出来損ないの私

結紬

文字の大きさ
2 / 2

ごめんなさい

しおりを挟む
へ 1 / 1 ページ 次へ
母に泣きついた日から数日が経ちました

私は春や優との縁が切れました。耐えられなかったのです

あれからきっと私は彼女たちに嫌われ始めているのだろうと思い小さなことで確かめてみようとしました

それがいけなかったのです。私の心はそれによりもっと傷ついていきました

自業自得です。気づかずにいれば楽だったのですから。気づかずに入れば傷つかずに入れたのですから

まず私が試したのは挨拶でした

私ちは基本朝の挨拶はそこそこにしていたのです。距離を置き始めてからは一切していなかったのですが

私がおはようと言うと優は私の方をちらっと見てから話をしていた友人の方に向き直り会話を進めました

無視、されたのです。

そこで私は、ああやっぱりと思いました

春は挨拶は返してくれるもののその後すぐに気まずそうな顔をしました

隠しきれていない嫌悪、どうせなら表向きにしてくれた方が楽だと思いました

善意なのかは分かりませんが、あからさまに気を使われるとこちらも嫌悪感をかなり感じてしまうのだということを初めて知りました

春と優との縁が切れました

その頃から私はよくお腹が痛くなりました

そのせいで授業を抜けてしまったり、テストの最中に抜けてしまったりしました

それを先生から聞いた母は精神的ものなのではいかと言いました

調べに行った訳では無いので事実は分かりませんが

それか少したち私たちの部活ではやる気が皆の中で燃えていました

しかし、博がそのやる気に水を指しました

2年女子が苦手に思っている1年男子と一緒にコソ練をし始めたのです

1年男子とやったことには何も思っていませんがコソ練をしたことについて私たちは激怒しました

1つ前の大会で紗良が個人戦で5位になり全国大会への切符を掴んだことで許された朝練がなくなってしまうかもしれない

そもそも隠れて練習するのはどうなんだ

という女子たちの意見は博には聞きいれて貰えず懲りずにその後も何回もコソ練をしていました

さらに博はよく紗良を煽っていて普段怒ることの少ない紗良がかなり怒っていました

これは良くないと思いもしかしたら彼女という立場である私の言葉なら聞いてくれるかもしれないというバカみたいな考えで私は忠告しました

紗良を煽りすぎではないか

コソ練を繰り返していれば嫌われてしまう、と

しかし、博はそんな言葉も聞き入れず大丈夫大丈夫と根拠の無い自信を持っていました

我慢の限界でした

梨衣や紗良たちにも別れた方がいいのではないかと言われていたし、私自身この人とは今後やっていくことは出来ないだろうと思っていました

私は博に別れを告げました

楽しかったことも多いので友人としてやってはいけないかという内容のLINEを入れたのですがその頃にはもう彼のLINEで私のLINEは消されていました

善意で入れてあげたのにそれすら見ずに被害者ヅラをしているのに私はムカつきました

こういうのが私のダメな部分でしょう

して''あげたのに''や、被害者ヅラをしてという考えが出てくる時点でダメな人間なのです

私はなぜこうなのかとこの時も1人反省会をしました

そんなことしたところで変わることは出来ないのに

春や優と縁が切れた私はクラス内で所属しているグループが無くなりました

高校生、多くの人間がグループに所属し、教師は授業中人と会話をさせたがる

そんな中1人でいるのは周りからの視線を過剰に気にしてしまう私にとって苦痛でした

人間関係が苦手なくせに1人にはなりたくない

なんて面倒くさい人間なのでしょうか

そこで比較的仲のいいクラスメイトに頼みその子のグループに入れてもらうことになりました

ごめんなさい、ごめんなさい

急に自分たちのグループに部外者が入ってきたことに他の子達は驚いていたと思います

他の子達にも隠しながら事情を伝えました

そんな私という名の部外者を受け入れてくれた彼女たち

優しすぎて申し訳なくなります

私がいることで不便が生じたはずなのに

私がいることで不快に思うこともあるはずなのに

ごめんなさい、ごめんなさい

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...