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夢の異世界編
え!?異世界で無双だって!?出来らぁ!!
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何も無く必要最低限の物しかない空間に少女は、ロッキングチェアに座り異世界の本を読んでいた。魔術に関する本だ。とは言え全て網羅しているので読む必要は無いがする事が無いので暇だから読んでいる。
気分転換にどこかへ行こうと立ち上がろうとすると、木製のドアを突き破りズカズカと少女にとって快適な空間に4人の憲兵が入り込んできた。一人は槍を。一人は剣を。一人は拳を。一人は銃を。一人は杖を。
拳の憲兵は入る前に玄関で靴を脱ぎ、揃えてきた。
「…何の御用で?」
「お前に国家転覆の容疑がある。着いてきてもらおうか」
杖に魔力を貯め、怪しい動きをすればいつでも放てるようにする。
「どうして?」
「ナーガ国がどうなったかお前も知ってるだろ。その容疑だ」
銃を持った憲兵は弾に必中の魔法を込める。
「私が滅ぼした、と。どうしてその必要があるのかな」
「一国を壊滅させる力を持ってるのはお前だ。疑うのは当然だ」
いつでも剣を抜けるように柄に手を添える。
「もっと他に居るでしょ。魔物みたいに糸出せる覆面のやつとかさ」
「もう当たっている。後はお前だけだ観念するでやんす」
いつでも攻撃に耐えられるよう両手を構える。
「この国はいつ司法崩壊したの、全く…」
読んでいた本を閉じる。
「抵抗すればお前をいつでも殺していいと許可が出ている。大人しく着いてきてもらおうか」
「だとすると、あの全身タイツ覆面……もう殺られている、訳だね」
少女はロッキングチェアに背を預け、魔術の本を机に置く。
「貴様!なめ腐ってるな!我々を舐めるなあ!!!」
「よせ!」
銃を持った憲兵は我慢できず、少女に狙撃する。拳で対抗する憲兵が銃を天井に向け反らせるが時すでに遅く、銃弾は少女の額に当たってしまった。
弾丸はロッキングチェアを貫通しクッションの中に入っていた羽毛が舞い上がる。
少女は床に倒れ、動かなくなる。
「バカ野郎!どうして撃った!」
作戦としては、わざと威圧的な雰囲気を出し王宮に連れていき尋問する、そういう手筈だった。
「上にはやむを得ず撃ったと報告すれば良い。それに上に目を付けられてるんだ、ここで殺さずともいずれ殺されるんだ」
「だからと言って!!」
拳闘の憲兵が制服の襟を掴み壁に投げ付けようとするが、その前に床へ叩き付けられてしまった。
「これだから脳筋は。実力が分かっていないな」
「…ぐぅっ」
背中を踏みつけ肺の中の空気を強制的に排出させる。そして側頭に銃口を付ける。
「おまっ、どういうつもりだ!」
他の二人は止めるどころか、ただ見ているだけであった。
「まだ分からないのか。冥土の土産に教えてやろうとは思ったが、ここまでバカだとは知らなかった。教えても無駄だな。ここで死ね」
クスクスと笑い、引き金に指を掛け頭を転がっている少女の二の舞にしてやろうとした。
その時、憲兵は拳闘士の上に倒れてしまった。
ぐぇ、と苦しんだ途端、赤い液体が床に拡がっていくのが見えた。
「はあ……、大体分かったわ…」
「んなっ!?」
何事も無かったかの様に少女は起き上がる。
驚いた魔法の杖を持った憲兵はファイアを少女に向け発射しようとするが、倒れてしまった。
倒れた憲兵の首から頭が離れ、血の軌跡を描きながら剣を持った憲兵の足下に行き着く。まだ光がある瞳が憲兵の目と合い、恐怖で後退る。
「な、何が…!?」
拳闘士は銃を持った憲兵をどかす。起き上がると瞳孔が開き額から穴が空いて血を垂れ流している。
間抜けな声を出し、身体が恐怖で固まってしまった。
先程見えた赤い液体はこの憲兵の血だった。
「き、きさっ」
後退った剣の憲兵は、剣を抜き少女に飛びかかろうとしたがまた倒れてしまった。
首から先が無くなり、頭が転がってしまっている。
「実力の差が分かっていないのは貴方達だったわね」
この三人はこのラン王国でも指折りの憲兵だ。
それなのに即死してしまった。
「そこの貴方は土足で入らなかった事に免じて許すわ」
「まっ、え?ど、どどどどうなってるでごんすか!!」
「まだ分からないの……」
拳闘士は酷く混乱した。
確かにドタマぶち抜かれて死んだはずの少女がけろっとし、仲間が代わりに死んでいる。
どういうことなのか、何が何だかさっぱりだ。意味不明である。
