世紀末ゾンビ世界でスローライフ【解説付】

しおじろう

文字の大きさ
83 / 241
VS熊

野生動物のゾンビ

しおりを挟む


誠とクリスは作戦を練った。

クリス「先ずは敵は人間では無い、
小細工は通用するが、常識は通用しないと
思った方がいいな……」

誠「そうだな、その小細工ってのは何かいい
考えでもあるのか?」

クリス「一番手取り早く倒すのは、やはり銃だ
俺の持つライフルの弾は無い、短銃の弾は1発」

地図を広げ覗き込む2人

誠「銃のありそうな場所って事だな……
うーん……無いな、警官の銃は此処に来る時
一応調べたが無かった、自衛隊の場所も無い
大きな警察署も無いか……」

クリス「だが素手や多少武器が有った所で
焼け石に水だぞ」

誠「確かにな……」

「文明の力でパワーで勝るものは……」

クリス「……車やバイクだな、
数台は簡単に見つかるだろう」

「車は殆ど見かけなかったな……今此処にある
軽トラ2台、後は破損もしくはガソリンは既に
抜いた後だと照子さんから聞いた……
物資運搬にいざと言うときの避難に使う訳には
いかないな……
それに住人が賛成するとも思えない」

「となると使えるのはバイクか」

「お前はヤンキーだから当然運転は出来るな
俺も出来る、車は一撃が大きいが使えない現状に
小回りが効かない、となるとバイク一択だな」

誠「シンプルにぶつけるか?」

クリス「1頭や2頭ならそれがいいが……」

誠「……そうだな、おばちゃんが言うには
少なくても10頭は居るって話だからな
コケたら終わり、ぶつけたらコケる
却下か……」

今まで敵対した事がない未知の戦いに困惑する2人
クリスですら野生動物とどう戦えば良いか分からず
苦悩していた。

クリス「……ゲリラ戦で行こう、
お前となら……やれんだろ」

誠「と言うと?」

クリス「複数を纏めて相手するのは、無理だ」
「先ずは敵の行動を把握し、行動を読み、その数が
少なくなった隙に少しずつ敵を減らすんだ」

誠「成る程ね……」
「のった!」

クリス「だが時間が掛かる、獣は同じ行動を
とり易いが一度警戒されたら行動パターンは
見直しになる慎重に行動するぞ」

誠「……了解した」

こうして2人は熊の行動生態を観察する事に徹した
照子さんの話から被害者の多くは西側の
場所での被害が大半を占めている。
町は山と山の切れ込みの様な平坦な土地の形をして
いる事から熊の生息地は西側の山と推測


熊の数は合計12頭、体躯の小さいのが5頭
身長2メートルを超える大型が5頭、そして群れの
ボスと思われる2頭、これが3メートル級だった。

しかし疑問も有った、動物に感染はあり得る話
だったが哺乳類に作用する何かしらの侵略時のガス
の影響なら今、現在の状況からして体躯のある程度
大きい生物なら感染するリスクがあると言う
事になる、子供のゾンビが発見された現在では
およそ、8歳前後ブレはあるだろうが、それより
大きい物ならば充分可能性はあると言う事

鳥インフル等、基本人間にうつらないと
されるものでも変異や状況に於いて感染のリスクは
がある事からの考察ではあるが、異星人の科学力
からして固有の種族を全滅させる殺虫剤の様な物
を作るのは容易い事であろう。

では何故そうしなかったか?効率的では無いが
答えになるだろう。

更に少ないガス量で固有の種族を同士討ちさせ
全滅させるにはゾンビ計画は理にかなったものと
言わざるを得ないだろう。

だが何故ゾンビと化した熊が人間同様、
近くに居る仲間の熊を襲わないのか?
これについては恐らく予想の範囲だが、元々熊は
野生だ、人間の様に考える脳をあまり使わない
事から普段の凶暴性を剥き出しにしたとしても
共存する生活に於いてはあまり変化が無かったと
言う結論に至る、腹が満たされれば、
怒りも納まる。餌は確かに豊富にあった、
そうゾンビである……
この辺りにゾンビの数が少ないのはそう言う事
なのだろう。

