15 / 182
一章 ジッパンの長い一週間
7 女王救出作戦開始!!
しおりを挟む
「ぜぇぜぇ……今回は意識を失わずにすんだけど……吐き気が……」
海から地上に上がるだけなのにどうしてこんなに……、
「最初の時よりゆっくり浮上しましたが……ダメそうですね」
ダメそうですねってあんた……そうだけども、
「ハック大丈夫?」
女神様は何の影響もなく僕の背中を擦ってくれる、
「ありがとうございます女神様」
しかし相も変わらずニィはかかえられている……一度でもいいからそこ変わってくれ!!
「ハックお兄ちゃん睨まないで……」
「あっ、ごめん……」
僕は直ぐにニィに謝る。
「これからどこに向かうのニィちゃん?」
女神様はニィに尋ねる、
「今から領主の家に奇襲をかけてそのままお母様を救出して直ぐに撤退するの、その間に迫りくる敵は殲滅するの」
見た目に反して過激なことを言う、
「じゃ向かうの!!」
ニィの言葉通り僕達は領主邸に向かう。
夜の街中を歩き、領主邸に向かっているが戦闘をしに行くと言うのにほんの十数人ぐらいしかいないな、
「どうなされました顔をキョロキョロとハック殿?」
「向かっている人数が少ないなと思って」
「ははは、それはそうですよ実際に潜入して救出するのは私達を入れても十二人程ですし、既に先発隊が領主邸を囲って人が近寄れないようにするための魔法を展開してます、そのための補充要員もここにいますからね」
長々と説明ご苦労である。
「そうなんですね……」
僕はそう納得していると、
「ここなの……」
領主邸の裏側に着いた。
「何時侵入するんだニィ?」
「ニィ達は領主邸から爆発音が聞こえたら侵入するの」
「侵入したら?」
「そのまま最上層の部屋に向かうのそこが領主の部屋なの」
そこまで分かっているなら僕達必要ありますかね?
「内部は私しか知らないの外部からの偵察だけだと限界だったの」
「そうなのか……、その領主様はどんな人間なんだ?」
「知らないの……」
「知らないのニィちゃん?」
「うん……」
ニィは元気なく応えた、
「領主という人に向かう時にお母様がニィだけでもって言って隙を作って逃げてきたの……あそこから」
「あそこ?」
ニィが指をさした所はおそらく領主の部屋の手前の廊下を指す、
「暗くてよく見えないが確かにあの辺だけ妙に劣化してないな」
土魔法を使い、魔力を練りやすくした土で塗りかためられており、その上に塗装も施されていた。 そのお陰かその部分と隣の塗装具合が違う、
「それにしても、魔力を練られた壁を破壊できる女王様ってなにもんよ、それに10メートルの高さから飛び降りて脱出できるのニィは……」
「命懸けだったのそのせいでお腹が減ってたの……」
どういう理屈で腹が減るんだ?
そつ疑問に思っていると、
「ニィ王女、そろそろ月がの一番高い位置につきます」
アジトの時に報告に来た女性の人魚族の人が伝えてきた、
「そうか……わかった。 ハックお兄ちゃん、メイお姉ちゃん宜しくなの、そしてベトーは私の護衛だ」
王女様モードのニィはニィとは呼べない……ニィさんだ。 あとそれと、貴方ベトーと言うんですね、名前わからなかったからずっと『男』と心の中で読んでました、
「でも、ニィは女神様に抱かれて移動するので女神様も頼みましたよベトーさん」
「ん? あっあぁハック殿護って見せますとも」
「どうしました?」
「いや、ハック殿に初めて名前を呼ばれた気がしたので」
「えぇ、今初めて言いましたからね」
「そうで……ありますな……名前言ってませんでしたっけ」
「えぇ……」
「そこ何してるの!! もう作戦は始まってるのそんな悠長な会話しないの!!」
女神様の腕の中で喚いてる人が何を言ってるんだ……、
「ニィちゃん、あんまり動かないで落としちゃう」
「あっ……メイお姉ちゃんごめんなの」
暴れていたニィはその一言で大人しくなったその時、
キィィィーーーン
という音が正門側から響いてきた、
「始まったの!! 突撃なの!!」
えっ、これが爆発の合図!?