「わたしゃあ連行するだけって聞いたのに、そしたらドア蹴破るわ、撃つわ、死ぬわ、血だらけだわ、生き返るわ、もうメチャクチャだす!」
「私はゲル状になれるから死なない。聴かされてると思うけど」
全ての攻撃がまるで水の様にすり抜けてしまう。それが能力である。
「ええ……聞いてない」
「まあ、銃で撃って満足してたような連中だから知らなかったんでしょうね」
「どどどどどぉうかお命だけは……」
「安心して、さっき許すって言ったじゃないの」
拳闘士は寝転がり、腹を見せ犬が服従するポーズをした。
少女は意に返さず、魔法で水を両手から出すと死体と血を包ませる。ついでに土足で汚くなった汚れも包む。そして窓から噴水の如く放り出させる。方向は王宮だ。
血で床が真っ赤に染まっていたのがまっさらとなった。
「ふわあ……こんな魔法見たことねえ…」
「私が考案したからね」
「流石です……えーっと、お名前は?」
「無いわ」
「ナイワさんですかあ」
「いいえ、名前無いの。記憶喪失でね……、これも情報になかったかしら?」
「さっぱりでさあ。さっきここに居た先輩と一緒に女を捕らえろって上から言われただけですぅあ」
「無実の人間を殺す野蛮な国家になったわねえ」
「お、俺は違うでやんす!!先輩達と違ってそんな事しないでごんす!!」
「見た限り貴方だけマトモだったから信用できるわね」
「その割にはなんか他人事みたいですよ姐さん」
拳闘士には興味が無くどうでもなれ、という感じに聞こえる。無理もない、いきなり襲われたのだ。現実味がないのだから、と解釈した。
「姐さんって……私貴方より10位離れてると思うんだけど……」
「舎弟に歳は関係ねえっす!これからずっと姐さんに着いていきます!こんな腐れ国家くそ食らえでさぁ!」
「マトモな人間からあいつらみたいに狂わないようになさいよ」
「へい!」
取り敢えず師匠らしくアドバイスしてみると、いい返事が貰えた。
「あと今一キャラが解らないんだけど、名前は?」
「俺の名前はドンでござんす!よろしこお願いいたしますでやんす姐さん!!」
「ドン…ねえ。よろしく。後は私の名前はナイワで良いと思うけどどう思う?」
「ええ……それはちょっと……。もう少し考えましょうよ、一生を決めるようなもんですから」
「舎弟のくせしてズバズバ言ってくれるんだ。それだったら決めるまでは姐さんでいっか」
「姐さん淡白過ぎぃ!過去に何かあったんですか!?」
「記憶無いから分からないわよ。こんなとこでゴタゴタやってないで喫茶マー行こう」
「腹ごなしですね!奢らしてください!……って、そこ俺達の襲撃先じゃないですか!」
「あそこの主人強いから大丈夫よ。事の収集着けるまで隠れ家にさせてもらおう」
「……姐さんが居れば千人力だから大丈夫でやんすね」
一週間前
少年は走り続けた。
途中でウェンと同じ甲冑を着た騎士二人を見たがスルーされた。こちらを意にも介さないなら隠密が効いていると見て取れた。結構な速さが出ていると思う。この分ではあと少しで騎士達が目指している国へ着くだろうと適当に思う。風にアフロがなびき、段々と元の髪型へと戻りつつあった。
「ここが…」
走り続け約30分。
どこまでが終わりなのか不明な真っ白い城壁が見えた。よくある門番も居た。
「崩れていなかったらあそこはこんな風だったのかな」
自責の念で押し潰されそうだ。
生きていて良いのだろうか、宿を取って考えよう。
門番はフラフラと歩く少年を無視した。
普通なら入国料を取り、身分を確認する所だが発動しているスキルによってスルー。こちらが声を掛けない限り見えていない状態だ。
「はぇー、すっげえ」
ようやく異世界にやって来た、と実感できた。
マントを羽織い、腰に長剣を携えている。元の世界なら中二病と罵られているであろう格好だ。戦いに向いていないような必要最低限の守りである鎧を着、スカートからは太ももが露出しているのは女戦士(?)だろうか。
全員イケメン、美人だ。
「なんかもう疲れたし、宿取っとこう。歩いてればきっと見付かるか」
財布からは無限のお金が出てくる。その気になれば宿を買い取ってオーナーになるのも悪くはないだろう。ここの相場は分からないが一生は遊んで暮らしていける。だが、少年はこの世界で無双して謳歌しようとしていたのだ。始まりが一国を滅ぼし殺人までやってしまった。避難所まで送り面倒を見てくれたり、(人工的)被災者を助けたりといい人に大変な仕事を押し付けたりと、もう滅茶苦茶である。
滅ぼしたのが悪党であれば自分の手柄として何かやっちゃいましたかと、とぼけて持て囃されたい。
(……どうして異世界に希望を持ってたんだろうな…?)
