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第7章 瑞希と彩奈のオタ活サマー
5話
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※この作品は「小説家になろう」「note」にも掲載中です
ここは場所は同じ上野の不忍池という所である。
蓮の葉が一面に広がっており、水には鯉が沢山いる。
都会の中の少し非日常的な自然が心地よいのか、家族連れやランニングをする人もいる。
都会にも、こんな憩いの場所があるのかと関心をしてしまう。
「は~、こういうところで散歩もいいね~彩奈ちゃん。」
「ね!特にこうして緑に触れることないからね。」
「こうして見ると…私たちの日常で電車の中にいるとか動物的に結構ストレスなことしてるんだね。」
「あはは、瑞希ちゃんのその捉え方…なんか直輝くんに似てる。」
「あいつ、そういうこと死んだ目で言いそうだもんね。」
直輝くんは独特な考え方を持ってるのでお互い瑞希ちゃんとの認識は同じようなイメージだった。
どこか哲学チックで、天然な感じ。
でもそれはお互い彼が大好きな証拠なのだ。
彼も最初は孤立してるイメージだったけど、愛されるようになったと思う。
「あ…みて…ここ!」
「え…!」
不忍池の東部に着いた時だった。
私はその景色に唖然とした。
それは、池の向こうにスカイツリーがあるのだ。
そして、池が綺麗に移り下からもスカイツリーが伸びていて、その向こうには神社の朱色の色合いも合わさって、緑と調和した都会にどこかアクセントをつけているようだった。
「綺麗だね…。」
「うん!」
こうして、なんとなくでも歩いてみるものである。
身近な所にもこうして感動という物はあるのだから。
「ね!写真撮ってもらおうよ。」
「え、今は外国人しかいないけど。」
「やるのよ!」
私は、テンションの高いネパール人のマダム3人に話しかけてみる。
まずは英語を喋れるか聞くと、もちろん喋れるとのことだった。
私は、自分が撮ってもらったら私も撮るということになった。
「イェーイ、アヤナ~!」
「はい、チーズ!」
「ハィ、チーズ!」
意外と英語はそんなにガチに言わなくても案外ノリとジェスチャーで伝わるものだ。
どうやら皆家族がいて私たちと同い年くらいの娘がいるとの事だった。
こうして、異文化に触れるのもなんと楽しいのだろう。
ちなみに私たちは、スカイツリーを背景にしてジョジョ立ちをしてみた。
2部のジョセフとシーザーのようなポーズで、
私は人差し指をカメラに指し、瑞希ちゃんは両手の指先を広げ、上から見るとアルファベットのCのように弧を描くポーズだった。
「Oh,cool japan!」
ネパール人の人たちもそのポーズと一体感に感動していた。
私たちは、ジョセフとシーザーのような名コンビだった。
☆☆
「いや~ほんと社交的ですごいね!外国人とジョジョ立ちして写真撮るのめっちゃ楽しかった!」
「…日本文化を知ってもらわないとね。」
「ちょっとニッチ過ぎると思うけど、その通りだね!」
私たちは一通り回ったあとはアメ横という所を歩いていた。
ここは本当に面白い町並みである。
上野から御徒町への線路沿いを歩いているのだが、とにかくものに溢れかえっている。
「ね!瑞希ちゃん、あれ食べようよ!」
「え、いいじゃん!」
指さしたところにはドネルケバブ屋さんがあった。
お店には太い肉がゆっくりジューと音を立てて回転していて、店員さんが長い包丁で削ぎ落とす姿がより肉肉しさを出していて、見るだけでお腹が空いた。
「私は、普通のケバブにしよっかな!ビーフとチキンのミックスのやつで!瑞希ちゃんは?」
「チーズケバブかな。ビーフとチキンのミックスで。」
「グレート!瑞希ちゃんほんと一貫してて好感持てる~。」
私たちは、店員さんに注文すると、5分もしないうちにドネルケバブが手元に渡された。
スパイスがかかった牛肉の香りが顔全体を包む。
私は一気に頬張ると、肉と野菜…そして生地の歯切れが良いながらもモチモチとした食感が体に満足感を与えてくれる。
「「ゥンまああ~いっ!」」
2人で声を合わせて4部の億泰おくやすというヤンキーの仲間の真似をしてしまう。
あれは、確かイタリアンのお店でモッツァレラチーズやパスタを食ってる時のセリフだったけど。
「…彩奈ちゃん…なんか、私たち自然とジョジョ語言いまくってるわね…。ちょっと怖いくらいだわ。」
「え!私はめっちゃ楽しいよ!やっぱりスタンド使いとスタンド使いは惹かれ合うだね!」
私たちは目配せして笑い飛ばす。
なんて、楽しいのだろう。
この少しカオスな街並みも小さな非日常である。
永遠にこの時間が続けばいいのに…なんてさえ思ってしまった。
