出来損ないの私

結紬

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生きていかなければならないから

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認められたいと思うこと罪ですか?

自分の味方になって欲しいと思うこと罪ですか?

自分に無いものを求めることは罪ですか?

私にはなんの才能もない、運動もできない、勉強もできない、面倒臭がりで、ヒステリックで、短気で、泣き虫で、慣れた人以外とはまともな会話も出来なくて

こんな私に価値はありますか?私はないと思います

だってこんなにいい所がないなんて誰かの役に立つことも、自分を高めていくことも出来ない。

そんな人間生きている価値はありますか?

こんな私の悩みはもっと大きな悩みを抱える人にとってはちっぽけな悩みだということはわかっています。

まだ自分がこれを抱えていけるということは、まだ限界は来ていないということはわかっています

でも、それでもしんどくなってしまったのです

私は母に泣きつきました。惨めで弱い愚かな人間だと思いながらも

母は私を非難しました。

わかっているのです。母は別に私を責めたいのではない、追い詰めたい訳では無い。

その時の私にはすごくきつい棘のある自分の敵の言葉にしか聞こえなくなってしまっただけで

私は本当なら母にも言いたくはありませんでした

なぜなら母は、父や兄などの私の家族は私のことを嫌っているから。

これは私の勘違いなのではなくハッキリ本人たちの口から聞いた事。少し前、あんたのことは嫌いだと私に向かって言ったのです

傷つきました。傷つく資格もないのに。やはり私は愚かです。

昔の写真を見れば家族と私は仲が良く幸せな家族だったのがとても分かります。しかし育っていくにつれ私は家族にとって害になるものに変わり果てたのです

これは家族から言われたのではありませんが私はそうとしか思えないのです。

役にも立たない、すぐに泣きつき、怒り、そんな面倒な子供をしっかりと育ててもらっているだけ感謝すべきなのに、私はそれ以上を求めてしまう。

何故もっとマシな人間に育つことが出来なかったのか

何か一つでも才能があれば私はこんなにも出来損ないにはならなかったのか

人を貶し、影口を言い、部活でも成績を残せず

何故こんなにも愚かなゴミに成り下がってしまったのか

父は私が幼い頃の写真を見た時にはほぼ必ずと言っていいほどこの頃の可愛い子はどこに行ったのかと言います

私が聞きたいです。わたしは何処で道を踏み外したのでしょう

せめて、せめて素直な人間になれれば良かったものを

私はひねくれ、友人相手にこの子達は私を本当に友達だと思ってくれているのだろうか、可愛がってくれている先輩相手に先輩は私を本当に良い後輩だと思ってくれているのだろうかと考え込んでしまいます

私は恋愛感情が分かりません

以前告白され付き合ったことがありますがその時はなんの感情もなく、友人の友人でその人が私に告白したことを友人が知っていてその友人が嫌いでは無いのなら付き合ってみたら?と言ったから付き合ったという残酷なもの

ものすごく申し訳なかったです。ですが私からフル勇気はありませんでした。

私は約束事を忘れてしまうことが多々あり、部活とテストで少し忙しい時期があり、その間連絡はできないと言ったら、なら忙しくなくなったら連絡してと言われた時も忘れてしまい連絡を入れていませんでした。