喫茶マー ~恵まれない子供達に愛の手を~ 、と孤児院なのかただの喫茶店なのか。丈夫そうなレンガ造りで洋風な感じだ。
ドアに客人が入った時に知らせる小さい鈴もある。
異世界に入ったあの扉とは違い、木の素材を活かした素朴なデザインだ。
(何でも良いや、入ろ)
気分転換にどこかへ行こうと立ち上がろうとすると、木製のドアを突き破りズカズカと少女にとって快適な空間に4人の憲兵が入り込んできた。一人は槍を。一人は剣を。一人は拳を。一人は銃を。一人は杖を。
拳の憲兵は入る前に玄関で靴を脱ぎ、揃えてきた。
「…何の御用で?」
「お前に国家転覆の容疑がある。着いてきてもらおうか」
杖に魔力を貯め、怪しい動きをすればいつでも放てるようにする。
「どうして?」
「ナーガ国がどうなったかお前も知ってるだろ。その容疑だ」
銃を持った憲兵は弾に必中の魔法を込める。
「私が滅ぼした、と。どうしてその必要があるのかな」
「一国を壊滅させる力を持ってるのはお前だ。疑うのは当然だ」
いつでも剣を抜けるように柄に手を添える。
「もっと他に居るでしょ。魔物みたいに糸出せる覆面のやつとかさ」
「もう当たっている。後はお前だけだ観念するでやんす」
いつでも攻撃に耐えられるよう両手を構える。
「この国はいつ司法崩壊したの、全く…」
読んでいた本を閉じる。
「抵抗すればお前をいつでも殺していいと許可が出ている。大人しく着いてきてもらおうか」
「だとすると、あの全身タイツ覆面……もう殺られている、訳だね」
少女はロッキングチェアに背を預け、魔術の本を机に置く。
「貴様!なめ腐ってるな!我々を舐めるなあ!!!」
「よせ!」
銃を持った憲兵は我慢できず、少女に狙撃する。拳で対抗する憲兵が銃を天井に向け反らせるが時すでに遅く、銃弾は少女の額に当たってしまった。
弾丸はロッキングチェアを貫通しクッションの中に入っていた羽毛が舞い上がる。
少女は床に倒れ、動かなくなる。
「バカ野郎!どうして撃った!」
作戦としては、わざと威圧的な雰囲気を出し王宮に連れていき尋問する、そういう手筈だった。
「上にはやむを得ず撃ったと報告すれば良い。それに上に目を付けられてるんだ、ここで殺さずともいずれ殺されるんだ」
「だからと言って!!」
拳闘の憲兵が制服の襟を掴み壁に投げ付けようとするが、その前に床へ叩き付けられてしまった。
「これだから脳筋は。実力が分かっていないな」
「…ぐぅっ」
背中を踏みつけ肺の中の空気を強制的に排出させる。そして側頭に銃口を付ける。
「おまっ、どういうつもりだ!」
他の二人は止めるどころか、ただ見ているだけであった。
「まだ分からないのか。冥土の土産に教えてやろうとは思ったが、ここまでバカだとは知らなかった。教えても無駄だな。ここで死ね」
クスクスと笑い、引き金に指を掛け頭を転がっている少女の二の舞にしてやろうとした。
その時、憲兵は拳闘士の上に倒れてしまった。
ぐぇ、と苦しんだ途端、赤い液体が床に拡がっていくのが見えた。
「はあ……、大体分かったわ…」
「んなっ!?」
何事も無かったかの様に少女は起き上がる。
驚いた魔法の杖を持った憲兵はファイアを少女に向け発射しようとするが、倒れてしまった。
倒れた憲兵の首から頭が離れ、血の軌跡を描きながら剣を持った憲兵の足下に行き着く。まだ光がある瞳が憲兵の目と合い、恐怖で後退る。
「な、何が…!?」
拳闘士は銃を持った憲兵をどかす。起き上がると瞳孔が開き額から穴が空いて血を垂れ流している。
間抜けな声を出し、身体が恐怖で固まってしまった。
先程見えた赤い液体はこの憲兵の血だった。
「き、きさっ」
後退った剣の憲兵は、剣を抜き少女に飛びかかろうとしたがまた倒れてしまった。
首から先が無くなり、頭が転がってしまっている。
「実力の差が分かっていないのは貴方達だったわね」
この三人はこのラン王国でも指折りの憲兵だ。