気がついたら2人は食べ終わっていた。
ケバブはやっぱ最高である。
その後は…魚とか眺めながら街を歩くと、異変が起きる。
「ねぇ~、姉ちゃんたち可愛いじゃん?何してるの?」
二人のチャラい男が声をかけてきた。
いわゆるナンパである。
まあ、私はともかく瑞希ちゃんもOLチックになってるから少し大人びて見えるかと冷静に分析する。
対して瑞希ちゃんは…
「わ…わあ…わあ…。」
なんか、ちいかわみたいになってた。
あ、待てよ?瑞希ちゃん小さくて可愛いからある意味ちいかわみたいなもんか。
それはさておき、明らかに男性慣れしていない様子だった。
「おい!この子めっちゃウブじゃん!俺たちが遊んでやるよ~。めっちゃ可愛いし。」
「かわ!?」
あかん、普段自己肯定感の低い瑞希ちゃんにそんな事言ったらすぐお持ち帰りされてしまう。
ここは、友人として止めた方がいいのだが…どうすれば。
「ねぇ~カラオケでも行かね?髪サラッサラで可愛いな~。」
「うう~。」
待てよ?あるじゃん、グレートな断り方が。
「(ポンポン)瑞希ちゃん。」
「あ…彩奈ちゃん…どうすれば…。」
「いい、あなたは4部の岸辺露伴よ。思い出して、このように追い詰められた時…どう断ったかを。」
すると、瑞希ちゃんの表情が困惑からスっと冷静な顔に豹変する。
やはり、これだけで通じてしまう。
「瑞希ちゃん、いくよ。」
「せーのっ!」
「「だが断る!この川崎彩奈(上原瑞希)が最も好きなことの一つは自分が強いと思ってる奴に「No」と断ってやる事だ…!」」
「「は?」」
息があまりにもピッタリだった。
異様な光景とセリフに男たちは面食らっていた。
「な…なあ、いこうぜ。なんか気持ち悪いし。」
「そうだな、気持ち悪いな。」
その代わり、なにか大切なものを失った気もしなくもないのだが。
「すごい!人生てそんなセリフ言う時が来たなんて!」
「これで瑞希ちゃんもナンパ来た時はこれで解決ね!」
「いや、1度で満足かな…あはは。」
どうやら彼女も羞恥心があるようだった。
でも、すごく楽しかった。
2人でなにかを思いっきりやってみるのはこうも満足感を満たしてくれるのだと感じた。
「てかさ、瑞希ちゃんナンパされるくらい可愛くなったってことじゃん!」
「確かに…。」
「これからは、そうやってやんわりと断って淑女の道を歩んでみるのよ。女は高くつかないとだからね!」
私たちは、賑やかな街をものに囲まれながら歩いていく。
こじんまりと私たちの後ろ姿は小さくなり…ゆっくりと御徒町へと消えていった。
ここは場所は同じ上野の不忍池という所である。
蓮の葉が一面に広がっており、水には鯉が沢山いる。
都会の中の少し非日常的な自然が心地よいのか、家族連れやランニングをする人もいる。
都会にも、こんな憩いの場所があるのかと関心をしてしまう。
「は~、こういうところで散歩もいいね~彩奈ちゃん。」
「ね!特にこうして緑に触れることないからね。」
「こうして見ると…私たちの日常で電車の中にいるとか動物的に結構ストレスなことしてるんだね。」
「あはは、瑞希ちゃんのその捉え方…なんか直輝くんに似てる。」
「あいつ、そういうこと死んだ目で言いそうだもんね。」
直輝くんは独特な考え方を持ってるのでお互い瑞希ちゃんとの認識は同じようなイメージだった。
どこか哲学チックで、天然な感じ。
でもそれはお互い彼が大好きな証拠なのだ。
彼も最初は孤立してるイメージだったけど、愛されるようになったと思う。
「あ…みて…ここ!」
「え…!」
不忍池の東部に着いた時だった。
私はその景色に唖然とした。
それは、池の向こうにスカイツリーがあるのだ。
そして、池が綺麗に移り下からもスカイツリーが伸びていて、その向こうには神社の朱色の色合いも合わさって、緑と調和した都会にどこかアクセントをつけているようだった。
「綺麗だね…。」
「うん!」
こうして、なんとなくでも歩いてみるものである。
身近な所にもこうして感動という物はあるのだから。
「ね!写真撮ってもらおうよ。」
「え、今は外国人しかいないけど。」
「やるのよ!」
私は、テンションの高いネパール人のマダム3人に話しかけてみる。
まずは英語を喋れるか聞くと、もちろん喋れるとのことだった。
私は、自分が撮ってもらったら私も撮るということになった。
「イェーイ、アヤナ~!」
「はい、チーズ!」
「ハィ、チーズ!」
意外と英語はそんなにガチに言わなくても案外ノリとジェスチャーで伝わるものだ。
どうやら皆家族がいて私たちと同い年くらいの娘がいるとの事だった。
こうして、異文化に触れるのもなんと楽しいのだろう。
ちなみに私たちは、スカイツリーを背景にしてジョジョ立ちをしてみた。
2部のジョセフとシーザーのようなポーズで、
