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白の章
誰なのだろう
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「じゃあまず年齢を教えてくれるかな」
少年はまた寝転がり、メッセージウインドウに話しかける。
『14歳です』
「14歳?働いてるの?」
『学生です。高校1年』
「学生かあ、ふーん」
取り敢えず自分は少なくとも平安、縄文、戦争時代には生まれていない、言語が日本語な事から自分は日本人ということが分かった(?)。記憶は失ってはいるが一通り知識はあるようだ。
「身長体重はどれ位あるの?」
『身長は165.6cm、体重は現在着用している衣服を除いて50.7kgです』
「やせ型ってやつだな。これから伸びるといいなあ」
せめて170位は欲しいと思った。だが高校生でこの身長ならまだ見込みはあるだろう。
ここに来る前は普通の高校生、だった、はずと願いたい。
衣服を改めて見ると、上はワイシャツ、下はジーパンと言った地味目な感じであった。
「じゃあ、俺の名前は」
『プログラムされていません』
「なんで身長体重年齢言えんのにそこはプログラムされてないんだよ」
頼れるのがこのメッセージウインドウなのに一番知りたい情報が何も無い。
『その質問もプログラムされていません』
「そもそもプログラムって何なんだ?」
『その質問はプログラムされていません』
少年は呆れた。おおよそ必要最低限の情報はその『プログラム』とやらに集められているのだろう。それに高校に通ってはいるが、私立なのか国立なのか、その学校名を言っていない時点で適当に死んだ人間を選び抜かれている事が考えられた。記憶喪失の人間には優しくないシステムだ。
はー、と溜息をついた。自身と家の事、人間関係を知りたいと思うと同時に別にそんな事どうでも良いと感じる自分が居た。
記憶は良くある異世界行きトラックに撥ねられて、吹っ飛んだのだろう。
「ま、どうにかなるか」
上半身だけ起こし、メッセージウインドウに話を掛ける。
「お前はチュートリアルのようなもんだろ。だから俺に関することがあやふやなんだろ」
『プログラムされていません』
少年の予想通り、「プログラム」されていません。適当な所で確実に返答することができるなら回答がノッていき、『プログラム』外なら何も答えない。
「じゃあ、本題に入るか」
メッセージウインドウに明朝体の文字が書かれているだけの画面に右手の人差し指手で触れようとする。
「ステータスオープン」
『プログラムされていません』
スカッと触れることなく通過してしまった。
「何でだよ!そこはプログラムされてろよ!!」
良くある自分の能力を好きに弄れるチート『ステータスオープン』を少し格好を付けてしまったことに後悔する。
「じゃあ何か!どうやってチートくれるんだ!」
『ステータスをオープンします。お好きにどうぞ』
投げやりな感じの文字が現れたかと思いきや、タブレットサイズのメッセージウインドウが倍の大きさとなり、いい加減な態度を取った文字が消え、体力、能力、耐性、数字がズラリと並んだ。
少年は項垂れてしまった。
「素直に聞きゃあ良かったってことか…」
顔を上げ、体力に指を触れさせるとゲージが現れた。先ほどならただ通過するだけの物にようやく触れる事が出来た。
「ぬっふっふ、まずはゲームと言やあ体力だよなあ…うん?」
ゲージの下に体力の数値だろうか、『500』と書かれていた。
「これって元か?」
『一般人の平均は5と言ったところです』
「体力バカってことかよ…」
少年の今の状態を表している数値なら平均の100倍の力を持ってる、ということになる。何も目印や終わりの無いこの真っ白な空間で大きく5周し息切れを起こしていない、つまりは十分チートという事になるのではなかろうか。
記憶を失う前はきっとスポーツか何かで皆に愛されていたのだろう。
名前の場所が「???????????」となっており、頑なに名前を教えようとはしなかった。
「折角だし9999にしとこうっと」
数値を変えるとゲージの色が青色から金色へと変わった。
地味な色から金ぴかになり、少年の心が躍った。そう、これはまだ幼い頃のゲームに好き勝手にチートを入れられる楽しさと嬉しさがごっちゃ混ぜになったあの感情だ。本当に無敵になったのだとわっしょいわっしょいしていた、あの頃だ。
