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第三章 ブランジェさん家
005 常連さん
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それからルーシャとヒスイは毎朝陽が昇る前に起き、ロイとミールの手伝いに励んだ。
ヒスイはメキメキとパン作りの腕を上げ、ロイが大層喜んでいる。
ルーシャはミールの手伝いをしつつ、辺境の地に建つパン屋にどんな客が来るのか楽しみにしていた。
しかし、開店して二日間、普通のお客さんは誰も来なかった。ご近所の騎士訓練所と教会の給仕担当の人が訪ねてきて、朝食用のパンを大量注文していったぐらいだ。
ミール曰く、王都からのお客さんはあまり来ないが、ここの街道は王都の次に大きな街と呼ばれる港町へと続いているため、商人が通るらしい。
だがそれも週に一回程度だとか。ミールとロイは、それぐらいの稼ぎで生活に困ることはないそうだが、お孫さんは店を盛り立てようと頑張っていて、週に二度ほど王都へ買い出しに行くついでに、ロイさんのパンや、自分でアレンジしたグラタンパンやソーセージを挟んだパンを売っていたらしい。
今は孫が不在なので、その分のパンは作っていない。ルーシャもヒスイも近隣施設へのパン作りだけで手一杯だと感じているが、ロイさんは肩慣らしに丁度いいぐらいだと言い、張り切っている。
そして、ここて来てから一週間ほど経ったある日、普段はしない馬のいななきが外から聞こえた。ミールはすぐさまロイにクルミパンを作るように言うと、お茶の準備を始める。
「ルーシャさん。休憩にしましょう。そうだわ。ママレードを用意してくれる?」
「はい。でも、お客さんがいらしたんじゃ……」
「そうよ。うちの常連さん!」
ミールが店の隅にある喫茶スペースへお茶を運んでいると、店の扉が開き見慣れた人物が現れた。
「ご無沙汰してます。ミル婆さんにロイ爺さん。それからルーシャ」
「お、お従兄様!?」
◇◇◇◇
レイスはミールとロイに挨拶をした後、喫茶スペースのソファーに腰を下ろし、久々にルーシャとヒスイと顔を会わせた。
「ルーシャ。それからヒスイも、元気そうで良かった。ここへきてまだ日が浅いのに、随分と馴染んでいるな」
「はい。お二人とも優しくって、毎日楽しいんです」
「そうか。王都では店は休業中だと噂になっていたから、少し心配だったんだ。カルロさんは戻ってきたのか?」
どうやらブランジェさん家のことは王都でも噂になっているようだ。
「それはまだで──」
ルーシャはことの成り行きを簡単に説明した。
ロイがルーシャをお見合い相手だと勘違いしていることも話すと、レイスは眉間にシワを寄せ苦言を呈した。
「駄目だ。カルロさんはない。ロイ爺さんには──」
「いいんです。カルロさんが戻ってきたら、私がはっきりお断りしますから」
ルーシャが断言する隣で、ヒスイは呆れ気味にレイスに尋ねた。
「カルロさんってどんな方なんですか?」
「カルロさんは……女好きなパン職人だ」
「は?」
「ああ。心配するな。ルーシャはカルロさんのタイプではない」
「はい?」
納得のいかない表情でヒスイはテーブルに身を乗り出す。何やら雲行きが怪しいので、ルーシャは話をそらすついでに、気になっていた件について尋ねることにした。
「そ、それよりお従兄様。テオドア様の件はいかがでしたか?」
「あ……それなんだが。偽装婚約については了承してくれた」
「えっ。レイス様、テオドアに話したんですか?」
「ああ。テオドアはあの夜会の後、ルーシャとの婚約について、シェリクス公爵から全て聞いたそうだ」
「では、あの夜、テオドア様は私が守護竜の花嫁になることを、ご存じ無かったのですか?」