私は人差し指をカメラに指し、瑞希ちゃんは両手の指先を広げ、上から見るとアルファベットのCのように弧を描くポーズだった。
「Oh,cool japan!」
ネパール人の人たちもそのポーズと一体感に感動していた。
私たちは、ジョセフとシーザーのような名コンビだった。
☆☆
「いや~ほんと社交的ですごいね!外国人とジョジョ立ちして写真撮るのめっちゃ楽しかった!」
「…日本文化を知ってもらわないとね。」
「ちょっとニッチ過ぎると思うけど、その通りだね!」
私たちは一通り回ったあとはアメ横という所を歩いていた。
ここは本当に面白い町並みである。
上野から御徒町への線路沿いを歩いているのだが、とにかくものに溢れかえっている。
「ね!瑞希ちゃん、あれ食べようよ!」
「え、いいじゃん!」
指さしたところにはドネルケバブ屋さんがあった。
お店には太い肉がゆっくりジューと音を立てて回転していて、店員さんが長い包丁で削ぎ落とす姿がより肉肉しさを出していて、見るだけでお腹が空いた。
「私は、普通のケバブにしよっかな!ビーフとチキンのミックスのやつで!瑞希ちゃんは?」
「チーズケバブかな。ビーフとチキンのミックスで。」
「グレート!瑞希ちゃんほんと一貫してて好感持てる~。」
私たちは、店員さんに注文すると、5分もしないうちにドネルケバブが手元に渡された。
スパイスがかかった牛肉の香りが顔全体を包む。
私は一気に頬張ると、肉と野菜…そして生地の歯切れが良いながらもモチモチとした食感が体に満足感を与えてくれる。
「「ゥンまああ~いっ!」」
2人で声を合わせて4部の億泰おくやすというヤンキーの仲間の真似をしてしまう。
あれは、確かイタリアンのお店でモッツァレラチーズやパスタを食ってる時のセリフだったけど。
「…彩奈ちゃん…なんか、私たち自然とジョジョ語言いまくってるわね…。ちょっと怖いくらいだわ。」
「え!私はめっちゃ楽しいよ!やっぱりスタンド使いとスタンド使いは惹かれ合うだね!」
私たちは目配せして笑い飛ばす。
なんて、楽しいのだろう。
この少しカオスな街並みも小さな非日常である。
永遠にこの時間が続けばいいのに…なんてさえ思ってしまった。
気がついたら2人は食べ終わっていた。
ケバブはやっぱ最高である。
その後は…魚とか眺めながら街を歩くと、異変が起きる。
「ねぇ~、姉ちゃんたち可愛いじゃん?何してるの?」
二人のチャラい男が声をかけてきた。
いわゆるナンパである。
まあ、私はともかく瑞希ちゃんもOLチックになってるから少し大人びて見えるかと冷静に分析する。
対して瑞希ちゃんは…
「わ…わあ…わあ…。」
なんか、ちいかわみたいになってた。
あ、待てよ?瑞希ちゃん小さくて可愛いからある意味ちいかわみたいなもんか。
それはさておき、明らかに男性慣れしていない様子だった。
「おい!この子めっちゃウブじゃん!俺たちが遊んでやるよ~。めっちゃ可愛いし。」
「かわ!?」
あかん、普段自己肯定感の低い瑞希ちゃんにそんな事言ったらすぐお持ち帰りされてしまう。
ここは、友人として止めた方がいいのだが…どうすれば。
「ねぇ~カラオケでも行かね?髪サラッサラで可愛いな~。」
「うう~。」
待てよ?あるじゃん、グレートな断り方が。
「(ポンポン)瑞希ちゃん。」
「あ…彩奈ちゃん…どうすれば…。」
「いい、あなたは4部の岸辺露伴よ。思い出して、このように追い詰められた時…どう断ったかを。」
すると、瑞希ちゃんの表情が困惑からスっと冷静な顔に豹変する。
やはり、これだけで通じてしまう。
「瑞希ちゃん、いくよ。」
「せーのっ!」
「「だが断る!この川崎彩奈(上原瑞希)が最も好きなことの一つは自分が強いと思ってる奴に「No」と断ってやる事だ…!」」
「「は?」」
息があまりにもピッタリだった。
異様な光景とセリフに男たちは面食らっていた。
「な…なあ、いこうぜ。なんか気持ち悪いし。」
「そうだな、気持ち悪いな。」
その代わり、なにか大切なものを失った気もしなくもないのだが。
「すごい!人生てそんなセリフ言う時が来たなんて!」
「これで瑞希ちゃんもナンパ来た時はこれで解決ね!」
「いや、1度で満足かな…あはは。」
どうやら彼女も羞恥心があるようだった。
でも、すごく楽しかった。
2人でなにかを思いっきりやってみるのはこうも満足感を満たしてくれるのだと感じた。
「てかさ、瑞希ちゃんナンパされるくらい可愛くなったってことじゃん!」
「確かに…。」
「これからは、そうやってやんわりと断って淑女の道を歩んでみるのよ。女は高くつかないとだからね!」
私たちは、賑やかな街をものに囲まれながら歩いていく。
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