「うっひょっひょっひょひょ~~~~~!!良いねえ!!んじゃあ次はっと」
決定のボタンを押し、一覧を見る。試しに体力の数値を弄ったが強化されたという実感はない。異世界に行ったらめちゃんこ強くなっているのだろう、たぶん。
「やっぱり、王道を往く『LV』だよなあ!」
指を天に掲げ、『LV』に叩き付けた。
「ゲームをやりこみにやりこまないと到達出来ないとされるゲーマーの頂点!!俺は99にするぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
『LV』のゲージが金色へと変わる。もうチートやらなくてもこれでもう無敵になれたと思えた。しかし、ここで満足してはならない。まだ他の欄が残っているのだから。
「よーし、次々にやっていくぞおおおおおおおおお!!!」
水耐性 999
風耐性 999
火耐性 999
土耐性 999
雷耐性 999
魔法全般耐性 999
物理耐性 999
寒暖耐性 999
力 999
素早さ 999
マジックポイント 999
「やりすぎな気がするけど、こんなもんだろ!そしてぇ!!職業…これってあれだよな、剣士とか魔法使いとかのやつだよな…、よし、王道の剣士ぃぃぃいいいいいい!次々ぃ!!」
職業 剣士
「あとは…っとお金は必要だからなあ。所持数とか無限にして財布代わりにしようか。ついでにお金も無限にしとこ。あ、アイテムボックスは別なのか。危ない危ない、アイテム所持できなくなっちまうとこだったぜ」
所持数 無限
お金 無限
アイテムボックス上限 無限
「異世界のお約束、日本語は通じるか問題あるからなあ。自動翻訳機能付けたいな…エキサイト翻訳とかじゃないよな」
『通常の自動翻訳にオプションとしてエキサイト翻訳を付与することが可能です』
「クソ役に立たねえの余計なのは付けないでおくか。あ、文字書き下しも日本語に設定しとかなきゃな。後は…食べられる物の分別付けとかなきゃな。きっと木の実が奇抜で俺の常識が通用しないだろうし」
能力 自動翻訳(文字含め) 鑑定眼S 剣術S 毒対抗S 忍び足S 隠密S 察知S .......
「こんなもんだろ…あ、年取りたくないなあ。頭ボケない、アルツハイマーにならない不老って何に含まれるんだ?」
『普通に不老でOK』
「『不老』追加っと、やっぱこいつぁ答えられるならフランクになるんだなあ。そうだ、異世界行ったら道案内とかお前さんやってくんないか?」
『プログラムされていません』
「チュートリアルは転生前までか」
一通り終わり、最後に埋め残しが無いか確認する。
「S」が気持ち悪いほど並んでいるが、少年にはとても快かった。
「そいや、数値と能力を決定したりするともうそれ以上強くなれないのか?追加もできないか?」
『あなた次第です』
「ふーん現状に満足するか、より高みを目指すかという事か。で、俺って誰?」
『人間です』
「使えるんだか使えないんだかわっかんねえなコレ」
最後に左下にある決定を押し、終了させる。
するとメッセージウインドウはすぐさまに元のタブレットサイズとなった。
そして少年から大して距離が離れていない場所に良くある装飾が施された扉がに見参した。それは光って待ってましたと言わんばかりに。
メッセージウインドウには『行ってらっしゃいませ』の文字の一言だけ添えられていた。
「またここに来ることってあんのか?」
『いずれ会えます』
「そっか。また来れるのか。ありがとうな、行ってきます」
少年は立ち上がり、扉の方へと足を進める。
何故か行ってきますと言える事と、またここに来れる事に少し嬉しさを感じた。今まで気にはしていなかったがポケットにはハンカチが入っている。歩きながら、自分に関係する何かヒントがあるだろうと広げてみるもただのどこにでもある赤いチェック柄のハンカチ、四隅を見るが名前は書かれていなかった。
きちんと折りたたむとポケットにしまう。
扉にはドアノブが無い。押して開閉させるやつだ。
左手を添え、ひと呼吸置いて思いっきり押す。
真っ白い空間の光と違った光が少年を包み込む。眩しさに目を閉じると身体が前に吸い寄せられる感覚を覚えた。
「俺は無敵超人になった!!待ってろよ!異世界ぃぃいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
光に包まれた後、そこには誰も居なかった。
自動で扉が閉まると同時に更に発光する。光が無くなると、扉も消えた。