「そうだ。シェリクス家を訪ねた時は、随分と憔悴していたよ。テオドアもルーシャを守護竜に差し出すことを阻止したいと言ってくれた。別の方法がないか、公爵家の文献を漁って色々と調べてくれるそうだ」
ヒスイはより重い雰囲気のまま押し黙ってしまった。レイスの言葉からは、テオドアが信頼できる相手なのか判断が出来ないからだろう。
「ここにいることは、お話しになったのですか?」
「いや。ここの事は誰にも話していない。知っているのは、リック君ぐらいだろう。私も明日から職場に復帰して王都の蔵書を調べてみる。ここへは週に一度くらいしか来られなくなるが、大丈夫か?」
「こ、子供じゃないんですから。そんなに頻繁にいらしてくださらなくて大丈夫です」
「そうか。次に来るときはアリアも一緒に来るよ。彼女はここのクルミパンが大好物でね」
クルミパンの話が出ると、店内に香ばしい薫りが漂ってきた。ミールが焼き立てのクルミパンを厨房から運んできたところだった。
「レイス君。アリアさんの大好きなクルミパンよ。ルーシャさんとヒスイ君を紹介してくれたお礼よ。こんな良い子達、どこで見つけてきたの?」
「ミル婆さん。いつもありがとうございます。二人は同郷の者で弟と妹のような存在なんです。これからもよろしくお願いします。また来ますね」
「ええ。いつでも来てちょうだい」
レイスはミールとロイ礼を言うと、外に止めていた馬に跨がり王都へと帰っていった。
テオドアがルーシャを選んだのではないと分かると少しだけ胸が軽くなった。
しかし、レイスがルーシャの居場所をテオドアに話さなかったということは、彼をどこまで信用していのか見定めているということなのだろう。
ヒスイもレイスの判断に納得した素振りを見せていたので、このままここで今出来ることをしよう。ルーシャはそう心に決めた。
◇◇◇◇
レイスは沈み行く太陽を眺めながら馬を走らせた。クルミパンの甘い薫りがする。
ルーシャやブランジェ家の人々の顔を見て安心したが、一つだけ言えなかったことがあった。
テオドアに会いに行った時、彼が最初に言った言葉だ。
疲弊しきった顔でテオドアは言った。
「レイス。僕はどうしたら良いのか、もう分からないよ。一年後、君か私のどちらかが……妹を失うことになるだろう」
ヒスイはメキメキとパン作りの腕を上げ、ロイが大層喜んでいる。
ルーシャはミールの手伝いをしつつ、辺境の地に建つパン屋にどんな客が来るのか楽しみにしていた。
しかし、開店して二日間、普通のお客さんは誰も来なかった。ご近所の騎士訓練所と教会の給仕担当の人が訪ねてきて、朝食用のパンを大量注文していったぐらいだ。
ミール曰く、王都からのお客さんはあまり来ないが、ここの街道は王都の次に大きな街と呼ばれる港町へと続いているため、商人が通るらしい。
だがそれも週に一回程度だとか。ミールとロイは、それぐらいの稼ぎで生活に困ることはないそうだが、お孫さんは店を盛り立てようと頑張っていて、週に二度ほど王都へ買い出しに行くついでに、ロイさんのパンや、自分でアレンジしたグラタンパンやソーセージを挟んだパンを売っていたらしい。
今は孫が不在なので、その分のパンは作っていない。ルーシャもヒスイも近隣施設へのパン作りだけで手一杯だと感じているが、ロイさんは肩慣らしに丁度いいぐらいだと言い、張り切っている。
そして、ここて来てから一週間ほど経ったある日、普段はしない馬のいななきが外から聞こえた。ミールはすぐさまロイにクルミパンを作るように言うと、お茶の準備を始める。
「ルーシャさん。休憩にしましょう。そうだわ。ママレードを用意してくれる?」
「はい。でも、お客さんがいらしたんじゃ……」
「そうよ。うちの常連さん!」
ミールが店の隅にある喫茶スペースへお茶を運んでいると、店の扉が開き見慣れた人物が現れた。
「ご無沙汰してます。ミル婆さんにロイ爺さん。それからルーシャ」
「お、お従兄様!?」
◇◇◇◇
