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第三章 ブランジェさん家
008 ただの同僚
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ルーシャは部屋のベッドに腰掛け、ヒスイと夕食を頂いた。
こちらの部屋のベッドに横になるのはここへ来てからまだ二度目。この部屋にも、例のアレが出ないようにヒスイに魔法をかけてもらったけれど、結局夜は怖くて、二段ベッドの上で寝ているのだ。
「ルーシャ。今日はここで寝てくださいね。上段に上がるのも心配ですし」
「もう元気よ。心配し過ぎよ」
本当はまだフラフラしているのだが、これ以上心配をかけたくなかった。それに、この部屋で寝るのが嫌で、つい強気なことを言ってみたが、ヒスイには見破られていた。
ヒスイはグッとルーシャに顔を近づけると、間近で瞳の中を覗き込んできた。
「顔色が悪いです。嘘は通用しませんよ。……何か、あったんですか?」
「ちょっと昔の事を思い出しちゃって……それでかな」
「昔のことですか?」
「ええ。昔、馬車で事故に遭ったの。その時の事を──ひ、ヒスイ?」
ルーシャはヒスイに抱きしめられていた。ただでさえ近かった顔が、ルーシャの頬のすぐ隣にある。急なことに動揺したのか、胸がドキドキとうるさくなった。
「もう。あんな思いはさせませんから……」
「えっ?」
「ルーシャは、辛い記憶にばかり縛られているのですね。これからここで、もっと素敵な思い出を増やしていきましょうね」
ヒスイはルーシャの頭を撫で、にっこりと微笑む。
具合が悪いからだろうか、頬が火照る。
何となく目のやり場に困って視線を巡らすと、鏡台に置かれたロウソクが目についた。
「う、うん。あ、アリスさんのアロマ……いい香りね」
「そうですか? 僕はあまり好きじゃないです。王都の女性達には人気だそうですよ。クレスさんから聞きました」
「クレスさん?」
「アリスさんと一緒にいた騎士の方ですよ。教会に男性は入れなかったので、二人で待っていた時に少し話したんです」
教会に男性は入れない。すっかり忘れていた。
ということは、アリスの連れの男性はいつも外で待っているのだろうか。パン屋にも入らず外で待っていたが、一緒にアップルパイを食べる二人は親しげで絵にカップルだな、と眺めてしまうほどだった。
「ふーん。アリスさんのご主人なのかしら?」
「さぁ? そこはなんとなく聞き流されて、逆に僕とルーシャの事を聞かれましたよ」
「へっ? な、何て答えたの?」
「何て答えて欲しかったんですか?」
興味深そうに聞き返すヒスイに、ルーシャは戸惑った。執事も嘘。幼馴染みも嘘。二人を繋ぐ本当の事なんて何もないように思えた。
「あ! 同僚、かしら?」
「あー。なるほど、そう言えば良かったです」
「何て言ったの?」
「ん? 秘密です。さて、僕は寝ます。ルーシャも、おやすみなさい」
「えっ、待って。気になるじゃない。ねぇ。ヒスイったら──」
慌ててベッドから降りようとしたら派手に転んでしまって、またヒスイに抱き上げてもらったついでに二段ベッドまで運んでもらった。
結局、答えは教えてもらえなかったけれど、思い出した時に聞いてみようと思う。
◇◇◇◇
翌週、アリスはまた店に訪れ、注文したアップルパイを買いに来た。ミールはこの前のお礼にとたくさんジャムをおまけしている。
「この前はありがとうございました。それから、明後日からまた王都へパンを売りに行くわ。よろしくね」
「あら。それは楽しみだわ。行くのはヒスイ君?」
「ええ。でも一人だと大変だから、ルーシャさんも一緒に」
「そう。じゃあ、また明後日会えるのね。楽しみにしているわ」
アリスはルーシャに手を振り帰っていった。
「アリスさんって素敵だわ。優しいし綺麗」
「私もそう思うわ。ルーシャさん。王都へ売りに行く商品の準備、一緒にやりましょうね」
「はい!ジャム作りですよね。お手伝いします」
「それからルーシャさんのアップルパイもね。教会の方々からも人気だし、良かったわね」
「はい! そういえば、最近教会の人がよくお店に来るようになったような……」