メッセージウインドウは少年が異世界へ無事に行ってこれたのを確認すると消滅した。
何もない真っ白い空間だけが残ってしまった。
少年はまた寝転がり、メッセージウインドウに話しかける。
『14歳です』
「14歳?働いてるの?」
『学生です。高校1年』
「学生かあ、ふーん」
取り敢えず自分は少なくとも平安、縄文、戦争時代には生まれていない、言語が日本語な事から自分は日本人ということが分かった(?)。記憶は失ってはいるが一通り知識はあるようだ。
「身長体重はどれ位あるの?」
『身長は165.6cm、体重は現在着用している衣服を除いて50.7kgです』
「やせ型ってやつだな。これから伸びるといいなあ」
せめて170位は欲しいと思った。だが高校生でこの身長ならまだ見込みはあるだろう。
ここに来る前は普通の高校生、だった、はずと願いたい。
衣服を改めて見ると、上はワイシャツ、下はジーパンと言った地味目な感じであった。
「じゃあ、俺の名前は」
『プログラムされていません』
「なんで身長体重年齢言えんのにそこはプログラムされてないんだよ」
頼れるのがこのメッセージウインドウなのに一番知りたい情報が何も無い。
『その質問もプログラムされていません』
「そもそもプログラムって何なんだ?」
『その質問はプログラムされていません』
少年は呆れた。おおよそ必要最低限の情報はその『プログラム』とやらに集められているのだろう。それに高校に通ってはいるが、私立なのか国立なのか、その学校名を言っていない時点で適当に死んだ人間を選び抜かれている事が考えられた。記憶喪失の人間には優しくないシステムだ。
はー、と溜息をついた。自身と家の事、人間関係を知りたいと思うと同時に別にそんな事どうでも良いと感じる自分が居た。
記憶は良くある異世界行きトラックに撥ねられて、吹っ飛んだのだろう。
「ま、どうにかなるか」
上半身だけ起こし、メッセージウインドウに話を掛ける。
「お前はチュートリアルのようなもんだろ。だから俺に関することがあやふやなんだろ」
『プログラムされていません』
少年の予想通り、「プログラム」されていません。適当な所で確実に返答することができるなら回答がノッていき、『プログラム』外なら何も答えない。
「じゃあ、本題に入るか」
メッセージウインドウに明朝体の文字が書かれているだけの画面に右手の人差し指手で触れようとする。
「ステータスオープン」
『プログラムされていません』
スカッと触れることなく通過してしまった。
「何でだよ!そこはプログラムされてろよ!!」
良くある自分の能力を好きに弄れるチート『ステータスオープン』を少し格好を付けてしまったことに後悔する。
「じゃあ何か!どうやってチートくれるんだ!」
『ステータスをオープンします。お好きにどうぞ』
投げやりな感じの文字が現れたかと思いきや、タブレットサイズのメッセージウインドウが倍の大きさとなり、いい加減な態度を取った文字が消え、体力、能力、耐性、数字がズラリと並んだ。
少年は項垂れてしまった。
「素直に聞きゃあ良かったってことか…」
顔を上げ、体力に指を触れさせるとゲージが現れた。先ほどならただ通過するだけの物にようやく触れる事が出来た。
「ぬっふっふ、まずはゲームと言やあ体力だよなあ…うん?」
ゲージの下に体力の数値だろうか、『500』と書かれていた。
「これって元か?」
『一般人の平均は5と言ったところです』
「体力バカってことかよ…」
少年の今の状態を表している数値なら平均の100倍の力を持ってる、ということになる。何も目印や終わりの無いこの真っ白な空間で大きく5周し息切れを起こしていない、つまりは十分チートという事になるのではなかろうか。
記憶を失う前はきっとスポーツか何かで皆に愛されていたのだろう。
名前の場所が「???????????」となっており、頑なに名前を教えようとはしなかった。
「折角だし9999にしとこうっと」
数値を変えるとゲージの色が青色から金色へと変わった。
地味な色から金ぴかになり、少年の心が躍った。そう、これはまだ幼い頃のゲームに好き勝手にチートを入れられる楽しさと嬉しさがごっちゃ混ぜになったあの感情だ。本当に無敵になったのだとわっしょいわっしょいしていた、あの頃だ。
「うっひょっひょっひょひょ~~~~~!!良いねえ!!んじゃあ次はっと」
決定のボタンを押し、一覧を見る。試しに体力の数値を弄ったが強化されたという実感はない。異世界に行ったらめちゃんこ強くなっているのだろう、たぶん。