人間の様に金がいくら有っても稼ごうという事や
満腹でも好きなものに対しては無理してでも食べる
と言ったものが根本に無いと思われる。

悪戯に殺生をする人間こそが実は一番野凶暴と
言わざるを得ないものなのかもしれない……

1日目


体力のある誠が西を担当をかって出た、
辺りを拾ったバイクで駆けながら偵察する。
音を出し、先ずはゾンビの数を把握する。
更に熊を警戒させる為、集会所付近中心にクリス
と交代で日夜走り続けた。

2時間程走れば、定位置にエンジンを
掛けっぱなしで放置し、ゾンビの数を把握、
同時に集会所へと引き離す。

だがゾンビを片付ける事はしなかった、
何故か……それは熊の餌を減らさない為であった。
空腹になると冬眠期前と同じく凶暴化する
恐れを危惧してのことだった。


誠「良し、バイクを置いてっと……しかし集まった
ゾンビは2時間で8体か……あんま時間に余裕も
ねぇな……食い散らかしたゾンビの数は30体
後はどんなけ増えるかだな」

相棒のバットを携え慎重に辺りを見回る、
地図に戦える場所や避難経路に出来そうなルートを
書き込んだ。

「この道は狭い、バイクで何とか通れるが……
念の為、走行の邪魔になるゴミ片付けて行くか」

「この道は広いな……だが相手は複数だ」
「この道は道路が割れて盛り上がってるな……
地図に×付けておかねーと」

事細かく地図を埋めて行く、ある時はビルに上がり
高さがある所から視野を広げ探るゾンビの数や地形
そして熊の発見が目的だ。

物静かに移動は自転車も使った、なんせ狭いとは
いえ町全てを埋める訳だからだ。

北を縦線とし西半分が誠の担当だ。

だがすんなりとは行かない、野生は鼻が効く
そして用心深さは人間の脳を越える。

人が勝つにはそれ以上の分析力が物を言う、
彼等は其処に賭けた。

慎重な行動はクリスの指示も助けになっていた。
時間が掛かる理由の一つに風向きがある。

風向きが人間の匂いを運ぶ事から町の外側から
中心に向かい吹く風を待った。
その為の半分のエリアでの行動だった。

見つかる前に発見する事、それが生存に関わる
最も重要な項目である。

道で1人の時に出会ってしまったら最後
2人は肝に命じ行動した。

こうして1日目を終え集会所に帰る2人

誠「おぉぉ寒っ!ホラ西エリアは出来たぞ」

その地図を広げ、エリアマップに書き込むクリス

誠「そっちの食い散らかしたゾンビの数は?」

クリス「計7体だ、生きてるゾンビは31体」

誠「こちらは38体……生きてるゾンビは12体、
決まりだな熊の生息地は照子さんの証言通り西だ」

クリス「生息地が解ればしめたもんだ」

「俺も南は出来た……明日からは線で
位置を結ぶ誠は北西エリア俺は南東エリアだ」

「いいか、何かあったら直線上にいる、危険が
大きいのは誠、お前が居る場所で起こる、直ぐに
渡したバルーンを飛ばせ、何か燃やしての
煙でもいい、直ぐ駆けつける、その為の南東と
北西に別れての探索だからな」

誠「わーてるって!お前も油断はするなよ、
まだ体力戻ってねーんだからよ、危険感じたら
直ぐにお互い合図だ」

【これは互いの位置を把握する為の行動だ。
町で人を探すのは困難極まり無い、故に南東と北西
に線で結ぶように探索する事により、危険時、
互いが居る方向エリアへ向かう事で位置を特定する
為のものである。】