「行きますよハック殿!!」
ベトーが先行していくと僕と女神様はそれを追った。
「裏庭を突っ切ったら案外直ぐに侵入できたな」
「誘導作戦が上手くいってるのでしょうな」
「だといいの……」
ニィは心配そうに顔をする、
「どうしたのニィちゃん?」
「ん……んーん何でもないの急いで上層に行くの早くお母様を助けるの!!」
ニィの先導は確かで直ぐに上層の階段を見つけ三階へと辿り着く、
「上手くいきすぎてませんか?」
確かに館の中から戦闘音が聞こえている、しかし、体中に纏わりつく異様な気配が拭えない、
「ハックの言う通りなの少し上手くいきすぎてる気がするの……そして何よりなのは領主の部屋の前なのに全然敵がいないのは違和感しかないの……」
「そうでありますな……」
ベトーがニィに相槌を着いた時僕はふとベトーの方を向いた時何か光るものが見えたその時、
「皆屈むの!!」
ニィのその声と同時に物凄い力で三人は床に手を着いた、
「あっ、ごめんなの咄嗟にしてしまったから全力でスキルを使っちゃったの……」
こ、これがニィのスキルなのか……俺の意味のわからないスキルより凄い……。
そう思っていると暗い廊下の中から月に照らされる光るものが見えると同時にコツンコツンと何かがこちらに近づいてくるものがいた、
「ありゃ? 一人は殺ったと思ったけど皆無事ですかぁ」
奥の方からシェフが着るような白い服を纏った男がやってきた、
「き、貴様は!?」
ニィがその男の顔を見て驚く、
「あら? 君は五日前に逃げた人魚の娘じゃないか……戻ってきてくれたんだね……」
男は不気味な笑みを浮かべながら言ってきた。
海から地上に上がるだけなのにどうしてこんなに……、
「最初の時よりゆっくり浮上しましたが……ダメそうですね」
ダメそうですねってあんた……そうだけども、
「ハック大丈夫?」
女神様は何の影響もなく僕の背中を擦ってくれる、
「ありがとうございます女神様」
しかし相も変わらずニィはかかえられている……一度でもいいからそこ変わってくれ!!
「ハックお兄ちゃん睨まないで……」
「あっ、ごめん……」
僕は直ぐにニィに謝る。
「これからどこに向かうのニィちゃん?」
女神様はニィに尋ねる、
「今から領主の家に奇襲をかけてそのままお母様を救出して直ぐに撤退するの、その間に迫りくる敵は殲滅するの」
見た目に反して過激なことを言う、
「じゃ向かうの!!」
ニィの言葉通り僕達は領主邸に向かう。
夜の街中を歩き、領主邸に向かっているが戦闘をしに行くと言うのにほんの十数人ぐらいしかいないな、
「どうなされました顔をキョロキョロとハック殿?」
「向かっている人数が少ないなと思って」
「ははは、それはそうですよ実際に潜入して救出するのは私達を入れても十二人程ですし、既に先発隊が領主邸を囲って人が近寄れないようにするための魔法を展開してます、そのための補充要員もここにいますからね」
長々と説明ご苦労である。
「そうなんですね……」
僕はそう納得していると、
「ここなの……」
領主邸の裏側に着いた。
「何時侵入するんだニィ?」
「ニィ達は領主邸から爆発音が聞こえたら侵入するの」
「侵入したら?」
「そのまま最上層の部屋に向かうのそこが領主の部屋なの」
そこまで分かっているなら僕達必要ありますかね?
「内部は私しか知らないの外部からの偵察だけだと限界だったの」
「そうなのか……、その領主様はどんな人間なんだ?」
「知らないの……」
「知らないのニィちゃん?」
「うん……」
ニィは元気なく応えた、
「領主という人に向かう時にお母様がニィだけでもって言って隙を作って逃げてきたの……あそこから」
「あそこ?」
ニィが指をさした所はおそらく領主の部屋の手前の廊下を指す、
「暗くてよく見えないが確かにあの辺だけ妙に劣化してないな」
土魔法を使い、魔力を練りやすくした土で塗りかためられており、その上に塗装も施されていた。 そのお陰かその部分と隣の塗装具合が違う、
「それにしても、魔力を練られた壁を破壊できる女王様ってなにもんよ、それに10メートルの高さから飛び降りて脱出できるのニィは……」
「命懸けだったのそのせいでお腹が減ってたの……」
どういう理屈で腹が減るんだ?