「やっぱり、王道を往く『LV』だよなあ!」
指を天に掲げ、『LV』に叩き付けた。
「ゲームをやりこみにやりこまないと到達出来ないとされるゲーマーの頂点!!俺は99にするぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
『LV』のゲージが金色へと変わる。もうチートやらなくてもこれでもう無敵になれたと思えた。しかし、ここで満足してはならない。まだ他の欄が残っているのだから。
「よーし、次々にやっていくぞおおおおおおおおお!!!」
水耐性 999
風耐性 999
火耐性 999
土耐性 999
雷耐性 999
魔法全般耐性 999
物理耐性 999
寒暖耐性 999
力 999
素早さ 999
マジックポイント 999
「やりすぎな気がするけど、こんなもんだろ!そしてぇ!!職業…これってあれだよな、剣士とか魔法使いとかのやつだよな…、よし、王道の剣士ぃぃぃいいいいいい!次々ぃ!!」
職業 剣士
「あとは…っとお金は必要だからなあ。所持数とか無限にして財布代わりにしようか。ついでにお金も無限にしとこ。あ、アイテムボックスは別なのか。危ない危ない、アイテム所持できなくなっちまうとこだったぜ」
所持数 無限
お金 無限
アイテムボックス上限 無限
「異世界のお約束、日本語は通じるか問題あるからなあ。自動翻訳機能付けたいな…エキサイト翻訳とかじゃないよな」
『通常の自動翻訳にオプションとしてエキサイト翻訳を付与することが可能です』
「クソ役に立たねえの余計なのは付けないでおくか。あ、文字書き下しも日本語に設定しとかなきゃな。後は…食べられる物の分別付けとかなきゃな。きっと木の実が奇抜で俺の常識が通用しないだろうし」
能力 自動翻訳(文字含め) 鑑定眼S 剣術S 毒対抗S 忍び足S 隠密S 察知S .......
「こんなもんだろ…あ、年取りたくないなあ。頭ボケない、アルツハイマーにならない不老って何に含まれるんだ?」
『普通に不老でOK』
「『不老』追加っと、やっぱこいつぁ答えられるならフランクになるんだなあ。そうだ、異世界行ったら道案内とかお前さんやってくんないか?」
『プログラムされていません』
「チュートリアルは転生前までか」
一通り終わり、最後に埋め残しが無いか確認する。
「S」が気持ち悪いほど並んでいるが、少年にはとても快かった。
「そいや、数値と能力を決定したりするともうそれ以上強くなれないのか?追加もできないか?」
『あなた次第です』
「ふーん現状に満足するか、より高みを目指すかという事か。で、俺って誰?」
『人間です』
「使えるんだか使えないんだかわっかんねえなコレ」
最後に左下にある決定を押し、終了させる。
するとメッセージウインドウはすぐさまに元のタブレットサイズとなった。
そして少年から大して距離が離れていない場所に良くある装飾が施された扉がに見参した。それは光って待ってましたと言わんばかりに。
メッセージウインドウには『行ってらっしゃいませ』の文字の一言だけ添えられていた。
「またここに来ることってあんのか?」
『いずれ会えます』
「そっか。また来れるのか。ありがとうな、行ってきます」
少年は立ち上がり、扉の方へと足を進める。
何故か行ってきますと言える事と、またここに来れる事に少し嬉しさを感じた。今まで気にはしていなかったがポケットにはハンカチが入っている。歩きながら、自分に関係する何かヒントがあるだろうと広げてみるもただのどこにでもある赤いチェック柄のハンカチ、四隅を見るが名前は書かれていなかった。
きちんと折りたたむとポケットにしまう。
扉にはドアノブが無い。押して開閉させるやつだ。
左手を添え、ひと呼吸置いて思いっきり押す。
真っ白い空間の光と違った光が少年を包み込む。眩しさに目を閉じると身体が前に吸い寄せられる感覚を覚えた。
「俺は無敵超人になった!!待ってろよ!異世界ぃぃいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
光に包まれた後、そこには誰も居なかった。
自動で扉が閉まると同時に更に発光する。光が無くなると、扉も消えた。
メッセージウインドウは少年が異世界へ無事に行ってこれたのを確認すると消滅した。
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