僕のお母さんは△▽女優

kyonkyon

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第10章 俺の後輩は死にたがり

【小説家になろう1.5万PV記念】直輝と舞衣の告知など

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夏が終わりに近づくと、朝の鳥の鳴き声にひぐらしの声が入り交じる。
涼しい時間に流れるひぐらしの声はどこか夏の儚さを表していて、季節を感じた。

そして、何度感じたのだろう。
この違和感のある朝、先月も同じようなことがあったりする。

そう、俺は目が覚めると何故かタキシードを着ているのだ。
自分の服装を見て、強く確信する。

「今日、なんかあるな。」

案の定くす玉もあって、MC席が妙に暗くベールのようになっていることからそこに母ちゃんがいるのだと確信する。

「かあちゃーん!今日なんかの記念会ー?でてこいよー!」

もはや緊張感の欠片もなかった。
おそらく読者の方々も同じパターンでマンネリを感じたのだろう。

「はーい!母ちゃんです!」

しかし、そこに出てきたのは俺の彼女である佐倉舞衣だった。

「ま……舞衣!?あれ、母ちゃんは?」
「あれ、知らないの?直輝君。今回MC私よ?」
「そんな事ある!?主人公俺と母ちゃんだよ?この作品!」
「まあまあ……気にしない気にしない!それじゃあ……皆様、発表致します!」

サラッと舞衣はMC進行を始める。
確かにマンネリ化は抑えられたかもしれないけど……ちょっとびっくりしてしまうから事前に教えて欲しい。

「【僕のお母さんは△▽女優】……小説家になろうにてPV15000突破しました!!」

ぱちぱちぱちぱち!

どこからか拍手が聞こえてくる……音の方向に母ちゃんが拍手していた。なるほど……今回拍手役に徹するということか。

「ちょっと!?直輝くん聞いてる!?」
「ひい!?あ、ごめんごめん……カオスすぎて。」
「まあいいわ。1.5万!結構伸びたよね!すごいすごい!」
「まあ確かに……先月1万でお祝いしたばかりなのに、どんどんこの物語も大きくなった気がするな。」
「実は6月だけで5000PV以上獲得してるの。」
「まじか!すごい……。最初は1ヶ月で2000超えて喜んでいたのが嘘みたいな成長ぶりだな。」

「この場を借りまして、普段Xにて拙作をリポスト及び拡散してくださるフォロワー様、及び日頃読んでくださる方々……本当にありがとうございます!!こうやって楽しく物語を描いていけるのも皆様の応援あってこその結果です!」
「俺からも、いつも楽しんでくださってありがとうございます!」

また、母ちゃんがぱちぱちぱちぱちと拍手をする。
いや、なんか喋っていいのよ!?
今回の母ちゃんは徹底して裏方に回っている。

何かスケッチブックを出した。
え?コレ見て話すってこと?

えー、なになに?イラスト?
いや、何も聞いてないから分からんがな……。
すると、舞衣はにっこりと笑って話を続けた。

「はい!では皆さま……追加告知です!」
「舞衣……俺なんも聞いてないんだけど。」
「大丈夫!」
「MC一人戦力外通告なんだけどな……。まあいいや、続けてくれ。」

すると、突如後ろに画面が映る。
どうやらプロジェクターでスクリーンを使ってるようだった。

「え、なにすんのこれ?」
「え、パワーポイントよ。」
「無駄にハイテクにしやがって……。」

「さてさて、今回……私こと佐倉舞衣の新イラストが決定しました!」
「イラスト?舞衣がイラスト表紙やるってこと?」
「そー!前回の遥香さんのイラストを手がけてくださったカラン先生にお願いして現在製作中です!」
「あー、いいよな。母ちゃんのイラスト……料理を作ってる感じとか髪の質感とかとても良くて作者もめちゃくちゃ気に入っていたよ。」
「ついに、私の可愛い姿を拝めるね♡」
「そ……そうだな!」

可愛らしくウインクしてるのに可愛いって言いなさいと目の圧がある。

「こちらは制作が終了次第、Xに投稿させていただきます!皆さん、楽しみにしておいてね!」
「カラン先生!いつも素敵なイラストありがとうございます!みんなも気になったらXにリンクを張っておくから見ておいてくれ!」

ひとまずイラストに関する告知も終わるのだが、まだ終わる気配は無さそうだった。

「あれ?まだ終わらない感じ?」
「もちろんよ!直輝君……最近違和感ない?」
「違和感?なんだろうな……。ごめん、わかんない。」
「100日チャレンジ……。」
「あ、それ気になった!もう20日以上触れて来なかったけどあれなんなの??」

ずっと気になっていた。
前書きにいつも何日目と書いてあるのだが触れていいのかも分からなかった。
これも作者の企画のひとつかな?