それなのに即死してしまった。
「そこの貴方は土足で入らなかった事に免じて許すわ」
「まっ、え?ど、どどどどうなってるでごんすか!!」
「まだ分からないの……」
拳闘士は酷く混乱した。
確かにドタマぶち抜かれて死んだはずの少女がけろっとし、仲間が代わりに死んでいる。
どういうことなのか、何が何だかさっぱりだ。意味不明である。
「わたしゃあ連行するだけって聞いたのに、そしたらドア蹴破るわ、撃つわ、死ぬわ、血だらけだわ、生き返るわ、もうメチャクチャだす!」
「私はゲル状になれるから死なない。聴かされてると思うけど」
全ての攻撃がまるで水の様にすり抜けてしまう。それが能力である。
「ええ……聞いてない」
「まあ、銃で撃って満足してたような連中だから知らなかったんでしょうね」
「どどどどどぉうかお命だけは……」
「安心して、さっき許すって言ったじゃないの」
拳闘士は寝転がり、腹を見せ犬が服従するポーズをした。
少女は意に返さず、魔法で水を両手から出すと死体と血を包ませる。ついでに土足で汚くなった汚れも包む。そして窓から噴水の如く放り出させる。方向は王宮だ。
血で床が真っ赤に染まっていたのがまっさらとなった。
「ふわあ……こんな魔法見たことねえ…」
「私が考案したからね」
「流石です……えーっと、お名前は?」
「無いわ」
「ナイワさんですかあ」
「いいえ、名前無いの。記憶喪失でね……、これも情報になかったかしら?」
「さっぱりでさあ。さっきここに居た先輩と一緒に女を捕らえろって上から言われただけですぅあ」
「無実の人間を殺す野蛮な国家になったわねえ」
「お、俺は違うでやんす!!先輩達と違ってそんな事しないでごんす!!」
「見た限り貴方だけマトモだったから信用できるわね」
「その割にはなんか他人事みたいですよ姐さん」
拳闘士には興味が無くどうでもなれ、という感じに聞こえる。無理もない、いきなり襲われたのだ。現実味がないのだから、と解釈した。
「姐さんって……私貴方より10位離れてると思うんだけど……」
「舎弟に歳は関係ねえっす!これからずっと姐さんに着いていきます!こんな腐れ国家くそ食らえでさぁ!」
「マトモな人間からあいつらみたいに狂わないようになさいよ」
「へい!」
取り敢えず師匠らしくアドバイスしてみると、いい返事が貰えた。
「あと今一キャラが解らないんだけど、名前は?」
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「舎弟のくせしてズバズバ言ってくれるんだ。それだったら決めるまでは姐さんでいっか」
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「記憶無いから分からないわよ。こんなとこでゴタゴタやってないで喫茶マー行こう」
「腹ごなしですね!奢らしてください!……って、そこ俺達の襲撃先じゃないですか!」
「あそこの主人強いから大丈夫よ。事の収集着けるまで隠れ家にさせてもらおう」
「……姐さんが居れば千人力だから大丈夫でやんすね」
一週間前
少年は走り続けた。
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自責の念で押し潰されそうだ。
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全員イケメン、美人だ。
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滅ぼしたのが悪党であれば自分の手柄として何かやっちゃいましたかと、とぼけて持て囃されたい。
(……どうして異世界に希望を持ってたんだろうな…?)
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