そして少したった後に向こうから私をふりました。

当たり前です。こんな一緒にいても楽しくない、恋愛感情を抱いていない、そんな人間ふられて当然なのです。

私とその彼は約1年付き合っていましたが遊んだこともデートに行ったこともありませんでした。

そして次は仲が良いグループの友人でした。

彼は私の以前の彼のことを知っていました。すごく引いていました。引かれて当たり前なのですが

なのに何故告白してきたのか、聞いたけれど教えてくれませんでした

私は自分が恋愛感情を持てないことはわかっているでしょう?と言いました。そうしたら彼は好きにさせてみせると、恋愛漫画のヒーローのようなことを言いました。

恥ずかしくなかったのでしょうか

私はならばとOKし、付き合い始めました。

本当に私を好きにさせることが出来るのか気になったということをありますが私は友人であるこの人をふった場合今後気まづいだろうと考えたことが一番の理由だったでしょう

また私は男性相手に申し訳ないことをしてしまいました

その少し前私たちのグループの女子が1人男性と付き合い始めました

このグループは彼、博と私と上記の女子、優ともう1人の女子、春ともう1人の男子、瞬 の男子2人、女子3人で構成されていました

優の彼氏になった男性は束縛が激しく、グループで遊ぶのも怒ってくるほど

私ともう春は優から彼氏について相談を受けていました。ですがそんなに嫌なのになぜ付き合い続けるのか私には理解が出来ませんでした

なので私は彼女にそんなに彼に従順に生きて楽しいの?と聞きました。

彼女は別れるよりは楽しいと言いました。理解が出来ません

そんなの奴隷やお人形の様なものではありませんか

彼女の言う恋愛感情も私は理解できませんでした

そしてその後春と瞬が付き合い始めました

驚きましたが私たち他の3人は祝福しました

しかし、彼女たちは変わっていきました

元よりサボりがちだったのがもっとサボるようになり、残っている彼を目の敵にしグループは崩壊しました

ただ瞬だけは家が近く最初から中が良かったこともあり博を身の仇にはしませんでした

瞬は部活を辞めました

ミーティング中先輩に携帯をいじっていたことを顧問にチクられ、先輩もやっていることなのになぜ自分たちだけチクられなければいけないのかと怒りやめていきました

それもありますがきっと瞬は顧問の先生に嫌気が指したのでしょう

顧問の性格は人は好き嫌い分かれるような性格でした

部活に所属していたみんな、私も含め苦手意識を抱いていました

今となっては顧問や監督なんてそんなものだったのだろうと思います

部活の1人、紗良の言っている顧問の先生が可愛いというのは今でも理解出来ませんが

閑話休題

瞬は顧問の先生が嫌だ、部活も特に強豪という訳でもないのに週6あり、夏休みや冬休みなどの長期休みには休みがほとんどない状態で自分の時間が作れない という理由でやめて行きました

それに続き春と優も辞めました

彼女たちは何故部活中近くに行って触ったりしてはいけないのかと、私たちが部活中に手を繋いでいて何か周りに迷惑かけたのかと喚いていました

その辺からきっと私は彼女たちを苦手に思い始めていました

それから少しだったあと私たちは付き合い始めたのです。

きっと私はグループも崩壊し、部活でもストレスが溜まると言っている彼の近くにいることで自分が満たされている気になっていたのでしょう

そんな中部活内でも人間関係の亀裂が入りました

元より優の彼氏と博は嫌いあいお互いを敵としていましたがそこに健という男子も加わっているということを知りました

健は博の味方で優の彼氏とのトーク内容を博に流していたりしました

そして梨衣という女子もリーダーでは無いのにリーダーぶっている態度が嫌だと言う理由や、私たちを下げ自分の株が上がるようなことを後輩に言っていたことで嫌われ始めました

元より私たちは部活に残った先輩を嫌い、人間関係は面倒くさいものになっていました

そんな中同学年同士で人間関係が複雑になっていって私はストレスが溜まっていました

クラスでは優や春と一緒にいることでストレスが溜まっていた私にとって苦痛でした

クラスで私は1人にならないようにと頑張って優や春と一緒にいました

そうしなければ何かとグループ活動をしようとする先生により周りにこの子は1人なのだと思われてしまうから

しかし私は彼女たちに苦手意識を抱いてしまったのです

なぜなら彼女たちは頭の悪いことをいい、私を自分たちよりも下に見ていて部活をやめたあたりからそれが顕著になっていたのです

それに彼女たちは私がいる中で彼女たちやその彼氏と遊びに行く予定を立てていました

私がいないところでも同じ話をしているのに、私は会話に入れないのをわかっているのに

私はうるさいのが苦手ですが彼女たちは声が大きく甲高い声で笑うのです

部活に入っている間は仲の良い友人だから耐えれていましたが部活をやめたら私は耐えられなくなり1日に1回彼女たちの元へ行くようになりました

そうしなければ私が耐えられなくなってしまうから、限界を迎えてしまうから

私はしんどくなりすぎたようです。私に悪気があって言った言葉ではない、私をいじる言葉に対して深く傷ついてしまいました

普段はそんなことで傷ついて深く落ち込むことは無いのに

傷つきはするけどまだ耐えれていたのに

私は泣いてしまいました

ここで私は母に泣きつきました。

母の非難はここまで精神的にきつくなっていた私には私を思う気持ちなど全く無い言葉に聞こえました

しかし母は次の日には優しい言葉をかけてくれました

その言葉ですら疑ってしまう私が私は大嫌いです

もう辛い

私よりも辛い人がいることを知っています

私の耐えられる量が少なすぎたことも知っています

でも、私には耐えられなかった

辛いと感じてしまった

今日も私は彼らを疑いながら生きて行く

自分を嫌う心が増幅していくのを感じながら
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