僕のお母さんは△▽女優

kyonkyon

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第4章 クラスの不良は優等生

13話

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※この作品は「小説家になろう」「note」にも掲載中です

試験当日だった。
試験は3日に分けて行う。

大体3科目をやるという感じで、教科を注力出来た。

席は試験用に学籍番号順に並び変えられる。
そして、試験に望むのだ。

最初は……英語から始まった。

「それでは、試験を始めます。」

英語の問題をやる、最初はリスニングだ。
案外、彩奈のネイティブ英語は聞きづらかったのでむしろ試験用のCDのほうが単語が聞き分け安かった。

atmosphere……雰囲気か!まさかなんとなくの会話で出てきたものが試験に出るとはラッキーだ。

その後も単語力が上がったので日本語訳はある程度解けたし、空欄の問題に単語を埋めるのは造作もなかった。
基礎って本当に大事なんだな。

数学の試験があった。
数学はとにかく数式を覚えることだった。
じっくりでいい……本質を失わないことと時間配分に気をつける。
つまり、ケアレスミスとの戦いにもなる。

そんな感じでみんなの教えが確実に俺の体に浸透をしており、試験にかなり手応えを感じることが出来る数日だった。

俺たちはその間は……喋ることは無かった。

☆☆

無事……試験が終わった。
みんなから緊張の糸が解けるのを感じる。
そう、ここは進学校。
学力が物を言う学校なのだ。

俺は……小さくだが成長をできた。

「みんな、お疲れ様。テストの採点を渡すから呼ばれたら来るように。」
「はい!」
「天野!」
「はい!」

そういえば俺の苗字あ行だから呼ばれるの早かった。

渡された答案と点数を見る。

天野直輝
現代文 76点
数学 80点
地理 86点
生物 70点
英語 80点
総合392点

……え?あれ、俺……185点だった男よな?
すごい!確実に成長をしている!
なんてことだろう、200点取れればまあいいかなと思ってたけど大幅に成長をしていた。
これは大きな成功じゃないだろうか!

俺が、人生で初めて勉強に達成感を取れた瞬間だった。

「和田」
「はい!」
「……と、これで全員だな。みんな、今回はよく頑張った。クラス平均が前回の期末に比べて大幅に上がっている生徒が多々居て先生はとても嬉しいと思う。しかし、そこで天狗にならず、前にどうか向き続けて欲しい。ホームルームは以上だ。」
「はーい。」


このようにして、試験が終わった。
ここからは夏休みだった。


「お疲れ様!なおっち!」
「あ、龍!お疲れ様!なんか試験の間喋らなかったから久しぶりな感じするね。」
「だな~、なおっち集中したい感じあったし。」
「龍は余裕だったんじゃない?あはは。」
「あ?ああ、エリカと一緒にいたけどその間も勉強ずっとしてたぞ?」
「そうなの!?」

流石は勉強ヤクザ。
どうにも彼はチャラい用で本質はストイックなのだ。

「……点数聞いてもいい?」
「495点。」

ぐぬぬ……そりゃあ彼が次席なのだから勝てないのも当然だけどさ……なんか悔しい。
とはいえ、彼のアドバイスで大きく成長をできたのも事実なので素直に祝福しよう。

「まあ!なおっち、これからだよ!俺たちダチになれて良かっただろ。」
「うん、最初は怖かったけど……俺は龍の親友になれて良かった。」
「お……!?おう……!」

珍しく龍が少し引いていた、
きっとこんな返答が来るとは思っていなかったのだろう。

「これからも、勉強おしえてもらってもいいかな?」
「おうよ!任せろよ。夏休みにびしばしいってやるよ。」
「あはは……お手柔らかにね。」

小さな努力が実った。
仲間ができて切磋琢磨し合うことが出来た。
ふざけ合うことが出来た。
ちょっとエッチでドキドキする経験もした。

なんて……なんて素敵な日々なのだろう。
俺はこの時をもっと楽しめることが何よりの幸せだった。

「次はみんなでどこか旅行に行こう。」
「お!いいじゃん!どこ行く?」
「そうだねぇ……沖縄とか?」
「沖縄!お前行ったことあんの?」
「無いからこそ行ってみたいんだ!」
「じゃあ、オトーリでもして酒をたらふく飲んで……。」
「俺たち未成年な!?」

きっと、明日も素敵になるだろう。

☆☆

「蓮くーん。」

俺の部屋に……気だるげなお姉さんが話しかける。

「笛吹さん……また酒飲んでるんですか?」
「なーんだよぉー!飲んじゃわりいかよぉー!」
「う……酒臭い。ちょっと……早く家の鍵作り直してくださいよ。」
「ほんとにね~私ってなんでこんなにすぐ鍵をなくしちゃうんだろ。」

これは、俺こと飯田蓮と……この隣のだらしないお姉さんの笛吹さやかとの物語の始まりだった
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