普段は外部から来ている講師や、週末にしかこなかった教会の女性達が、最近では毎日見かけるようになった。しかし、ルーシャのアップルパイが目当てといった雰囲気ではない。
「多分、ヒスイ君が目当てじゃないかしら?」
「えっ! どういうことですか?」
「ほら、この間私を教会まで運んでくれたでしょう? 帰る時に色んな子に聞かれたのよ。門で待ってる男の子は誰って」
「ヒスイ、見た目は格好いいですもんね」
「見た目だけ? とってもいい子だと思うのだけれど」
「そうですね。優しいし、頼りになるし、私より年上ですけど、ちょっと弟みたいな雰囲気ありますよね」
「あら。ルーシャさんは年上好み?」
「えっ? どうでしょう……」
確かにテオドアに憧れていた時期があったし、そうかもしれない。
「もしそうなら、カルロと合うかもしれないわね」
「そうなんですか?」
「ええ。──あらあら、やっぱりヒスイ君は人気者ね。取られちゃってもいいの? あの子達に」
「ヒスイが取られる?」
そんなこと考えたこともなかった。
でも、もしヒスイに、お付き合いするような人が出来たとしたら、どう思うだろう。
ただただ胸の辺りがモヤモヤする。
ヒスイとルーシャはただの同僚なのに。
そうしているうちに、いつの間にかヒスイは女性達に囲まれていた。営業スマイルを越えて苦笑いで接客中だ。
ヒスイはルーシャの視線に気がつくと、女性達をすり抜けルーシャに直進してきた。
「皆さんがお好きなことアップルパイですが、こちらのルーシャさんがお作りになったんです。僕はパイ作りには詳しくありませんので、後は──ルーシャ。お願いします」
ヒスイはルーシャに女性客を押し付けて厨房へと逃げていった。
「ねえ。住み込みで働いているんですか? ヒスイ君」
「えっ。ええ!?」
「お付き合いしてる人はいるのかしら?」
「さ、さぁ?」
アップルパイではなく、ヒスイに関する質問責めがしばらく続いた後、ルーシャに救いの神が現れた。
教会の指導員だ。自由時間外にも関わらず女性達は店に来ていたらしく、指導員に叱られ強制的に連れ戻されていった。女性達が帰ったら、店内は一気に静まり返った。
「暇になったし、お昼休憩にしましょう。先にヒスイ君と休憩してね」
ミールがそう言うと、ヒスイは気まずそうな顔で、ひょこっと厨房から顔を出した。
こちらの部屋のベッドに横になるのはここへ来てからまだ二度目。この部屋にも、例のアレが出ないようにヒスイに魔法をかけてもらったけれど、結局夜は怖くて、二段ベッドの上で寝ているのだ。
「ルーシャ。今日はここで寝てくださいね。上段に上がるのも心配ですし」
「もう元気よ。心配し過ぎよ」
本当はまだフラフラしているのだが、これ以上心配をかけたくなかった。それに、この部屋で寝るのが嫌で、つい強気なことを言ってみたが、ヒスイには見破られていた。
ヒスイはグッとルーシャに顔を近づけると、間近で瞳の中を覗き込んできた。
「顔色が悪いです。嘘は通用しませんよ。……何か、あったんですか?」
「ちょっと昔の事を思い出しちゃって……それでかな」
「昔のことですか?」
「ええ。昔、馬車で事故に遭ったの。その時の事を──ひ、ヒスイ?」
ルーシャはヒスイに抱きしめられていた。ただでさえ近かった顔が、ルーシャの頬のすぐ隣にある。急なことに動揺したのか、胸がドキドキとうるさくなった。
「もう。あんな思いはさせませんから……」
「えっ?」
「ルーシャは、辛い記憶にばかり縛られているのですね。これからここで、もっと素敵な思い出を増やしていきましょうね」
ヒスイはルーシャの頭を撫で、にっこりと微笑む。
具合が悪いからだろうか、頬が火照る。
何となく目のやり場に困って視線を巡らすと、鏡台に置かれたロウソクが目についた。
「う、うん。あ、アリスさんのアロマ……いい香りね」
「そうですか? 僕はあまり好きじゃないです。王都の女性達には人気だそうですよ。クレスさんから聞きました」
「クレスさん?」
「アリスさんと一緒にいた騎士の方ですよ。教会に男性は入れなかったので、二人で待っていた時に少し話したんです」
教会に男性は入れない。すっかり忘れていた。