レイスはミールとロイに挨拶をした後、喫茶スペースのソファーに腰を下ろし、久々にルーシャとヒスイと顔を会わせた。
「ルーシャ。それからヒスイも、元気そうで良かった。ここへきてまだ日が浅いのに、随分と馴染んでいるな」
「はい。お二人とも優しくって、毎日楽しいんです」
「そうか。王都では店は休業中だと噂になっていたから、少し心配だったんだ。カルロさんは戻ってきたのか?」
どうやらブランジェさん家のことは王都でも噂になっているようだ。
「それはまだで──」
ルーシャはことの成り行きを簡単に説明した。
ロイがルーシャをお見合い相手だと勘違いしていることも話すと、レイスは眉間にシワを寄せ苦言を呈した。
「駄目だ。カルロさんはない。ロイ爺さんには──」
「いいんです。カルロさんが戻ってきたら、私がはっきりお断りしますから」
ルーシャが断言する隣で、ヒスイは呆れ気味にレイスに尋ねた。
「カルロさんってどんな方なんですか?」
「カルロさんは……女好きなパン職人だ」
「は?」
「ああ。心配するな。ルーシャはカルロさんのタイプではない」
「はい?」
納得のいかない表情でヒスイはテーブルに身を乗り出す。何やら雲行きが怪しいので、ルーシャは話をそらすついでに、気になっていた件について尋ねることにした。
「そ、それよりお従兄様。テオドア様の件はいかがでしたか?」
「あ……それなんだが。偽装婚約については了承してくれた」
「えっ。レイス様、テオドアに話したんですか?」
「ああ。テオドアはあの夜会の後、ルーシャとの婚約について、シェリクス公爵から全て聞いたそうだ」
「では、あの夜、テオドア様は私が守護竜の花嫁になることを、ご存じ無かったのですか?」
「そうだ。シェリクス家を訪ねた時は、随分と憔悴していたよ。テオドアもルーシャを守護竜に差し出すことを阻止したいと言ってくれた。別の方法がないか、公爵家の文献を漁って色々と調べてくれるそうだ」
ヒスイはより重い雰囲気のまま押し黙ってしまった。レイスの言葉からは、テオドアが信頼できる相手なのか判断が出来ないからだろう。
「ここにいることは、お話しになったのですか?」
「いや。ここの事は誰にも話していない。知っているのは、リック君ぐらいだろう。私も明日から職場に復帰して王都の蔵書を調べてみる。ここへは週に一度くらいしか来られなくなるが、大丈夫か?」
「こ、子供じゃないんですから。そんなに頻繁にいらしてくださらなくて大丈夫です」
「そうか。次に来るときはアリアも一緒に来るよ。彼女はここのクルミパンが大好物でね」
クルミパンの話が出ると、店内に香ばしい薫りが漂ってきた。ミールが焼き立てのクルミパンを厨房から運んできたところだった。
「レイス君。アリアさんの大好きなクルミパンよ。ルーシャさんとヒスイ君を紹介してくれたお礼よ。こんな良い子達、どこで見つけてきたの?」
「ミル婆さん。いつもありがとうございます。二人は同郷の者で弟と妹のような存在なんです。これからもよろしくお願いします。また来ますね」
「ええ。いつでも来てちょうだい」
レイスはミールとロイ礼を言うと、外に止めていた馬に跨がり王都へと帰っていった。
テオドアがルーシャを選んだのではないと分かると少しだけ胸が軽くなった。
しかし、レイスがルーシャの居場所をテオドアに話さなかったということは、彼をどこまで信用していのか見定めているということなのだろう。
ヒスイもレイスの判断に納得した素振りを見せていたので、このままここで今出来ることをしよう。ルーシャはそう心に決めた。
◇◇◇◇
レイスは沈み行く太陽を眺めながら馬を走らせた。クルミパンの甘い薫りがする。
ルーシャやブランジェ家の人々の顔を見て安心したが、一つだけ言えなかったことがあった。
テオドアに会いに行った時、彼が最初に言った言葉だ。
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