「実は、作者100日チャレンジというものを始めたのよ。」
「100日チャレンジ?なんだそりゃ。100日なんかやるの?」
「うん!小説家になろう、及びnoteでのエッセイの投稿を片方2000文字……つまり合計で4000文字を書くというチャレンジを作者は今やっています!」
「いや、相変わらず何を目指してるんだあの人!?え、じゃあもう毎日その生活をして20日以上が経過してるってことなの?」
「ご名答!ちゃんと毎朝こなしてるわよ!」

すげえな、俺も勉強頑張ってるつもりだったけど……作者も作者で頑張ってると思うと頑張りたい気持ちが込み上げてくる。

「Xとnoteではこのチャレンジ告知済みだったんだけど、今回記念回として告知させていただきました!」
「……にしても、なんでまた100日チャレンジなんて。」

「なんか、100日チャレンジした大学生が毎日アプリを作るチャレンジをした本を読んでから、俺も社会人だけどやってみたい!ってなったみたいよ?」
「いや、影響されやす過ぎでしょ。それで100日チャレンジはじめたのか!」

相変わらず大胆なのかアホなのか分からない人だ。

「なので、皆様暖かい目で見守ってあげてください!
それともうひとつ……最近この作品伸び悩んでるらしいの。」
「もうとことんメタいな。だいぶ慣れてきたけど。」
「直輝君、今この小説はどれくらい書いたか分かる?」


「え?うーん、130話と33万文字くらいか。」
「流石に、毎日書いてるから時には飽きることもあると思うの。それは仕方がないことだわ。」


「確かに、この物語結構他の作品に比べるとゆるく淡々と書いてるし仕方がない。」
「でもね、ひとつだけいいたいの!この作品……外伝と親子の話しか最近してないわ!」

舞衣の指摘に俺に雷が落ちたように衝撃を受ける。

「た……たしかに!」
「いいわ、この話のテーマは家族愛と成長だもの……でも、ずっと母親と戯れてる物語は飽きるわ!だってヒロインはわ・た・しだもの!もう夏休み編も終わらせようとしてるし、結局こいつら夏休みは家族と遊んだだけじゃんって思われるわよ!」

すると、未だスケッチブックを持った母ちゃんの後ろから「やめろおおお!やめてくれええ!」と男の叫び声が聞こえた。おそらく作者がショックを受けているのだろう。

「なので……!夏休み編、終わらせません!あのね、直輝君……青春ものを見てる人はボーイミーツガールとかみたいの!」
「いや、それはちょっと偏見が過ぎないか?」
「いやいや!夏休みってもっと色々あるでしょ!海とか、花火とかひと夏の思い出とか!なので次回の話も決めました!次回予告します!」

え?マジで次章ここで決まるの?

「次回!直輝と舞衣の最後のひと夏の思い出!僕とヤンデレ彼女と諏訪湖花火大会!さーて!次回もサービスサービス!!というわけでこれにて記念回はお開きです!お疲れ様でしたー!」

冗談かと思ったけど後ろのスクリーンのパワーポイントにも同じ文字が書いてあるようなので次回はそういう話になりそうです。

記念回が終わり、片付けに入る。
ちょっと置いてけぼりにされている気がする。

すると、舞衣は俺の肩をポンッと叩いて。
俺にウインクをした。

「花火大会……楽しみにしててね!」

まさかの最後の提案に戸惑いつつも、まだ経験してない楽しみに少し心が踊った自分がいた。

俺の彼女は、ぶっ飛んでいるけど今回の企画も彼女なりのサプライズだったのだろう。
さて、俺も片付けを手伝うとするか。

次の物語のために。
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