ということは、アリスの連れの男性はいつも外で待っているのだろうか。パン屋にも入らず外で待っていたが、一緒にアップルパイを食べる二人は親しげで絵にカップルだな、と眺めてしまうほどだった。
「ふーん。アリスさんのご主人なのかしら?」
「さぁ? そこはなんとなく聞き流されて、逆に僕とルーシャの事を聞かれましたよ」
「へっ? な、何て答えたの?」
「何て答えて欲しかったんですか?」
興味深そうに聞き返すヒスイに、ルーシャは戸惑った。執事も嘘。幼馴染みも嘘。二人を繋ぐ本当の事なんて何もないように思えた。
「あ! 同僚、かしら?」
「あー。なるほど、そう言えば良かったです」
「何て言ったの?」
「ん? 秘密です。さて、僕は寝ます。ルーシャも、おやすみなさい」
「えっ、待って。気になるじゃない。ねぇ。ヒスイったら──」
慌ててベッドから降りようとしたら派手に転んでしまって、またヒスイに抱き上げてもらったついでに二段ベッドまで運んでもらった。
結局、答えは教えてもらえなかったけれど、思い出した時に聞いてみようと思う。
◇◇◇◇
翌週、アリスはまた店に訪れ、注文したアップルパイを買いに来た。ミールはこの前のお礼にとたくさんジャムをおまけしている。
「この前はありがとうございました。それから、明後日からまた王都へパンを売りに行くわ。よろしくね」
「あら。それは楽しみだわ。行くのはヒスイ君?」
「ええ。でも一人だと大変だから、ルーシャさんも一緒に」
「そう。じゃあ、また明後日会えるのね。楽しみにしているわ」
アリスはルーシャに手を振り帰っていった。
「アリスさんって素敵だわ。優しいし綺麗」
「私もそう思うわ。ルーシャさん。王都へ売りに行く商品の準備、一緒にやりましょうね」
「はい!ジャム作りですよね。お手伝いします」
「それからルーシャさんのアップルパイもね。教会の方々からも人気だし、良かったわね」
「はい! そういえば、最近教会の人がよくお店に来るようになったような……」
普段は外部から来ている講師や、週末にしかこなかった教会の女性達が、最近では毎日見かけるようになった。しかし、ルーシャのアップルパイが目当てといった雰囲気ではない。
「多分、ヒスイ君が目当てじゃないかしら?」
「えっ! どういうことですか?」
「ほら、この間私を教会まで運んでくれたでしょう? 帰る時に色んな子に聞かれたのよ。門で待ってる男の子は誰って」
「ヒスイ、見た目は格好いいですもんね」
「見た目だけ? とってもいい子だと思うのだけれど」
「そうですね。優しいし、頼りになるし、私より年上ですけど、ちょっと弟みたいな雰囲気ありますよね」
「あら。ルーシャさんは年上好み?」
「えっ? どうでしょう……」
確かにテオドアに憧れていた時期があったし、そうかもしれない。
「もしそうなら、カルロと合うかもしれないわね」
「そうなんですか?」
「ええ。──あらあら、やっぱりヒスイ君は人気者ね。取られちゃってもいいの? あの子達に」
「ヒスイが取られる?」
そんなこと考えたこともなかった。
でも、もしヒスイに、お付き合いするような人が出来たとしたら、どう思うだろう。
ただただ胸の辺りがモヤモヤする。
ヒスイとルーシャはただの同僚なのに。
そうしているうちに、いつの間にかヒスイは女性達に囲まれていた。営業スマイルを越えて苦笑いで接客中だ。
ヒスイはルーシャの視線に気がつくと、女性達をすり抜けルーシャに直進してきた。
「皆さんがお好きなことアップルパイですが、こちらのルーシャさんがお作りになったんです。僕はパイ作りには詳しくありませんので、後は──ルーシャ。お願いします」
ヒスイはルーシャに女性客を押し付けて厨房へと逃げていった。
「ねえ。住み込みで働いているんですか? ヒスイ君」
「えっ。ええ!?」
「お付き合いしてる人はいるのかしら?」
「さ、さぁ?」
アップルパイではなく、ヒスイに関する質問責めがしばらく続いた後、ルーシャに救いの神が現れた。
教会の指導員だ。自由時間外にも関わらず女性達は店に来ていたらしく、指導員に叱られ強制的に連れ戻されていった。女性達が帰ったら、店内は一気に静まり返った。
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