風を読むのはクリスの得意分野だ、狙撃に長ける
彼だからこその探索成功とも言えた。

「良いか、必ず風下にいろよ、風が変われば
建物から出るなよ、其れは地図が出来てからだ」

誠「わーってるよ、任せとけ!」

「だがさっきも言ったがゾンビの数が少ねぇ……
時間はあまり無いぞ」

クリス「あぁ此方も中心地は3体だった、
ゾンビばかり餌にしてるとは限らないが冬が近い、
お前の言う通り時間は無いと俺も踏んでる」

討伐の答えが出ない2人に焦りが見える。

「シュミレーションゲームもっと遊んどきゃ
良かったかもな……」


  【今日のポイント】

熊は植物性の物を食べる個体が多いが元来肉食

熊の被害は日本でも見られるが襲う部分は肉の部位
太腿や顔、腹、腕、などの肉の部位が多い

被害者は顔に損傷を与えられる事が多い
ライオン等は内臓を食べる習慣もあるが基本実は
肉の部位が多い、チーター等は内臓を避ける事が
多い。



































しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双

四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。 「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。 教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。 友達もなく、未来への希望もない。 そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。 突如として芽生えた“成長システム”。 努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。 筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。 昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。 「なんであいつが……?」 「昨日まで笑いものだったはずだろ!」 周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。 陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。 だが、これはただのサクセスストーリーではない。 嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。 陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。 「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」 かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。 最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。 物語は、まだ始まったばかりだ。

本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~

bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜

駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。 しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった─── そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。 前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける! 完結まで毎日投稿!

異世界転移魔方陣をネットオークションで買って行ってみたら、日本に帰れなくなった件。

蛇崩 通
ファンタジー
 ネットオークションに、異世界転移魔方陣が出品されていた。  三千円で。  二枚入り。  手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。  ガイドブックには、異世界会話集も収録。  出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とあった。  おもしろそうなので、買ってみた。  使ってみた。  帰れなくなった。日本に。  魔力切れのようだ。  しかたがないので、異世界で魔法の勉強をすることにした。  それなのに……  気がついたら、魔王軍と戦うことに。  はたして、日本に無事戻れるのか?  <第1章の主な内容>  王立魔法学園南校で授業を受けていたら、クラスまるごと徴兵されてしまった。  魔王軍が、王都まで迫ったからだ。  同じクラスは、女生徒ばかり。  毒薔薇姫、毒蛇姫、サソリ姫など、毒はあるけど魔法はからっきしの美少女ばかり。  ベテラン騎士も兵士たちも、あっという間にアース・ドラゴンに喰われてしまった。  しかたがない。ぼくが戦うか。  <第2章の主な内容>  救援要請が来た。南城壁を守る氷姫から。彼女は、王立魔法学園北校が誇る三大魔法剣姫の一人。氷結魔法剣を持つ魔法姫騎士だ。  さっそく救援に行くと、氷姫たち守備隊は、アース・ドラゴンの大軍に包囲され、絶体絶命の窮地だった。  どう救出する?  <第3章の主な内容>  南城壁第十六砦の屋上では、三大魔法剣姫が、そろい踏みをしていた。氷結魔法剣の使い手、氷姫。火炎魔法剣の炎姫。それに、雷鳴魔法剣の雷姫だ。  そこへ、魔王の娘にして、王都侵攻魔王軍の総司令官、炎龍王女がやって来た。三名の女魔族を率いて。交渉のためだ。だが、炎龍王女の要求内容は、常軌を逸していた。  交渉は、すぐに決裂。三大魔法剣姫と魔王の娘との激しいバトルが勃発する。  驚異的な再生能力を誇る女魔族たちに、三大魔法剣姫は苦戦するが……  <第4章の主な内容>  リリーシア王女が、魔王軍に拉致された。  明日の夜明けまでに王女を奪還しなければ、王都平民区の十万人の命が失われる。  なぜなら、兵力の減少に苦しむ王国騎士団は、王都外壁の放棄と、内壁への撤退を主張していた。それを拒否し、外壁での徹底抗戦を主張していたのが、臨時副司令官のリリーシア王女だったからだ。  三大魔法剣姫とトッキロたちは、王女を救出するため、深夜、魔王軍の野営陣地に侵入するが……

処理中です...