勇者パーティーに追放されたけど、僕は女神様と魔王を倒しに行きます。

クラットス

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三部 反骨の国

9 殿軍の将

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 バンボンバン

 至るところ爆発音か聞こえると同時に見えている人たちが煙の中に消える。
 しかし、人は倒れるも続々と現れる狼達、

「こ、この量は無理か、女と子供達はこの拠点から脱出は完了したか!!」

 一人の騎士が大きな声を出すと、

「まだです、まだ残ってる人が居ます!!」

 と、若い青年らしき人物が叫ぶ、

「まだか……3日前に来た時に人を減らされて、助けを求めるために何人かの人間を送ったがその助けは」

 騎士はそんな事を溢すと、

「大丈夫ですか皆さん!!」

 と、騎士は突如声をかけられると、

「あ、貴方は?」

 聞き返すとそいつは、

「僕の名前はハックです、コルという少年がこの拠点が危ないと頼まれて来たものです」

「コルが……あの少年が援軍を連れてきた……に、人数は」

 騎士はそう問うと、

「三人です、僕と僕の付き添いそして、タクヤさんで来ました」

「タクヤ!?」

 その騎士はタクヤという名前に反応し、

「タクヤがここに来ているのか」

 と、衝撃を浮けたように口を開けながら言うと、

「はい、そうです、ですが今はこの狼達でしょう、どうするつもりですか?」

「あっ、あぁそうだな、我々の中に恐らくこの大群の狼を抑えれるのは出来るが時間の問題、しかし倒すとなると、それほどの戦力は無いなので」

「なので?」

「ここは抑えるだけ抑え拠点を避難だが、反対側には魔族が出ているから実際できるかどうかは」

「向こう側にはタクヤさんが行ってます」

「ま、まことか!?」

「はい、なのでタクヤさんが倒すか撃退の報かもしくは逃げながら抑えるかですね」

「そうなるな、だが逃げると行ってもどこに……」

 騎士は少し俯きながら視線を僕の方に向ける、

「はい、村でも受け入れの準備はしています、村長と話しています」

「そうであるか、ならば」

 と、一通り話す間にも他の戦える人たちは狼を抑えているのを見てその騎士は、

「皆の者!! 今から作戦を話す!!」

 騎士は大きな声を上げて今目の前に戦ってる人達はその声で騎士の報を向く。
 皆が向いたと思ったらその騎士は、

「今からこの者の村へと向かう──つまりこの拠点の放棄──この狼達を抑え戦えない者達の逃走を手伝いながら我らも後退する!!」

「「「はい!!」」」

 統制の取れた返事がされる、

「では、僕も戦闘に加わります」

 そう言って、僕も狼達の中に入っていく、

「お、おい狼の中に──行ってしまった仕方ない、マルク!!」

「はい、ここにタル将軍」

 一人の青年はマルクと呼ばれると同時にその者はタル将軍と返した、

「今の話を聞いていたな、反対側に通達を頼む」

「了解しました」

 そう言うと、マルクは反対側に向かっていった。
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