優しい君を抱きたい

ツナコ

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次の日、何を着ていくか悩んだあげく無難にストライプのシャツにチャコールのパンツを組み合わせ待ち合わせに向かった。
約束した場所に向かうと白シャツにブラックジーンズ、ジャケットを合わせた朝陽が立っている。
スーツの時も思ったが、がっしりと分厚い胸板に、白のシャツが程よくフィットしていて似合う。
鍛えても薄い自分の体がコンプレックスなので羨ましい。
「こんにちは、蒼くん、爽やか!良いね~ストライプ。」
目を細めてこちらを見る朝陽に、
「えっ、いえ・・・朝陽さんこそ、私服、かっこいいです。」
と褒め合う。

照れる。

「そう?ありがとう。じゃ、いこうか。蒼くん、食べたいものある?」

「そうですね、お腹は空いてますが、これといったものは・・・。何でも食べれます。」
 朝陽は微笑み、
「そっか、じゃあ今日は和風にしようかな、いい?」

「はい、もちろん。」


朝陽が向かったのは和風モダンな感じの会席料理のお店だった。
ちょっと敷居が高いのでは・・・とキョロキョロしていると、

「大丈夫だよ、全然カジュアルな感じで。ここのしゃぶしゃぶ、美味しいんだよ。」

「重信さま、いらっしゃいませ」

行きつけなのだろうか、店内に入った朝陽に店員が声をかける。
奥の落ち着いた個室に案内され、お任せで良いかと聞かれそれで良いと返した。
次々と出される料理は旬の食材をたっぷりと、そしてしゃぶしゃぶの牛肉も脂がのっていつつもしつこくなく美味しく、舌鼓をうつ。
他愛もない話をしながら食後のコーヒーを飲んでいると
「蒼くんはお休みは何してるの?。」
と聞かれ、
「そうですね、まとまった休みがあれば旅行に行くのがやっぱり好きで。あとは家で撮り溜めてたテレビを見たり・・・ですかね。朝陽さんは?」
「俺も旅行は好き、知ってると思うけど。あとは同じくテレビも見るよ。スポーツ全般何でも見る。あと休み以外でもだけど、ジョギングが日課だね。4,5キロは走るかな。」
やっぱりスポーツ好きなんだな、鍛えられた身体してるもんなぁ。
そう思いながら朝陽の逞しい肩のライン、胸板をチラッと見る。・・・脱いだ姿を想像しなぜかドキンとした。
朝陽は
「まだ時間早いね。良かったら、この後映画でも見にいかない?時間大丈夫?」
「あ、はい時間はまだ大丈夫なので・・・」「よし、行こ!」


朝陽の車で近くの大型シネコンへ行く。
朝陽の車は黒のハリアー、アクティブな朝陽によく似合うスタイリッシュな車だ。
「どれ見よっか。蒼くんはどれがいい?俺は最近映画館来てないし、なんでもOKだよ。」
「俺もちょっと久々ですね。うーん・・・あ、これまだやってるんだ」
アクション物のシリーズ最新作、見たいとは思っているうちに時間が経ち、もう終わったかと思っていた。
「いいね、見たいと思ってた。これにしよ。」
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