一段と褒めそやされて辟易してしまった。
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