そつ疑問に思っていると、
「ニィ王女、そろそろ月がの一番高い位置につきます」
アジトの時に報告に来た女性の人魚族の人が伝えてきた、
「そうか……わかった。 ハックお兄ちゃん、メイお姉ちゃん宜しくなの、そしてベトーは私の護衛だ」
王女様モードのニィはニィとは呼べない……ニィさんだ。 あとそれと、貴方ベトーと言うんですね、名前わからなかったからずっと『男』と心の中で読んでました、
「でも、ニィは女神様に抱かれて移動するので女神様も頼みましたよベトーさん」
「ん? あっあぁハック殿護って見せますとも」
「どうしました?」
「いや、ハック殿に初めて名前を呼ばれた気がしたので」
「えぇ、今初めて言いましたからね」
「そうで……ありますな……名前言ってませんでしたっけ」
「えぇ……」
「そこ何してるの!! もう作戦は始まってるのそんな悠長な会話しないの!!」
女神様の腕の中で喚いてる人が何を言ってるんだ……、
「ニィちゃん、あんまり動かないで落としちゃう」
「あっ……メイお姉ちゃんごめんなの」
暴れていたニィはその一言で大人しくなったその時、
キィィィーーーン
という音が正門側から響いてきた、
「始まったの!! 突撃なの!!」
えっ、これが爆発の合図!?
「行きますよハック殿!!」
ベトーが先行していくと僕と女神様はそれを追った。
「裏庭を突っ切ったら案外直ぐに侵入できたな」
「誘導作戦が上手くいってるのでしょうな」
「だといいの……」
ニィは心配そうに顔をする、
「どうしたのニィちゃん?」
「ん……んーん何でもないの急いで上層に行くの早くお母様を助けるの!!」
ニィの先導は確かで直ぐに上層の階段を見つけ三階へと辿り着く、
「上手くいきすぎてませんか?」
確かに館の中から戦闘音が聞こえている、しかし、体中に纏わりつく異様な気配が拭えない、
「ハックの言う通りなの少し上手くいきすぎてる気がするの……そして何よりなのは領主の部屋の前なのに全然敵がいないのは違和感しかないの……」
「そうでありますな……」
ベトーがニィに相槌を着いた時僕はふとベトーの方を向いた時何か光るものが見えたその時、
「皆屈むの!!」
ニィのその声と同時に物凄い力で三人は床に手を着いた、
「あっ、ごめんなの咄嗟にしてしまったから全力でスキルを使っちゃったの……」
こ、これがニィのスキルなのか……俺の意味のわからないスキルより凄い……。
そう思っていると暗い廊下の中から月に照らされる光るものが見えると同時にコツンコツンと何かがこちらに近づいてくるものがいた、
「ありゃ? 一人は殺ったと思ったけど皆無事ですかぁ」
奥の方からシェフが着るような白い服を纏った男がやってきた、
「き、貴様は!?」
ニィがその男の顔を見て驚く、
「あら? 君は五日前に逃げた人魚の娘じゃないか……戻ってきてくれたんだね……」
男は不気味な笑みを浮かべながら言ってきた。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
外れスキル【畑耕し】で辺境追放された俺、チート能力だったと判明し、スローライフを送っていたら、いつの間にか最強国家の食糧事情を掌握していた件
☆ほしい
ファンタジー
勇者パーティーで「役立たず」と蔑まれ、役立たずスキル【畑耕し】と共に辺境の地へ追放された農夫のアルス。
しかし、そのスキルは一度種をまけば無限に作物が収穫でき、しかも極上の品質になるという規格外のチート能力だった!
辺境でひっそりと自給自足のスローライフを始めたアルスだったが、彼の作る作物はあまりにも美味しく、栄養価も高いため、あっという間に噂が広まってしまう。
飢饉に苦しむ隣国、貴重な薬草を求める冒険者、そしてアルスを追放した勇者パーティーまでもが、彼の元を訪れるように。
「もう誰にも迷惑はかけない」と静かに暮らしたいアルスだったが、彼の作る作物は国家間のバランスをも揺るがし始め、いつしか世界情勢の中心に…!?
元・役立たず農夫の、無自覚な成り上がり譚、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる